10GbpsスイッチングハブにUSBファンを取り付け/熱暴走を防ぐ

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アイネックス(AINEX) アルミファンフィルター も取り付けて完成
 2020年4月に購入した10Gbps対応のスイッチングハブ、BUFFALO LXW-10G2/2G4が熱暴走によりときどきフリーズしてしまいます。これだと困った状況になるため、一時期使うのをやめていました。

 そうしてしばらくした後、丁度良さそうな改造のための製品を見つけました。今回は、この改造について書いてみたいと思います。

BUFFALO LXW-10G2/2G4の基本スペック・熱暴走の問題など

BUFFALO LXW-10G2/2G4

基本スペック

バッファロー BUFFALO 10GbE/2.5GbE対応 金属筐体 AC電源 6ポート ブラック スイッチングハブ LXW-10G2/2G4
出典:www.amazon.co.jp
 BUFFALO LXW-10G2/2G4には、10Gbps対応ポートが2つ、2.5Gbps対応ポートが4つあります。そして、放熱性の高い金属筐体を採用し、ファンレスの静音仕様となっています(この静音仕様という点が気に入って購入しました)。

 ただ、筆者の自宅では長らく、マザーボードのPCIeスロットの仕様の関係で、2.5Gbpsまでの速度しか使えていませんでしたが…。

熱暴走でフリーズ→電源を一旦オフで復旧、その後置物状態に

バッファロー BUFFALO 10GbE/2.5GbE対応 金属筐体 AC電源 6ポート ブラック スイッチングハブ LXW-10G2/2G4
出典:www.amazon.co.jp
 前述のように、LXW-10G2/2G4は放熱性の高い金属筐体を採用し、ファンレスの静音仕様となっているのですが、これが仇となったようで、ときどき熱暴走を起こしてフリーズしてしまいます(設計ミスか?)。これは、ネットが繋がらなくなることで気づきます。

 電源ケーブルを抜き差しすれば復旧するので、しばらくはそうして使用していました。また、それも少し手間なので、スイッチ付き電源タップを導入して、簡単に電源オフ・オンができるようにしていました。

 なのですが、その後PC環境にいろいろと変更があり、LAN経由で長時間連続してファィルを書き込む状況が必要になったため、フリーズしてしまうこと自体が問題となりました。それで仕方なく使用するのをやめて、置物状態となっていました。

温度コントローラー付きUSBファンを購入

ELUTENG USBファン 12cm 温度コントローラー付き

ELUTENG USBファン 12cm 温度コントローラー付き 冷却ファン 1500RPM USB扇風機 ミニ自動制御温度計 3段階調節 薄型 7枚羽根 卓上 PC ゲーム機 ルーターなど対応
1,679円(税込)


出典:www.amazon.co.jp

※価格は2026年6月25日時点のものであり、変更されている場合があります。以下同。

 LXW-10G2/2G4を使用しなくなってしばらく経ったある日、ネットでたまたま上記のUSBファンを見つけました。ファンを取り付けることは、これまでに考えなかったわけではありませんが、ファンが常時回転しているとノイズが気になるかもと思って、見送っていました。ですが、このUSBファンなら温度コントローラー付きなので、LXW-10G2/2G4が熱くなったときだけファンを回転させることができます。また、回転数が3段階(L:1000rpm、M:1250rpm、H:1500rpm)で切り替えられるのも良いと思って購入しました。

 しかも、この温度コントローラーは、ファン回転の開始温度と、停止温度をそれぞれ設定できるようになっています。たとえば、「60℃になったら回転が始まって、50℃まで冷えたら回転を止める」というように設定できます。もし、設定できる温度が1つだけだと、設定温度付近でファンが回転したり止まったりを繰り返してしまうので、これを防止できるのが大きな特徴です。

 ちなみに、ファンガードは両側に付いています。なので、ファンを独立して設置した場合でも、ケーブルなどを巻き込みにくくなっています(今回は、両方とも外します)。

USBファンの取り付け

 それでは、USBファンの取り付け作業をやっていきます。

カバーを取り外す

LXW-10G2/2G4 左側のネジ
LXW-10G2/2G4 右側のネジ
 カバーの左右側面にネジが2本ずつあるので、それを外します。

LXW-10G2/2G4 カバーを後方にずらす
 カバーは、後方に少しだけ力を入れて引くと、簡単に外れます。

LXW-10G2/2G4 大きなヒートシンク
 内部には、かなり大きなヒートシンクが取り付けられていました。これと金属製のカバーによって十分に放熱できるという設計のようですが、上手くいかなかったということですね。

エアフロー用の穴をあける

カバーの裏側に穴あけ位置を書く
 鉛筆で、カバーの裏側に穴あけ位置を書きました。

カバーにドリルで穴あけ
 いちばん大きな穴をあけます。そのために、電動ドリルで小さな穴をあけました。

カバーにエンジニアのハンドニブラー/TZ-20を使う
 ここで、エンジニアのハンドニブラー/TZ-20を使います。これは、金属板を噛みちぎるようにしてカットするツールです。久しぶりなので、上手く使えるかな?


出典:株式会社エンジニア サブチャンネル

カバーにエンジニアのハンドニブラー/TZ-20で穴あけ
 このツールで曲線を切るのは、なかなか難しいです…。そして、後半は握力がなくなりました。また、軍手をしていたのですが、指の皮(右人差し指の側面、親指側)が剥けてしまいました。

ファン取付用のネジ穴、温度センサーのケーブル用の欠き切り

カバーにネジ穴をあける
 ファンを取り付けるためのネジ穴を4つあけました。なお、この穴位置だとファンが斜めになってしまったので、後で調整しました。

温度センサーのケーブルを通す欠き切り
 温度センサーのケーブルを通すために、ドリルとヤスリを使って、カバーの端部に欠き切りをつくりました。

温度センサーの取り付け

ヒートシンクに温度センサーを取り付け
 温度センサーをヒートシンクに取り付けるのですが、「どうしたらいいのか?」とけっこう悩みました。接着剤? ホットボンド? ゴムバンド? 針金? どれもイマイチか…。

 最終的に、ダブルクリップのレバーを外して、本体部分のみを使って温度センサーをヒートシンクに取り付けました。温度センサーをヒートシンクにピッタリ密着させることができ、また、かなりしっかり固定されているので、まず外れることはなさそうです。

ファンの取り付けが完了

アイネックス(AINEX) アルミファンフィルター も取り付けて完成
 ちょうど手元に、何年も前に購入して使っていなかったAINEX アルミファンフィルターがあったため、それを取り付けました。本当はブラックが良かったですが、当時はシルバーしかなかったのです。まあ、でも普段は目に入らないところに設置するので、シルバーで良しとしました。

 それから、ファンの電源は、近くに置いてあるPCのUSBポートから取ります。なお、温度コントローラーから出ているUSBケーブルの長さは20cmくらいしかありません。今回はこれで足りましたが、設置場所によってはUSB延長ケーブルが必要になりそうです(上の写真は、撮影場所の関係でUSB延長ケーブルを使用しています)。

アイネックス(AINEX) アルミファンフィルター 120mm用 ブラック CFA-120D-BK
495円(税込)

出典:www.amazon.co.jp

実際に使ってみた感想

 温度コントローラーの設定は、「60℃になったら回転が始まって、50℃まで冷えたら回転を止める」としました。また、ファンの回転数は、3段階(L:1000rpm、M:1250rpm、H:1500rpm)のうち「M:1250rpm」にしました。

 ときどき温度表示を見て60℃でファンが回転するのを確認し、そのとき近くに手をかざしてみると、けっこうな風量がありました。そして、温度はみるみる下がっていきました。

 これで1週間ほど使いましたが、フリーズは一度もしていないです。

 また、設置場所はデスク上のモニターの後ろで、座っている場所から1.5mほど離れているのですが、これでファンのノイズは全く気になりません。ファンの回転が始まったのにも気づかないほどです(足元にあるPCのファンのノイズ〔こちらもほとんど気にならない程度〕の影響もあるかもです)。

おわりに

 一時は新しいスイッチングハブを購入しようかと思い、ECサイトで良さそうな製品をカートに入れたりしていました。しかし、10Gbps対応のものだと安くても1万5千円くらいはするし、手元にあるLXW-10G2/2G4が完全に不用品になってしまってもったいない…。

 そんなときにELUTENG 温度コントローラー付きUSBファンを見つけ、加工して取り付けて、LXW-10G2/2G4を問題なく使用できるようになりました。やっぱり、使えないと思っても、手元に残しておくものですね。

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