大容量2.5インチSSDおすすめ10選/2~8TBで余裕を

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Crucial SSD 2000GB 内蔵2.5インチ 7mm MX500 (9.5mmスペーサー付属) 5年保証 【PlayStation4 動作確認済】 正規代理店保証品 CT2000MX500SSD1/JP
出典:www.amazon.co.jp

Western Digital ウエスタンデジタル WD Blue SATA SSD 内蔵 2TB 2.5インチ (読取り最大 560MB/s 書込み最大 520MB/s) PC メーカー保証5年 WDS200T3B0A-EC SA510 【国内正規取扱代理店】
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 近年では2.5インチSSDの大容量化が進んできて、さらに価格もかなりこなれてきました。なので、これまでのデータ保存用のHDDを、2.5インチSSDに置き換える良いタイミングではないでしょうか。

 そこで今回は、SSDのスペックにある用語・数値などについての基本的な説明したうえで、ECサイトやPCショップなどで入手できる製品の中から選んだおすすめを紹介していきたいと思います。

SSDの基本をおさらい

 まずはSSDについて、基本的な部分をおさらいしてみたいと思います。

SSDとは、フラッシュメモリを用いたストレージ

Crucial SSD 1000GB MX500 内蔵2.5インチ 7mm MX500 (9.5mmスペーサー付属) 5年保証 【PlayStation4 動作確認済】 正規代理店保証品 CT1000MX500SSD1/JP
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 SSDは「Solid State Drive」(ソリッドステートドライブ)の略です。「ソリッドステート」は、直訳すると「固体状態」で、この場合は固体を利用した電子回路・装置のことを指しています(空間を利用する「真空管」に対して用いられます)。また、可動する個所のない装置の意味としても用いられます。

 そして、SSDではフラッシュメモリを用いて、ストレージ(データの保存場所)を構成しています。「フラッシュメモリ」とは、電力が供給されていなくてもデータの保持が可能な(不揮発性の)半導体メモリのことです。

SSDのメリット・デメリット(HDDとの比較)

キオクシア KIOXIA 内蔵 SSD 480GB 2.5インチ 7mm SATA 国産BiCS FLASH搭載 3年保証 EXCERIA SSD-CK480S/N 【国内正規代理店品】
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TOSHIBA 東芝 3.5
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 SSDには、もちろんメリットはあるのですが、デメリットがないわけではありません。これについて、HDD(ハードディスクドライブ)と比較すると次のようになります。

HDD
 回転するプラッタ(円盤状の記録用部品)の表面を、ヘッドを動かしてデータの書き込み/読み込みをします。
メリット……3.5インチでは12TBや16TBなど超大容量のものがあり、容量あたりの価格が安い
デメリット……速度は遅く消費電力も大きく、回転する機構のために振動・衝撃に弱い

SSD
 前述のようにフラッシュメモリを用いており、物理的に動く部分はありません。
メリット……スピードが非常に速く消費電力も少ない。回転部品がないため振動・衝撃に強い
デメリット……容量あたりの価格が高くHDDと比較すると容量が小さい(2.5インチで最大8TB程度)。

 上記のようなことを考慮すると、SSDにOSやソフトをインスールすると、起動や動作が速くなって快適になるでしょう。また、(データ用のサーバーなどでない)一般的な用途であれば、2TB以上のSSDで事足りる場合が多いかと思われます。

SSDの種類は「2.5インチ」、「M.2」、「mSATA」

SanDisk サンディスク 内蔵SSD 2.5インチ / SSD Plus 1TB / SATA3.0 / 3年保証 / SDSSDA-1T00-G27
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Samsung 980 1TB PCIe Gen 3.0 ×4 NVMe M.2 最大 3,500MB/秒 内蔵 SSD MZ-V8V1T0B/EC 国内正規保証品
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LEVEN mSATA 内蔵SSD 256GB 3D NAND採用 TLC SATA III - 6 Gb/s, mSATA (30x50.9mm) - デスクトップ/ラップトップ互換可【3年保証】(JMS600-256GB)
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 SSDの種類としては、写真の上から順に、「2.5インチ」、「M.2」、「mSATA(Mini SATA)」があります。

 M.2とmSATAのSSDは、コンパクトさ、特に薄さがメリットと言えます。そのため、スリムなノートPCや超小型PCなどでは、M.2やmSATAが採用されていることが多いです。

 また、M.2のSSDにはPCIe/NVMe接続のものがあり、転送速度に優れています(PCIe5.0×4/NVMeでは、リード12,400MB/s・ライト11,800MB/sなど)。なので、この速度を求めて、PCIe/NVMe接続のものを選ぶユーザーもいます。その分、価格は高くなりますが…。

 そして、今回紹介する2.5インチのSSDは、M.2とmSATAと比べるとやや外形寸法が大きいですが、転送速度、容量、価格のバランスが取れた製品と言えます。

2.5インチSSDの選び方

 ここからは、2.5インチSSDを選ぶ際のポイントを説明していきたいと思います。

シーケンシャル・ランダムの速度を確認


キオクシア KIOXIA 内蔵 SSD 960GB 2.5インチ 7mm SATA 国産BiCS FLASH搭載 3年保証 EXCERIA SSD-CK960S/N 【国内正規代理店品】
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 SSDのスペックには、次のような記載があります。

シーケンシャルリード:555MB/s
シーケンシャルライト:540MB/s
4KBランダムリード:81K IOPS
4KBランダムライト:88K IOPS

シーケンシャルリード/ライト
 「シーケンシャル」は、「連続した領域を順番に」という意味。具体的には、動画や写真などある程度大きなデータを扱う場合になります。「MB/s」は、「1秒間に何メガバイト」ということ。ですので「シーケンシャルリード:5550MB/s」は、「動画や写真などある程度大きなデータを、1秒間に555メガバイト読み込める」という意味になります。同様に「シーケンシャルライト:540MB/s」は、「大きなデータを1秒間に540メガバイト書き込める」という意味です。

4KBランダムリード/ライト:OSやアプリケーションの起動・操作の快適さに影響
 「4KBランダムリード」と「4KBランダムライト」というのは、4キロバイト単位でのランダムな読み込み/書き込みを示します。「IOPS」は「Input/Output Per Second」の略で、1秒間にインプット/アウトプットできる回数のこと。ですので「4KBランダムリード:81K IOPS」とは、「4KB単位のランダムで、1秒間に81,000回読み込める」という意味になります。OSやアプリケーションの起動や操作時には、複数のファイルを同時に読み込むランダムアクセスが多いので、こちらの性能が起動時間や操作の快適さに影響してきます。

 なお、スペックにあるベンチマークの数値は製品によって異なりますが、近年のSSDの転送速度はかなり速いので、使用する際の体感速度はどの製品でもほぼ変わりません。ただし、この数値は、ベンチマークソフトでユーザーが容易に目にすることができるものなので、選ぶ際にはやはり気になるところですね。

NANDフラッシュメモリのタイプは「TLC」や「QLC」でOK!

Transcend SSD 1TB 内蔵2.5インチ SATA3.0【PS4動作確認済】国内正規品 3年保証 TS1TSSD220Q
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 SSDのフラッシュメモリには「NAND型」(ナンド型)が用いられています。これは「Not AND(否定論理積)」の略で、シンプルな論理で「はい」か「いいえ」の結果を出すことのできる電子回路のこと。

 NANDフラッシュメモリには「セル」という区画があり、そこにビット単位で情報を記録します。これは記録するビット数によって、次のように分かれます。

SLC(Single Level Cell、シングルレベルセル):1つのセルに、1ビットの情報を記録
メリット……シンプルなため速度が速く、エラーも少なく、書き換え回数は約10万回と寿命が長い。
デメリット……1セルに1ビットのため、容量に応じた物理的サイズが必要となるので大容量化が難しく、価格が高い。

MLC(Multi Level Cell、マルチレベルセル):1つのセルに、複数ビットの情報を記録
メリット……大容量化がしやすく、価格も抑えられる。
デメリット……SLCよりも処理が複雑なため速度が低下し、エラーも起こりやすく、2ビット※のものは書き換え回数が約1万回(SLCの1/10)と寿命が短い。
※「MLC」の製品が出た当初は、2ビットを記録するものしかなかったため、「MLC=2ビット」という認識が一般的でした。しかし、その後、下記のTLC(3ビット)やQLC(4ビット)を記録するものも登場しています。

TLC(Triple Level Cell、トリプルレベルセル):1つのセルに、3ビットの情報を記録
メリット……上記よりさらに大容量化がしやすく、価格も抑えられる。
デメリット……上記よりも処理が複雑なためさらに速度が低下し、エラーも起こりやすく、書き換え回数は3,000~5,000回程度とさらに寿命が短い。
※MLC(TLC)と表記する場合もあります。

QLC(Quad Level Cell、クアッドレベルセル):1つのセルに、4ビットの情報を記録
メリット……上記さらに大容量化がしやすく、価格も抑えられる。
デメリット……上記も処理が複雑なためさらに速度が低下し、エラーも起こりやすく、書き換え回数は300~1,000回程度とさらに寿命が短い。
※MLC(QLC)と表記する場合もあります。

 そして、現在市販されている製品の多くに、TLCまたはQLCが採用されています。これらには上記のようなデメリットもありますが、近年はコントローラーなどの技術が向上し、速度アップ、エラー回避、書き込むセルの分散による寿命の延長が図られているので、TLCまたはQLCを選んで全く問題はないでしょう。

「3D NAND」の製品が高速・省電力・高耐久性

ADATA SSD 120GB SU650 SATA 6Gbps / 3D NAND / 3年保証 / ASU650SS-120GT-REC
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 従来のSSDでは、NANDフラッシュメモリのセルを2次元(平面、2D)に配置することで、容量を増やしてきました。しかし、この方法での大容量化は物理的な面積が必要なので限界があり、しかもセルとセルの間が狭くなって電気的な干渉によるエラーが発生しやすくなってしまいます。

 そこで登場したのが「3D NAND」。これは、垂直方向にもセルを積み重ねて3次元(立体、3D)のレイヤー構造とする技術です。これによって、セルとセルの間隔を保って電気的な干渉によるエラーを回避しながら大容量化することが可能となりました。

 また、セルは物理的なサイズが小さくなるほど耐久性も低下しますが、3D NANDでは容量を増やす際にサイズを小さくしなくてもよいので、耐久性が増します

 さらに、上記のようにエラーが回避されるので、従来は必要だった「エラー訂正のプロセス」が省略されて速度がアップし、省電力にもなります。

 このように良いこと尽くめなので、最近は3D NANDの製品が多くなっています。

スペックのTBW(総書込バイト数)・MTBF(平均故障間隔)も目安に

Samsung 870 EVO 2TB SATA 2.5インチ 内蔵 SSD MZ-77E2T0B/EC 国内正規保証品
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 製品によって、また同シリーズでも容量によって、TBW(総書込バイト数)、MTBF(平均故障間隔)が違っています。特に写真や動画などの大きなデータを繰り返し書き込む場合などは、これらの数値が大きい方がより安心感がもてるでしょう。

 ただし、どの製品でも通常使用であれば十分な耐久性はあるので(壊れるときは壊れるので)、目安のひとつとする感じでもよいかもしれません。

容量は、今後を見越して2TB以上にしよう

データ
出典:www.ac-illust.com
 冒頭で述べましたが、近年では2.5インチSSDの大容量化が進み、価格もかなりこなれてきています。また、写真や動画、インストールするゲームなどの一つあたりの容量も大きくなっています。なので、今後のことも考えると、SSDの容量は2TB以上にしておくと余裕がもてると言えますね。

【最大8TB】2.5インチSSD おすすめ

 ここからは、2.5インチSSDのおすすめ製品を紹介していきます。まずは最大8TBの製品を紹介し、その次に最大4TB、最大2TBの製品と続きます。

※価格は2024年1月13日時点のものであり、変更されている場合があります。

Samsung SSD 870 QVO


4TBモデル Samsung SSD 870 QVO MZ-77Q4T0B/EC
43,204円(税込)

8TBモデル Samsung SSD 870 QVO MZ-77Q8T0B/EC
85,333円(税込)

NANDフラッシュメモリタイプ 64層 3D QLC NAND
容量 2TB 4TB 8TB
シーケンシャルリード 560MB/s
シーケンシャルライト 530MB/s
4KBランダムリード 98K IOPS
4KBランダムライト 88K IOPS
MTTF(平均故障間隔) 150万時間
TBW(総書込バイト数) 720TBW 1,440TBW 2,880TBW

QLC NANDを採用、手に入れやすい価格、最大容量は8TB!!

Samsung SSD 860QVO 4bit MlC NANDを採用した最大8TBのSSD
出典:www.amazon.co.jp
 QLC NANDを採用し、大容量ながらも価格を抑えた製品。最大容量のものは、なんと8TBもあります! QLCの特徴を体現していますね。

 また、同メーカーの他シリーズと同様、フラッシュメモリの一部(領域は可変)をSLCとして動作させてキャッシュにする「Intelligent TurboWrite」も採用されています。

【最大4TB】2.5インチSSD おすすめ

 続きまして、最大4TBの2.5インチSSDのおすすめ製品を紹介していきます。

※価格は2024年1月13日時点のものであり、変更されている場合があります。

Crucial SSD MX500


4TBモデル Crucial SSD MX500 CT4000MX500SSD1/JP
36,323円(税込)

NANDフラッシュメモリタイプ 64層 3D TLC NAND
容量 2TB 4TB
シーケンシャルリード 560MB/s
シーケンシャルライト 510MB/s
4KBランダムリード 95K IOPS
4KBランダムライト 90K IOPS
TBW(総書込バイト数) 700TBW 1,000TBW

クライアント向けシリーズ、64層 3D TLC NANDを採用

Crucial SSD MX500 パッケージ
出典:www.amazon.co.jp
 MX500はCrucialのクライアント向けSSD「MX」シリーズの製品。同社で初めて3D TLC NANDを採用したMX300の後継に当たる製品で、速度がさらにブラッシュアップされています。

 NANDフラッシュメモリの一部をSLC方式でアクセスするキャッシュとして利用する「Dynamic Write Acceleration」による(特にランダムアクセスでの)高速化や、データ破損を防止する「Exclusive Data Defense」による高い耐久性を実現しています。

Western Digital SSD WD Blue


4TBモデル Western Digital SSD WD Blue WDS400T2B0A-EC
49,359円(税込)

NANDフラッシュメモリタイプ 64層 3D TLC NAND
容量 2TB 4TB
シーケンシャルリード 560MB/s
シーケンシャルライト 530MB/s
4KBランダムリード 95K IOPS
4KBランダムライト 84K IOPS 82K IOPS
MTTF(平均故障間隔) 175万時間
TBW(総書込バイト数) 500TBW 600TBW

メインストリーム向けの「WD Blue」、「64層 3D TLC NAND」を採用

Western Digital SSD WD Blue シーケンシャル速度
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 Western Digital社のSSD「Blue」は、メインストリーム向けの製品。価格と性能のバランスを重視したラインナップとなっています。「3D NAND」を採用し、64層のレイヤーによって大容量化と速度の向上、耐久性の確保、省電力などを実現しています。

Samsung SSD 870EVO


4TBモデル Samsung SSD 870EVO MZ-77E4T0B/EC
50,485円(税込)

NANDフラッシュメモリタイプ 64層 3D TLC NAND(Samsung 3D V-NAND)
容量 2TB 4TB
シーケンシャルリード 560MB/s
シーケンシャルライト 530MB/s
4KBランダムリード 98K IOPS
4KBランダムライト 88K IOPS
MTTF(平均故障間隔) 150万時間
TBW(総書込バイト数) 1,200TBW 2,400TBW

独自の64層「Samsung 3D V-NAND」を採用、最新のキャッシュ技術を搭載

Samsung SSD 870EVO シーケンシャル速度
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 Samsung独自の64層 3D 構造フラッシュメモリ「3D TLC NAND(Samsung 3D V-NAND)」を採用した製品。64層のレイヤーにより、最大4TBという大容量を実現しています。

 さらに、フラッシュメモリの一部をSLCとして動作させてキャッシュにする「Intelligent TurboWrite」を搭載、書き込みをより加速させています。

SanDisk SSD Ultra 3D


4TBモデル SanDisk SSD Ultra 3D SDSSDH3-4T00-G25
30,283円(税込)

NANDフラッシュメモリタイプ 64層 3D TLC NAND
容量 2TB 4TB
シーケンシャルリード 560MB/s
シーケンシャルリード 520MB/s
4KBランダムリード 95K IOPS
4KBランダムライト 84K IOPS
TBW(総書込バイト数) 500TBW 600TBW

「64層 3D NAND」を搭載した高性能モデル

SanDisk SSD Ultra 3D
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 SanDiskのメインストリーム向け「Ultra II」の後継モデルで、「3D NAND」を同社として初めて採用したのがこの製品。NANDは64層となっています。

 また、NANDフラッシュメモリの1部をSLCブロックとして活用するキャッシュ技術「nCache 2.0」に対応し、TLC部分への書き換え回数を抑えることによる長寿命化と、転送速度の高速化を実現しています。

Silicon Power SSD A55


4TBモデル Silicon Power SSD A55 SP004TBSS3A55S25
29,980円(税込)

NANDフラッシュメモリタイプ 3D TLC NAND
容量 2TB 4TB
シーケンシャルリード 560MB/s
シーケンシャルライト 530MB/s
4KBランダムリード 記載なし
4KBランダムライト 記載なし
MTTF(平均故障間隔) 150万時間

価格重視のエントリーモデル、「インターナル オート・コピー テクノロジー」に対応

Silicon Power SSD A55
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 エントリーユーザーに嬉しい価格帯の製品を提供してくれるシリコンパワーですが、この製品もやはりコスパに優れたものとなっています。

 技術的に目を引くのは、SLCキャッシュからNANDへ、コントローラーやDRAMキャッシュを介さずに書き込む「インターナル オート・コピー テクノロジー」を採用していること。そして、同社の無料ソフト「SP ToolBox」によって、デバイス温度や使用済スペース、書き込まれた合計バイト数などなどを簡単にモニタリングすることができます。

SUNEAST SE900


4TBモデル SUNEAST SSD SE90025ST-04TB
32,800円(税込)

NANDフラッシュメモリタイプ 3D NAND
容量 2TB 4TB
シーケンシャルリード 550MB/s
シーケンシャルライト 500MB/s
4KBランダムリード 記載なし
4KBランダムライト 記載なし
MTTF(平均故障間隔) 150万時間
TBW(総書込バイト数) 960TBW 1920TBW

DRAMキャッシュレス仕様で、コスパ優先のモデル

SUNEAST SE900 3D NAND搭載
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 他の多くの製品が備えているDRAMキャッシュをなくすことで、価格を抑えた製品です。だからと言って致命的な問題にはならないので、DRAMキャッシュによる転送速度の向上には特にこだわらないなら、コスパ優先で選んでみても良いでしょう。

【最大2TB】2.5インチSSD おすすめ

 最後に、最大2TBの2.5インチSSDのおすすめ製品を紹介していきます。

※価格は2024年1月13日時点のものであり、変更されている場合があります。

Crucial SSD BX500

NANDフラッシュメモリタイプ 3D NAND
容量 2TB
シーケンシャルリード 540MB/s
シーケンシャルライト 500MB/s
4KBランダムリード 記載なし
4KBランダムライト 記載なし
TBW(総書込バイト数) 720TBW

Crucialのローエンド・エントリー向けモデル、コスパが魅力

Crucial SSD BX500 製品ラベル
出典:www.amazon.co.jp
 Crucialのローエンド・エントリー向け2.5インチSSDが、このBX500シリーズ。コストパフォーマンスを重視した、手に入れやすい価格となっています。それでも、速度的には悪くない性能です。

 NANDのタイプは非公開となっていますが、他のスペックから総合すると、おそらくQLCと思われます。ただし、生産ロットによってはTLCになる可能性があるのかも…。それで非公開なのかもしれませんね。

SanDisk SSD PLUS

NANDフラッシュメモリタイプ TLC NAND
容量 2TB
シーケンシャルリード 535MB/s
シーケンシャルライト 450MB/s
4KBランダムリード 記載なし
4KBランダムライト 記載なし

スペックよりもコストを重視したモデル

SanDisk SSD PLUS コストパフォーマンスに優れた製品
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 フラッシュメモリメーカーとして、性能と信頼性の両面から定評のあるSanDisk。この製品は、メインストリーム向け「Ultra II」の下位に位置づけられた、コストを重視したモデルです。

 性能的には、NANDは2D(平面)で、他の多くの製品にはあるDRAMキャッシュが非搭載ということで、特に「シーケンシャルライト」の速度が他よりも劣ります。その分、かなり価格が抑えられているので、少し古めのノートPCの換装用などに向いているのではないでしょうか。

Hanye SSD Q60

NANDフラッシュメモリタイプ 3D NAND
容量 2TB
シーケンシャルリード 550MB/s
シーケンシャルライト 500MB/s
4KBランダムリード 記載なし
4KBランダムライト 記載なし
TBW(総書込バイト数) 640TBW

価格を抑えたお手頃な製品

Hanye SSD Q60 3D NAND採用
出典:www.amazon.co.jp
 特徴的な機能はありませんが、その分、価格を抑えたお手頃な製品です。データ保存のために、大容量のものがいくつも必要な場合などに、こうしたコスパの良いSSDが適しているのではないでしょうか。

おわりに

 今回は、大容量(2TB以上)2.5インチSSDのおすすめ製品を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

 技術は日々進歩しているので、古いPCのHDDはもちろん、何年か前に購入したSSDでも、最新のSSDに換装すればスペックの向上が見込めます。上記を参考にして新しいSSDを導入し、より高速かつ省電力なPCで、日々の業務をより高速に無駄なく行ってくださいね。

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