
だいぶ以前から2台のPCを10GbpsのLANで繋ぐことを考えていたのですが、古いマザーボードのPCIeスロットの仕様などによって実現できずにいました。
その後、いろいろとPC環境を変更したことにより、ついにその実現の可能性が出てきたので、 10Gbps対応のLAN関連製品を購入しました。今回は、その購入した製品や、実際の転送速度などについて書いてみたいと思います。
目次
10Gbps対応のLANカードとCAT8のLANケーブルを購入
今回購入したのは、次の製品です。
Side3 10Gbps LANカード(RTL8127)

PCIe Gen4.0 x1対応で、チップはRealtek RTL8127です。
Side3 10Gbps LANカード Realtek RTL8127 ネットワークカード NIC LANボード PCIe Gen4.0 SX401
8,480円(税込)

出典:www.amazon.co.jp
Senetem CAT8 LANケーブル 3m


10GbpsはCAT6Aで十分に対応しているのですが、価格もそんなに高くなかったですし、気分的に数値が大きい方が良いので、CAT8にしてみました。
Senetem LANケーブル 3m CAT8 40Gbps/2000MHz カテゴリー8 超高速インターネットケーブル CAT8準拠 フラットケーブル RJ45 ツメ折れ防止 ブラック モデム ルータ PS3 PS4 PS5 Xbox等に対応
899円(税込)

出典:www.amazon.co.jp
取り付けたPCの主なスペック

今回購入したLANカードとケーブルを取り付けるのは、仕事や動画視聴などでメインに使用しているPC(以下、メインPC)で、主なスペックは次のとおりです。
このマザーボードのPCIe Gen4.0スロットに、今回購入したSide3 10Gbps LANカード(PCIe Gen4.0 x1)を装着しました。また、今回購入したSenetem CAT8 LANケーブル(3m)で、スイッチングハブと接続しました。
ドライバーのインストール

まず、Realtekのサイトからドライバーをダウンロードします。
どれか迷いましたが、「Win10/Win11 Auto Installation Program (NDIS) – Not Support Power Saving」をダウンロードしました。

ダウンロードしたZIPファイルを解凍し、

インストーラーを起動してドライバーをインストールしました。

ネットワーク接続を見てみると、ちゃんと表示されていました(名称は「Realtek PCIe 10GbE」に変更しています)。

ダブルクリックして状態を見ると、速度のところが「10.0 Gbps」となっています。これでOKです。
転送速度をテスト
テスト環境
スイッチングハブ

使用するスイッチングハブは、以前の記事で120mmファンを取り付ける改造を行ったBUFFALO LXW-10G2/2G4です(2020年4月購入)。
LANケーブル(スイッチングハブと接続先PCの間)

出典:www.amazon.co.jp
スイッチングハブと接続先のPCは、Supido CAT8 LANケーブル(3m)で繋ぎます(2020年12月購入)。※ケーブルを外すのが面倒なので、Amazonの画像を転載。
接続先のサブPC


接続先はバックアップ用にしているサブPCで、主なスペックは次のとおりです(CPU、マザーボード、メモリは2015年9月購入で、LANカード〔10Gbps〕は2019年7月購入)。
サブPCでRAMディスクを作成
ただ、サブPCには高速なストレージを積んでいないので、今回の転送速度の測定のために、RAMディスクを作成することにしました。

AIMToolkitを使って、

16GBのRAMディスクを作成しました。
このRAMディスクをCrystalDiskMarkで測定してみると、

シーケンシャルで読み込みが約3,457MB/s、書き込みが約3,953MB/sなので、これなら10Gbps LAN(1250MB/s)の転送速度をテストする際にボトルネックにはなりません。
サブPCのRAMディスクを、メインPCでネットワークディスクとしてマウント

サブPCのRAMディスクを、メインPCからネットワークディスクとしてマウントします。これに対し、メインPCで転送速度のテストをします。
テスト内容
実行したテストは、次のものです。
●CrystalDiskMarkでの測定
●10GBファイルの書き込み・読み込み

なお、使用する10GBファイルは、メインPCに搭載しているM.2 SSD、Acer Predator SSD GM6 2TBにあります。
このM.2 SSDは、

シーケンシャルで読み込みが約7,100MB/s、書き込みが約6,226MB/sと高速なので、10Gbps LAN(1250MB/s)の転送速度をテストする際にボトルネックにはなりません。
CrystalDiskMarkの結果

シーケンシャルで読み込みが約1,235MB/s、書き込みが約1,233MB/sでした。10Gbps LAN(1250MB/s)のほぼ上限まで出ています。
メインPCからサブPCへの10GBファイルの書き込み

メインPCの10GBファイルをサブPCへを書き込んでみると、1.08GB/s前後の速度が安定して出ていました。

このとき、タスクマネージャーの「送信」を見ると、9.6Gbps前後の速度が安定して出ていました。
サブPCからへメインPCの10GBファイルの読み込み

サブPCの10GBファイルをメインPCへ読み込んでみると、1.15GB/s前後の速度が安定して出ていました。

このとき、タスクマネージャーの「受信」を見ると、9.9Gbps前後の速度が安定して(Maxの10.0Gbpsも)出ていました。
結論
10.0Gbps LANが問題なく構築できました!
おわりに(しかし、10Gbpsは活かせない…)
上記のように、念願の10.0Gbps LANが無事に構築できたのですが、筆者の使い方ではその速度を活かす機会はありません。
筆者は普段、メインPCからサブPCへのバックアップをLAN経由で行っているのですが、そのサブPCのストレージがHDDなのです。なので、結局はHDDの書き込み速度がボトルネックになってしまいます。
実際にサブPCのHDDへ書き込んでみると…


これくらいの転送速度となってしまいます。ということは、2.5Gbps LANでも十分ですね…。



