静音PCケースおすすめ12選/防音パネル 静音ファン

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Fractal Design Pop Mini Silent Black Solid ミニタワー型PCケース FD-C-POS1M-01 CS8036
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Silver Stone SETA Q1 ブラック 静音ケース ATX ミドルタワーケース SEQ1B 【日本正規代理店品】
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 映像作品や音楽鑑賞、ゲームプレイなどの際に、PCからのノイズがどうしても気になるというユーザーも多いですよね。そんなときに試してみたいのが、静音仕様のPCケースです。

 というわけで今回は、静音PCケースを選ぶ際に確認したい点などを説明したうえで、ECサイトで入手できる製品のうちのおすすめを紹介していきたいと思います。

静音PCケースの選び方

ANTEC P10 FLUX ブラック
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 それでは早速、静音PCケースを選ぶ際のポイントを解説していきたいと思います。

防音パネルのPCケースにする

ANTEC P7 NEO ブラック
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 PCケースのパネルの仕様にはスチール、強化ガラスメッシュなどがありますが、特に静音性が高いのはスチール製のパネル内側に遮音材が貼られた防音パネルを採用したものになります。なので、静音性を重視するなら、防音パネルが採用されているPCケースにしましょう。

PCケースのパネルの仕様
 これには、主に次のものがあります。

仕様 概要 メリット デメリット
防音パネル スチール製のパネル内側に、遮音材が貼られている。 静音性が高い。 内部パーツを鑑賞することができない。
アクリル・強化ガラス製サイドパネル サイドがアクリル・強化ガラス製のウインドウになっている。 LED搭載のパーツを組み込んで、イルミネーションを楽しめる。 静音性は高くない。
メッシュパネル パネルにメッシュが採用されている。 通気性に優れる。 内部のノイズが外に漏れやすい。
通常仕様 スチール製のパネルが、そのまま取り付けられている。 価格が安い。 内部パーツを鑑賞することができない。
静音性は高くない。

静音ファンが搭載されているものが◎

Antec ストレージ性能を高めたATX対応サイレントミドルタワーPCケース「P101 Silent」 BLACK
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 静音仕様のPCケースの多くは、やはり静音仕様の冷却ファンが標準で1~3基ほど搭載されているものがあります。やはり、パネルの静音性を高めるだけでなく、ノイズの主な発生原因となる冷却ファンについても対策するのが有効ですからね(「元から断たなきゃダメ」ということ)。

 ですので、PCケースに標準で搭載されている冷却ファンが静音仕様のものかどうかを確認して、製品を選ぶようにしましょう。

PCケースの外形寸法を決める(ミドルタワー・ミニタワー)

Antec、両サイド静音パネル搭載ミドルタワーPCケース「P82 Silent」 ブラック
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 PCケースのサイズで一般的に用いられるのは、やはりミドルタワーとミニタワーですよね。これらは基本的に、拡張性と設置するスペースによって使い分けをします。拡張性が必要で設置スペースがそれなりにあればミドルタワー省スペースを重視するならミニタワー、というようになります。

 ただし、拡張性については、“比較すれば”ということであり、最近のミニタワーは内部レイアウトに工夫が施されているので、拡張性がそこまで低いということはありません。

組み込むマザーボードについて
 マザーボードは、フォームファクタによって外形寸法と拡張性が異なります。

 最も一般的なフォームファクタはATXで、外形寸法は305×244㎜、PCIスロットは×7、メモリスロットは×4です。これを組み込むには、基本的にミドルタワー以上のPCケースが必要になります。

 そして、ATXより小さいフォームファクタとして次のようなものがあり、こちらの場合はミニタワーPCケースにも組み込むことができます。

Micro-ATX……244×244㎜。ATXをやや小型化したもの。PCIスロット数は×4程度。メモリスロットは、ATXと同様に×4。
Mini-DTX……170×203㎜。上記より小型で、PCIスロット数は×2程度、メモリスロットは×2。
Mini-ITX……170×170㎜。上記よりさらに小型のため、PCIスロットは×1程度、メモリスロットは×2。

【ミドルタワー】静音PCケース おすすめ

 それではここから、静音PCケースのおすすめ製品を紹介していきたいと思います。まずはミドルタワーPCケースのおすすめ製品を紹介し、その後にミニタワーPCケースのおすすめ製品と続きます。

※価格は2024年3月10日時点のものであり、変更されている場合があります。

ANTEC P10 FLUX

【防音パネル:フロント、両サイド、トップ】標準ファン5基など高い冷却性能、ファンコンスイッチ装備、フロントパネルは左右切替可


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 フロント・両サイド・トップの計4面に防音パネルを搭載し、ケース内からのノイズを最大限に抑え込みます。加えて、メーカー独自のプラットフォーム「FLUX」(Flow LUXury)に基づき、ファンを標準でフロントに3基、リアに1基、電源ユニットカバーに1基搭載。電源ユニットカバーのファンは逆回転で、グラフィックボードをダイレクトに冷却してくれます。フロントトップには、ファンコントロールスイッチを備え、ファンの回転をHigh/Lowで切り替えることができます。

 フロントパネルの開閉方向は、左右のどちらにも切り替え可能で、設置環境に合わせて柔軟に対応できます。また、フロント、ボトム、右サイドパネルの開口部に着脱式のダストフィルターを備えているので、メンテナンスも容易となっています(右サイドパネルのものはマグネット式)。

基本スペック
▼対応マザーボード:ATX、Micro-ATX、Mini-ITX▼5.25インチベイ:×3▼3.5インチベイ:×3▼3.5/2.5インチベイ:×2▼2.5インチベイ:×2▼CPUクーラー高:175㎜まで▼グラフィックボード長:405㎜まで▼ATX電源ユニット長:205㎜まで▼外形寸法:H486×W220×D477㎜

Fractal Design Define 7 Compact

【防音パネル:フロント、両サイド、トップ】静音ファン「Dynamic X2」が2基、トップ全体を取り外す「オープンアクセス」


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 防音パネルをフロント、両サイド、トップに採用した製品。標準搭載のファンは、同社の静音仕様モデル「Dynamic X2 GP-14」を1基と、「Dynamic X2 GP-12」を1基です。これは、航空機の翼にも用いられる空気力学要素を取り入れたもので、ノイズを大幅に低減してくれます。トップパネルは、静音仕様のスチールパネルですが、付属のメッシュパネルにすれば冷却性能を上げることもできます。

 そして、製品名に「Compact」とあるように、ミドルタワーにしては全体的に(特に幅が)コンパクトですね。また、トップ全体を取り外すことによる「オープンアクセス」を採用しているので、ケース内部へのアクセスが容易になっています。

 紹介しているのはブラックで、他のカラーバリエーションとしてホワイトもあります。

基本スペック
▼対応マザーボード:ATX、Micro-ATX、Mini-ITX▼5.25インチベイ:-▼3.5/2.5インチベイ:×2▼2.5インチベイ:×4▼CPUクーラー高:169㎜まで▼グラフィックボード長:360㎜まで(フロントファン搭載時は341㎜まで)▼ATX電源ユニット長:200㎜まで(HDDトレイとフロントファン搭載時は165㎜まで)▼外形寸法:H474×W210×D427㎜

ANTEC P7 NEO

【防音パネル:両サイド】フロント両端にエアインテーク用のスリット、脱着式の5.25インチベイ、E-ATXマザーボード対応


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 左右のサイドパネル内側に吸音材を張り合わせ、内部から発生するノイズを効果的に遮音する製品です。冷却にも配慮し、フロントの両端にはエアインテークのためのスリットが設けられているので、新鮮なエアーを取り込んで効果的なエアフローを構築することができます。

 5.25インチベイがありますが、これは脱着式なので、不要な場合はベイ自体を取り外してケース内部のスペースを広く確保することもできます。また、ミドルタワーでありながら、対応マザーボードにE-ATXが含まれています。

基本スペック
▼対応マザーボード:E-ATX、ATX、Micro-ATX、Mini-ITX▼5.25インチベイ:×1(脱着可能)▼3.5/2.5インチベイ:×2▼2.5インチベイ:×2▼CPUクーラー高:165㎜まで▼グラフィックボード長:350㎜まで▼ATX電源ユニット長:170㎜まで▼外形寸法:H480×W219×D440㎜

Fractal Design Pop Silent

【防音パネル:フロント、両サイド、トップ】「オープンレイアウト」で高エアフロー、静音ファン「Aspect 12」が3基


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 防音パネルをフロント、両サイド、トップに採用した製品。そして、内部空間を広くしエアフローを向上させて冷却性能を重視した「オープンレイアウト」を採用しています。

 標準搭載のファンは、同社の静音仕様モデル「Aspect 12」がフロントに2基、リアに1基となっています。このファンの特徴は、気流の乱れの抑制する「ステータストラット」、微小な乱気流層を生み出してブレードの効率化を図る「Trip Wireテクノロジー」、配線のシンプル化を実現する「チェーン接続」への対応となっています。

 ケース下部の5.25インチベイには、光学ドライブはもちろん、USBメモリーやSDカードなどを収納できる小物入れを付けることもできます(光学ドライブと小物入れは排他利用)。

基本スペック
▼対応マザーボード:ATX、Micro-ATX、Mini-ITX▼5.25インチベイ:×1(3.5/2.5インチドライブベイ非搭載時)▼3.5/2.5インチベイ:×2▼2.5インチベイ:×2▼CPUクーラー高:170㎜まで▼グラフィックボード長:380㎜まで(フロントファン搭載時)▼ATX電源ユニット長:170㎜まで▼外形寸法:H454×W215×D473.5㎜

Antec P101 Silent

【防音パネル:フロント、両サイド】標準でファン4基、ファンコンスイッチ装備、HDDを最大で8台搭載可能


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 遮音性を高めるフロントドアと、二層構造の遮音パネルを左右のサイドパネルに採用した製品です。フロントドアにはサイドスリットを設けられているので、ケース内部へのエアフローを犠牲にすることもありません。ファンは、フロントに120㎜のものを3基、リアに140㎜のものを1基、標準搭載しています。トップの前部I/Oパネルにファンコントローラーのスイッチがあり、HIGH/STOP/LOWの切り替えが可能です。

 そして、他の大きな特徴としては、3.5/2.5インチベイが8基もあることがあげられます。なので、たとえば複数のHDDを搭載してファィルサーバーとして使用する場合などに適していると言えるでしょう。

基本スペック
▼対応マザーボード:E-ATX(幅285㎜まで)、ATX、Micro-ATX、Mini-ITX▼5.25インチベイ:×1▼3.5/2.5インチベイ:×8▼2.5インチベイ:×2▼CPUクーラー高:180㎜まで▼グラフィックボード長:450㎜まで▼ATX電源ユニット長:290㎜まで▼外形寸法:H506×W232×D527㎜

Cooler Master Silencio S600

【防音パネル:フロント、両サイド、トップ】複数素材を組み合わせて防音、ケースの共鳴を抑える調整、静音「SILENCIOファン」が2基、フロントパネルは左右切替可


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 ノイズの原因となる周波数を特定して打ち消す素材(厚いフォーム材、高密度ビニールなど)を重ねた防音材を採用した製品です。加えて、ケース自体の共鳴を防ぐための微調整が施されています。また、ノイズを抑えるラバーパッドを備えたSilencio FP 120mm PWMファンを2基標準で搭載しています。

 そして、左右どちらからの開閉にも対応できるフロントパネルなので、環境に合わせて使いやすい方を選べます。また、フロントパネルの両側に設けられた通気口により、エアーを外部から取り込んで冷却することができます。さらに、トップの遮音カバーは、通気性の高いダストフィルターに変更が可能。冷却を重視したい場合にはダストフィルターに変更すると良いでしょう。

基本スペック
▼対応マザーボード:ATX、Micro-ATX、Mini-ITX▼5.25インチベイ:×1▼3.5/2.5インチベイ:×4▼2.5インチベイ:×5▼CPUクーラー高:167㎜まで▼グラフィックボード長:398㎜まで▼ATX電源ユニット長:180㎜まで▼外形寸法:H478×W209×D470.5㎜(突起部含む)

Silver Stone SETA Q1

【防音パネル:フロント、両サイド、トップ、ボトム】独自の「サウンドメイズ」防音技術、余裕のある内部スペース、GPUサポーター


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 防音パネルをフロント、両サイド、トップ、ボトムに採用した製品。最も特徴的なのは、フロントパネルに独自の「サウンドメイズ」防音技術を採用していること。これは、迷路のような構造とすることで機械音を分散し、総合的なノイズを低減する仕組みです。トップの防音パネルは、防塵フィルター仕様に交換することもできます。

 内部スペースは余裕のある設計で、CPUクーラーは高さ182㎜まで、グラフィックボードは長さ394㎜まで(幅188㎜まで)など。大きなグラフィックボードの搭載時に、ボードを支えるステー(GPUサポーター)も付属しています。ミドルタワーでありながらも、対応マザーボードには大型のE-ATX、デュアルCPUに対応したサーバーやスーパーハイエンド向けのSSI-EEDやSSI-CEBも含まれていて、これらを必要とするユーザーにはかなり貴重な存在と言えるでしょう。

基本スペック
▼対応マザーボード:SSI-EEB、SSI-CEB、E-ATX、ATX、Micro-ATX、Mini-ITX▼5.25インチベイ:-▼3.5インチベイ:×2▼2.5インチベイ:×2▼CPUクーラー高:182㎜まで▼グラフィックボード長:394㎜まで(幅188㎜まで)▼ATX電源ユニット長:250㎜まで▼外形寸法:H490.7×W232×D493.5㎜

Fractal Design Define R5

【防音パネル:フロント、両サイド、トップ】静音性とエアフローを両立、140㎜の静音ファンが2基、フロントパネルは左右切替可


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 ケース全体に、防音性に優れた高密度吸音素材を採用したという高い静音性を誇る製品。同時に、冷却性能にも配慮して、フロントにサイドスリット、トップやリアにメッシュ構造を取り入れて、ケース内のエアフローを確保しています。標準ファンとして、140㎜のものがフロントとリアに1基ずつ搭載されていて、どちらも静音仕様です。

 また、フロントパネルには専用マウンティングを採用し、左右どちらからの開閉にも対応しています。そして、Fractal Designらしいシンプルでスタイリッシュなデザインとなっています。

基本スペック
▼対応マザーボード:ATX、Micro-ATX、Mini-ITX▼5.25インチベイ:×2▼3.5/2.5インチベイ:×8▼2.5インチベイ:×2▼CPUクーラー高:180㎜まで▼グラフィックボード長:180㎜まで▼ATX電源ユニット長:300㎜まで▼外形寸法:H451×W232×D521㎜

【ミニタワー】静音PCケース おすすめ

 続きまして、ミニタワーの静音PCケースのおすすめ製品を紹介していきたいと思います。

※価格は2024年3月10日時点のものであり、変更されている場合があります。

ANTEC P5

【防音パネル:フロント、両サイド】二層構造の遮音パネル、二層構造のダストフィルター、ドライブベイも豊富


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 二層構造の遮音パネルをフロント、両サイドに採用した製品で、ケース内部から発生するノイズを封じ込めてくれます。フロントのダストフィルターも二層構造で、ホコリの侵入を効果的に防止。同時に、発熱対策も配慮されていて、フロントパネルの両側の位置にスリットを設けることで、効果的なエアフローの流れを構築することができます。

 拡張性も高く、3.5/2.5インチベイが2基、2.5インチベイが4基と、追加ドライブのニーズにも十分に対応できるでしょう。また、3.5/2.5インチベイは脱着式なので、取り外して内部スペースを設けてエアフローを向上させるのも良いですね。

 ただし、遮音パネルや二層構造のフィルターなどのためにフロント部分の構造が大きいこともあって、奥行きは475㎜と大きめなので、設置スペースを十分に確認しておく必要があります。

基本スペック
▼対応マザーボード:Micro-ATX、Mini-ITX▼5.25インチベイ:×1▼3.5/2.5インチベイ:×2▼2.5インチベイ:×4▼CPUクーラー高:155㎜まで▼グラフィックボード長:360㎜まで▼ATX電源ユニット長:220㎜まで▼外形寸法:H395×W195×D475㎜

Cooler Master Silencio S400

【防音パネル:フロント、両サイド、トップ】ノイズとの共鳴を抑えたモデル、静音「SILENCIOファン」が2基、フロントパネルは左右切替可


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 「どの部分にどの素材を使用するか」など、ディテールにこだわりながら、フロント、両サイド、トップに防音パネルを採用した製品です。また、ケースがノイズと共鳴するピーク周波数を特定し、それを調整することで、ノイズを軽減させています。そして、ノイズを抑えるラバーパッドを備えたSilencio FP 120mm PWMファンを2基標準で搭載しています。

 フロントパネルには、左右どちらの開閉にも対応したリバーシブルシステムを採用。開閉のヒンジシステムにはマグネットとゴムパッドを採用し、振動を抑えています。

 紹介しているのはブラックで、他のカラーバリエーションとしてホワイトもあります。

基本スペック
▼対応マザーボード:Micro-ATX、Mini-ITX▼5.25インチベイ:×1▼3.5インチベイ:×4▼2.5インチベイ:×2▼CPUクーラー高:167㎜まで▼グラフィックボード長:319㎜まで▼ATX電源ユニット長:325㎜まで(フロントラジエーター&HDDトレイ非搭載時)▼外形寸法:突起物含むH418×W210×D408㎜(突起物含まないH403.5×W210×D400㎜

Fractal Design Define 7 Nano

【防音パネル:両サイド】静音「Dynamic X2」シリーズファンが2基、トップは取外し・フィルターパネルに交換が可能


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 対応マザーボードがMini-ITXとMini-DTXという、かなり小さめのPCケースで、両サイドに防音パネルが搭載されています。静音仕様の「Dynamic X2」シリーズファンが2基標準搭載されています。

 トップパネルは取り外し可能な設計で、内部を完全の露出させることで、パーツの取付やメンテナンスなどの作業がより手軽になります。また、トップパネルは換気性を重視したフィルター付きパネルに交換できるので、冷却効果のニーズにも対応できます。

基本スペック
▼対応マザーボード:Mini-ITX、Mini-DTX▼5.25インチベイ:-▼3.5インチベイ:×1▼2.5インチベイ:×2▼CPUクーラー高:167㎜まで▼グラフィックボード長:306㎜まで(フロントに25㎜厚のファン取付時)▼ATX電源ユニット長:200㎜まで(HDDトレイとエアガード取付時は165㎜まで)▼外形寸法:H361×W205×D399㎜

Fractal Design Pop Mini Silent

【防音パネル:フロント、両サイド、トップ】「オープンレイアウト」で高エアフロー、静音ファン「Aspect 12」が3基


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 前出の「Fractal Design Pop Silent」がミニタワーとなったモデルです。以下、再掲。

 防音パネルをフロント、両サイド、トップに採用した製品。そして、内部空間を広くしエアフローを向上させて冷却性能を重視した「オープンレイアウト」を採用しています。

 標準搭載のファンは、同社の静音仕様モデル「Aspect 12」がフロントに2基、リアに1基となっています。このファンの特徴は、気流の乱れの抑制する「ステータストラット」、微小な乱気流層を生み出してブレードの効率化を図る「Trip Wireテクノロジー」、配線のシンプル化を実現する「チェーン接続」への対応となっています。

 ケース下部の5.25インチベイには、光学ドライブはもちろん、USBメモリーやSDカードなどを収納できる小物入れを付けることもできます(光学ドライブと小物入れは排他利用)。

基本スペック
▼対応マザーボード:Micro ATX、Mini-ITX▼5.25インチベイ:×1(3.5/2.5インチドライブベイ非搭載時)▼3.5/2.5インチベイ:×2▼2.5インチベイ:×2▼CPUクーラー高:170㎜まで▼グラフィックボード長:340㎜まで(フロントファン搭載時)▼ATX電源ユニット長:150㎜まで▼外形寸法:H393×W215×D432㎜

おわりに

 今回は、静音仕様のPCケースのおすすめを、ミドルタワーとミニタワーで分けて紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

 冷却性能と静音性は通常「ファンを増設して冷却性能を高めるとノイズが多くなり、静音性を向上させようとファンを減らせば冷却性能が落ちる」というトレードオフの関係にあります。ですが、上記のように冷却性能にも配慮した静音PCケースもあるので、こうしたものを導入すれば冷却性能と静音性の両立を目指すことができるでしょう。

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