小型PCケースおすすめ12選【省スペースなミニ・スリムタワーをランキング】

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小型PCケース
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 自作PCを置けるスペースが限られているのなら、ミドルタワーやフルタワーよりも省スペースな、ミニタワーやスリムタワーなどの小型PCケースがおすすめです。「小さいと拡張性がないのでは?」という心配もあるかと思いますが、ちゃんとパーツを選べば十分なスペックのPCを組み立てることができますよ。

 というわけで今回は、小型PCケースを検討する際のチェックすべき点や機能などを説明しつつ、ECサイトで入手できる製品のうちのおすすめを紹介していきたいと思います。参考にしてくださいね。

小型PCケースの選び方


Fractal Design Define Nano S - Black ミニタワー型PCケース CS6033 FD-CA-DEF-NANO-S-BK
出典:www.amazon.co.jp
 ミニタワーなどの小型PCケースを選ぶ際のポイントとしては、対応するマザーボードの規格、外形寸法、サイドパネルの仕様(アクリルかスチールか)、ドライブベイの数、CPUクーラー・グラフィックボードの対応サイズなどがあります。

対応するマザーボードの規格を確認する

GIGABYTE GA-A320M-HD2 マザーボード [AMD A320チップセット搭載] MB3978
出典:www.amazon.co.jp
 マザーボードのうち最も一般的なフォームファクタであるATXはサイズが305×244㎜、PCIスロットは×7、メモリスロットは×4です。これは基本的に、ミドルタワー以上のサイズが対応します。そして、サイズの小さなケースでは、次のようなATXより小さいマザーボードを使用することになります。

Micro-ATX……244×244㎜。ATXをやや小型化したもの。PCIスロット数は×4程度。メモリスロットは、ATXと同様に×4。
Mini-DTX……170×203㎜。上記より小型で、PCIスロット数は×2程度、メモリスロットは×2。
Mini-ITX……170×170㎜。上記よりさらに小型のため、PCIスロットは×1程度、メモリスロットは×2。

 ほとんどの小型ケースはMicro-ATXとMini-ITXの両方に対応しています。ただし中には、より小さいMini-DTXまたはMini-ITXにしか対応していない製品もあるため、この点は要確認です。

 ちなみに、ATXマザーボードに対応したミドルタワーPCケースのおすすめを以下の記事で紹介していますので、参考にしてみてくださいね。

こちらもチェック!

設置予定のスペースに収まる外形寸法にする

IN WIN 150W電源搭載 アルミシェルフロント採用 Mini-ITXケース Chopin-Black (型番:IW-BQ696B)
出典:www.amazon.co.jp
 サイズが小さいのがメリットの小型PCケース。ただし、製品によって外形寸法(縦×横×高さ)はそれぞれ違っています。そのため、基本的なことですが、設置する予定のスペースを確認しておき、そこにちゃんと入る製品を選びましょう。

内部のパーツを愛でるなら、サイドパネルがアクリル・強化ガラスの製品に

Thermaltake S100 TG Snow Edition ミニタワーPCケース スイングドアパネル採用 CA-1Q9-00S6WN-00 CS7886
出典:www.amazon.co.jp
 ケース内部に組み込んだLED付きのパーツを愛でたいのなら、サイドパネルがアクリルまたは強化ガラス製のウインドウになっている製品にしましょう。

 そうでないのなら、サイドパネルがスチール製のケースでよいですね。また、スチール製のもので、内側に遮音材が貼られて静音性が高くなっている製品もありますので、そこも選ぶ際のポイントになります。

必要なドライブベイの数を確認

REEVEN USB3.0/SSD対応 Micro-ATXミニタワーケース ゲーミング ツールフリー RE-M18002-B
出典:www.amazon.co.jp
 サイズが小さいPCケースは、当然のことながら、フルタワーやミドルタワーに比べて搭載可能なドライブの数も少なくなります。通常は、起動ディスクの2.5インチSSDとデータ保存用の3.5インチHDDの2つを搭載できるベイはありますが、それ以上の拡張性はそれほどありません。また製品によっては、光学ドライブを搭載する5.25インチベイがないものもあります。

 ですので、組立時に搭載するドライブの数と、今後ドライブがどれくらい増えるかといったことも考慮して製品を選ぶと良いでしょう。

搭載可能なCPUクーラーの高さ・グラフィックボードの長さを確認

サイズ オリジナルCPUクーラー 虎徹 Mark II
出典:www.amazon.co.jp
https://www.amazon.co.jp/dp/B01M360WG6
出典:www.amazon.co.jp
 サイズが小さいPCケースは、やはり対応可能なCPUクーラーの高さも小さくなります。製品によっては、背の高いサイドフロータイプのCPUクーラーが取り付けられない場合もあるため、どれくらいまで対応しているのかをしっかり確認しましょう。

 同様に、対応可能なグラフィックボードの長さも小さくなるので、こちらも確認しておきましょう。

内部の発熱を考慮するなら、搭載できるケースファンが多い製品に

Novonest 120mm PCケースファン 静音タイプ 25mm厚 3ピン1200rpm(3本1セット)
出典:www.amazon.co.jp
 小型PCケースはその小ささのため、高度な処理をしてCPUやグラフィックボードに負荷をかけた場合に、内部に熱がこもりやすいと言えます。冷却するには、ケースファンの設置が効果的でしょう。

 小型PCケースでは設置できるケースファンの数は多くはありませんが、製品によってファンを3つ程度搭載可能なものもあるので、高度な処理をする予定があるなら、そうしたものを選ぶと良いですね。

小型PCケース おすすめランキング

 それではここから、ミニタワーやスリムタワーなどの小型PCケースのおすすめ製品を、ランキング形式で発表していきたいと思います。

※価格は2021年6月22日時点のものであり、変更されている場合があります。

第1位:サーマルテイク Versa H17

ファンは最大5基、水冷ラジエーターは大型の280㎜が搭載可能、電源カバー有り、コスパも高し

Thermaltake Versa H17 内部
出典:www.ask-corp.jp
 ケースに取付け可能なファンは最大で5基。最大数を搭載すれば、CPUやグラフィックボードなどの熱を、かなり効率的に排出してくれそうです。また、水冷ラジエーターはフロントに大型の280㎜サイズが搭載できるので、効果的な水冷システムを構築したいユーザーにも適応します。

 電源ユニットは、ケース下部に搭載するという最近のトレンドに沿ったもの。電源カバーがあるので、そこにケーブルをまとめることができます。また、3.5・2.5インチベイがマザーボードベース部の裏側にあるので、ストレージの配線もスッキリです。

 デザイン面では、全体的にシンプルですが、ブラッシュアルミニウム仕上げのフロントパネルがスタイリッシュな印象を与えてくれますね。

 こうしたスペックでも、価格は抑えられているので、コスパはかなり高いと言えるでしょう。

 ちなみに、サイドパネルがアクリルウインドウで、フロントがメッシュパネルのモデルもあります。

Thermaltake Versa H18 ミニタワー型PCケース CS7097 CA-1J4-00S1WN-00
3,109円(税込)

出典:www.amazon.co.jp

第2位:クーラーマスター MasterBox Q300L

フチなしクリアサイドパネル、モジュラー型I/Oパネル、横置き対応、幾何学模様のマグネット式ダストフィルター

MasterBox Q300L マグネット式ダストフィルター
MasterBox Q300L モジュラー型I/Oパネル
出典:www.amazon.co.jp
 サイド全体を覆う、フチなしのクリアパネルが目を引く製品。クリアパネル側のサイドにあるI/Oパネルはモジュラー型で、枠ごと回転させたり、逆サイドに取り付けることで、位置を自由に決めることができます。また、横置きにも対応しているので、使い方やインテリアに合わせた配置が可能となっています。

 そして、フロントとトップを覆う幾何学模様も印象的ですよね。これは単なる飾りではなく、高い冷却性能を実現するために全体がパンチングされたトップとフロントに取り付ける、マグネット装着式ダストフィルターとなっています。なお、ボトムも同様にパンチング処理がされていて、ゴム足付きのダストフィルターを取り付ける構造です。

 ただし、5.25インチベイはなく、3.5インチベイは1基、2.5インチベイは2基と、最低限の数しかありません。拡張性よりも、ビジュアルとスタイルを優先するユーザーに適した製品と言えるでしょう。

第3位:フラクタルデザイン Define Nano S

トップに着脱式パネルの「ModuVent™」を採用し、静音性と冷却性のどちらも享受

Fractal Design Define Nano S 内部構造 前面
Fractal Design Define Nano S 内部構造 背面
出典:www.amazon.co.jp
 ケースのトップはメッシュパネルで、そこに吸音材を貼り付けた着脱式パネルの「ModuVent™」を取り付けることが可能。静音性を重視する場合は装着し、冷却性を重視する場合は取り外すという、ニーズに応じた使い方ができます。静音性(密閉)と冷却性(開放)という相反する性能の、どちらも犠牲にしたくないワガママなユーザーにおすすめしたいですね。

 電源ユニットはボトム配置で、底部にフィルターをレイアウト。フィルターはケース正面から取り外すことができるので、電源ユニットのファンが吸い集めたホコリを簡単に清掃することができます。また、フロントにも同様に、容易に取り外しができるフィルターが装着されています。

 水冷ラジエーターの搭載可能な数とサイズは、フロント240/120㎜、トップ240/120㎜、リア120㎜、ボトム120㎜と、けっこう多め。なので、水冷レイアウトをいろいろ試せて、楽しみが広がります。

 全体のデザインは、フラクタルデザインらしいシンプルでありつつも洗練された印象。部屋のインテリアの一部としても、悪くはないのではないでしょうか。

 ただし、5.25インチベイはないので、光学ドライブを利用したい場合は、USB接続のものを用意する必要があります。

第4位:サーマルテイク S100 TG Snow Edition

強化ガラスのスイングドアパネルを搭載、トップとボトムにダストフィルター


Thermaltake S100 TG Snow Edition 左サイド 強化ガラスのスイングドアパネル

Thermaltake S100 TG Snow Edition トップ ダストフィルター
出典:www.ask-corp.jp
 左サイドには、強化ガラスのスイングドアパネルを搭載。簡単に開閉できてケース内部へのアクセスしやすくなり、メンテナンス性が向上します。そして、材質は透明な強化ガラスで、電源ユニットはボトム配置なので、内部にLED付きのパーツを装着するなどしてドレスアップするのも良いですね。

 トップに装着できる冷却ファンは、最大で200㎜のものを1基。ファンは、大きいほど冷却性能が増し、静かになるので、優れた冷却性能と静音性が両立できます。そして、トップとボトムにはダストフィルターを装備し、ホコリの侵入を最小限に防いでくれます。

 水冷ラジエーターは、トップとフロントにそれぞれ280/240㎜、背面に120㎜のものが搭載可能。最大280㎜と大型なので、動画編集などヘビーな使い方をするユーザーなら、水冷を採用するのもアリでする。

 ただし、5.25インチベイはありせん。なので、光学メディアを読み取る場合は、別途USB接続のDVDドライブなどが必要になります。

第5位:クーラーマスター Silencio S400

遮音材とノイズとの共鳴を抑えた静音モデル、左右両開きフロントパネルを採用

Cooler Master Silencio S400 パーツ装着例
Cooler Master Silencio S400 左右両開きフロントパネル
出典:www.amazon.co.jp
 ケースの内側には遮音材が貼り付けられた静音モデル。さらに、ケースがノイズと共鳴するピーク周波数を特定し、それを調整することで、ノイズを軽減させているとのこと。作業やゲームに集中したいセンシティブなユーザーには嬉しいですね。

 ケース内部を冷却したい場合には、フロントパネルを開けることができるのですが、ここに左右両開きに対応したリバーシブルシステムを採用しています。なので、環境に合わせて邪魔にならない方に設定することができます。しかも、ヒンジシステムにはマグネットとゴムパッドを採用し、振動を抑えています。

 水冷ラジエーターは、トップに最大240㎜、フロントに最大280㎜のものが装着可能です。また、トップパネルは付属のダストフィルターに交換が可能で、これにした場合はフロントからトップへのエアフローを確保することができ、冷却性能がアップします。

 3.5インチベイ(HDDケージ)は、ボトム配置の電源ユニットの隣に配置されていて、位置をずらすことができるので、大きめの電源ユニットを搭載した場合でも干渉を防ぐことができます。もちろん、取り外してしまって、エアフローを確保しても良いですね。

 ちなみに、サイドパネルが強化ガラスのモデルもあります。

Cooler Master Silencio S400 TG 静音型 ミニタワー PCケース [強化ガラスモデル] CS7619 MCS-S400-KG5N-S00
10,071円(税込)

出典:www.amazon.co.jp

第6位:エヌゼットエックスティー H210

余計なものを削ぎ落としたシンプルな外観

NZXT H210 Black & Black ミニタワーPCケース CA-H210B-B1 CS7959 内部構造
出典:www.amazon.co.jp
 装飾的なものを一切排除し、フラットなデザインが個性的なケース。シンプルですが、バランスの美しさと、側面縁のメッシュ部分が目を引く、特徴ある製品となっています。

 そして、小型ではありますが、5.25インチベイがない分、内部レイアウトは広々としています。これは、NZXT製PCケースではおなじみですね。ただし、DVDなどの読み込みには、USB接続のものを別途用意する必要があります。

 強化ガラス製のサイドパネルは、ネジ1つで固定しているので、脱着が容易。水冷ラジエーターは、フロントに240㎜のものを設置することができます。電源ユニットは、一般的なATXだけでなく、より小型のSFXにも対応してるので、内部の空間に余裕をもたせてより良いエアフローを確保することができます。

 紹介しているのはブラック×ブラックで、他のカラーバリエーションとしてホワイト×ブラック、レッド×ブラックもあります。

第7位:フラクタルデザイン Core 1100 CS4792

フロントにアルミを採用、洗練されたビジュアルのミニタワー

Fractal Design Core 1100 CS4792 FD-CA-CORE-1100-BL 内部
出典:www.amazon.co.jp
 SSDまたはHDDを垂直に取り付ける着脱式のトレイを採用しているのが特徴。トレイを取り外せば、ドライブの取り付け・取り外しが容易に行えますね。拡張カードのスペースも大きく、グラフィックボードは最大350㎜まで対応します。

 そして、フロントパネルにつや消しアルミニウムを採用し、フラクタルデザインらしい洗練された外観がとても良いですね。

 ただし、内部レイアウトは、電源ユニットを上部に設置する少し古いタイプ。古参の自作PCユーザーは、懐かしさを感じるかもしれませんね。

第8位:シルバーストーンPrecision シリーズ SST-PS15B-G

フロントのハニカムデザインとサイドの手回しネジがデザイナブル、トップにマグネット式ダストフィルター搭載

Silverstone 【Precision シリーズ】強化ガラスを採用したミドルエンドMicroケース SST-PS15B-G トップのマグネット式ダストフィルター
Silverstone 【Precision シリーズ】強化ガラスを採用したミドルエンドMicroケース SST-PS15B-G 内部レイアウト
出典:www.amazon.co.jp
 やはり目を引くのは、フロントのメッシュがハニカムデザインになっているところ。また、フロント下部のロゴがブルーLEDで光る仕様となっています。

 そして、サイドパネルを留める手回しネジもシックなデザインですね。ネジのデザインまでこだわった製品は少ないのではないでしょうか。ただ、ネジは飛び出しているため、少し邪魔になるときがあるかもです。

 冷却性能としては、トップにマグネット式ダストフィルターを搭載している点が好評価。搭載可能な水冷ラジエーターはフロントに240/120㎜が1基、リアに120㎜が1基となっています。

 紹介しているのはホワイトで、他のカラーバリエーションとしてブラックもあります。

Silverstone 【Precision シリーズ】強化ガラスを採用したミドルエンドMicroケース SST-PS15B-G
5,455円(税込)

出典:www.amazon.co.jp

第9位:恵安 KX-M01

スリムながらも5.25インチドライブに対応、300W SFX電源ユニットが付属、横置きも可能

KEIAN 300wSFX電源内蔵 MicroATX/ITX対応スリムPCケース KX-M01
出典:www.amazon.co.jp
 幅が103㎜というスリムなボディながらも、スタンダードな5.25インチドライブに対応した製品。一般的な5.25インチの光学ドライブを搭載できるのは嬉しいですね。またスリムな割に、2.5・3.5インチベイが計3つ、拡張スロット(ロープロファイル)が4つと、拡張性もまずまず。さらに、スリムなボディに合わせて、標準で300W SFX電源ユニットを搭載し、縦置き(スタンドが付属)/横置きの両方に対応しているところも好評価です。

 価格的にも抑えられているので、スリムさと拡張性、そしてコスパのバランスのとれた製品と言えるのではないでしょうか。

「ロープロファイル」は、PCIの小型規格のこと
Low Profile PCI
出典:jp.fujitsu.com
 ロープロファイル(Low Profile)は、PCIの小型規格のことです。規格の幅は、従来のPCIはボード312(または173)×107㎜/ブラケット120㎜でしたが、ロープロファイルではボード120(または168)×64㎜/ブラケット80㎜と、かなり小さくなっています。

第10位:ゴールドフィールド M3S

かなりのコンパクトサイズ、それ故に性能は限定的

GOLDEN FIELD M3S パーツを組み込んだ例
GOLDEN FIELD M3S 内部レイアウト
出典:www.amazon.co.jp
 外形寸法がH330×W172×D330㎜という、かなりコンパクなケース。このサイズを実現するために、電源ユニットはフロント上部に縦で配置する珍しいレイアウトで、電源ユニットの規格(外形寸法)とマザーボードの規格(寸法)の組み合わせにも制約があります。具体的には、マザーボードがMini-ITXの場合は電源ユニットはATXまたはSFX、マザーボードがMicro-ATXの場合は電源ユニットはSFXとする必要があります。

 その他にも、CPUクーラー高は130㎜まで、グラフィックボード長は275㎜まで、ドライブベイは3.5/2.5インチベイが2基、搭載可能なファンはリア80㎜×1とトップ120㎜×1のみなど、拡張性はかなり犠牲になっています。

 性能的には低くてもいいので、とにかく小型のPCを組み上げたいユーザーに適した製品となっています。

第11位:インウイン Chopin-Black

スリムなコンパクトサイズの、Mini-ITX用ケース

IN WIN Chopin-Black IW-BQ696B トップのメッシュ
IN WIN Chopin-Black IW-BQ696B 電源部
出典:www.amazon.co.jp
 幅が84㎜というスリムなフォルムが目を引く、とてもコンパクトなケース。フロントの素材には4㎜厚のアルミが採用されているので、スタイリッシュな印象ですね。また、トップとサイドにはメッシュ状の通気孔が配されていて、コンパクトなケース内部にこもりがちな熱を排出できるようになっています。

 ただしそのスリムさ故に、対応するマザーボードはMini-ITXのみ(Micro-ATXは非対応)。拡張性も高くなく、ドライブベイは2.5インチ×2だけで、グラフィックボードもファンも搭載できません。対応するCPUクーラーも高さ43㎜までなので、かなり背の低いものを用意する必要があります。

 電源ユニットについては、サイズ的に一般的なATX電源は搭載できないため、初めから150W電源が組み込まれています。それもあって、価格はやや高め。とにかくコンパクトなPCを求めるユーザーに対応した製品と言えますね。

第12位:アンテック ANTEC P5

フロントと両サイドに二層構造の遮音パネルを採用した静音ケース、ドライブベイも豊富

ANTEC P5 パーツの組込例
ANTEC P5 パーツの組込例
出典:www.links.co.jp
 吸音材を張り合わせた二層構造の遮音パネルを、フロントドアと両サイドに採用し、ケース内部から発生するノイズを封じ込める、静音性を重視した製品。それでも、発熱対策への妥協はせずに、サイドスリットから効果的なエアフローの流れを得ることができる構造で、フロントには大きめの140㎜ファンが標準搭載されています。

 また、フロントドアの内側にレイアウトされたフィルターは二層構造を有し、埃の侵入を効果的に防止してくれます。この構造は、メンテナンス性にも優れていますよ。

 拡張性も比較的高く、5.25インチベイ×1、3.5/2.5インチベイ×2、2.5インチベイ×4と、当分は困らないくらいのベイ数があります。3.5/2.5インチベイは脱着式なので、不要であれば取り外して内部をスッキリさせても良いですね。水冷ラジエーターは、フロントに最大で240㎜のものを取り付けることができます。

 ただし、遮音パネルや二層構造のフィルターなどのためにフロント部分の構造が大きいこともあって、奥行きは475㎜と大きめ。電源ケーブルとリアからの排気も考慮すると、実際に設置する場所はもう少し寸法が必要になるので、そこを確認しておきたいですね。

おわりに

 今回は、ミニタワーやスリムタワーなどの小型PCケースのおすすめを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

 コンパクトを優先させると、どうしてもスペックや拡張性が犠牲になる部分もありますが、それでもメーカーの創意工夫によって、尖った性能を有した製品もあります。上記のランキングを参考にして是非、コンパクトながらもどこかスペックの尖った自分らしいPCを組み上げてくださいね。

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