



PCの起動速度や動作について「より快適なものにしたい!」というのは、誰しもがもっている願望ですよね。そこで提案したいのが、「M.2」のSSDです。これを導入すれば、こうしたニーズを確実に満たしてくれるでしょう。
そこで今回は、「M.2」のSSDの特徴や、選ぶ際に確認しておきたいポイントなどを解説したうえで、おすすめの製品を紹介したいと思います。
SSDの基本をおさらい
まずは、SSDについての基本的な部分をおさらいしてみたいと思います。
SSDとは、フラッシュメモリを用いたストレージ
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SSDは「Solid State Drive」(ソリッドステートドライブ)の略です。「ソリッドステート」は、直訳すると「固体状態」で、この場合は固体を利用した電子回路・装置のことを指しています(空間を利用する「真空管」に対して用いられます)。また、可動する個所のない装置の意味としても用いられます。
そして、SSDではフラッシュメモリを用いて、ストレージ(データの保存場所)を構成しています。「フラッシュメモリ」とは、電力が供給されていなくてもデータの保持が可能な(不揮発性の)半導体メモリのことです。
SSDのメリット・デメリット(HDDとの比較)
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SSDには、もちろんメリットはあるのですが、デメリットがないわけではありません。これについて、HDD(ハードディスクドライブ)と比較すると次のようになります。
上記のようなことを考慮すると、SSDにOSやソフトをインスールすると、起動や動作が速くなって快適になるでしょう。また、ムービーなど容量の大きなデータの保管場所としては少し心許なく感じますが、一時的な作業スペースとしてSSDに保存しておく、という使い方なら良いのではないでしょうか。
SSDの種類は「2.5インチ」、「M.2」、「mSATA」
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SSDの種類としては、写真の上から順に、「2.5インチ」、「M.2」、「mSATA(Mini SATA)」があります。
M.2とmSATAのSSDは、コンパクトさ、特に薄さがメリットと言えます。そのため、スリムなノートPCや超小型PCなどでは、M.2やmSATAが採用されていることが多いです。
そして、速度的には、M.2 SSDで内部接続がPCIe4.0×4/NVMe、PCIe3.0×4/NVMeのものが優れています(詳しくは後述)。
M.2 SSDの選び方
ここからは、M.2 SSDを選ぶ際のポイントを説明していきたいと思います。
内部接続の種類と特徴を理解する
内部接続には「PCIe3.0×4/NVMe」、「PCIe4.0×4/NVMe」、「SATA3.0」がある
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先に少し触れていますが、M.2 SSDの内部接続にはPCIe4.0×4/NVMe、PCIe3.0×4/NVMe、SATA3.0があり、速度が異なります。規格上の速度上限は、SATA3.0は6Gbps、PCIe3.0×4/NVMeは32Gbps、PCIe4.0×4/NVMeは64Gbpsとなっています。
●PCIe
まず、「PCI」は、「Peripheral Component Interconnect」の略で、CPUと周辺機器(ペリフェラル)との間をつなぐ通信を行うバスアーキテクチャのひとつ。この帯域幅を拡張したのが、「PCIe(PCI Express)」になります。
なお、現在主流のPCIeのリビジョンは「4.0」と「3.0」です。1レーンあたりの転送速度は、「3.0」では「8Gbps」なのに対し、「4.0」では2倍の「16Gbps」と高速です。
また、PCIeは複数のレーンを束ねて高速化することができます。これを4レーン束ねたのが「×4」と表記されているもの。ちなみに、グラフィックボードではさらに高速な「×16」が採用されています。
●NVMe
「NVM」は「Non-Volatile Memory」で、日本語訳は「不揮発性メモリ」です。前述の「フラッシュメモリ」(電力供給がなくてもデータ保持が可能)は、これに含まれます。この「NVM」を「PCIe」バスを介してPCと高速接続するプロトコルが「NVMe(NVM Express)」です。
PCIe4.0×4/NVMeまたはPCIe3.0×4/NVMe接続が高速! ただし発熱に注意
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上記のように、SATA3.0接続よりも、PCIe4.0×4/NVMeまたはPCIe3.0×4/NVMe接続の方が転送速度に優れます。たとえば、スペック上のシーケンシャル(連続)の速度を見てみると、SATA3.0はリード560MB/s・ライト510MB/sなどで、PCIe3.0×4/NVMeはリード3,400MB/s・ライト3,000MB/sなど、PCIe4.0×4/NVMeはリード7,000MB/s・ライト5,000MB/sなど。やはり速度を重視してPCIe4.0×4/NVMeまたはPCIe3.0×4/NVMe接続に決まりですね。なので今回紹介する製品は、PCIe4.0×4/NVMeまたはPCIe3.0×4/NVMe接続のものになります。
ただし、PCIe4.0×4/NVMeまたはPCIe3.0×4/NVMe接続のM.2 SSDでは、高速なためにかなり発熱があります。なので、使用する際にはヒートシンクやファンなどで冷却することも重要になってきます。
「サーマルスロットリング」とは、一定以上の高温となった場合に、速度を低下させることで、製品の破損を防ぐ技術です。
PCIe4.0×4/NVMeとPCIe3.0×4/NVMe接続のM.2 SSDには通常、この「サーマルスロットリング」が搭載されていて、負荷がかかって高温となった場合には速度が低下する仕様となっています。なので、高負荷時でも速度を維持するためには、冷却が重要になります。
端子の形状を確認する(マザーボードのM.2スロットの形状に合わせる)
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写真左が「M key」、右が「B & M key」
M.2 SSDの端子には、欠き切りが1つの「M key」(写真左)と、欠き切りが2つの「B & M key」(写真右)があります。
そして、マザーボードのM.2スロット側も、欠き切りに対応する凸のある形状になっています。なので、「B & M key」のみに対応するスロット(凸が2つ)には、「M key」端子(欠き切りが1つ)は物理的に入りません。
「M key」スロット(凸が1つ)は、「M key」端子(欠き切りが1つ)はもちろん入りますし、「B & M key」端子(欠き切りが2つ)も入ります。そして、多くのマザーボードは、この「M key」スロットを搭載していて、「M key」と「B & M key」の両方の端子に対応しています。
ですので、M.2 SSDを接続するマザーボードのスロットの仕様を確認して、それに合う製品を選びましょう。
M.2 SSDの製品が出始めの頃は、PCIe/NVMe接続のものは「M key」、SATA3.0接続のものは「B & M key」というように、ほぼ完全に区別されていました。
しかし、最近では完全には区別されておらず、PCIe/NVMe接続で「B & M key」のものも出てきています。
物理サイズは「Type 2280」が一般的
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M.2 SSDのスペックにある「Type 2280」といった表記は、物理サイズの規格です。「Type 2280」の場合、幅が22㎜で長さが80㎜という意味。これ以外には、幅は同じく22㎜で、長さ60㎜の「Type 2260」、長さ42㎜の「Type 2242」、長さ30㎜の「Type 2230」があります。
このうち、最も一般的なのが「Type 2280」で、マザーボード側でも基本として対応しています。ですので、この「Type 2280」の製品を選ぶのが基本になると言えます。今回紹介する製品も、すべて「Type 2280」のものになります。
ちなみに、「Type 2260」、「Type 2242」、「Type 2230」の製品はあまり数が多くないので、価格が割高になります。
NANDフラッシュメモリのタイプは「TLC」や「QLC」でOK!
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SSDのフラッシュメモリには「NAND型」(ナンド型)が用いられています。これは「Not AND(否定論理積)」の略で、シンプルな論理で「はい」か「いいえ」の結果を出すことのできる電子回路のこと。
NANDフラッシュメモリには「セル」という区画があり、そこにビット単位で情報を記録します。これは記録するビット数によって、次のように分かれます。
そして、現在市販されている製品の多くに、TLCまたはQLCが採用されています。これらには上記のようなデメリットもありますが、近年はコントローラーなどの技術が向上し、速度アップ、エラー回避、書き込むセルの分散による寿命の延長が図られているので、TLCまたはQLCを選んで全く問題はないでしょう。
「3D NAND」の製品が高速・省電力・高耐久性
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従来は容量を増やそうとする場合、より多くのNANDフラッシュメモリのセルを2次元(平面、2D)に配置していました。しかしこの方法では、物理的な面積による限界があり、さらにセル間が狭くなるため電気的な干渉によるエラーが生じやすいという問題がありました。
そこで登場したのが、垂直方向にもセルを積み重ねて3次元(立体、3D)のレイヤー構造とする「3D NAND」という技術。これにより、セル同士の間隔を保って電気的な干渉によるエラーを回避しつつも大容量化が可能となりました。
また、セルは物理的なサイズが小さくなるほど耐久性も低下しますが、3D NANDでは容量を増やす際にサイズを小さくしなくてもよいので、耐久性が増します。
さらに、上記のようにエラーが回避されるので、従来は必要だった「エラー訂正のプロセス」が省略されて速度がアップし、省電力にもなります。
このように良いこと尽くめなので、最近は3D NANDの製品が多くなっています。
シーケンシャル・ランダムの速度を確認
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SSDのスペックには、次のような記載があります。
シーケンシャルリード:5,150MB/s シーケンシャルライト:4,900MB/s 4KBランダムリード:740K IOPS 4KBランダムライト:800K IOPS |
■シーケンシャルリード/ライト:大きなデータの読み書き速度に影響
「シーケンシャル」は、「連続した領域を順番に」という意味。具体的には、動画や写真などある程度大きなデータを扱う場合になります。「MB/s」は、「1秒間に何メガバイト」ということ。ですので「シーケンシャルリード:5,150MB/s」は、「動画や写真などある程度大きなデータを、1秒間に5,150メガバイト読み込める」という意味になります。同様に「シーケンシャルライト:4,900MB/s」は、「大きなデータを1秒間に4,900メガバイト書き込める」という意味です。
■4KBランダムリード/ライト:OSやアプリケーションの起動・操作の快適さに影響
「4KBランダムリード」と「4KBランダムライト」というのは、4キロバイト単位でのランダムな読み込み/書き込みを示します。「IOPS」は「Input/Output Per Second」の略で、1秒間にインプット/アウトプットできる回数のこと。ですので「4KBランダムリード:740K IOPS」とは、「4KB単位のランダムで、1秒間に740,000回読み込める」という意味になります。OSやアプリケーションの起動や操作時には、複数のファイルを同時に読み込むランダムアクセスが多いので、こちらの性能が起動時間や操作の快適さに影響してきます。
なお、スペックにあるベンチマークの数値は製品によって異なりますが、近年のSSDの転送速度はかなり速いので、使用する際の体感速度はどの製品でもほぼ変わりません。ただし、この数値は、ベンチマークソフトでユーザーが容易に目にすることができるものなので、選ぶ際にはやはり気になるところですね。
実用上は、スペックのTBW(総書込バイト数)・MTBF(平均故障間隔)・消費電力の違いは、そこまで気にしなくても可
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製品によって、また同シリーズでも容量によって、MTBF(平均故障間隔)、TBW(総書込バイト数)、消費電力は違っています。ただし実用上は、通常使用ができるだけの耐久性はありますし(壊れるときは壊れますし)、SSDはもともと省電力なので、スペック上の違いはそこまで気にしなくても良いでしょう。
用途に見合った容量の製品に
SSDの容量は以下のように、OSをインストールして起動ディスクとして使用するか、ソフトをたくさんインストールするか、多くの動画や写真のデータを保存するかなどを考慮して選ぶと良いでしょう。
OSと最低限のソフトだけをインストール……120GB程度
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たとえば、「ワープロと表計算ソフト、Webの閲覧くらいでしたPCを使わない」、「大容量のHDDを搭載していて、そっちにデータを保存している」といった場合は、120GB程度でも可です。ただし、後からソフトをインストールする場合などに容量不足となることもあるので、オススメはできないですね。
OSとソフトをたくさんインストール……250GB程度
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PCで「写真や動画の編集なども行う」、「少しだけゲームもする」といった場合は、250GB程度はあると良いでしょう。加えて、写真や動画などのデータ保存用のSSDまたはHDDも搭載すると、より快適になります。
OSと最新ゲームをいくつもインストール……500GB程度
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PCに最新ゲームをいくつもインストールしてプレイする場合は、ゲームの容量が30GBや60GBなどかなりの大きさのものもあるので、500GB程度は欲しいですね。そして別途、データ保存用のSSDまたはHDDも搭載しておきたいものです。
写真や動画などのデータをたくさん保存する……1TB以上
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SSDに、写真や動画などのデータも保存するなら、1TB以上の容量は確保しておきましょう。ただし、これくらい大きな容量の製品は、価格もそれなりに高くなります。
【PCIe4.0×4/NVMe接続】M.2 SSD おすすめランキング
ここからは、M.2 SSDのおすすめ製品を紹介していきます。まずはPCIe4.0×4/NVMe接続の製品を紹介し、その後にPCIe3.0×4/NVMe接続の製品と続きます。
PCIe4.0×4/NVMe接続のM.2 SSDで、ベンチマークソフトが叩き出す圧倒的なハイスコアを堪能しましょう!(発熱対策を忘れずに) ヒートシンクが搭載されたモデルもあるので、そちらを選ぶのも良いですね。
また、それぞれの製品に容量のバリエーションがあるので、前述の容量の目安も踏まえながら、自分の用途に合ったものを選んでください。
第1位:Western Digital WD Black SN770
250GB Western Digital WD Black SN770 WDS250G3X0E
7,051円(税込)
500GBWestern Digital WD Black SN770 WDS500G3X0E-EC
8,198円(税込)
1TB Western Digital WD Black SN770 WDS100T3X0E-EC
12,879円(税込)
2TB Western Digital WD Black SN770 WDS200T3X0E-EC
25,563円(税込)
内部接続 | PCIe4.0×4/NVMe | |||
物理サイズ規格 | Type 2280 | |||
端子形状 | M key | |||
NANDフラッシュメモリタイプ | WD/SanDisk製 112層 3D TLC NAND | |||
容量 | 250GB | 500GB | 1TB | 2TB |
---|---|---|---|---|
シーケンシャルリード | 4,000MB/s | 5,000MB/s | 5,150MB/s | |
シーケンシャルライト | 2,000MB/s | 4,000MB/s | 4,900MB/s | 4,850MB/s |
4KBランダムリード | 240K IOPS | 460K IOPS | 740K IOPS | 650K IOPS |
4KBランダムライト | 470K IOPS | 800K IOPS | ||
MTTF(平均故障間隔) | 175万時間 | |||
TBW(総書込バイト数) | 200TBW | 300TBW | 600TBW | 1,200TBW |
速度を抑えたハイコスパのモデル、システムメモリの一部をキャッシュとして使用、ランダムの転送速度を向上させる「ゲームモード」を搭載
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Western Digitalの「WD_BLACK」シリーズはハイパフォーマンスPCユーザーに向けですが、この製品はPCIe4.0に対応しつつも、多少速度を抑え気味にしてコスパを重視したモデルです。
そして、一般的なM.2 SSDでは、キャッシュ用として製品にDRAMを実装しているのですが、この製品ではそれがなく、代わりにPCIe3.0/4.0の高速帯域を通じてシステムメモリの一部をキャッシュとして使用する「HMB」(Host Memory Buffer)に対応しています。
また、メーカーが配布しているソフト「WD Dashboard」を使用することで、ランダムの転送速度を向上させる「ゲームモード」に切り替えることができます(切り替え時には、システムの再起動が必要)。「WD Dashboard」では、M.2 SSDのスタータス(パフォーマンス、温度、使用量、余寿命など)の確認、ファームウェアの更新、ドライブ消去なども行うことができるので、そのソフトの画面を見ているだけでも楽しめそうですね。
第2位:Crucial P5 Plus
500GB Crucial P5 Plus CT500P5PSSD8JP
7,982円(税込)
1TB Crucial P5 Plus CT1000P5PSSD8JP
12,980円(税込)
2TB Crucial P5 Plus CT2000P5PSSD8JP
25,000円(税込)
内部接続 | PCIe4.0×4/NVMe | ||
物理サイズ規格 | Type 2280 | ||
端子形状 | M key | ||
NANDフラッシュメモリタイプ | 176層 3D TLC NAND | ||
容量 | 500GB | 1TB | 2TB |
---|---|---|---|
シーケンシャルリード | 6,600MB/s | ||
シーケンシャルライト | 4,000MB/s | 5,000MB/s | |
4KBランダムリード | 360K IOPS | 630K IOPS | 720K IOPS |
4KBランダムライト | 700K IOPS | ||
MTTF(平均故障間隔) | 200万時間 | ||
TBW(総書込バイト数) | 300TBW | 600TBW | 1,200TBW |
アクセスを抑えてライト性能を向上、パリティ機能を搭載、関連ソフトウェアも充実、コスパの良い製品、ヒートシンクとのセットも
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メーカー初のPCIe4.0に対応した、ハイパフォーマンスモデルのM.2 SSDです。上位モデルだけあって、アクセスを抑えながらライト性能を向上させる「Dynamic Write Acceleration」、パリティ(データ整合性の維持)機能の「RAIN」(Redundant Array of Independent NAND)など、独自の高度機能を搭載しています。
また、関連ソフトウェアも充実していて、購入者はクローンソフトの「Acronis True Image for Crucial」、温度・容量等の管理やファームウェアのアップデートなどを行う「Crucial Storage Executive」をダウンロードすることが可能です。
こうした性能の割には価格が良心的なので、購入しやすいのではないでしょうか。
なお、ヒートシンクとセットのモデルもあります。
Crucial P5 Plus ヒートシンクセット
1TB Crucial P5plus + ヒートシンク セット CT1000P5PSSD8JP
21,958円(税込)
2TB Crucial P5plus + ヒートシンク セット CT2000P5PSSD8JP
64,880円(税込)
第3位:Western Digital WD Black SN850
500GB Western Digital WD Black SN850 WDS500G1X0E
15,980円(税込)
1TB Western Digital WD Black SN850 WDS100T1X0E-EC
27,361円(税込)
2TB Western Digital WD Black SN850 WDS200T1X0E-EC
39,460円(税込)
内部接続 | PCIe4.0×4/NVMe | ||
物理サイズ規格 | Type 2280 | ||
端子形状 | M key | ||
NANDフラッシュメモリタイプ | 3D TLC NAND | ||
容量 | 512GB | 1TB | 2TB |
---|---|---|---|
シーケンシャルリード | 7,000MB/s | ||
シーケンシャルライト | 4,100MB/s | 5,300MB/s | 5,100MB/s |
4KBランダムリード | 810K IPOS | 1,100K IPOS | |
4KBランダムライト | 680K IPOS | 720K IPOS | 710K IPOS |
TBW(総書込バイト数) | 300TBW | 600TBW | 1,200TBW |
ハイパフォーマンスPCユーザーに向けた高速モデル、「ゲームモード」でアクセス性能を維持、ヒートシンク搭載モデルも
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Western DigitalのM.2 SSDでは最速のクラスの製品で、シーケンシャルリードは7,000MB/sとなっています。
また、ゲームプレイの際には、専用ユーティリティ「WD Black SSD Dashboard」でゲームモードをオンにし、省電力機能を無効化することで、ディスクアクセス性能を常に高い状態で維持できるようになります。
なお、ヒートシンクを搭載したモデルもあります。こちらにはRGB照明が搭載されていて、「WD Black SSD Dashboard」でRGBのカスタマイズが可能です。
ヒートシンク搭載 Western Digital WD Black SN850
500GB Western Digital WD Black SN850 ヒートシンク WDS500G1XHE-EC
19,980円(税込)
1TB Western Digital WD Black SN850 ヒートシンク WDS100T1XHE-EC
36,700円(税込)
2TB Western Digital WD Black SN850 ヒートシンク WDS200T1XHE-EC
52,800円(税込)
第4位:Samsung 980 PRO
250GB Samsung 980 PRO MZ-V8P250B/EC
10,586円(税込)
500GB Samsung 980 PRO MZ-V8P500B/EC
11,091円(税込)
1TB Samsung 980 PRO MZ-V8P1T0B/EC
19,990円(税込)
2TB Samsung 980 PRO MZ-V8P2T0B/EC
37,480円(税込)
内部接続 | PCIe4.0×4/NVMe | |||
物理サイズ規格 | Type 2280 | |||
端子形状 | M key | |||
NANDフラッシュメモリタイプ | 100層以上 3D TLC NAND(Samsung 3D V-NAND) | |||
容量 | 250GB | 500GB | 1TB | 2TB |
---|---|---|---|---|
シーケンシャルリード | 6,400MB/s | 6,900MB/s | 7,000MB/s | |
シーケンシャルライト | 2,700MB/s | 5,000MB/s | 5,100MB/s | |
4KBランダムリード | 500K IOPS | 800K IOPS | 1,000K IOPS | |
4KBランダムライト | 600K IOPS | 1,000K IOPS | ||
TBW(総書込バイト数) | 150TBW | 300TBW | 600TBW | 1,2000TBW |
ハイパフォーマンスモデル、温度を監視・維持する技術を搭載、ヒートシンク搭載モデルも
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同社独自の100層以上 3D構造フラッシュメモリ TLC NAND(Samsung 3D V-NAND)を採用した製品。NANDの層(レイヤー)を増やすと、通常はエラーやレイテンシー(遅延)が起こりやすくなるため、この製品では回路設計が見直されています。これにより、NAND自体の性能の向と、省電力も実現しています。
また、ライト性能を加速させるために、「Intelligent TurboWrite」を搭載しています。これは、フラッシュメモリの一部をSLCとし、領域を可変させながらキャッシュにする技術です。発熱にも配慮がされており、貼付されたラベルは銅箔の層を含むヒートスプレッダとなっていて、これにより放熱性が高められています。
ただし、こうした技術と圧倒的な速度のために、価格は高めですね。コスパはあまり気にせず、とにかくスペックを求めるユーザーにおすすめです。
なお、ヒートシンクを搭載したモデルもあります。
ヒートシンク搭載 Samsung 980 PRO
1TB Samsung 980 PRO ヒートシンクモデル MZ-V8P1T0C/EC
15,990円(税込)
2TB Samsung 980 PRO ヒートシンクモデル MZ-V8P2T0C/EC
47,800円(税込)
第5位:Seagate FireCuda 530
500GB Seagate FireCuda 530 ZP500GM3A013
15,580円(税込)
1TB Seagate FireCuda 530 ZP1000GM3A013
17,337円(税込)
2TB Seagate FireCuda 530 ZP2000GM3A013
36,373円(税込)
4TB Seagate FireCuda 530 ZP4000GM3A013
86,980円(税込)
内部接続 | PCIe4.0×4/NVMe | |||
物理サイズ規格 | Type 2280 | |||
端子形状 | M key | |||
NANDフラッシュメモリタイプ | 176層 3D TLC NAND | |||
容量 | 500GB | 1TB | 2TB | 4TB |
---|---|---|---|---|
シーケンシャルリード | 7,000MB/s | 7,300MB/s | 7,250MB/s | |
シーケンシャルライト | 3,000MB/s | 6,000MB/s | 6,900MB/s | |
4KBランダムリード | 400K IOPS | 800K IOPS | 1,000K IOPS | |
4KBランダムライト | 700K IOPS | 1,000K IOPS | ||
MTTF(平均故障間隔) | 180万時間 | |||
TBW(総書込バイト数) | 640TBW | 1,275TBW | 2,550TBW | 5,100TBW |
プロレベルのゲーマーの要求に応じるカスタムチューンドコントローラーを採用、ヒートシンク搭載モデルも
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Seagateのゲーミング向け「FireCuda」シリーズのハイパフォーマンスモデル。プロレベルのゲーマーの要求に応じるために、カスタムチューニングが施されたコントローラーの採用、ファームウェアの改良なども行われて、かなりの高速を実現しています。
また、同社から管理ソフトの「SeaTools」が無料で提供されているため、これを使ってSSDの診断やフォーマット、チューンアップなどを実行することができます。
容量のラインナップには4TBがあるので、この大容量なら残りスペースについていろいろ考える必要がなくなり、気軽にデータを残しておけますよ。ただ、価格は高いですね。
なお、ヒートシンクを搭載したモデルもあります。
ヒートシンク搭載 Seagate FireCuda 530
500GB Seagate FireCuda 530 ヒートシンク付き ZP500GM3A023
11,992円(税込)
1TB Seagate FireCuda 530 ヒートシンク付き ZP1000GM3A023
19,092円(税込)
2TB Seagate FireCuda 530 ヒートシンク付き ZP2000GM3A023
39,186円(税込)
4TB Seagate FireCuda 530 ヒートシンク付き ZP4000GM3A023
112,171円(税込)
第6位:CFD PG4NZL
500GB CFD PG4NZL CSSD-M2M5TPG4NZL
10,227円(税込)
1TB CFD PG4NZL CSSD-M2M1TPG4NZL
15,901円(税込)
2TB CFD PG4NZL CSSD-M2M2TPG4NZL
33,313円(税込)
4TB CFD PG4NZL CSSD-M2M4TPG4NZL
85,380円(税込)
内部接続 | PCIe4.0×4/NVMe | |||
物理サイズ規格 | Type 2280 | |||
端子形状 | M key | |||
NANDフラッシュメモリタイプ | Micron B47R 3D TLC NAND | |||
容量 | 500GB | 1TB | 2TB | 4TB |
---|---|---|---|---|
シーケンシャルリード | 7,000MB/s | 7,200MB/s | ||
シーケンシャルライト | 3,000MB/s | 6,000MB/s | 6,850MB/s | |
4KBランダムリード | 450K IOPS | 750K IOPS | 1,000K IOPS | |
4KBランダムライト | 700K IOPS | 1,000K IOPS | ||
MTTF(平均故障間隔) | 160万時間 | |||
TBW(総書込バイト数) | 350TBW | 700TBW | 1,400TBW | 3,000TBW |
最大転送速度7,200 MB/sのハイエンドモデル、最大容量は4TB、純正ヒートシンクも用意
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同シリーズのハイエンドモデルで、シーケンシャルリード7,200 MB/s、同ライト 6,850 MB/sという、高いパフォーマンスを誇ります。また、最大容量4TBというラインアップも魅力ですね。
機能面の特徴としては、空き容量に応じてリード/ライトのパフォーマンスを調整・管理する「Smart data processing」、NANDの一部をキャッシュに使用する「SLC Dynamic caching」、コマンドを予測して受信することでリード性能を向上させる「Predict & Fetch」などの技術を採用。これらにより、従来よりも高いパフォーマンスを実現しています。
なお、以下のような純正のヒートシンクも用意されています。これとセットで購入して、ヒートシンクモデルにするのもアリですね。
シー・エフ・デー販売 M.2 ヒートシンク スリムタイプ 両面実装対応 高冷却設計 サーマルパッド付属 M.2 2280 SSD CFD Gaming HSN-TITAN
1,650円(税込)
出典:www.amazon.co.jp
【プラスα】M.2 SSD用ヒートシンクのおすすめ
以下の記事で、M.2 SSD用ヒートシンクのおすすめを紹介していますので、見てみてくださいね。
【PCIe3.0×4/NVMe接続】M.2 SSD おすすめランキング
続きまして、PCIe3.0×4/NVMe接続の製品を紹介していきたいと思います。
PCIe4.0×4/NVMe接続と比較すると速度は劣りますが、あくまで比較すればの話であり、実用上は十分に高速なので、価格などを考慮してこちらを選ぶのもアリですよ。
第1位:Crucial M.2 SSD P2 / P5
250GB Crucial M.2 SSD P2 CT250P2SSD8JP
5,880円(税込)
500GB Crucial M.2 SSD P2 CT500P2SSD8JP
7,167円(税込)
1TB Crucial M.2 SSD P2 CT1000P2SSD8
9,680円(税込)
2TB Crucial M.2 SSD P2 CT2000P2SSD8
20,339円(税込)
内部接続 | PCIe3.0×4/NVMe | |||
物理サイズ規格 | Type 2280 | |||
端子形状 | M key | |||
NANDフラッシュメモリタイプ | 64層 3D QLC NAND | |||
容量 | 250GB | 500GB | 1TB | 2TB |
---|---|---|---|---|
シーケンシャルリード | 2,100MB/s | 2,300MB/s | 2,400MB/s | |
シーケンシャルライト | 1,150MB/s | 940MB/s | 1,800MB/s | 1,900MB/s |
4KBランダムリード | 170K IOPS | 95K IOPS | 170K IOPS | 270K IOPS |
4KBランダムライト | 260K IOPS | 215K IOPS | 370K IOPS | 380K IOPS |
TBW(総書込バイト数) | 150TBW | 150TBW | 300TBW | 600TBW |
QLCを採用したハイコスパなモデル、速度は控えめ
出典:www.amazon.co.jp
1セルに4ビットの情報を記録するQLC(Quad Level Cell、クアッドレベルセル)を採用したモデル。価格が低く抑えられているのがメリットですが、他の製品に比べて速度の数値は控えめです。それでも、普段使いには十分な性能ですよ。
そして、Crucial独自のSLCキャッシュ実装技術「Dynamic Write Acceleration」を採用することで、より安定したパォーマンスを発揮できるようになっています。
なお、TLCを採用し、速度を向上させた以下のモデルもあります。
TLC採用、スピードをアップさせたCrucial M.2 SSD P5
250GB Crucial M.2 SSD P5 CT250P5SSD8
20,210円(税込)
500GB Crucial M.2 SSD P5 CT500P5SSD8JP
10,000円(税込)
1TB Crucial M.2 SSD P5 CT1000P5SSD8JP
11,790円(税込)
2TB Crucial M.2 SSD P5 CT2000P5SSD8JP
40,300円(税込)
内部接続 | PCIe3.0×4/NVMe | ||||
物理サイズ規格 | Type 2280 | ||||
端子形状 | M key | ||||
NANDフラッシュメモリタイプ | 3D TLC NAND | ||||
容量 | 250GB | 500GB | 1TB | 2TB | |
---|---|---|---|---|---|
シーケンシャルリード | 3,400MB/s | ||||
シーケンシャルライト | 1,400MB/s | 3,000MB/s | |||
4KBランダムリード | 210K IOPS | 390K IOPS | 430K IOPS | ||
4KBランダムライト | 355K IOPS | 500K IOPS | |||
TBW(総書込バイト数) | 150TBW | 300TBW | 600TBW | 1,200TBW |
第2位:Samsung M.2 SSD 980
250GB Samsung 980 M.2 SSD MZ-V8V250B/EC
6,545円(税込)
500GB Samsung 980 M.2 SSD MZ-V8V500B/EC
7,990円(税込)
1TB Samsung 980 M.2 SSD MZ-V8V1T0B/EC
10,990円(税込)
内部接続 | PCIe3.0×4/NVMe | ||
物理サイズ規格 | Type 2280 | ||
端子形状 | M key | ||
NANDフラッシュメモリタイプ | 128層 3D TLC NAND(Samsung 3D V-NAND) | ||
容量 | 250GB | 500GB | 1TB |
---|---|---|---|
シーケンシャルリード | 3,900MB/s | 3,100MB/s | 3,500MB/s |
シーケンシャルライト | 1,300MB/s | 2,600MB/s | 3,000MB/s |
4KBランダムリード | 230K IOPS | 400K IOPS | 500K IOPS |
4KBランダムライト | 320K IOPS | 470K IOPS | 480K IOPS |
TBW(総書込バイト数) | 150TBW | 300TBW | 600TBW |
独自の128層「Samsung 3D V-NAND」を採用、温度を監視・維持する技術を搭載
出典:www.amazon.co.jp
Samsung独自の128層3D構造フラッシュメモリ「V-NAND」をTLCとして使用している製品。この技術により、安価ながらも高速、そして最大1TBという容量を実現しています。
また、ライト性能を加速させる「Intelligent TurboWrite」(フラッシュメモリの一部をSLCとし、領域を可変させながらキャッシュにする技術)や銅箔の層を含むヒートスプレッダとなるラベルなども採用されています。さらに、コントローラーにも先進のニッケルコーティングが施され、優れた放熱が可能。さらに、動作温度を監視して最適な温度を維持する「Dynamic Thermal Guard」を搭載し、熱によるパフォーマンスの低下を最小限に抑えてくれます。
第3位:KIOXIA M.2 SSD EXCERIA G2
500GB KIOXIA M.2 SSD EXCERIA G2 SSD-CK500N3G2/N
5,480円(税込)
1TB KIOXIA M.2 SSD EXCERIA G2 SSD-CK1.0N3G2/N
8,980円(税込)
2TB KIOXIA M.2 SSD EXCERIA G2 SSD-CK2.0N3G2/N
19,980円(税込)
内部接続 | PCIe3.0×4/NVMe | ||
物理サイズ規格 | Type 2280 | ||
端子形状 | M key | ||
NANDフラッシュメモリタイプ | 3D TLC NAND(国産BiCS FLASH) | ||
容量 | 500GB | 1TB | 2TB |
---|---|---|---|
シーケンシャルリード | 1,700MB/s | 2,100MB/s | |
シーケンシャルライト | 1,700MB/s | ||
4KBランダムリード | 400K IOPS | 360K IOPS | |
4KBランダムライト | 400K IOPS | ||
MTTF(平均故障間隔) | 150万時間 | ||
TBW(総書込バイト数) | 200TBW | 400TBW | 800TBW |
キオクシア(旧東芝メモリ)の「BiCS FLASH」技術による国産3Dメモリ、信頼性の向上と低消費電力化を実現
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東芝メモリを前身とするキオクシアが、コンシューマー向けに立ち上げたブランド「キオクシア(KIOXIA)」の製品。同社の「BiCS FLASH」技術を採用した国産3Dフラッシュメモリを搭載することにより、信頼性の向上と低消費電力化を実現しています。
また、マネジメントソフトの「SSD Utility」を無料でダウンロードでき、これによりSSDのメンテナンス、モニタリング、チューニングなどの管理に役立てることができます。
なお、ゲーミングPCなどのために、速度を向上させた以下のモデルもあります。
ハイエンドモデル、KIOXIA EXCERIA PLUS
500GB KIOXIA M.2 SSD EXCERIA PLUS G2 SSD-CK500N3PG2/N
7,280円(税込)
1TB KIOXIA M.2 SSD EXCERIA PLUS G2 SSD-CK1.0N3PG2/N
10,980円(税込)
2TB KIOXIA M.2 SSD EXCERIA PLUS G2 SSD-CK2.0N3PG2/N
23,098円(税込)
内部接続 | PCIe3.0×4/NVMe | |||
物理サイズ規格 | Type 2280 | |||
端子形状 | M key | |||
NANDフラッシュメモリタイプ | 3D TLC NAND(国産BiCS FLASH) | |||
容量 | 500GB | 1TB | 2TB | |
---|---|---|---|---|
シーケンシャルリード | 3,400MB/s | |||
シーケンシャルライト | 3,200MB/s | |||
4KBランダムリード | 680K IOPS | |||
4KBランダムライト | 620K IOPS | |||
MTTF(平均故障間隔) | 150万時間 | |||
TBW(総書込バイト数) | 200TBW | 400TBW | 800TBW |
第4位:Western Digital M.2 SSD WD Blue SN570
250GB Western Digital WD Blue SN570 WDS250G3B0C
6,080円(税込)
500GB Western Digital WD Blue SN570 WDS500G3B0C
6,939円(税込)
1TB Western Digital WD Blue SN570 WDS100T3B0C-EC
11,131円(税込)
2TB Western Digital WD Blue SN570 WDS100T3B0C-EC
22,480円(税込)
内部接続 | PCIe3.0×4/NVMe | |||
物理サイズ規格 | Type 2280 | |||
端子形状 | M key | |||
NANDフラッシュメモリタイプ | TLC NAND | |||
容量 | 250GB | 500GB | 1TB | 2TB |
---|---|---|---|---|
シーケンシャルリード | 3,300MB/s | 3,500MB/s | ||
シーケンシャルライト | 1,200MB/s | 2,300MB/s | 3,000MB/s | 3,500MB/s |
4KBランダムリード | 190K IOPS | 360K IOPS | 460K IOPS | 600K IOPS |
4KBランダムライト | 210K IOPS | 390K IOPS | 450K IOPS | 600K IOPS |
MTTF(平均故障間隔) | 150万時間 | |||
TBW(総書込バイト数) | 150TBW | 300TBW | 600TBW | 900TBW |
96層 3D TLC NANDを採用した、コスパの高いミドルレンジ
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Western Digitalではストレージのクラスをカラーで区別していますが、この製品はメインストリーム向けのミドルレンジに位置づけられた製品。それでも速度は申し分ないので、かなり高いコストパフォーマンスを実現しています。
コストを抑えつつ、大容量のM.2 SSDでデータの保管場所を実現したいユーザーには、嬉しい価格ですね(ちなみに、ハイパフォーマンスPCユーザー向けの「WD BLACK」シリーズは後で紹介します)。
第5位:Kingston NV1-E
500GB Kingston NV1-E SNVSE/500G
9,294円(税込)
1TB Kingston NV1-E SNVSE/1000G
16,780円(税込)
2TB Kingston NV1-E SNVSE/2000G
27,800円(税込)
内部接続 | PCIe4.0×4/NVMe | |||
物理サイズ規格 | Type 2280 | |||
端子形状 | M key | |||
NANDフラッシュメモリタイプ | 3D NAND | |||
容量 | 250GB | 500GB | 1TB | 2TB |
---|---|---|---|---|
シーケンシャルリード | 2,100MB/s | |||
シーケンシャルライト | 1,00MB/s | 1,700MB/s | ||
4KBランダムリード | 記載なし | |||
4KBランダムライト | 記載なし | |||
MTTF(平均故障間隔) | 150万時間 | |||
TBW(総書込バイト数) | 60TBW | 120TBW | 240TBW | 480TBW |
ベーシックな性能でコスパ重視の安価なモデル
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メーカーのM.2 SSDのラインナップではエントリーモデルに位置づけられる製品で、転送速度はそれなりの数値を示しています。
その分、かなりコストパフォーマンスを重視しているので、古いPCを蘇らせたり、セカンドPCに装着するなどの用途には適していると言えるでしょう。
第6位:SP P34A60
128GB SP P34A60 SP128GBP34A60M28
2,590円(税込)
256GB SP P34A60 SP256GBP34A60M28
3,290円(税込)
512GB SP P34A60 SP512GBP34A60M28
3,290円(税込)
1TB SP P34A60 SP001TBP34A60M28
8,380円(税込)
2TB SP P34A60 SP002TBP34A60M28
16,182円(税込)
内部接続 | PCIe4.0×4/NVMe | ||||
物理サイズ規格 | Type 2280 | ||||
端子形状 | M key | ||||
NANDフラッシュメモリタイプ | 3D TLC NAND | ||||
容量 | 128GB | 256GB | 512GB | 1TB | 2TB |
---|---|---|---|---|---|
シーケンシャルリード | 記載なし | 2,100MB/s | 2,200MB/s | 2,500MB/s | |
シーケンシャルライト | 記載なし | 1,200MB/s | 1,600MB/s | 2,100MB/s | |
4KBランダムリード | 記載なし | ||||
4KBランダムライト | 記載なし | ||||
MTTF(平均故障間隔) | 200万時間 |
最小容量128GBからあるので、用途を限定したPCにはうってつけ
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お手頃な価格でパフォーマンスを向上させる、エントリーレベルのM.2 SSDです。特に、容量のラインナップに128GBがあるので、たとえばデータサーバーなどの用途のPCなどで、OSくらいしかインストールしないのであれば、このくらいの小ささが重宝しますね。
また、メーカーが提供しているソフト「SP ToolBox」をダウンロード・インストールすれば、ストレージの詳細な情報(使用容量、トータル書込バイト数、温度など)を簡単にモニタリングすることができます。
おわりに
今回は、M.2 SSDのおすすめ製品を、PCIe4.0接続とPCIe3.0接続で分けて、それぞれの容量ラインナップも含めて紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
技術の進歩により、小型化・高速化・大容量化が進んできたストレージ。それは常に、発熱との戦いの歴史でもありました。前述したように、PCIe接続のM.2 SSDは発熱がかなりあるので、エアフローを考慮するなどして、是非ともその戦いに勝利し、技術の進歩を思う存分享受してくださいね。