M.2 SSD用ヒートシンクおすすめ15選【小型/変換カードタイプ別】2018年

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 スピードを重視する自作PCユーザーに注目されているM.2 SSDですが、その圧倒的な速度の分、発熱もハンパないですよね。なので、ヒートシンクで冷却することになるかと思いますが、ヒートシンクには多くの製品があって、選ぶのがなかなか難しいのではないでしょうか。

 そこで今回は、M.2 SSD用のヒートシンクを選ぶ際に押さえておきたいポイントを説明しつつ、ECサイトなどで販売されている製品の中からピックアップしたおすすめを紹介したいと思います。参考にしてくださいね。

目次

M.2 SSDとは

 まずは、M.2 SSDそのものについて簡単に見ていきます。

SSDのフォームファクタは2.5インチ、M.2、mSATA

SanDisk SSD UltraII 960GB 2.5インチ [国内正規品]メーカー3年保証付 SDSSDHII-960G-J26
出典:www.amazon.co.jp
Samsung SSD 250GB 960 EVO M.2 Type2280 PCIe3.0×4 NVMe1.2 V-NAND搭載 3年保証 日本サムスン正規品 MZ-V6E250B/IT
出典:www.amazon.co.jp
Samsung SSD 500GB 860 EVO mSATA V-NAND搭載 5年保証 日本サムスン正規品 MZ-M6E500B/EC
出典:www.amazon.co.jp
 SSDのフォームファクタには、写真の上から順に2.5インチ、M.2、mSATA(Mini SATA)があります。見ての通り、M.2とmSATAはコンパクトサイズなのが特徴。

 そして下記で述べるように、M.2 SSDにはPCIe3.0×4/NVMe接続のものとSATA3.0接続のものがあります。

M.2 SSDでPCIe3.0×4/NVMe接続のものは発熱がスゴイ!

Samsung SSD 512GB 960 PRO M.2 Type2280 PCIe3.0×4 NVMe1.2 V-NAND搭載 5年保証 日本サムスン正規品 MZ-V6P512B/IT
出典:www.amazon.co.jp
WD SSD 内蔵SSD M.2 2280 250GB WD Blue WDS250G1B0B/SATA3.0/3年保証
出典:www.amazon.co.jp
 上記のように、M.2 SSDの接続には2つの種類があります。これらは端子の欠き切りが異なり、写真上のPCIe3.0×4/NVMe接続は「M Key」、写真下のSATA3.0接続は「B & M Key」になります。

 PCIe3.0×4/NVMeの規格上の速度上限は32Gb/sで、スペック上のシーケンシャル(連続)速度は読み出し2,050MB/秒・書き込み800MB/秒など。SATA3.0の規格上の速度上限は6Gb/s(実行速度は600MB/秒)で、スペック上のシーケンシャル(連続)速度は読み出し540MB/秒・書き込み430MB/秒など。このように、PCIe3.0×4/NVMe接続の方がかなり速いですね。

※「b/s」は「ビット/秒」で、1秒間あたり何ビットのデータを転送できるかを表します。

 そしてスピードが速い分、PCIe3.0×4/NVMe接続のM.2 SSDは、スゴく発熱があります

「PCIe」と「NVMe」について
PCIe
 「PCIe」は「PCI Express」のことで、PCに機器を増設するための規格「PCI」バスの帯域幅を拡張したもの。現在主流のリビジョンは「3.0」です。

 また、レーンを複数束ねて高速化することも可能で、4レーンを束ねたのが「×4」と表記されているもの。ちなみに、グラフィックボードではさらに高速な「×16」が採用されています。

NVMe
 「NVM」は「Non-Volatile Memory」で、日本語では「不揮発性メモリ」になります。つまり、電力供給がなくてもデータ保持が可能な「フラッシュメモリ」のことですね。これを「PCIe」バスを介してPCと高速接続するプロトコルが「NVM Express」で、短く「NVMe」という表記もします。

ヒートシンクでサーマルスロットリングを防いで、高速転送を維持

長尾製作所 M.2 SSD用ヒートシンク SS-M2S-HS01
出典:www.amazon.co.jp
 PCIe3.0×4/NVMe接続のM.2 SSDには通常、サーマルスロットリングが搭載されています。これは、温度が上がり過ぎた場合に、性能を落として製品の破損を防ぐ技術のこと。なので、負荷がかかって高温になると転送速度が低下してしまいます。

 これを回避して、高負荷時でも本来の性能を発揮するためには、ヒートシンクを装着するなどの冷却対策が必要というわけです。

M.2 SSD用ヒートシンクの選び方

 ここからは、M.2 SSD用ヒートシンクの選び方を見ていきましょう。

製品のタイプで選ぶ(小型ヒートシンク、PCIe変換カード)

 M.2 SSD用ヒートシンクを大きく分けると、シンプルな小型ヒートシンクの製品と、PCIe変換カードタイプの製品があります。

小型ヒートシンク:マザーボードのM.2スロットに装着、コンパクトサイズ

monofive M.2 (2280) SSD用ヒートシンク 放熱板(黒) MF-RADI-A1B
出典:www.amazon.co.jp
 マザーボードのM.2スロットにM.2 SSDを取り付け、それを冷却する場合は、小型ヒートシンクの製品が対応します。

 コンパクトなので邪魔になりにくく、PCケース内の空間をほとんど圧迫しません。ただし、コンパクト故に、後述する変換カードタイプと比較すると放熱面積が小さく、冷却性能が限定的というデメリットがあります。

PCIe変換カード:PCIeスロットに装着、大きなヒートシンクで高い冷却性能

Aquacomputer kryoM.2 PCIe 3.0 x4 Adapter for M.2 NGFF PCIe SSD, M-Key with passive heatsink
出典:www.amazon.co.jp
 変換カードにM.2 SSDを装着し、そこにヒートシンクを取り付けて、PCIeスロットに接続するタイプ。こちらはヒートシンクが大きいので、かなり高い冷却効果が期待できます。また、M.2スロットがないマザーボードでも、変換カードを使えばM.2 SSDが導入できるようになるのも、大きなメリット。

 ただし、PCIeスロットを1つ占有し、それなりの大きさがあるのでPCケース内の空間が必要になる、という点がデメリットです。

 なお、PCIe変換カードタイプのものには、PCIe3.0×4/NVMe接続のM.2 SSDのみ対応(SATA3.0接続のM.2 SSDは非対応)の製品や、サイズの小さいロープロファイル(Low Profile)にも対応した製品もあるので、この点を確認しましょう。

「ロープロファイル」は、PCIの小型規格のこと
Low Profile PCI
出典:www.ratocsystems.com
 ロープロファイル(Low Profile)は、PCI拡張カード/スロットの小型規格のことです。規格の幅は、従来のPCIはボード106.68mm・ブラケット120mmでしたが、ロープロファイルではボード64mm・ブラケット80mmと、かなり小さくなっています。

設置スペースに合った高さの製品にする(小型ヒートシンクタイプ)

AR-NGFF01
出典:www.area-powers.jp
Awesome AWD-MCS01B M.2 2280 SSD NGFF HeatSink Black
出典:www.amazon.co.jp
 小型ヒートシンクタイプの製品は「Type 2280」対応のものが一般的で、長さと幅はほぼ同じ。しかし、高さはそれぞれ違っていて、低いものだと3mmのものもありますし、10mmある製品もあります。

 高さがある方が表面積が広くなるので、冷却性能としては優れます。ただし高さがあると、設置するスペースによっては他のパーツ等と干渉してうまく収まらないことも…。ですので、設置する予定のスペースを確認して、それに合う高さの製品を選ぶことが大切です。

 なお、マザーボードによってはM.2スロットのすぐ近くにコンデンサなどがあり、それと干渉することもあり得るので、その点も確認しましょう。

M.2 SSDの物理サイズは「Type 2280」が一般的
WD SSD 内蔵SSD M.2 512GB WD Black / PCIe Gen3 NVMe 8Gbs / 5年保証 / WDS512G1X0C
出典:www.amazon.co.jp
MagiDeal PCI - E NGFF M。2 SSD 2242 2260 2280 Mキーx4 NG PCIe gen3 x4アダプタカード
出典:www.amazon.co.jp
 M.2 SSDのスペックに「Type 2280」といった記載がありますが、これは物理サイズの規格を示しています。「Type 2280」の場合、幅が22mmで長さが80mmという意味。これ以外には、幅は同じく22mmで、長さ60mmの「Type 2260」と、長さ42mmの「Type 2242」があります。

 このうち最も一般的なのが「Type 2280」で、今回紹介する製品もすべて「Type 2280」対応の製品になります。

取付方法で選ぶ(小型ヒートシンクタイプ)

アイネックス M.2 SSD用ヒートシンク HM-21
熱伝導両面テープ
出典:www.amazon.co.jp

長尾製作所 ファン付M.2SSD用ヒートシンク SS-M2S-HS03
耐熱絶縁テープ
出典:www.amazon.co.jp

monofive M.2 (2280) SSD用ヒートシンク 放熱板(黒) MF-RADI-A1B
シリコンゴムリング
出典:www.amazon.co.jp

Aquacomputer kryoM.2 micro passive heat sink for M.2 2280 SSD
金属クリップ/ブラケット
出典:www.amazon.co.jp

 上の写真のように、小型ヒートシンクタイプの製品をM.2 SSDへ取り付ける方法には主に、熱伝導両面テープ、耐熱絶縁テープ、シリコンゴムリング、クリップ/ブラケット、があります。

 熱伝導両面テープのものは、お手軽に取り付けることが可能。ただし、かなり強力に貼り付くので、もし外すことになった場合、M.2 SSDのラベルが損傷してしまい、中古で売却する際に査定に影響する可能性があります。ですので、外さないことを前提で考えるのが良いですね。

 その点、耐熱絶縁テープなら、外す際にM.2 SSDのラベルを損傷することはありません。なので、手放す場合でも、比較的良い状態で売却できるでしょう。ただし、取り付け・取り外しを何度も繰り返すと粘着力が弱くなるので、そうした使い方には不向きです。

 シリコンゴムリングと金属クリップ/ブラケットは、外す際にラベルを損傷せず、テープと違って取り付け・取り外しを何度も繰り返すことができます。パーツを取っ替え引っ替えする自作PCユーザーには、このタイプが向いているでしょう。また、よりシッカリ固定したいなら、金属クリップ/ブラケットの方が安心感が持てますね。

ヒートシンクは何色でも実用上は同じ、なので好きなカラーを選ぶ

長尾製作所 M.2 SSD用ヒートシンクカバーSS-M2S-HS02
出典:www.amazon.co.jp
SilverStone M.2 SSD専用放熱ヒートシンク/パッドセット SST-TP02-M2 日本正規代理店品
出典:www.amazon.co.jp
 ヒートシンクには通常、「アルマイト加工」が施されています。これは極々簡単に言うと、陽極(+極)で電解処理をして、表面を保護する酸化アルミニウム皮膜を生成する加工のこと。この加工によって表面が艶消しになり、熱(赤外線)の反射率が低下して、その代わりに吸収率が上がります。吸収率=放射率なので、アルマイト加工をした方がヒートシンクの放熱性能は高くなります。

 そして、ヒートシンクに施される「アルマイト加工」には、白色や黒色などカラーバリエーションがあります。厳密には、黒色にした方が吸収率(=放射率)が高いので放熱性能も高くなるのですが、この差が出てくるのは1,000℃以上くらいの高温になった場合。

 M.2 SSDの温度は、高負荷時でも70~80℃くらいなので、アルマイト加工が何色でも実用上はほぼ変わりありません。なのでカラーについては、見た目の好みで選んで良いでしょう。

冷却ファンの有無で選ぶ

長尾製作所 ファン付M.2SSD用ヒートシンク SS-M2S-HS03
出典:www.amazon.co.jp
 製品の中には、冷却ファンが付属しているものがあります。より強力に冷却したい場合は、そうした製品を選びましょう。ただし冷却ファンの分、サイズが大きくなるので、取り付けスペースが十分かを事前に確認する必要があります。

【H低め・小型ヒートシンク】M.2 SSD用ヒートシンク おすすめランキング5選

 ここからは、M.2 SSD用ヒートシンクのおすすめ製品を紹介していきます。まずは、小型ヒートシンクでH(height:高さ)が低めの製品を紹介し、その後にHが高めの製品、PCIe変換カードタイプの製品と続きます。各製品には、高負荷時における冷却性能の目安も示しているので、参考にしてください(あくまで目安であり、冷却の程度は環境等によって変わります)。

 小型のPCケースを使用している場合などは、Hが低めのヒートシンクが干渉しにくくて良いですね。

※価格は2018年5月13日時点のものであり、変更されている場合があります。

第1位:アイネックス HM-21

熱伝導両面テープで貼り付けるだけ、気軽に試せる低価格、高さ5.1mm【冷却性能目安:-9℃】

AINEX HM-21 熱伝導両面テープ
出典:www.amazon.co.jp
 フィンが波型の、シンプルなヒートシンク。その分、価格がかなり抑えられているので、M.2 SSD用のヒートシンクを試してみたいユーザーには、気軽に入手できて良いのではないでしょうか。

 取付方法もお手軽で、熱伝導両面テープで貼り付けるだけ。ただし、取り外す際にM.2 SSDのラベルが損傷しやすいので注意が必要です。

 ちなみに、熱伝導両面テープがイヤな場合は、以下の放熱シリコンパッド & シリコンゴムリングを使ってみてはいかがでしょう。

アイネックス M.2 ヒートシンク用 放熱シリコーンパッド HT-13
585円(税込)

出典:www.amazon.co.jp

第2位:モノファイブ MF-RADI-A1B

多数のフィンで放熱するコスパの良い製品、高さ6mm【冷却性能目安:-14℃】

monofive MF-RADI-A1B 取り付け例
出典:www.amazon.co.jp
 高さ6mmの細長フィンを採用した製品。細長の形状によって表面積を拡大し、放熱性能を高めています。

 取付けは、ヒートシンクとM.2 SSDの間に付属の放熱シリコンパッドを挟み、2つのシリコンゴムリングで固定します。

 そして、価格が低く設定されているので、コスパは良いですね。

第3位:長尾製作所 SS-M2S-HS01

U字型、1.5mm厚のアルミ製、高さ6mm【冷却性能目安:-14℃】

長尾製作所 SS-M2S-HS01 耐熱絶縁テープで取付けているところ
出典:www.amazon.co.jp
 全体がU字型をしたヒートシンク。放熱性に優れた1.5mm厚のアルミニウムと、熱伝導率が極めて高い「超低硬度放熱シリコンパッド」のコンビネーションによって、M.2 SSDの熱を効果的に抑えてくれます。

 放熱シリコンパッドは「超低硬度」とあるように、かなり柔らかいので、細かな凹凸にも密着し、熱を効率的に伝導してくれます。また、貼り付ける作業も比較的容易そうですね。

 取付けは、耐熱絶縁テープをヒートシンクとM.2 SSDを巻きつけるようにして行います。微粘着で再剥離可能なので、M.2 SSDのラベルを損傷しにくいとのことです。

第4位:長尾製作所 SS-M2S-HS02

2.0mm厚のアルミを採用したプレート型、高さ4.8mm【冷却性能目安:-12℃】

長尾製作所 SS-M2S-HS02 各部名称
出典:www.amazon.co.jp
 放熱性に優れた2.0mm厚のアルミニウムを採用したプレート型のヒートシンク。前出の第3位「長尾製作所 SS-M2S-HS01」と同様、熱伝導率が極めて高く、柔らかくて細かな凹凸にも密着する「超低硬度放熱シリコンパッド」を採用し、効率的に熱をヒートシンクに逃がしてくれます。

 取付けは、一見するとサイドフレームでM.2 SSDを挟むようにも思えますが、そうではなく、前出の第3位「長尾製作所 SS-M2S-HS01」と同様に、耐熱絶縁テープ(微粘着で再剥離可能)で巻きつけるようにして固定します。

 サイドフレームを取り外すことで、幅の寸法を少し小さくすることも可能。なので、マザーボード上のコンデンサなどが干渉する場合は、取り外すと良いかもしれません。

第5位:エアリア AR-NGFF01

厚みのあるアルミを採用したプレート型、高さ5.7mm【冷却性能目安:-12℃】

AREA AR-NGFF01 断面図
出典:www.amazon.co.jp
 厚みのあるアルミニウムを採用した、プレート型のヒートシンク。取付方法は、サイドフレームでM.2 SSDを挟むのではなく、熱伝導両面テープで貼り付けるだけなので簡単。ただし、一度貼り付けるとM.2 SSDのラベルからキレイには剥がせず、貼り直しも不可なので、この点は要注意です。

 なお、基本的にはType 2280に対応した大きさですが、Type 2260/2242でも取り付けられるように、ネジ用の穴が空いたデザインになっています。

 取付けに際しては、第1位のところでも紹介した、以下の放熱シリコンパッド & シリコンゴムリングを併用するのも良いかもです。

アイネックス M.2 ヒートシンク用 放熱シリコーンパッド HT-13
585円(税込)

出典:www.amazon.co.jp

【H高め・小型ヒートシンク】M.2 SSD用ヒートシンク おすすめランキング5選

 続きまして、小型ヒートシンクでHが高めの製品を紹介したいと思います。

 高さがある製品は、その分表面積が広くなって高い冷却性能が期待できます。ただし、CPUクーラーやグラフィックボードなど他のパーツと干渉しないかを、あらかじめ十分に確認しておきましょう。

※価格は2018年5月13日時点のものであり、変更されている場合があります。

第1位:長尾製作所 SS-M2S-HS03

冷却ファンが付属したU字型、2mm厚のアルミ製、高さ19.5mm【冷却性能目安:-18℃】

長尾製作所 SS-M2S-HS03 ファンの取付位置は3パターン
出典:www.amazon.co.jp
 放熱性の高い2mm厚のアルミニウムを採用した、U字型ヒートシンク。小型で静音性の高い冷却ファンが1つ付属し、U字をまたぐように搭載できるので、かなり高い冷却性能が期待できます。

 冷却ファンはX-FAN社製 RDM2510Sで、低ノイズ・低振動・高耐久性を実現する中空ベアリングを採用。サイズは25mm×25mm×10mm、回転数10,000rpm、ノイズレベル22.0dBAです。取付位置は上の写真のように3パターンあるので、M.2 SSDのチップの位置に合わせたり、CPUクーラーなど他のパーツと干渉しない位置にオフセットしたりなど、装着の際の自由度が高くなっています。

 放熱シリコンパッドは、前出の長尾製作所製品と同様、熱伝導率が極めて高く、柔らかくて細かな凹凸にも密着する「超低硬度放熱シリコンパッド」を採用。取付けについても前出の長尾製作所製品と同様、耐熱絶縁テープ(微粘着で再剥離可能)で巻きつけるようにして固定します。

 さらに下の写真のように、オプションでファンを追加して「デュアルファン」とし、冷却性能をさらに高めることもできます。

長尾製作所 SS-M2S-HS03 デュアルファン

※ヒートシンクに付属のファンは1台のみ

出典:www.amazon.co.jp

X-FAN 25mm角×10mm厚ファン RDM2510S
1,020円(税込)

出典:www.amazon.co.jp

第2位:シルバーストーン SST-TP02-M2

折れ曲がった形状のフィンで強力に冷却、厚さの異なる放熱シリコンパッドが2枚付属、高さ10mm【冷却性能目安:-18℃】

SilverStone SST-TP02-M2 ヒートシンクのフィン形状
SilverStone SST-TP02-M2 付属品
出典:www.amazon.co.jp
 ヒートシンクのフィンが折れ曲がった形状をしており、これによって表面積を増やして、より強力に冷却できるようになっています。また、この形状はデザインにも寄与していて、メーカーロゴとあいまって、なかなかクールな印象ではないでしょうか。

 取付けは、シリコンゴムリングで留めるだけ。比較的お手軽ですし、ラベルを損傷する心配もありません。

 そして、付属の放熱シリコンパッドが1mm厚と1.5mm厚の2枚ある点には、要注目です。M.2 SSDには、メモリチップが片面実装のものと両面実装のものがあり、前者の方が後者よりも薄くなります。なので、片面実装の場合は1.5mm厚のものを使用し、両面実装の場合は1mm厚のものを使用すると、シリコンゴムリングで留めたときにヒートシンクをM.2 SSDにピッタリ密着させることができる、というわけです。

 なお、メーカーサイトに温度測定結果のグラフが掲載されているので紹介します。

TP02-M2
出典:www.silverstonetek.com

第3位:アクアコンピュータ kryoM.2 micro

金属クリップ方式を採用、裏側は絶縁シールで保護、高さ9mm【冷却性能目安:-14℃】

Aquacomputer kryoM.2 micro 取り付け例
出典:www.aquatuning.jp
 金属クリップによってM.2 SSDに取り付ける小型ヒートシンク。金属クリップのサイド部分は基盤に接触しないような形状になっており、基盤裏側の接触する部分を保護する絶縁シールが付属しています。

 ただ、対応するのは片面実装のM.2 SSDのみで、両面実装のものは金属クリップが干渉するので非対応になります。また、金属クリップを取り外す際には、爪の部分でヒートシンクを傷つけないよう、注意したいですね。

第4位:オーサム AWD-MCS01B

肉厚のヒートシンクで強力冷却、高さ10mm【冷却性能目安:-19℃】

Awesome AWD-MCS01 ヒートシンクとブラケット
出典:www.amazon.co.jp
 一目で分かるように、他の製品と比べて大きいのが特徴。高さ10mmの肉厚なヒートシンクを採用しています。これなら、かなりの冷却性能が期待できるでしょう。

 取付けには金属ブラケットで固定する方法を採用していて、ブラケットの下部にある4つのフックにM.2 SSDを置き(これで裏面がブラケットに接触しない)、その上に放熱シリコンパッドとヒートシンクを配置して押し込み、4つの爪で「カチッ」と留めます。

 ただしレビューを見ると、付属の放熱シリコンパッドについて「短かすぎて、メモリチップ全体をカバーできない」、「厚すぎて、M.2 SSDが最後まで押し込めない」といった声も…。なので、付属のものよりも大きくて薄い、以下のような0.5mm厚のものが別途あると良いかもです(0.5mm厚で装着できたという報告がありますが、使用するM.2 SSDの厚さにもよります)。

ワイドワーク M.2 SSD向け高熱伝導シート 熱伝導率12W/m・K 70mm×20mm×厚さ0.5mm WW-TP7020
842円(税込)

出典:www.amazon.co.jp

第5位:玄人志向 M2F-HT

厚めのヒートシンクに冷却ファンが付属、高さ5mm+冷却ファン【冷却性能目安:-18℃】

玄人志向 M2F-HT 取付けの説明
出典:www.amazon.co.jp
 厚めのヒートシンクに冷却ファンをプラスした製品。ヒートシンクはけっこうなボリューム感がありますね。ただ、フィンの数が少なく、切込みが浅い(フィンが短い)ので、表面積としては少なめです。

 冷却ファンは、M.2 SSDのコントーローラーチップの位置にレイアウトされています。これは、サーマルスロットリングの発生が、コントーローラーが高熱になることによって発生することから、そこを狙い撃ちする、ということ。ただ、ネジ穴が他にもあるので、冷却効果を見ながらファンの位置をずらしてみるのもアリかも。

 パッケージに含まれるのは、FAN付きヒートシンク、固定クリップ、絶縁シート、耐熱スペーサー、放熱シリコンシート、マニュアルです。

 なお、メーカーサイトに「ヒートシンクのみ」と比較した温度測定結果が掲載されているので紹介します。

M.2 NVMe SSD 用 コントローラークーラー M2F-HT
出典:www.kuroutoshikou.com

【PCIe変換カードタイプ】M.2 SSD用ヒートシンク おすすめランキング5選

 最後に、PCIe変換カードタイプの製品を紹介したいと思います。

 大きなヒートシンクが搭載されている製品もあるので、強力に冷却したいユーザーは要注目です。また、M.2スロットがないマザーボードを使用している場合は、これを使ってM.2 SSDを導入してみてはいかがでしょう。

※価格は2018年5月13日時点のものであり、変更されている場合があります。

第1位:アイネックス AIF-08

折れ曲がったフィンの大きなヒートシンク、厚さの異なるパッドが4枚付属【冷却性能目安:-28℃】


出典:www.amazon.co.jp
 大きなヒートシンクのフィンは折れ曲がっていて、これによって増えた表面積により効率よく冷却ができる製品。放熱シリコンパッドは、厚さの異なるものが4枚(1.0mm/0.75mm/1.5mm/1.75mm)付属していて、使用するM.2 SSDのチップやコントローラーの厚さに合わせて、隙間なく密着させることができます。

 また、ロープロファイルのブラケットが付属しているので、小型PCケースへの導入もできます。

 このヒートシンクの大きさで、放熱シリコンパッドが4枚付属、ロープロファイルにも対応してこの価格は、かなりコスパが良いのではないでしょうか。

第2位:アクアコンピュータ kryoM.2

大型ヒートシンクをネジ止めするシンプルな製品【冷却性能目安:-27℃】

Aquacomputer kryoM.2 M.2 SSDの取り付け例
出典:www.amazon.co.jp
 PCIe変換カードと大型ヒートシンクがセットになった製品。取り付けはいたってシンプルで、M.2 SSDを変換カードにセットし、そこにヒートシンクをネジで留めるだけです。

 そして、放熱シリコンパッドが2枚付属していて、1枚はM.2 SSDとヒートシンクの間に挟み、もう1枚はM.2 SSDの裏面と変換カードの間に挟むようになっています。これにより、ヒートシンクだけでなく変換カードからも放熱が可能。こうした仕様によって、高い冷却性能を実現しています。

第3位:アクアコンピュータ kryoM.2 evo

さらに大型のヒートシンク+裏面ヒートシンクで強力に冷却、LEDライト付き【冷却性能目安:-29℃】

Aquacomputer kryoM.2 evo 取り付け例
Aquacomputer kryoM.2 evo 側面のLEDライト
出典:www.amazon.co.jp
 前出の第2位「アクアコンピュータ kryoM.2」の改良版。前モデルよりもヒートシンクが大型になり、さらにM.2 SSDの裏面にもヒートシンクを取り付けて、表裏両面から冷却できるようになっています。なので、裏面にもメモリチップのある両面実装のM.2 SSDを冷却するのに最適ですね。

 また、基盤にはLEDが搭載されていて、サイドを取り囲むようにオレンジ色で発光します。LEDは基板上のスイッチで「常時点灯」と「アクセスランプ(アクセス時に点滅)」の2モードで切り替えが可能(ただ、LEDはけっこう眩しいという声もあります)。

 両面実装のM.2 SSDを使用している場合や、より強力な冷却性能とLEDのギミックに興味のあるユーザーは、試してみてはいかがでしょう。

第4位:CY SA-207[NFHKST N-NGFF-B] 冷却ファン付き

変換カードと冷却ファンのセット、ダイレクトなエアフローで冷却【冷却性能目安:-10℃】

SA-207 冷却ファン コネクタ部
出典:www.amazon.co.jp
 PCIe変換カードと冷却ファンがセットになった製品。変換カードにM.2 SSDを装着し、スペーサーを挟んで冷却ファンを取り付け、ダイレクトに風を当てて冷却します。

 より冷却性能を向上したい場合は、上で紹介している小型ヒートシンクも組み合わせるのもアリです。その場合は、M.2 SSD+小型ヒートシンクの厚みがうまく収まるよう、スペーサーにワッシャーを挟んで冷却ファンとのスペースを広げるなど、工夫をしてみると良いのでないでしょうか。

第5位:アクアコンピュータ kryoM.2 with water block

M.2 SSDを水冷式にできる変換カード+水冷ブロック【冷却性能目安:-32℃】

Aquacomputer kryoM.2 with water block 取り付け例
出典:www.amazon.co.jp
 前出の第1位「アクアコンピュータ kryoM.2」のヒートシンクが水冷ブロックになったバージョン。これだけで水冷ができるわけではなく、別途PCの水冷システム(ラジエーター、リザーバー、ポンプ、パイプ、冷媒など)を用意し、そこに本製品の水冷ブロックを繋げてM.2 SSDを冷却します。なので、既に水冷システムを導入している、または導入予定の、自作PC上級者に向けた製品と言えるでしょう。

 水冷ということで、かなりの冷却効果が見込めますが、価格もお高め…。ここに水冷システムのコストも加わるので、実用性というよりも趣味的要素が強いのではないでしょうか。CPUやGPUだけでなく、M.2 SSDも水冷とする「パーフェクトな水冷システム」を実現したいコアなユーザーにオススメします。

【プラスα】M.2 SSDに適した冷却ファンのおすすめ

 以下に、追加することでM.2 SSDをより冷やすことができる冷却ファンのおすすめを紹介したいと思います。

アイネックス CB-4010MA

クリップ付・360度回転する冷却ファンで、効率的に冷却


出典:www.amazon.co.jp
 クリップ付で360度回転する小型の冷却ファン。これを、たとえば拡張カードの端や空いているPCIスロットに挟んで、M.2 SSDに取り付けたヒートシンクの方に向ければ、高負荷時の発熱を効率的に抑えてくれるでしょう。

 ファンの仕様は、回転数:4500RPM±15%、最大風量:2.71CFM、ノイズレベル:19.0dB(A)以下、全体サイズ:62×50×10mm、ファンサイズ:40×40×10mmです。ノイズレベルが19.0dB(A)以下なので、静音性にも優れていますね。

PCIスロット取付タイプの冷却ファン

 以下の記事で、PCIスロットに取り付けるタイプの冷却ファンを紹介しています。これを組み合わせると、M.2 SSDのさらなる冷却にきっと役立ちますよ。

おわりに

 今回は、M.2 SSD用のヒートシンクのおすすめ製品を、小型でH低め、小型でH高め、PCIe変換カードタイプで分けて、それぞれ5製品ずつ紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

 PCをパワーアップする度に増大していく熱。高温になりすぎると、PCがフリーズしたり、パーツが破損してしまうので、冷却はかかせません。今回紹介したヒートシンクを導入してM.2 SSDを冷却し、是非ともその圧倒的なパワーを余すことなく発揮させてくださいね。

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