エアフロー強化PCケースおすすめ10選/ファンを標準搭載

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NZXT H7 Flow RGB ミドルタワーケース [Black] CM-H71FB-R1
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ANTEC Antec、ARGBファン、強化ガラスパネル搭載 冷却型ミドルタワーPCケース「DF700 FLUX」
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 PCにおける大きな問題である“発熱”。パワーが大きくなればなるほど、発熱も大きくなるのが悩ましいところですが、それに対する解答の一つがエアフローの強化されたPCケースを導入することです。

 というわけで今回は、エアフロー強化型PCケースついて解説したうえで、市販されている製品の中からピックアップしたおすすめを紹介したいと思います。

エアフロー強化型PCケースの選び方

 それでは早速、標題の製品の選び方を見ていきましょう。

ミドルタワーなら内部スペースに余裕がある

MSI PCケース MPG GUNGNIR 110R WHITE ミドルタワー ARGBファン4台付属 CS8345
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 PCケースを外形寸法で見た場合、基本的には大きい順にフルタワー、ミドルタワー、ミニタワー、キューブ型、スリムタワーに分かれます。

 このうち、フルタワーやミドルタワーは、CPUやグラフィックボード、電源ユニットなどの必要なパーツを搭載しても、内部スペースの余裕が結構あります。逆に、ミニタワー以下のものは、必要なパーツを搭載すると内部スペースの余裕が比較的狭くなります。

 そして、内部スペースの余裕がある方が、エアフローによる冷却が効果的に行うことが可能。なので、エアフロー強化型PCケースは、基本的にフルタワーやミドルタワーのものが多くなっています。

 ただ、フルタワーは外形寸法がかなり大きく、一般的には設置スペースの関係により導入するにはハードルが高くなりがち…。なので、ミドルタワーでエアフロー強化型の製品がおすすめですね。

フロントに標準でファンが3基は欲しい

ZALMAN i3 NEO WHITE ミドルタワー型PCケース フロントメッシュパネル CS8680
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 最近のPCケースは、ファンが標準でフロントに1基、リアに1基くらい搭載されているものが多くなっています。しかし、エアフロー強化型PCケースということであれば、これでは足りません。標準でフロントにファンが3基搭載されているPCケースが望ましいでしょう。

 また、ファンが多いと当然、そのノイズも大きくなります。なので、搭載されているファンが静音仕様のものの方が良いですね。

フロント・トップパネルはメッシュのものに

Thermaltake PCケース S200 TG Snow Edition CA-1X2-00M6WN-00 CS8592
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 エアフローを稼ぐためには、そのエアーをケース外から取り込んだり、ケース内のエアーを外に排出する必要があります。そのために、フロントとトップがメッシュパネルになった製品にするのが良いでしょう。

デュアルチャンバー構造が基本

RAIJINTEK ライジンテック PCケース ハイエンド PONOS MS4 ミドルタワー型PCケース フルメッシュ 12025ARGBファン4基を搭載 ゲーミングPCに最適 水冷対応 各ラジエータ対応 リムーバブルHDDケージ搭載
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 「チャンバー」(chamber)とは「小部屋」という意味で、これが2つあるのが「デュアルチャンバー構造」です。具体的には、CPUとグラフィックボードのある上部の部屋と、電源ユニットとHDDのある下部の部屋で区切られた構造になります。こうすることで、大きな熱源ごとにエアフローを構築して、効率的に冷却できるようになります。そして、エアフロー強化型PCケースは、デュアルチャンバー構造になっているのが基本です。

水冷ラジエーターへの対応も考慮

CORSAIR 3000D RGB TG AIRFLOW White 120mm ARGBファン 3基搭載 ミドルタワー ATX PCケース ホワイト CC-9011256-WW
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 ファンで風を当てて冷やす空冷式でももちろん良いのですが、冷却水とラジエーターを用いた水冷式も魅力ですよね。やはり、水冷式の方が冷却効果が高いですから。

 そして、どれくらいの大きさ・数のラジエーターが搭載できるかは、PCケースによって異なります。なので、将来的に水冷式を導入することも踏まえると、PCケースの導入時に、どれくらいの大きさ・数のラジエーターが搭載できるかを確認しておきたいですね。

エアフロー強化型PCケース おすすめ

 それではここから、エアフロー強化型PCケースのおすすめ製品を紹介していきたいと思います。前述のように、ケースのサイズはミドルタワーになります。

※価格は2024年3月7日時点のものであり、変更されている場合があります。

MSI MPG GUNGNIR 110R

標準ファンはフロント3基・リア1基(4基ともARGB)、ボタン1つでライティング効果を切り替え


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 ファンは標準でフロントに3基、リアに1基搭載し、4基とも各社マザーボードのARGBコントロールに対応しています。また、ボタン一つでライティング効果を切り替えられる「Insta-Light Loop機能」も搭載しているので、多彩な演出が可能となっています。

 サイドとフロントの半分には、強化ガラスを採用。それでも、フロントパネルの両サイドにメッシュ、上下と中央のスリットによって通気性は確保できる造りになっています。トップにはマグネットフィルターを搭載し、ホコリの侵入を防ぎます。

基本スペック
▼対応マザーボード:ATX、Micro-ATX、Mini-ITX▼5.25インチベイ:-▼3.5/2.5インチベイ:×2▼2.5インチベイ:×2▼CPUクーラー高:170㎜まで▼グラフィックボード長:340㎜まで▼ATX電源ユニット長:250㎜まで▼外形寸法:H430×W215×D480㎜

NZXT H7 Flow RGB

標準ファンはフロント3基(ARGB)・リア1基、360㎜の水冷ラジエーターを2基


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 フロントには、ブレードが光るRGB LEDファン「F140 RGB Core PCケース付属用バージョン」を3基搭載。これは各社マザーボードのARGBコントロール対応なので、好みの発光を楽しむことができます。フロントとトップはメッシュにすることでエアフローを向上。さらに、フロントとトップに最大360㎜の水冷ラジエーターを搭載できるので、効果の高い冷却に適した設計と言えます。

 裏配線スペースにはケーブルガイドと面ファスナーがあり、簡単に配線をきれいに処理することができます。外観的には、スモーク仕様の強化ガラスサイドパネルが採用されていて、NZXTらしいシックな落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

基本スペック
▼対応マザーボード:E-ATX(272㎜まで)、ATX、Micro-ATX、Mini-ITX▼5.25インチベイ:-▼3.5インチベイ:×2▼2.5インチベイ:×4+2▼CPUクーラー高:185㎜まで▼グラフィックボード長:400㎜まで▼ATX電源ユニット長:記載なし▼外形寸法:H505×W230×D480㎜

ZALMAN i3 NEO WHITE

標準ファンはフロント3基・リア1基(4基ともRGB)、サイドパネルはヒンジ付きで開閉が容易、コスパが優秀


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 ファンは標準でフロントに3基、リアに1基搭載し、いずれもRGBに対応しています。フロントとトップは、エアフローを重視したメッシュ加工のパネルを採用しています。また、トップとボトムにはダストフィルターを装備し、ホコリの侵入を防いでくれて、メンテナンスも容易です。

 サイドパネルは強化ガラス製で、ヒンジと取っ手を採用することで、簡単に開閉が可能となっています。内部へのアクセスがしやすく、パーツ交換などがやりやすそうです。そして、コスパが良いですね。

基本スペック
▼対応マザーボード:ATX、Micro-ATX、Mini-ITX▼5.25インチベイ:-▼3.5/2.5インチベイ:×2▼2.5インチベイ:×3▼CPUクーラー高:162㎜まで▼グラフィックボード長:355㎜まで▼ATX電源ユニット長:210㎜まで▼外形寸法:H484×W219×D422㎜

ANTEC DF700 FLUX

標準ファンはフロント3基(ARGB)・リア1基・電源ユニットカバー1基、電源ユニットカバーのファンは逆回転、360㎜の水冷ラジエーターを2基


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 冷却力を追求する独自プラットフォーム「FLUX」(Flow LUXury)に基づいたという製品です。ファンは標準でフロントに3基(ARGB)、リアに1基、そして電源ユニットカバーにも1基搭載されています。電源ユニットカバーのファンは逆回転になっていて、上部のグラフィックボードをダイレクトに冷却します。

 水冷ラジエーターは、フロントとトップに最大で360㎜の大型サイズに対応し、水冷システムを強力なものにしてくれます。強化ガラス製のサイドパネルは表面にネジ穴を設けない仕様とし、美しさと耐久性を両立させています。

基本スペック
▼対応マザーボード:ATX、Micro-ATX、Mini-ITX▼5.25インチベイ:-▼3.5インチベイ:×1▼3.5/2.5インチベイ:×2▼2.5インチベイ:×3▼CPUクーラー高:175㎜まで▼グラフィックボード長:405㎜まで▼ATX電源ユニット長:205㎜まで▼外形寸法:H532×W285×D530㎜

ASUS TUF Gaming GT301

標準ファンはフロント3基(ARGB)・リア1基、ヘッドホンフックを取り付け可能、独特の厳ついビジュアル


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 フロントには、ARGB対応のものを3基搭載。各社マザーボードの対応システムによって、発光のコントロールが可能です。また、フロントパネルにライティングエフェクト専用のコントロールボタンも装備されています。

 フロントとトップはメッシュで、フロントにはハニカム構造のパネルが装備されています。そして、斜めベルトが独特の厳つい雰囲気を醸し出していますね。トップとボトムには取り外し可能なダストフィルターを装備し、簡単にメンテナンスができるようになっています。

 トップパネルの前面寄りには、ヘッドホンフックの取り付け可能で、ゲームなどで使用するヘッドホンを掛けておくことができます(左右どちらにも取付可)。

基本スペック
▼対応マザーボード:ATX、Micro-ATX、Mini-ITX▼5.25インチベイ:-▼3.5/2.5インチベイ:×2▼2.5インチベイ:×4▼CPUクーラー高:160㎜まで▼グラフィックボード長:320㎜まで▼ATX電源ユニット長:160㎜まで▼外形寸法:H482×W214×D428㎜

Cooler Master MasterBox TD500 Mesh

標準ファンはフロント3基(ARGB)、ポリゴンメッシュとクリスタルラインで個性的なライトアップ、360㎜の水冷ラジエーターを2基


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 ファンは標準でフロントに、各社マザーボードのARGBコントロールに対応したものを3基搭載ししています。そして、フロントには立体的な造形のポリゴンメッシュを採用し、3基のファンのLED発光をさらに彩ってくれるでしょう。サイドパネルは、クリスタルラインがデザインされた強化ガラスとなっているので、内部パーツの光を個性的に演出してくれます。

 水冷ラジエーターは、フロントとトップに360㎜サイズをデュアルで搭載できるので、水冷システムでの冷却効果もかなり強力にすることができますね。

基本スペック
▼対応マザーボード:E-ATX(最大12″×10.7″、ケーブルマネジメントに一部制約あり)、CEB、SSI、ATX、Micro-ATX、Mini-ITX▼5.25インチベイ:-▼3.5/2.5インチベイ:×2▼2.5インチベイ:×4▼CPUクーラー高:165㎜まで▼グラフィックボード長:410㎜まで▼ATX電源ユニット長:295㎜まで(HDDケージ搭載時は180㎜)▼外形寸法:H493×W217×D469㎜

Thermaltake S200 TG

標準ファンはフロント3基(ARGB)、フロントの上下が曲線デザイン、コスパが優秀


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 ファンは標準でフロントに3基搭載し、各社マザーボードのARGBコントロールに対応しています。また、フロントパネルの上下が美しい曲線のデザインとなっています。トップとボトムには、ホコリが内部に侵入することを防ぐダストフィルターが装備されています。そして、この仕様のPCケースとしては、なかなかコスパが優秀ですね。

 紹介しているのはブラックで、他のカラーバリエーションとしてホワイト(Snow Edition)もあります。

基本スペック
▼対応マザーボード:ATX、Micro-ATX、Mini-ITX▼5.25インチベイ:-▼3.5/2.5インチベイ:3.5インチ×2/2.5インチ×3▼CPUクーラー高:166㎜まで▼グラフィックボード長:330㎜まで(前面ラジエーター搭載時は300㎜まで)▼ATX電源ユニット長:190㎜まで▼外形寸法:H460×W210×D395.3㎜

CORSAIR 3000D RGB TG AIRFLOW

標準ファンはフロント3基(ARGB)、電源ユニットカバーにファン2基を取付可能


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 ファンは標準でフロントに3基搭載し、対応する各社マザーボードによってライトアップをカスタマイズすることができます。そして、フロント、トップ、ボトムにダストフィルターを装備。フィルタは取り外して丸洗いすることができるので、メンテナンス性は高いですね。

 電源ユニットカバーの上部には120㎜ファンを2基マウントすることができます。これを取り付けると、グラフィックボードに直接エアフローを送り込むことができます。また、電源ユニットカバー内にある3.5インチベイは取り外しが可能で、エアフローを稼いだり、電源ユニットのクリアランスを確保したりなど、柔軟なシステムビルドを実現します。

基本スペック
▼対応マザーボード:ATX、Micro-ATX、Mini-ITX▼5.25インチベイ:-▼3.5/2.5インチベイ:×2▼2.5インチベイ:×2▼CPUクーラー高:170㎜まで▼グラフィックボード長:360㎜まで▼ATX電源ユニット長:220㎜まで▼外形寸法:H466×W230×D462㎜

MSI MPG VELOX 100P AIRFLOW

標準ファンはフロント3基・リア1基(リアのみARGB)、サイドにもファンを2基搭載可能、360㎜の水冷ラジエーターを2基、グラボの垂直搭載に対応


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 ファンは標準でフロントに3基、リアに1基搭載。リアのみARGB LED搭載で、各社マザーボードのコントローラーで発光をカスタマイズできます。そして、サイドにも140/120㎜ファンを2基追加が可能。また、水冷ラジエーターは360㎜サイズの大型のものを、フロントとトップに計2基搭載できるなど、冷却システムの拡張性はかなり高くなっています。

 それから、グラフィックボードの垂直搭載にも対応。サイドの強化ガラスパネルはヒンジ構造で開閉がとっても簡単で、メンテナンスが捗りそうです。外観はレーシングカーにインスパイアされたというデザインで、なかなか個性的ですね。

基本スペック
▼対応マザーボード:E-ATX、ATX、Micro-ATX、Mini-ITX▼5.25インチベイ:-▼3.5インチベイ:×2▼2.5インチベイ:×2▼CPUクーラー高:175㎜まで▼グラフィックボード長:380㎜まで▼ATX電源ユニット長:220㎜まで(HDDトレー非装着時)▼外形寸法:H471×W231×D479㎜

RAIJINTEK PONOS MS4

標準ファンはフロント3基・リア1基(4基ともARGB)、リセットボタンをLEDモードの変更ボタンとして使用可能


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 ファンは標準でフロントに3基、リアに1基搭載し、4基とも各社マザーボードのARGBコントロールに対応しています。また、リセットボタンをマザーボードに繋がない場合は、LEDモードの変更ボタンとして使用できます。

 ケースのトップとボトムにはそれぞれ磁気ダストフィルターが装備されているので、メンテナンス性も高くなっています。

基本スペック
▼対応マザーボード:EEB、E-ATX、ATX、Micro-ATX、Mini-ITX▼5.25インチベイ:-▼3.5/2.5インチベイ:×3▼2.5インチベイ:×4▼CPUクーラー高:165㎜まで▼グラフィックボード長:390㎜まで▼ATX電源ユニット長:記載なし▼外形寸法:H485×W210×D442㎜

おわりに

 今回は、エアフロー強化型のPCケース(ミドルタワー)のおすすめを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

 エアフローが強化されると、より強力なパーツを搭載することができるようになります。そうすれば、PC作業やゲームが今までよりも快適にできるようになることでしょう。

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