



PCを使っていると、写真やムービーなどのデータがどんどん増えていきますよね。それで内蔵ストレージがいっぱいになりそうな場合は、手持ちのSSDやHDDをケースに入れて外付けUSB接続にし、そこに保存する方法がお手軽です。ただ、販売されているケースの種類はとても多く、選ぶ際に悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ドライブケースを購入する際に確認したいポイントを説明したうえで、ECサイトなどで入手できる製品の中から、機能やコスパで比較したおすすめを紹介したいと思います。参考にしてください。
目次
ドライブケースの選び方
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SSDやHDD用のドライブケースを選ぶ際のポイントとしては、組み込みドライブのサイズと内部の接続規格、転送速度(USBのバージョン、UASP対応)、省エネ機能の対応、ケースの素材、複数ドライブへの対応などがあげられます。以下にそれを見ていきましょう。
組み込むドライブのサイズ(3.5インチ、2.5インチ、M.2)で選ぶ
ドライブケースは組み込めるドライブのサイズによって大きく、3.5インチ、2.5インチ、M.2の3つに分類できます。これらはサイズの大きい順に、3.5インチ→2.5インチ→M.2となります。
3.5インチ HDD用
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3.5インチHDD(ハードディスク)を組み込むなら、上の写真のような3.5インチ対応のドライブケースを選ぶことになります。3.5インチHDDには10TBや12TBなど超大容量のものがあるので、たくさんのムービーデータなどの保存用としたい場合に適しているでしょう。
ただし、2.5インチやM.2と比べると外形寸法が大きくなるので、予め設置場所を考えておいたほうが良さそうです。
また、接続規格は現在SATA3.0が主流ですが、ドライブケースの中には古い規格であるIDEにも対応したものもあるので、組み込むのがIDEのHDDの場合は、こうした製品を選びましょう。

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写真の上がIDE、下がSATA3.0。このように、コネクタの形状が異なります(写真は変換アダプタ)。
IDEよりSATA3.0の方が高速
古い規格であるIDEの最大転送速度は133MB/s。現在主流であるSATA3.0は、最大転送速度が6Gbps(600MB/s)と、かなり高速になっています。
2.5インチ SSD/HDD用
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2.5インチ SSD/HDDを組み込むなら、上の写真のような2.5インチ対応のドライブケースになります。最大容量としては、2.5インチSSDは4TB程度、2.5インチHDDは5TB程度で、ここまでの容量になると、いずれもかなり高価。それに最大容量は、前述の3.5インチHDDの方が大きくなります。
また、2.5インチ対応の製品は、USBバスパワーで動作するので、ACアダプタは不要。
ですので、2.5インチの「外形寸法が小さい」、「ACアダプタが不要/span>」というメリットを活かして、手軽に使いたい場合などには、2.5インチ対応の製品が適しているでしょう。
M.2 SSD用
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M.2 SSDを組み込むなら、上の写真のようなM.2対応のドライブケースになります。外形寸法がかなりコンパクトなので、持ち運ぶ場合などには最適ですね。そして2.5インチと同様、USB バスパワーで動作するのでACアダプタは不要です。
また、M.2 SSDにはPCI Express/NVMe接続のものとSATA3.0接続のものがあり、前者の方が転送速度に優れます。シーケンシャル(連続)で、前者の製品は読み出し3,400MB/s・書き込み2,300MB/sなどで、後者の製品は読み出し560MB/s・書き込み 510MB/sなど。速度にこだわるユーザーなら断然、PCI Express/NVMeですよね。
ドライブケースは基本的に、PCI Express/NVMeかSATA3.0のどちらか一方のみに対応となるので、この点をよく確認しましょう。

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写真左が「M key」、右が「B & M key」
上記のようにM.2 SSDにはPCIe3.0×4/NVMe接続とSATA3.0接続のものがあり、それぞれ端子の欠き切りが違っています。PCIe3.0×4/NVMe接続の端子は写真左の欠き切りが1つのタイプで、これを「M key」と言います。SATA3.0接続の端子は写真右の欠き切りが2つのタイプで、これを「B & M key」と言います。
ドライブケースのM.2スロット側も、欠き切りに対応する凸のある形状になっています。なので、「B & M key」のみに対応するスロット(凸が2つ)には、「M key」端子は物理的に入りません。
ですので、M.2 SSDの端子(接続方式)は、要確認です。
USBのバージョンと形状を確認
USBのバージョンは基本的にUSB3.0/3.1、コスト重視でUSB2.0
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現在市販されているドライブケースは、ほとんどがUSB3.0(信号速度5Gbps、データ転送速度500MB/s、理論値、以下同)対応です(ちなみに、USB3.0は端子が青色)。ただし、中には少し前のモデルでUSB2.0(480Mbps、60MB/s)にしか対応していない製品も。USB2.0は速度が遅い分、価格が安くなってるので、コスト優先ならこちらを選ぶのもアリです。
さらに新しいバージョンのUSB3.1もあります。これにはGen1とGen2があり、前者の速度はUSB3.0と同じ(5Gbps、500MB/s)で、後者はより高速(10Gbps、1000MB/s)となっています。ですので、たとえばSATA3.0(6Gbps、600MB/s)接続のSSDの場合、USB3.0(5Gbps、500MB/s)だとボトルネックになりますが、USB3.1 Gen2(10Gbps、1000MB/s)ならボトルネックにならない、ということですね。


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上図のように、実測値ではUSB2.0は34.56MB/s、USB3.0は156.1MB/sというデータがあります。
USB Type-Cを採用した製品も(小さくて、向きを気にせず接続できる)
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左がType-A、右がType-C
製品の中には、端子が新しい形状となったUSB Type-Cを採用しているものもあるので、この点も確認しましょう。
USB Type-Cのコネクタは、従来のType-Aよりもサイズが小さくなっています。また、USB Type-Cは上下左右が対照の形状であるため、向きを気にせずに接続できます(Type-Aでは「向きが逆で差し直し」ということがよくありましたが、Type-Cでは解消!)。
UASP対応の製品で、さらなる高速体験を
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UASP(USB Attached SCSI Protocol)はUSBの拡張仕様のひとつで、ストレージ(SSDやHDDなど)とのデータ転送を効率化し、実効速度を高める技術です。利用するには、OSとUSB機器の両方が対応している必要があります。
OSについては、Windowsは8以降、Macは10.8以降でサポートされています。なので、最近のPCとMacなら、対応するUSB機器を用意すれば利用可能に。ですので、UASP対応の製品にして、高速転送を体験してみるのも良いでしょう。
省電力機能を確認
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ドライブケースに入れたSSDやHDDを使用する度に電源スイッチをONにしたり、PCをシャットダウンした際にいちいち電源スイッチをOFFにしたりするのは手間ですよね。かと言って、ずっと電源を入れっぱなしにはしたくないし…。
そうしたニーズに対応するため、ドライブケースには省電力機能(PCとの電源連動、一定時間経過するとHDDの回転が停止するモードなど)が搭載されています。ただし、製品によって機能の詳細が異なるので、この点を確認しておきたいですね。
放熱性を考慮するなら、金属ボディ・冷却ファン採用のケースに
出典:www.amazon.co.jp
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製品の中には、組み込んだSSDやHDDから発せられる熱を効率よく放出できるよう、ボディ面に金属素材を採用したり、冷却ファンを搭載している製品もあります。
ですので、長時間連続での使用や、通気性の悪い場所での使用などを想定していて、SSDやHDDの発熱が気になる場合は、上記のような製品を選ぶと良いでしょう。
さらなる大容量化・高速化、冗長性を求めるなら、複数台ドライブ対応の選品を選ぶ
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ドライブケースの中には、複数台のドライブを搭載することで、以下の機能に対応しているものがあるので、ここも選ぶ際の大きなポイントになります。
3.5インチ対応ドライブケース おすすめランキング
それではここから、おすすめ製品を発表していきたいと思います。
まずは、3.5インチ(IDE)に対応している製品を紹介します。その後に、複数台の3.5インチドライブを搭載可能な製品、2.5インチ(複数台・IDE)対応の製品、M.2 SSD – SATA3.0(複数台)対応の製品、M.2 SSD – PCI Express/NVMe対応製品の紹介と続きます。
第1位:ロジテック LGB-EKU3
1,754円(税込)
放熱性に優れたアルミボディを採用、UASPに対応
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アルミボディを採用し、優れた放熱性を実現。高速伝送を実現するUSB3.0のUASPモードにも対応しています。
そして、ロジテックのオリジナルツール、フォーマットソフトの「Logitecディスクフォーマッタ」、HDDの中身を完全に削除する「Logitecディスクイレイサ」、バックアッフソフトの「Logitecミラーリングツール」が付属しているので、いろいろ役に立ちそうです。
第2位:オリコ 3588US3-V1
2,099円(税込)
ツールレスで簡単着脱、ロゴ面に金属パネルを採用
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ドライブを装着する際にツールやネジが不要で、ケース内のコネクタに接続してカバーをスライドさせるだけという簡単機構が特徴。ネジはありませんが、内部のスポンジマットによってドライブがしっかり固定され、また振動も防止できるようになっています。
ケースの素材は、ロゴがプリントされた面に金属パネルが採用されていて、そこから効率的な放熱が可能です(他の面はプラスチック)。このロゴと金属パネル面のデザインは、見た目的にもクールな印象で良いのではないでしょうか。ただし、ロゴ面の金属パネルを上に向けて放熱することを想定してるらしく、縦置き用のスタンドは付属していません。
速度的には、USB3.0のUASPモード対応なので、高速転送が期待できるでしょう。
第3位:オウルテック 黒角 OWL-ESL35U3S2-BK
前面に放熱メッシュ、ボディにアルミを採用
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ボディに放熱性に優れたアルミを採用し、さらに前面がメッシュになっているので、ドライブの熱を効率よく排出してくれます。速度的には、USB3.0のUASPモード対応なので、高速ですね。
ただし、外側カバーにネジ4本、内部のドライブ固定にネジ4本、計8本のネジが使用されているため、ドライブを組み込む工程は多めになります。
第4位:玄人志向 GW3.5AA-SUP/MB USB2.0
USB2.0にのみ対応でハイコスパ、電源連動+アクセス連動の省電力モデル
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この製品は前世代のモデルで、対応するUSBのバージョンは2.0まで。そのため、かなり価格が抑えられています。
省電力機能は、PCとの電源連動に加え、アクセス連動(一定時間アクセスしないとHDDの回転がストップして、消費電力を抑えることが可能)も備えています。ボディにはアルミを採用しているため、放熱性にも優れます。
ただし、USB2.0なので速度的には劣りますし、アクセス連動でストップしたHDDが再度回転を始める際の待ち時間が僅かにあるので、この点を踏まえた使い方(使用頻度の高くないバックアップ用など)をすると良いでしょう。
IDE/SATA両対応:玄人志向 GW3.5IDE+SATA/U3P/MB
付属の変換基盤に交換することで、IDEにも対応
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この製品の最大の特徴は、SATA3.0接続はもちろん、付属の変換基盤に交換することでIDE接続のHDDを組み込むことができること。昔のPCで使用していたIDE HDDを持っている人には、ありがたい製品だと思います。
ただし、ボディはプラスチックのようで、放熱性に特段の配慮がされていない点は、他と比べてマイナスポイントになるかもです。
複数台3.5インチ対応ドライブケース おすすめランキング
次は、3.5インチドライブを複数台搭載できて、Raid 0、Raid 1、JBODなどを利用できる製品のおすすめを発表していきたいと思います。
第1位:ロジテック LHR-2BRHU3 2Bay RAID
3.5インチHDD×2台、洗練された高級感のある製品
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3.5インチのHDDを2台搭載することができ、それによってRaid 0、Raid 1、JBODを構築することが可能です。取り付けも簡単で、2本のネジで上部カバーを取り外し、ドライブをベイに垂直に差し込むだけです(ガチャベイ)。
省電力機能としては、PCとの電源連動に加えて、省エネモード(一定時間アクセスしないとHDDの回転がストップして、消費電力を抑えることが可能)を搭載しています。
ボディのサイドには放熱性に優れたアルミ素材を採用し、また背面には冷却ファンを搭載しているので、冷却性能は優れていますね。フロントにLEDがあり、これでHDDの状態を確認できます。このLEDは、視認性を確保しながらも、眩しくないようデザインしているとのこと。全体的には、高級感あるブラックがキレイな、洗練されたデザインの製品となっています。
専用ソフトを使用することで、Raid の構築、HDDの状態監視、省エネモードの時間と障害発生時のメール通知機能の設定が可能となっています。
第2位:玄人志向 GW3.5AX2-SU3/REV2.0 HDD2台
3.5インチHDD×2台、シンプル機能の玄人向け製品
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2台の3.5インチのHDDで、Raid 0、Raid 1、JBODを構築することができます。ボディはアルミ素材で、背面に搭載された冷却ファンと共に、高い放熱性能を発揮してくれるでしょう。
ただ、HDDを取り付ける際にケースのネジ4本を外し、2台のHDDそれぞれをネジ4本で固定する必要があり、Raid の動作モードの切替スイッチがケース内部にあってアクセスしにくく、設定用のソフトもないなど、素人には優しくない(まさに玄人志向な)製品となっています。その分、価格的には抑えられていますけどね(玄人志向のコンセプトどおり!)。
デザイン的には、正面に配された3つの大きなLED(パワー、HDD1、HDD2)と、吸気スロットの切り込みラインは、好みが分かれるところではないでしょうか。
第3位:ラトックシステム RS-EC32-U3RX HDD2台
3.5インチHDD×2台、ファンコントロールや暗号化など多機能な製品
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3.5インチHDDを2台搭載することができ、Raid 0、Raid 1、JBODの構築が可能。HDDの取り付けは、前面のカバーを外して、そこから差し込んで固定するだけなので、とっても簡単です。
ボディの素材には、放熱性の高いアルミを採用。さらに、背面に40mmの冷却ファンが搭載されているので、内部の列を効率よく排出してくれます。ファンは、HDDが45℃以上になると自動で回転が開始するという優れものです。省電力機能としては、PCとの電源連動、省エネ設定(一定時間アクセスしないとHDDの回転がストップして、消費電力を抑えることが可能)を搭載しています。
また、ハードウェア上に暗号化機能を搭載。ソフトウェアによって、ディスクをまるごと暗号化することが可能です
上記のファンコントロールや暗号化の設定は、専用ソフトから可能。また、同ソフトにより、Raid の構築と状態監視、省エネ設定、高温時・異常時のメール通知機能の設定もできます。
かなり多機能で使い勝手の良い製品ですが、その分、価格は高くなっていますね。上記の機能を存分に活用できるPCに詳しいユーザーにオススメしたい製品です。
第4位:ロジテック LHR-4BRHEU3 4Bay eSATA
3.5インチHDD×4台で多彩なRaidを構築可能、eSATA接続にも対応
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3.5インチHDDを4台搭載することができ、これによってRaid 0、Raid 1、JBODはもちろん、冗長性と高速性の両立を目指したRaid 3、Raid 5、Raid 10にも対応しています(下記参照)。HDDの取り付けは、固定用ハンドル(ネジ2本)を装着して、フロントパネルを開けて差し込むと、ロック機構で固定される仕組み(ガチャベイ)。これなら、障害発生時のドライブ交換も容易ですね。
放熱性能としては、背面に防振ラバーで固定された80mmの冷却ファンを搭載。しかもファンの回転数が温度によって3段階で切り替わるので、静音性もかなり優秀です。また前面のLEDは、視認性を確保しつつも、明るさや大きさが調整されているとのこと。これなら、寝室で使用しても静かで眩しくなく、安眠できますね。
さらに、この製品はeSATAで接続できるのも特徴(この場合、電源連動には非対応)。最近は対応製品が少ないのですが、同ポートを搭載したPCならそれで接続して、USB3.0ポートを1つ空けるという使い方もアリです。
ただし、ボディは全面プラスチック製なので、ボディからの放熱はあまり期待できません。設定用のソフトもなく、前面・背面のボタンによってRaidとファンの設定を行うことになるので、少し慣れが必要かもです。そしてHDDを4台搭載可能な分、価格は高めとなっています。
第5位:センチュリー 裸族のカプセルホテルVer.2 CRCH35U3IS2
16,904円(税込)
独立電源スイッチ搭載で、HDDを個別にオン/オフ
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4台の3.5インチHDDを搭載することができ、それぞれに独立して電源スイッチが搭載されています。使いたいときに使いたいHDDだけをオンにしたり、オフにしたHDDを別のものに交換したりなど、柔軟な使い方が可能です。HDDの取り付けは、前面のドアを開けて差し込むだけなので、お手軽。付属している「裸族のインナー」を使用すれば、2.5インチSATA HDD/SSDを組み込むことも可能です。
「Raidは必要ないけど、複数の外付けドライブをスッキリ(スペースやケーブルを少なくして)使いたいユーザーには、嬉しい製品ではないでしょうか。
2.5インチ(複数台・IDE)対応ドライブケース おすすめランキング
続きまして、2.5インチ対応の製品と、その複数台・IDE対応製品のおすすめを発表していきたいと思います。
2.5インチの“小さい”ということと、ACアダプタが不要というメリットを活かし、外付けドライブをお手軽に使いましょう。
第1位:玄人志向 STANDARDシリーズ GW2.5CR-U3
シンプルで基本的な機能のみ、コスパは最強
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最大の魅力は、この価格! これくらいなら「試しに使ってみようか」「とりあえず手に入れとくか」くらいのノリで購入するのもアリかもです。
機能的には非常にシンプルで、付加的な要素は一切ありません。強いてあげるとすれば、ドライブの組み込みにネジやツールが不要でとっても簡単、ということくらい。ただ、これも「シンプルである」ということになりますね。
とにかくコスパが最強なので、購入して後悔はしない製品だと思います。
第2位:オリコ 2.5インチケース
899円(税込)
UASPモード対応でも、かなりの低価格
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この製品はUSB3.0のUASPモードに対応しているので、SSDを組み込めば、かなりの高速転送が可能になるでしょう。それでいて、価格がだいぶ抑えられているので、速度を求めるユーザーにはコスパは最高ですね。
ドライブの着脱は、ツール不要でフタを開閉するだけなので、とっても簡単にできます。見た目的には、ボディ表面にスクラブ処理が施されているのが、悪くないのではないでしょうか。
第3位:ELUTENG 2.5インチケース スケルトン
899円(税込)
LEDインジケータが光る、スケルトンボディ
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最大の特徴は、一目で分かるとおりのスケルトンボディ。PCのUSBポートに接続すると、基盤に取り付けられたLEDが光るのがボディ越しに見えて、なかなかクールです。ドライブを複数持っているユーザーの場合、中身が見えるので管理がしやすくなるのではないでしょうか。
そして、USB3.0のUASPモードに対応し、SSDでの高速転送が期待できます。ドライブ着脱も簡単で、ツールを使うことなく、フタをスライドさせてドライブを接続し、フタを閉めるだけ。後は、USBケーブルを繋げば使えるようになります。
第4位:Salcar 2.5インチケース 簡単脱着
1,180円(税込)
挿入口からSSD/HDDを簡単脱着、自動スリープ機能を搭載
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SSD/HDDの取り付けは、ボディの端にある挿入口のフタを開けて差し込み、フタを閉めるだけという手軽さ。ボディの片側全面がフタになっている製品が多い中、この点は目を引きます。
転送速度としては、USB3.0のUASPモードに対応しているので、SSDを組み込めばかなり高速な転送が実現できるでしょう。また、自動スリープ機能も搭載しているので、省電力機能も優秀ですね。
見た目的には、他の製品と比べて少しスクエアな形状で、LEDがある部分の帯のデザインと合わせて、シックな感じで悪くないと思います。
第5位:Salcar 2.5インチケース 高放熱性アルミ
1,380円(税込)
アルミボディを採用した、高放熱性モデル
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放熱性能に優れたアルミボディを採用した製品。アルミは箱状に整形されているため、ケース全面から熱を放出してくれます。なので、デスクの上に置けば、その接地面からも効率よく排熱してくれるでしょう。SSD/HDDの組み込みは、箱状のアルミボディにスライドして入れるだけなので、お手軽です。
また、USB3.0のUASPモードに対応しているので、特にSSDでは高速な転送が可能。自動スリープ機能も搭載していて、省電力なモデルとなっています。
IDE対応:玄人志向 GW2.5IDE-U2 IDE USB2.0接続
2.5インチIDE接続に対応した貴重なモデル
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2.5インチのIDE接続に対応したモデル。これは貴重ではないでしょうか。古いノートPCのIDE接続のHDDを交換して余ったものを有効活用したい場合に、この製品で外付けにすると良いですね。
ボディはアルミ製で、放熱性能は優秀。ただし、ドライブの固定にはネジ留めが必要になるので、少しだけ手間がかかりますね。
USBのバージョンは2.0ですが、そもそもIDE接続のHDDは速度が遅いので、問題はないかと思います。
複数台対応:GLOTRENDS 2ベイ RAID
2.5インチドライブ×2台でRaidの構築が可能、高速なUSB 3.1 Gen2、接続しやすいType-Cを採用
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2.5インチSSD/HDDを2台搭載することができ、Raid 0、Raid 1、JBOD、SINGLEの4つのモードをサポートする貴重な製品。モードの変更は、スイッチを切り替えるだけと容易です。
USBのバージョンは3.1 Gen2(10Gbps)と高速で、UASPモードにも対応しているため、2.5インチSSD×2台でRaid 0を組めば、かなり高速な転送を実現できるでしょう。また、USBの形状は上下左右が対称のType-Cなので、向きを気にしないで接続できて良いですね。
M.2 SSD – SATA3.0(複数台)対応ドライブケース おすすめランキング
次は、SATA3.0接続のM.2 SSD対応の製品と、その複数台対応製品のおすすめを発表していきたいと思います。
第1位:トランセンド TS-CM80S
スタイリッシュなスリムアルミボディ、USB Type-Cに対応
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コンパクトかつスリムな外観で、放熱性能の高いアルミボディを採用した、トランセンドのスタイリッシュなM.2 SSDケース。USBのバージョンは3.1 Gen1で、高速なUASPモードに対応しています。
また、形状が上下左右対照のUSB Type-Cを採用しているので、いちいち向きを気にすることなく接続できます(付属するケーブルは「Type-C to Type-A」のみなので、ノートPCなどの方がType-Cの場合は、別途ケーブルを用意する必要あり)。
第2位:ELUTENG M.2 SSD ケース
1,199円(税込)
アルミホディでUASPモードに対応した、シンプルな製品
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USB3.0でUASPモードに対応しているので、転送速度は高速。そして、アルミボディを採用しているので、高い放熱性を有しています。
それ以外に特別な性能はなく、シンプルな製品となっています。そのため、価格はかなり抑えられているので、ただただ余ったM.2 SSDを無駄にしないためにある製品と言えるでしょう。
第3位:GLOTRENDS M1E External Aluminum Case M2 SSD
1,279円(税込)
ホディにUSB端子、ケーブル不要
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この製品の使い方は、USBケーブルは繋がずに、ホディに付いたUSB端子をそのままPCに接続する、という形になります。ちょうどUSBメモリと同じような感覚ですね。なので、ポケットなどに入れて持ち運ぶのがより簡単になりますし、取り出してからのPCへの接続も素早くできるでしょう。
そして、高速転送のUASPモードに対応し、放熱性に優れた金属ホディを採用しています。
第4位:Wavlink M.2 SATA SSDケース USB3.1 Gen2
2,599円(税込)
USB3.1 Gen2 Type-Cに対応、2種類のUSBケーブルが付属
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この製品は、高速転送のUASPモード、そしてUSB3.1 Gen2(10Gbps、1000MB/s)に対応しているのが大きな特徴。前述のように、SATA3.0(6Gbps、600MB/s)接続のSSDの場合、USB3.0(5Gbps、500MB/s)だとボトルネックになりますが、USB3.1 Gen2(10Gbps、1000MB/s)ならボトルネックになりません。これは気持ちがいいですね。
また、向きを気にする必要のないUSB Type-Cにも対応。しかも、両側がType-Cのケーブルだけでなく、「Type-C to Type-A」(USB3.0)も付属しているので、Type-C端子のない従来のPCでも使用可能です。
ボディの材質には、放熱性に優れたアルミを採用。素材を活かしたシルバーカラーも、悪くないように思います。
複数台対応:GLOTRENDS M.2 RAIDケース USB-C 3.1 Gen2
6,989円(税込)
M.2 SSD×2台でRaidの構築が可能、アルミボディで裏面内側がヒートシンクに
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SATA3.0接続のM.2 SSDを2台搭載できる製品。これでRaid 0、Raid 1、JBODの構築ができます。そして、USB3.1 Gen2とUASPモードにも対応しているので、Raid 0を構築した場合の転送速度はかなりのものとなりますね。USB端子の形状は、上下左右対照のUSB Type-Cなので、接続する際に向きを確認しなくて済みます。
ボディ素材にはアルミが採用されていて、しかも裏面内側がヒートシンクの形状となっているので、内部の熱を効率よく逃してくれるでしょう。
こうした性能のために価格は高めとなりますが、ベンチマークの数値の高さに笑みが溢れるコアなユーザーなら、気になる製品なのではないでしょうか。
M.2 SSD – PCI Express/NVMe対応ドライブケース おすすめランキング
最後に、PCI Express/NVMe接続のM.2 SSD対応製品のおすすめを発表していきたいと思います。転送速度に優れたPCI Express/NVMe M.2 SSDを組み込んで、以下のような速度を実現できる超高速外付けUSB SSDを手に入れましょう。
第1位:AOTECH AOK-M2NVME-U31G2
4,780円(税込)
アルミボディを採用、マットブラックのシンプルな外観、体験版ソフトが付属
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ボディには、放熱性能に優れたアルミを採用。シンプルなブラックの外観で、マットな仕上げが落ち着いた印象です。また、バックアップソフトや診断ソフトの体験版、データ復旧サービスの割引クーポンも付属しています。これらの機能・サービスに興味のあるユーザーには、嬉しいのではないでしょうか。
付属のケーブルは「Type-C to Type-A」のみ。そのため、ノートPCなどの方がType-Cの場合は、別途ケーブルを用意する必要があります。
第2位:GLOTRENDS USB C to M.2 NVME M.2
3,149円(税込)
サーマルパッドと滑り止めゴムリングが付属
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ボティには放熱性の高いアルミを採用。そして、サーマルパッドが10枚付属しているので、M.2 SSDのチップをアルミボディと基盤に密着させて、効率的に熱を逃がせるようになっています。また、ゴムリングが2つ付属していて、滑り止めや表面の保護のためにボディにはめ込んだり、持ち運びの際にケーブルをまとめたりするのに役立ちます。
付属のケーブルは「Type-C to Type-A」のみで、Type-C端子のあるホストの場合は、別途ケーブルが必要です。
それから、ボディに入っているラインや「NVME」の文字などのデザインについては、好みが分かれるかもしれませんね。
第3位:N.ORANIE NVMe M.2 SSD エンクロージャー
3,980円(税込)
ヒートシンクの形をしたアルミボディ、サーマルパッドが3枚付属
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一目で分かる特徴は、そのボディの形状。全体がヒートシンクとなっているので、M.2 SSDの熱を効率的に放出してくれます。
さらに、サーマルパッドが3枚付属していて、M.2 SSDのチップを基盤に密着させることで、放熱性能が高まります。
第4位:センチュリー CM2NVU31C_FP
アルミボディとサーマルパッドで高い放熱性能、約-19℃を実現(メーカー)
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ボディの素材にアルミを採用した、シンプルデザインの製品。ケース上蓋の内側には、M.2 SSDに密着する位置にサーマルパッドが貼り付けられているので、効率的に熱を伝導して、放出してくれるでしょう。約-19℃の高放熱性能を実現しているとのことです(メーカー)。
おわりに
今回は、SSD/HDDを組み込んでUSB接続の外付けとして使用できるケースを、ドライブのサイズや搭載数などで分けて紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
ドライブケースは、PCのデータ保存スペースを手軽に拡張できたり、交換して余ったSSD/HDDを活用できたりなど、とても便利なアイテムです。今回紹介したランクングを参考に、自分のニーズに合ったドライブケースを入手して、スペースと心に余裕を持ちながら大切なデータを保存していってくださいね。