M.2 SSDおすすめ10選【PCIe3.0×4/NVMe・SATA3.0別に性能を比較】2018年

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 PCのストレージとして広く採用されているSSD。従来のHDDと比較すると非常に高速で、かなり快適ですよね。なのですが、自作PCユーザーからは「もっと速度をアップしたい」「小型PC用に物理サイズの小さなものが必要」という声も多く聞かれます。

 そこで今回は、上記のようなニーズに対応できる「M.2」のSSDについて、選ぶ際のポイントなどを説明したうえで、おすすめの製品をいくつか紹介したいと思います。参考にしてくださいね。

SSDの基本をおさらい

Samsung SSD 250GB 960 EVO M.2 Type2280 PCIe3.0×4 NVMe1.2 V-NAND搭載 3年保証 日本サムスン正規品 MZ-V6E250B/IT
出典:www.amazon.co.jp
 まずはSSDについて、基本的な部分をおさらいしてみたいと思います。

SSDとは、フラッシュメモリを用いたストレージ

[SAMSUNG] サムスン PM961 1TB NVMe M.2 SSD PCI Express GEN3 x4 MZVLW1T0HMLH-00000
出典:www.amazon.co.jp
 SSD(Solid State Drive、ソリッドステートドライブ)とは、フラッシュメモリを用いたストレージ(データの保存場所)のこと。

 「ソリッドステート」は、大もとの意味は「固体状態」で、固体を利用した電子回路・装置のことを示します。空間利用の真空管に対する用語です。また、可動する個所のない装置を指して用いられることもあります。

 「フラッシュメモリ」とは、電力の供給がなくてもデータの保持が可能な(不揮発性の)半導体メモリのことです。

SSDには2.5インチ、M.2、mSATAがある

WD SSD 内蔵SSD M.2 120GB WD Green SATA3.0 6G / 3年保証 / WDS120G1G0B
出典:www.amazon.co.jp
Samsung SSD 500GB 850 EVO mSATA ベーシックキット V-NAND搭載 MZ-M5E500B/IT
出典:www.amazon.co.jp
 SSDには写真の上から順に、2.5インチ、M.2、mSATA(Mini SATA)があります。

 M.2とmSATAのものは見た目のとおり、そのコンパクトさが特徴で、スリムなノートPCや超小型PCなどに採用されています。

 そして、M.2 SSDには内部接続がPCIe3.0×4/NVMeのものとSATA3.0のものがあり、前者の方が転送速度に優れています(詳しくは後述)。

SSDのメリット・デメリット(HDDとの比較)

Samsung MZVKW512HMJP-00000 SM961 NVMe版 M.2 Type 2280 SSD 960pro 同様Polarisプロセッサ搭載 バルク品 (512GB)
出典:www.amazon.co.jp
Samsung 3.5インチHDD(SerialATA)/容量:1TB/回転数:5400rpm/キャッシュ:32MB HD103SI
出典:www.amazon.co.jp
 以下に、SSDのメリット・デメリットを、従来から用いられているHDD(ハードディスクドライブ)と比較する形で見てみます。

HDD
 プラッタ(円盤状の記録用部品)を回転させ、その表面をヘッドが動いて読み書きを行います。
メリット……3.5インチでは10TBや12TBなど大容量のものがあり、容量あたりの価格が安い
デメリット……速度は遅く消費電力も大きく、回転する機構のために振動・衝撃に弱い

SSD
 前述のようにフラッシュメモリを用いており、物理的に動く部分はありません。
メリット……スピードが非常に速く消費電力も少ない。回転部品がないため振動・衝撃に強い
デメリット……容量あたりの価格が高く容量が比較的小さい(最大でも4TB程度)。

 こうしたSSDのメリットを活かし、OSをインスールして起動ディスクにすると、PCの起動時間やソフトの起動などが速くなって良いですね。また、大量のデータを保存するには容量が物足りませんが、一時的に動画や写真などのデータを保存して作業スペースにすれば、読み込みと保存が速くなって作業効率が上がるでしょう。

M.2 SSDの選び方

 ここからは、M.2 SSDを選ぶ際のポイントを説明していきたいと思います。

内部接続の種類と特徴を理解する

内部接続には「PCIe3.0×4/NVMe」と「SATA3.0」がある

WD SSD 内蔵SSD M.2 512GB WD Black / PCIe Gen3 NVMe 8Gbs / 5年保証 / WDS512G1X0C
出典:www.amazon.co.jp
WD SSD 内蔵SSD M.2 120GB WD Green SATA3.0 6G / 3年保証 / WDS120G1G0B
出典:www.amazon.co.jp
 前述したように、M.2 SSDには内部接続がPCIe3.0×4/NVMe(写真上)のものと、SATA3.0(写真下)のものがあります(端子の欠き切りが異なります。詳しくは後述)。

 規格上の速度上限は、PCIe3.0×4/NVMeは32Gb/s、SATA3.0は6Gb/s(実行速度は600MB/秒)なので、前者の方がかなり速いですね。

※「b/s」は「ビット/秒」で、1秒間あたり何ビットのデータを転送できるかを表します。

「PCIe」と「NVMe」について
PCIe
 「PCIe」は「PCI Express」のことで、PCに機器を増設するための規格「PCI」バスの帯域幅を拡張したもの。現在主流のリビジョンは「3.0」です。

 また、レーンを複数束ねて高速化することも可能で、4レーンを束ねたのが「×4」と表記されているもの。ちなみに、グラフィックボードではさらに高速な「×16」が採用されています。

NVMe
 「NVM」は「Non-Volatile Memory」で、日本語では「不揮発性メモリ」になります。つまり前述した、電力供給がなくてもデータ保持が可能な「フラッシュメモリ」のことですね。これを「PCIe」バスを介してPCと高速接続するプロトコルが「NVM Express」で、短く「NVMe」という表記もします。

スピード重視ならPCIe3.0×4/NVMe接続、ただし発熱に注意

長尾製作所 ファン付M.2SSD用ヒートシンク SS-M2S-HS03
出典:www.amazon.co.jp
 上記のように、PCIe3.0×4/NVMe接続とSATA3.0接続を比べると、前者の方が転送速度に優れます。スペック上のシーケンシャル(連続)の速度は、前者は読み出し2,050MB/秒・書き込み800MB/秒などで、後者は読み出し540MB/秒・書き込み430MB/秒など。ですので、よりスピードを求めるならPCIe3.0×4/NVMe接続が良いでしょう。

 ただし、PCIe3.0×4/NVMe接続のM.2 SSDはスピードが速い分かなり発熱があるので、その冷却と排熱の方法(冷却ファンやヒートシンクを搭載するか、PCケース内のエアフローは十分かなど)も併せて検討する必要があります。

高温になると「サーマルスロットリング」によって転送速度が低下する
 「サーマルスロットリング」とは、温度が上がり過ぎた場合に、性能を落として製品の破損を防ぐ技術のこと。

 通常、PCIe3.0×4/NVMe接続のM.2 SSDにはこの技術が搭載されていて、高負荷時に温度が上がり過ぎると、転送速度が低下する仕様となっています。「サーマルスロットリング」を回避して、高負荷時でも本来の性能を発揮するためには、冷却が必要になります。

コンパクトさだけならSATA3.0接続、それでも遅くはないです

Crucial [Micron製] 内蔵SSD MX300 275GB ( 3D TLC NAND / M.2 Type / 3年保証 )国内正規品 CT275MX300SSD4/JP
出典:www.amazon.co.jp
 SATA3.0接続のものは、発熱をほぼ気にする必要がありません。なので、小型PCケースを使用したり、基板裏面にM.2スロットがあるMini-ITXマザーボードを使用したりして排熱が難しい場合などで、コンパクトさだけが必要ならSATA3.0接続が適しているでしょう。

 なおSATA3.0接続でも、実用上は十分な転送速度があるので、使っていて「遅い」と感じることはほぼないですね。

M.2 SSDの端子の欠き切りと、マザーボードのM.2スロットを確認

Samsung SSD 2TB 960 PRO M.2 Type2280 PCIe3.0×4 NVMe1.2 V-NAND搭載 5年保証 日本サムスン正規品(白箱) MZ-V6P2T0B/EC
出典:www.amazon.co.jp
※写真左が「M key」、右が「B & M key

 前述のようにM.2 SSDにはPCIe3.0×4/NVMe接続とSATA3.0接続のものがあり、それぞれ端子の欠き切りが違っています。PCIe3.0×4/NVMe接続の端子は写真左の欠き切りが1つのタイプで、これを「M key」と言います。SATA3.0接続の端子は写真右の欠き切りが2つのタイプで、これを「B & M key」と言います。

 そして、マザーボードのM.2スロット側も、欠き切りに対応する凸のある形状になっています。なので、「B & M key」のみに対応するスロット(凸が2つ)には、「M key」端子は物理的に入りません。
※「B & M key」のみに対応するスロットは、マザーボードでは採用しているものは未確認ですが、USB外付けケースでは採用しているものがあります。

 「M key」スロット(凸が1つ)は、「M key」端子はもちろん入りますし、「B & M key」端子も入ります。そして、多くのマザーボードは、この「M key」スロットを搭載していて、「M key」と「B & M key」の両方の端子に対応し、PCIe3.0×4/NVMeとSATA3.0が切り替わるようになっています。
※ただし、ASRockのマザーボードの一部では、PCIe3.0×4/NVMeのみ対応(SATA3.0は非対応)の「M key」スロットを搭載しているものがあります。

 ですので、M.2 SSDを接続するスロットの仕様を確認して、それに合う製品を選びましょう。

物理サイズは「Type 2280」が一般的

WD SSD 内蔵SSD M.2 512GB WD Black / PCIe Gen3 NVMe 8Gbs / 5年保証 / WDS512G1X0C
出典:www.amazon.co.jp
MagiDeal PCI - E NGFF M。2 SSD 2242 2260 2280 Mキーx4 NG PCIe gen3 x4アダプタカード
出典:www.amazon.co.jp
 M.2 SSDのスペックに「Type 2280」といった記載がありますが、これは物理サイズの規格を示しています。「Type 2280」の場合、幅が22mmで長さが80mmという意味。これ以外には、幅は同じく22mmで、長さ60mmの「Type 2260」と、長さ42mmの「Type 2242」があります。

 このうち、最も一般的なのが「Type 2280」で、ほとんどのマザーボードが対応しています。なので、「Type 2280」の製品を選んでおけば間違いないでしょう。今回紹介する製品も、すべて「Type 2280」の製品になります。

 ちなみに、「Type 2260」と「Type 2242」の製品はあまり数が多くないので、価格が高くなります。

容量は用途に合わせて選ぶ

シリコンパワー SSD M.2 2280 240GB SATA III 6Gbps 3年保証 M55シリーズ SP240GBSS3M55M28
出典:www.amazon.co.jp
 SSDの容量は以下のように、OSをインストールして起動ディスクとして使用するか、ソフトをたくさんインストールするか、多くの動画や写真のデータを保存するかなどを考慮して選ぶと良いでしょう。

OSと最低限のソフトだけをインストール……120GB程度

Microsoft Windows 10 Home Anniversary Update適用版 32bit/64bit 日本語版 (旧品)|
出典:www.amazon.co.jp
 PCではネット閲覧やワープロと表計算ソフトくらいしか使わない、他にデータ保存用のHDDを搭載しているといった場合は、120GB程度でも可です。ただし、後で「ソフトをインストールしたら容量が足りない!」という状況が起こりやすいので、あまりおすすめはしません。

OSとソフトをたくさんインストール……240GB程度

Microsoft Windows 10 Home 32bit/64bit 日本語版 (旧商品)|USBフラッシュドライブ
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 PCでネット閲覧やワープロと表計算ソフトに加えて、写真や動画の編集なども行う、ゲームも少しする、ユーティリティソフトをたくさん使うといった場合は、240GB程度はあると余裕があって安心できます。別途、写真や動画などのデータ保存用のSSDまたはHDDも搭載すると、より良いですね。

OSと最新ゲームをいくつもインストール……500GB程度

BenQ ゲーミングモニター ディスプレイ ZOWIE XL2411 24インチ/フルHD/HDMI,VGA,DVI端子/144Hz/1ms
出典:www.amazon.co.jp
 PCに最新ゲームをいくつもインストールしてプレイする場合は、ゲームの容量が30GBや60GBなどかなりの大きさのものもあるので、500GB程度は欲しいですね。そして別途、データ保存用のSSDまたはHDDも搭載しておきたいものです。

写真や動画などのデータをたくさん保存する……1TB以上

動画コンテナ 〜誰でも写真や動画を簡単共有!〜
出典:www.amazon.co.jp
 SSDに、写真や動画などのデータも保存するなら、1TB以上の容量は欲しいですね。ただ、これくらいの大容量になると、価格もそれなりに高くなります。

NANDフラッシュメモリのタイプは「TLC」でOK!

intel MEMPEK1W032GAXT Intel Optane Memory 32GB M.2接続
出典:www.amazon.co.jp
 SSDのフラッシュメモリには「NAND型」(ナンド型)が用いられています。これは「Not AND(否定論理積)」の略で、シンプルな論理で「はい」か「いいえ」の結果を出すことのできる電子回路のこと。

 NANDフラッシュメモリには「セル」という区画があり、そこにビット単位で情報を記録します。これは記録するビット数によって、次のように分かれます。

SLC(Single Level Cell、シングルレベルセル):1つのセルに、1ビットの情報を記録
メリット……シンプルなため速度が速く、エラーも少なく、書き換え回数は約10万回と寿命が長い。
デメリット……1セルに1ビットのため、容量に応じた物理的サイズが必要となるので大容量化が難しく、価格が高い。

MLC(Multi Level Cell、マルチレベルセル):1つのセルに、複数ビット(実際には2ビット)の情報を記録
メリット……大容量化がしやすく、価格も抑えられる。
デメリット……SLCよりも処理が複雑なため速度が低下し、エラーも起こりやすく、書き換え回数は約1万回(SLCの1/10)と寿命が短い。

TLC(Triple Level Cell、トリプルレベルセル):1つのセルに、3ビットの情報を記録
メリット……MLCよりさらに大容量化がしやすく、価格も抑えられる。
デメリット……MLCよりも処理が複雑なためさらに速度が低下し、エラーも起こりやすく、書き換え回数は3,000~5,000回程度とさらに寿命が短い。

※今後は、1セルに4ビットの情報を記録するQLC(Quad Level Cell、クアッドレベルセル)の製品も、登場してくる予定です。

 そして上記のメリットが考慮されて、現在コンシューマー向けに市販されているSSDの主流は、TLCとなっています。これには上記のようなデメリットもありますが、近年はコントローラーなどの技術が向上し、速度アップ、エラー回避、書き込むセルの分散による寿命の延長が図られているので、TLCを選んで全く問題はないでしょう。

「3D NAND」の製品が高速・省電力・高耐久性

Transcend 3D TLC NAND採用 SSD 480GB M.2 2280 SATA III 6Gb/s 3年保証 TS480GMTS820S
出典:www.amazon.co.jp
 従来のSSDでは、NANDフラッシュメモリのセルを2次元(平面、2D)に配置することで、容量を増やしてきました。しかし、この方法での大容量化は物理的な面積が必要なので限界があり、しかもセルとセルの間が狭くなって電気的な干渉によるエラーが発生しやすくなってしまいます。

 そこで登場したのが「3D NAND」。これは、垂直方向にもセルを積み重ねて3次元(立体、3D)の構造とする技術です。これによって、セルとセルの間隔を保って電気的な干渉によるエラーを回避しながら大容量化することが可能となりました。

 また、セルは物理的なサイズが小さくなるほど耐久性も低下しますが、3D NANDでは容量を増やす際にサイズを小さくしなくてもよいので、耐久性が増します

 さらに、上記のようにエラーが回避されるので、従来は必要だった「エラー訂正のプロセス」が省略されて速度がアップし、省電力にもなります。

 このように良いこと尽くめなので、最近は3D NANDの製品が多くなっています。

シーケンシャル・ランダムの速度を確認

Transcend 3D MLC NAND採用 SSD 512GB M.2 Type2280 PCIe3.0x4 NVMe1.2 TS512GMTE850
出典:www.amazon.co.jp
 SSDのスペックには、次のような記載があります。

シーケンシャル読み出し:3,200MB/秒
シーケンシャル書き込み:1,900MB/秒
4KBランダム読み出し:380,000 IOPS
4KBランダム書き込み:360,000 IOPS

シーケンシャル読み出し/書き込み
 「シーケンシャル」は、「連続した領域を順番に」という意味。具体的には、動画や写真などある程度大きなデータを扱う場合になります。「MB/秒」は、「1秒間に何メガバイト」ということ。ですので「シーケンシャル読み出し:3,200MB/秒」は、「動画や写真などある程度大きなデータを、1秒間に3,200メガバイト読み出せる」という意味になります。

4KBランダム読み出し/書き込み
 「4KBランダム読み出し」と「4KBランダム書き込み」というのは、4キロバイト単位でのランダムな読み出し/書き込みを示します。「IOPS」は「Input/Output Per Second」の略で、1秒間にインプット/アウトプットできる回数のこと。ですので「4KBランダム読み出し:380,000 IOPS」とは、「4KB単位のランダムで、1秒間に380,000回読み出せる」という意味になります。OSやアプリケーションの起動や操作時には、複数のファイルを同時に読み込むランダムアクセスが多いので、こちらの性能が起動時間や操作の快適さに影響してきます。

 なお、スペックにあるベンチマークの数値は製品によって異なりますが、近年のSSDの転送速度はかなり速いので、使用する際の体感速度はどの製品でもほぼ変わりません。ただし、こうした数値にはメーカーの技術力が反映されていると言えるので、やはり数値の高いものを選びたいところですね。

実用上は、スペックの耐久性(MTBF)・総書込バイト数(TBW)・消費電力の違いは、そこまで気にしなくても可
MARSHAL SSD 128GB 新技術 Micron製 3D TLC NAND / SATA 6Gb/s / 2年保証 7mm SMI コントローラ スペーサ付属 内蔵 2.5インチ MAL2128SA-AS3DL
出典:www.amazon.co.jp
 製品によって、また同シリーズでも容量によって、耐久性(MTBF、平均故障間隔)、総書込バイト数(TBW)、消費電力は違っています。ただし実用上は、通常使用ができるだけの耐久性はありますし、壊れるときは壊れますし、SSDはもともと省電力なので、スペック上の違いはそこまで気にしなくても良いでしょう。

【PCIe3.0×4/NVMe接続】M.2 SSD おすすめランキング

 ここからは、M.2 SSDのおすすめ製品を紹介していきます。まずはPCIe3.0×4/NVMe接続の製品を紹介し、その後にSATA3.0接続の製品と続きます。それぞれの製品に容量のバリエーションがあるので、前述の容量の目安も踏まえながら、自分の用途に合ったものを選んでくださいね。

 PCIe3.0×4/NVMe接続のM.2 SSDで、ベンチマークソフトが叩き出す圧倒的なハイスコアを堪能しましょう!(発熱対策を忘れずに)

※価格は2018年6月29日時点のものであり、変更されている場合があります。

第1位:Samsung SSD 970 EVO M.2


Samsung SSD 970 EVO 250GB
12,800円(税込)

Samsung SSD 970 EVO 500GB
23,800円(税込)

Samsung SSD 970 EVO 1TB
46,800円(税込)

Samsung SSD 970 EVO 2TB
94,800円(税込)

内部接続 PCIe3.0×4/NVMe
容量 250GB 500GB 1TB 2TB
NANDフラッシュメモリタイプ 64層 3D TLC NAND(Samsung 3D V-NAND)
物理サイズ規格 Type 2280
シーケンシャル読み出し 3,400MB/秒 3,400MB/秒 3,400MB/秒 3,500MB/秒
シーケンシャル書き込み 1,500MB/秒 2,300MB/秒 2,500MB/秒 2,500MB/秒
4KBランダム読み出し 200,000 IOPS 370,000 IOPS 500,000 IOPS 500,000 IOPS
4KBランダム書き込み 350,000 IOPS 450,000 IOPS 450,000 IOPS 480,000 IOPS

独自の64層「Samsung 3D V-NAND」を採用、温度を監視・維持する技術を搭載

Samsung SSD 970 EVO M.2 ダイナミックサーマルガード
出典:www.amazon.co.jp
 Samsung独自の64層3D構造フラッシュメモリ「V-NAND」をTLCとして使用している製品。この技術により、安価ながらも高速、そして最大2TBという大容量を実現しています。

 コントローラーは最新の「Phoenix」(フェニックス)を採用。これは1つ前の「Polaris」(ポラリス)と同様に5コアで、それ以前の3コアのものよりも書き込み処理を分散し、ランダム書き込みの性能を向上させたコントローラーです。「Phoenix」では、「Polaris」よりも動作クロックが高くなっています。さらに、フラッシュメモリの一部をSLCとし、領域を可変させながらキャッシュにする「Intelligent TurboWrite」を搭載し、書き込みをより加速させています。

 発熱にも配慮がされており、貼付されたラベルは銅箔の層を含むヒートスプレッダとなっていて、これによって放熱性が高められています。コントローラーにも先進のニッケルコーティングが施され、優れた放熱が可能。さらに、動作温度を監視して最適な温度を維持する「Dynamic Thermal Guard」を搭載し、熱によるパフォーマンスの低下を最小限に抑えてくれます。

第2位:Intel SSD 760p


Intel SSD 760p 128GB
8,937円(税込)

Intel SSD 760p 256GB
13,575円(税込)

Intel SSD 760p 512GB
24,800円(税込)

Intel SSD 760p 1TB
52,897円(税込)

内部接続 PCIe3.0×4/NVMe
容量 128GB 256GB 512GB
NANDフラッシュメモリタイプ 64層 3D TLC NAND
物理サイズ規格 Type 2280
シーケンシャル読み出し 1,640MB/秒 3,210MB/秒 3,230MB/秒
シーケンシャル書き込み 650MB/秒 1,315MB/秒 1,625MB/秒
4KBランダム読み出し 105,000 IOPS 205,000 IOPS 340,000 IOPS
4KBランダム書き込み 160,000 IOPS 265,000 IOPS 275,000 IOPS

64層 3D TLC NANDを採用した、Intelの最新M.2 SSD

Intel SSD 760p パッケージ
出典:www.amazon.co.jp
 Intelによる最新の64層 3D TLC NANDを採用したPCIe3.0×4/NVMe接続 M.2 SSDが、この「SSD 760p」シリーズ。ひとつ前の「SSD 600p」シリーズと比較して、約2倍のパフォーマンスを実現しているとのことです。
※ちなみに、SSD 600pの256GBモデル「SSDPEKKW256G7X1」は、シーケンシャル読み出し1,570MB/秒、同書き込み540MB/秒、4KBランダム読み出し71,000 IOPS、同書き込み112,000 IOPS。

 また、消費電力についても前世代から50%削減と、ワットパフォーマンスが大幅に向上しています。

第3位:PLEXTOR M9PeG


PLEXTOR PX-256M9PeG 256GB
14,279円(税込)

PLEXTOR PX-512M9PeG 512GB
23,616円(税込)

PLEXTOR PX-1TM9PeG 1TB
50,983円(税込)

内部接続 PCIe3.0×4/NVMe
容量 256GB 512GB 1TB
NANDフラッシュメモリタイプ 64層 3D TLC NAND
物理サイズ規格 Type 2280
シーケンシャル読み出し 3,200MB/秒 3,200MB/秒 3,200MB/秒
シーケンシャル書き込み 1,000MB/秒 2,000MB/秒 2,100MB/秒
4KBランダム読み出し 180,000 IOPS 340,000 IOPS 400,000 IOPS
4KBランダム書き込み 160,000 IOPS 280,000 IOPS 300,000 IOPS

熱対策のためにヒートシンクが搭載されたモデル、独自キャッシュ高速化技術・パフォーマンス維持技術を採用

PLEXTOR M9PeG ヒートシンクのデザイン
出典:www.goplextor.com
 特徴は何と言っても、ヒートシンクが搭載されていること。これによって、高速なデータ転送によって生じる熱を即座に放出してくれます。デザイン的にも、ヒートシンクの風をイメージさせるようなスリットと、赤と黒のカラーリングがスタイリッシュではないでしょうか。

 また、PLEXTOR独自のキャッシュ高速化テクノロジー「PlexNitro」を搭載。これは、TLC SSDのために特別に開発された技術で、バッファ領域を最適化し、ユーザー使用容量を圧迫することなく、転送速度を向上させてくれます。

 さらに、長時間使用した後でもパフォーマンスを実使用レベル維持する「Plextor True Speed Technology」を搭載している点も要注目。OSインストール直後の速度を保ち続けて、ストレスのない速度を継続して体感できます。

第4位:Western Digital WD Black PCIe SSD


WD NVMe Black WDS250G2X0C 250GB
12,235円(税込)

WD NVMe Black WDS500G2X0C 500GB
22,830円(税込)

WD NVMe Black WDS100T2X0C 1TB
46,041円(税込)

内部接続 PCIe3.0×4/NVMe
容量 256GB 512GB 1TB
NANDフラッシュメモリタイプ 3D TLC NAND
物理サイズ規格 Type 2280
シーケンシャル読み出し 3,000MB/秒 3,400MB/秒 3,400MB/秒
シーケンシャル書き込み 1,600MB/秒 2,500MB/秒 2,800MB/秒
4KBランダム読み出し 220,000 IOPS 410,000 IOPS 500,000 IOPS
4KBランダム書き込み 170,000 IOPS 330,000 IOPS 400,000 IOPS

WDのハイパフォーマンスPCユーザー向け「Black」シリーズ最新モデル

Western Digital WD NVMe Black SSD パッケージ
出典:www.amazon.co.jp
 Western Digitalではストレージのクラスをカラーで区別していますが、この製品はハイパフォーマンスPCユーザーに向けた「WD Black NVMe SSD」シリーズのもの。最新の3D NANDを採用し、前モデルの「WD Black PCIe SSD」シリーズから、大幅なスペックアップが図られています。
(ちなみに、メインストリーム向けの「WD SSD BLUE」シリーズ、コスト重視のエントリーモデル「WD SSD GREEN」シリーズはSATA3.0接続で、後述しています)。

 安定したハイパフォーマンスを維持できるよう、サーマルスロットリングの最適化と革新的な電源管理アルゴリズムの導入が図られているとのこと。高負荷時にファンやヒートシンク無しで、どこまでパフォーマンスを発揮し続けられるのかは、興味がありますね。

第5位:Samsung SSD 970 PRO M.2


Samsung SSD 970 PRO 512GB
39,800円(税込)

Samsung SSD 970 PRO 1TB
53,800円(税込)

内部接続 PCIe3.0×4/NVMe
容量 500GB 1TB
NANDフラッシュメモリタイプ 64層 3D MLC NAND(Samsung 3D V-NAND)
物理サイズ規格 Type 2280
シーケンシャル読み出し 3,500MB/秒 3,500MB/秒
シーケンシャル書き込み 2,300MB/秒 2,700MB/秒
4KBランダム読み出し 370,000 IOPS 500,000 IOPS
4KBランダム書き込み 500,000 IOPS 500,000 IOPS

MLCを採用したハイパフォーマンスモデル、温度を監視・維持する技術を搭載、ただし価格は高め

Samsung SSD 970 PRO M.2
出典:www.amazon.co.jp
 前出の第1位「Samsung SSD 970 EVO M.2」の上位モデル。MLCを採用し、圧倒的なスピードを実現しています(そのため、フラッシュメモリの一部をSLCとするキャッシュは搭載していません)。この速度のために、価格は高めですね…。それ以外は、第1位の製品と同じです。以下、再掲。

 コントローラーは最新の「Phoenix」(フェニックス)を採用。これは1つ前の「Polaris」(ポラリス)と同様に5コアで、それ以前の3コアのものよりも書き込み処理を分散し、ランダム書き込みの性能を向上させたコントローラーです。「Phoenix」では、「Polaris」よりも動作クロックが高くなっています。

 発熱にも配慮がされており、貼付されたラベルは銅箔の層を含むヒートスプレッダとなっていて、これによって放熱性が高められています。コントローラーにも先進のニッケルコーティングが施され、優れた放熱が可能。さらに、動作温度を監視して最適な温度を維持する「Dynamic Thermal Guard」を搭載し、熱によるパフォーマンスの低下を最小限に抑えてくれます。

第6位:SanDisk M.2 SSD Extreme Pro


SanDisk M.2 SSD Extreme Pro SDSSDXPM2-500G-J25 500GB
23,868円(税込)

SanDisk M.2 SSD Extreme Pro SDSSDXPM2-1T00-J25 1TB
46,872円(税込)

内部接続 PCIe3.0×4/NVMe
容量 500GB 1TB
NANDフラッシュメモリタイプ 64層 3D TLC NAND
物理サイズ規格 Type 2280
シーケンシャル読み出し 3,400MB/秒 3,400MB/秒
シーケンシャル書き込み 2,500MB/秒 2,800MB/秒
4KBランダム読み出し 410,000 IOPS 500,000 IOPS
4KBランダム書き込み 330,000 IOPS 400,000 IOPS

SanDisk M.2 SSD Extreme Pro 優れたパフォーマンス
出典:www.amazon.co.jp
 フラッシュメモリメーカーとして、性能と信頼性の両面から定評のあるSanDiskからM.2 NVMe SSDが登場。64層の3D TLC NANDを採用し、多層のキャッシュを独自のアルゴリズムで効率的に利用する「SanDisk nCache 3.0」を搭載することで、高いパフォーマンスを実現しています。

 ちなみに、前出の第4位「Western Digital WD Black PCIe SSD」と、スペック的にはほぼ同じとなっています。

【プラスα】M.2 SSD用ヒートシンクのおすすめ

 以下の記事で、M.2 SSD用ヒートシンクのおすすめを紹介していますので、見てみてくださいね。

【SATA3.0接続】M.2 SSD おすすめランキング

 続きまして、SATA3.0接続のおすすめ製品を紹介していきたいと思います。

 SATA3.0接続の転送速度はPCIe3.0×4/NVMe接続よりは遅くなりますが、その分、発熱はほとんど気にする必要がなく価格も抑えられているので、小型PCやサブマシンなどに導入するのに適していますね。

※価格は2018年6月29日時点のものであり、変更されている場合があります。

第1位:Crucial M.2 SSD MX500


Crucial SSD MX500 M.2 250GB
8,787円(税込)

Crucial SSD MX500 M.2 500GB
15,638円(税込)

Crucial SSD MX500 M.2 1TB
27,729円(税込)

内部接続 SATA3.0
容量 250GB 500GB 1TB
NANDフラッシュメモリタイプ 3D TLC NAND
物理サイズ規格 Type 2280
シーケンシャル読み出し 560MB/秒
シーケンシャル書き込み 510MB/秒
4KBランダム読み出し 95,000 IOPS
4KBランダム書き込み 90,000 IOPS

クライアント向け「MX」の最新シリーズ、3D TLC NANDを採用

Crucial M.2 SSD MX500 ノートPCの基板上
出典:www.amazon.co.jp
 MX500はCrucialのクライアント向けSSD製品「MX」シリーズの最新モデル。同社で初めて3D TLC NANDを採用したMX300の後継に当たる製品で、速度がさらにブラッシュアップされています。

 NANDフラッシュメモリの一部をSLC方式でアクセスするキャッシュとして利用する「Dynamic Write Acceleration」による(特にランダムアクセスでの)高速化や、データ破損を防止する「Exclusive Data Defense」による高い耐久性を実現しています。

第2位:Samsung SSD 860 EVO M.2


Samsung SSD 860 EVO M.2 250GB
9,800円(税込)

Samsung SSD 860 EVO M.2 500GB
15,800円(税込)

Samsung SSD 860 EVO M.2 1TB
31,800円(税込)

内部接続 SATA3.0
容量 250GB 500GB 1TB
NANDフラッシュメモリタイプ 64層 3D TLC NAND(Samsung 3D V-NAND)
物理サイズ規格 Type 2280
シーケンシャル読み出し 550MB/秒
シーケンシャル書き込み 520MB/秒
4KBランダム読み出し 97,000 IOPS
4KBランダム書き込み 88,000 IOPS

独自の64層「Samsung 3D V-NAND」を採用、最新のキャッシュ技術を搭載

Samsung SSD 860 EVO M.2 パッケージ
出典:www.amazon.co.jp
 Samsung独自の64層 3D 構造フラッシュメモリ「3D TLC NAND(Samsung 3D V-NAND)」を採用した製品。最先端の64層の積層により、最大1TBの大容量を実現しています。

 前出の【PCIe3.0×4/NVMe接続】編の第1位「Samsung SSD 970 EVO M.2」と同様、フラッシュメモリの一部をSLCとし、領域を可変させながらキャッシュにする「Intelligent TurboWrite」を搭載し、書き込みをより加速させています。

第3位:Western Digital WD 3D Blue SATA3.0


WD SSD M.2 3D Blue 250GB
7,943円(税込)

WD SSD M.2 3D Blue 500GB
14,800円(税込)

WD SSD M.2 3D Blue 1TB
34,000円(税込)

WD SSD M.2 3D Blue 2TB
57,249円(税込)

内部接続 SATA3.0
容量 250GB 500GB 1TB 2TB
NANDフラッシュメモリタイプ 64層 3D TLC NAND
物理サイズ規格 Type 2280
シーケンシャル読み出し 550MB/秒 560MB/秒 560MB/秒 560MB/秒
シーケンシャル書き込み 525MB/秒 530MB/秒
4KBランダム読み出し 95,000 IOPS 95,000 IOPS
4KBランダム書き込み 81,000 IOPS 84,000 IOPS

64層 3D TLC NANDを採用し、最大2TBを実現した製品

Western Digital WD 3D Blue SATA3.0 2.5インチモデルとの並び
出典:www.wdc.com
 Western DigitalのSSD「Blue」は、性能とコストのバランスを重視したラインナップである、メインストリーム向けの製品。

 名称にあるとおり3次元構造の「3D NAND」を採用し、最先端の64層の積層によって、手の届く価格に抑えながらも転送速度の高速化と大容量、耐久性の確保、省電力などを実現しています。特に、2TBという大容量のモデルは、動画の編集などで作業の効率化と大きな保存領域を求めるユーザーには魅力的ではないでしょうか。

第4位:Western Digital WD Green M.2


WD SSD M.2 Green 120GB
4,603円(税込)

WD SSD M.2 Green 240GB
6,968円(税込)

内部接続 SATA3.0
容量 120GB 240GB
NANDフラッシュメモリタイプ TLC NAND
物理サイズ規格 Type 2280
シーケンシャル読み出し 540MB/秒 540MB/秒
シーケンシャル書き込み 430MB/秒 465MB/秒
4KBランダム読み出し 37,000 IOPS 37,000 IOPS
4KBランダム書き込み 63,000 IOPS 68,000 IOPS

エントリー向けの「Green」、性能よりもコストを重視するユーザーに

Western Digital WD Green M.2 2.5インチモデルとの並び
出典:www.amazon.co.jp
 Western DigitalのSSD「Green」は、パフォーマンスよりもコストを重視したシリーズ。前出の「Black」や「Bleu」よりも廉価なコントローラチップを採用するなどして、価格を抑えています。このため、ベンチマークの読み出し/書き込み数値は、他の製品と比較して高くはありません。

 それでも、通常使用においては十分な性能は有しているので、エントリーユーザーには導入しやすい嬉しい価格設定ではないでしょうか。また、120GBと240GBという少ないラインナップは、やはりエントリーユーザーの使用を想定しているためとのことです。

おわりに

 今回は、M.2 SSDのおすすめ製品を、PCIe3.0×4/NVMe接続とSATA3.0接続で分けて、それぞれの容量ラインナップも含めて紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

 技術の進歩により、小型化・高速化・大容量化が進んできたストレージ。それは常に、発熱との戦いの歴史でもありました。前述したように、PCIe3.0×4/NVMe接続のM.2 SSDは発熱がかなりあるので、エアフローを考慮するなどして、是非ともその戦いに勝利し、技術の進歩を思う存分享受してくださいね。

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