少し前に、GoProやスマホで撮影するために「自撮り棒 ミニ 三脚」を購入しました。これがなかなか良かったのですが、一点だけ良くないところがありました。そのため、そこを改善するために改造してみました。
今回は、この「自撮り棒 ミニ 三脚」についてのレビューと、改造の方法について書いてみたいと思います。
目次
購入した「自撮り棒 ミニ 三脚」
購入した製品は、Amazonでは既に在庫切れとなっていたのですが、外観やスペックなどからして、ほぼ同じ製品と思われるのが上に記載したものになります。
良かった点
持ち運びやすい(コンパクトになって軽い)
7段階の伸縮により、伸縮範囲は実測で24~114cmとなっています。この、縮めたときに約24cmになるというのが、持ち運びの際にかなり便利と感じました。
また、重量は実測で204gと軽いので、この点も持ち運びの際に便利です。
ただ、この軽さは後述するようにデメリットにもなります。
360度回転する雲台で角度調節ができる
自撮り棒の先端には、360度回転する雲台が付いています。これがあることで、GoProやスマホの角度の微調整ができて、使い勝手がとても良いです。
1/4インチネジで、他のマウントへの交換が容易
雲台には1/4インチネジが付いています。これで、付属のスマホクランプだけでなく、他のスマホクランプやGoProマウントへの交換も容易です。
なお、筆者はスマホクランプを別のものに交換して使用しています。
Bluetooth リモコンでブレ防止
自撮り棒にスマホを取り付けて三脚として使用する場合、シャッターボタンを押したときの弾みで、どうしてもブレが出てしまいます。
そんなときには、付属のBluetooth リモコンを使います。そうすると、スマホに触れないでシャッターが切れるので、ブレないで撮影することができます。
悪かった点
安定性が悪い(脚の開きが少ない、軽い)
出典:www.amazon.co.jp
元の状態の写真がないので、製品説明にある画像で説明します。
上の画像のように、三脚の脚はそこまで広くは開きません。また、前述のように、重量は実測で204gと、とても軽いです。そのため、スマホやGoProの三脚として使用する場合の安定性が悪く、特に長く伸ばしたときには、ちょっと触っただけで倒れてしまいます。
これが気になって、三脚から少しも離れることができません。倒れそうになったらいつでも手で支えられるように、1歩か2歩くらいの距離しかとれない状態です。また、少し風が強い日になると、すぐに倒れてしまうので、三脚としてはほとんど使えません。
改造しました
脚が広がるように根元を削る
脚の根元のところをカッターで削って、脚が広がるようにしました。
ただ、3か所を全く同じに削るのは、なかなか難しいです。なので、削りすぎたところにビニールテープを貼って調整しています。
削ったら、三脚がかなり広がるようになりました。
足先も角度が合うように削る
以前よりも三脚が広がるようになると、脚先の地面に着く部分の角度が合わなくなりました。そのため、脚先を角度が合うように削って、(写真では分かりにくいですが)ゴムを貼り付けています。
500gのウエイトも使う
しかし、脚を広げただけでは、安定しているとまではいきませんでした。そのため、100均のトレーニング用ウエイト500gを付けることにしました。こうすると、かなり安定します。
ただし、500gのウエイトを一緒に持ち運びことになるため、“軽い”というメリットは失われてしまいます。でも、三脚が倒れてスマホやGoProが壊れるよりはマシかなと思ってます。
おわりに
以上のように、自撮り棒 ミニ 三脚はなかなか使い勝手が良いのですが、“三脚としては不安定”という問題があり、それを解決するために改造をしてみました。
この記事が、同じような問題に悩まされている人たちの少しでも役に立てば嬉しいです。