



PCケースを購入する際に、みなさんは何をポイントにして選びますか? 最新機能を搭載しているか、高い拡張性があるかなど、それぞれチェックする部分があると思いますが、やっぱり見た目も重要ですよね。
そこで今回は、PCケースの「形状」にスポットを当て、置いてあれば注目を浴びること間違なしの、かなりインパクトのある個性的な形をしたPCケースを集めてみました。実際に購入するかどうかは置いておき、こんな選択肢もあるという感じで見てみてください。
目次
個性的なPCケース
それでは早速、標題の製品を紹介していきます。
※価格は2018年6月7日時点のものであり、変更されている場合があります。
Lian Li pc-y6 W ヨット ホワイト 2016
出典:www.amazon.co.jp
Lian Li pc-y6 Wホワイト2016 Yachtテーマアルミシャーシ
100,000円(税込)
外観は豪華ヨット、限定500台のスペシャルモデル
ヨットの外観をしたPCケース。素材はアルミニウムにこだわったそうで、メーカーの成形・加工技術の高さを伺わせる仕上がりとなっています。そして、放熱性に優れたアルミニウムでこのデザインなら、パーツが発する熱を、効率よくケース外に逃してくれるのではないでしょうか。
対応するマザーボードはMini-ITXで、船上2 段目に設置する仕様。デッキ部分との干渉を考えれば、CPUクーラーは必然的にトップフロータイプのみになります。
グラフィックボードは、延長ケーブル付きの専用ライザーカードを使用することで、船上1段目に設置。長さは300mmまでで、2スロット占有のモデルにも対応しています。
ストレージは、船体内部に最大で3.5インチ×2+2.5インチ×1を搭載可能。数は決して多くありませんが、システム用の2.5インチSSDと、データ用の大容量3.5インチHDDを搭載できれば問題ないので、これで困ることはないでしょう。
付属するLED調光器のLED Dimmer(LED-RGB-2)によりレッド・ブルー・グリーンの3パターンのイルミネーションを楽しめ、デッキ最上部にある操縦室には舵も再現。スペシャルモデルである本製品は、全世界で限定500 台というプレミアモデルとなっています。
サイズはW764mm×D259mm×H293mm、重量は4.9kgです。
出典:www.dirac.co.jp
Lian Li dk-04 X アルミニウム製コンピュータデスク
出典:www.amazon.co.jp
lian-liケースdk-04 X 2.5インチ/ 3.5inch HDD ATX / Micro – ATXコンピュータデスクBlcak小売
483,327(税込)
コンセプトは「PCパーツを魅せる机」、上下昇降機能を搭載
天板に強化ガラスを採用し、机内部に組み込んだPCパーツを魅せるケースの4代目です(派生モデル含まず)。この製品では、これまでユーザーから要望のあった完成後の高さ調整機能を搭載したのが大きな特徴。ボタン操作によって、電動で昇降します(メモリー機能付き)。
製品の大きさもあって拡張性が高く、マザーボードはMicro-ATX、ATXだけでなく、さらに大きなE-ATXにも対応。ドライブベイも豊富で、光学ドライブ対応の5.25インチが1つ、3.5/2.5インチが8つ、2.5インチが2つ。水冷ラジエーターは最大120mm×480mmのものに対応し、グラフィックボードは320mmまでのものが搭載可能です。
そして「PCパーツを魅せる」ために、マザーボードトレイは脱着式で裏面配線が可能。これにより、ケーブルを隠し、内部をよりスッキリさせて、パーツを愛でることができます。対応するCPUクーラーの高さは、この形状のために最大140mmまで。そのためサイドフローではなく、トップフロータイプのものが無難ではないでしょうか。
サイズはW1,200mm×H675~1,160mm(調節可)×D750mm。重量は100kgと、かなりの重さとなるので、組立は2人以上での作業が推奨されています(組立の際の怪我などについては、販売店・代理店・メーカーは一切の責を負ってくれません)。
またモニターアーム専用スペースがあり、ここにアームを設置すれば、モニターを天板に直置きしないで使うことが可能に。さらに、別売のLEDコントロールキットを使用することで、LEDイルミネーションを楽しむこともできます。
DeepCool 星型 PCケース TRISTELLAR
出典:www.amazon.co.jp
DeepCool ディープクール ユニーク 星型 PCケース TRISTELLAR
50,344円(税込)
星型の3つのキャビンで熱源を分散
星型に配された3つのキャビンに、マザーボード、グラフィックボードと2.5インチSSD、電源ユニットと3.5インチHDDを格納するという、ユニークなデザインのPCケース。熱源となるパーツを分散することで、効果的な冷却を実現する設計になっています。また、それぞれのキャビンは、前面にメッシュパネルを採用し、背面にパンチング加工が施されていて、通気性が高められています。
上部のキャビンには拡張スロットが3つあり、最大320mmのグラフィックボードと、2.5インチSSDを3つ搭載することができます。また、90mmのファン(ブラック)を1つ標準搭載。また、前面にはUSB 3.0ポーが2つと、サウンド端子があります。
向かって右のキャビンにはMINI-ITXのマザーボードを搭載可能で、対応可能なCPUクーラーの高さ85mmまで。その隣に120mmの水冷ラジエーターを搭載でき、水冷システムを構築することも可能です。
向かって左のキャビンにはATX電源(最大150mm×160mm×86mm)、スリム光学ドライブ、3.5インチHDDを2つ搭載可能です。
サイズはW435mm×L395×H388mm、重量は16kgとなっています。
COOLMAN 強化ガラス ダイヤモンドカット PCケース
出典:www.amazon.co.jp
COOLMAN ミドルタワー 強化ガラス ダイヤモンドカット ATX / MicroATX 対応 VRゲーミング PCケース 水冷・空冷
14,900円(税込)
ダイヤモンドカットのデザイン、パンチ加工のアルミ素材を採用
特徴はなんと言っても、ダイヤモンドカットのデザインを採用たこの形状。素材はアルミニウムなので放熱性に優れ、フロント部分にはパンチ加工も施されているので排気性能も高いですね。
両サイドには、トライアングルの形状をした強化ガラスを採用。なので、内部に赤色LED搭載の水冷パーツなどを組み込んだりすると、キレイな発光が見れて良いかも。フロントの上部にも(パンチ加工を塞がないようスペースを設けながら)強化ガラスのパネルが装着されているので、全体的に光沢のあるクリアで洗練された印象となっていますね。
マザーボードはMicro ATXとATXに対応。そして、この特殊な形状の割に拡張性は低くなく、ドライブベイは3.5インチが2つ、バックパネルに2.5インチが4つあります。CPUクーラーは高さ180mmまで、グラフィックボードは430mmまで、水冷ラジエーターは360mmのものを2つ搭載可能です。冷却ファンは、12個まで設置できます。
サイズは618mm×230mm×610mm、重量は16.5kgとなっています。
Thermaltake TT Premium The Tower 900
出典:www.amazon.co.jp
Thermaltake TT Premium The Tower 900 フルタワーPCケース 3面強化ガラス CS6788 CA-1H1-00F1WN-00
36,900円(税込)
ショーケースのようなデザイン、ハイエンドのPCパーツに対応可能な優れた拡張性
フランスWatermodスタジオとのコラボで実現した、前面と両側面に5mm厚の強化ガラスパネル採用のショーケースのようなデザインのPCケース。
内部もユニークで、通常はケース背面に配置されるマザーボードのインターフェース部分が、このケースでは上面に配置する倒立レイアウトを採用しています。また、モジュラーデザインを採用しており、シャーシからドライブベイまで、ユーザーのシステムに合わせて、自由にレイアウトすることが可能です。
そして、ハイエンドのPCパーツに対応可能な優れた拡張性を有しています。マザーボードはE-ATX、ATX、Micro-ATX、Mini-ITXマザーボードに対応。拡張カードは400mmまで、CPUクーラーは高さ260mmまでのものを搭載可能。ドライブは、3.5インチを最大6台または2.5インチを最大8台搭載することができます。水冷システムへの対応も充実していて、両側面に最大560mmの水冷ラジエーターが搭載できるのに加え、2つリザーバータンク用のブラケットを装備しており、デュアルループの水冷システムの構築が可能です。
こうした特徴からして、かなりハイスペックなPCを構築することのできるPCケースと言えますね。これで価格が3万円強なのですから、コスパは悪くないのではないでしょうか。
サイズはW423mm×H752mm×D483mm、重量は24.5kgとなっています。
出典:www.ask-corp.jp
出典:www.amazon.co.jp
Thermaltake Level 10 GT
出典:www.amazon.co.jp
Level 10 GTケース
62,101円(税込)
他を圧倒する風格を持つ、独創的なデザイン
何物にも似ていない独創的なデザインで、重厚な雰囲気と風格を持ったPCケース。そして、その姿にふさわしい拡張性をあわせ持っています。
マザーボードはMicro-ATX、ATXだけでなく、さらに大きなE-ATXにまで対応。CPUクーラーは高さ190mmまで対応で、かなり大きなヒートシンク・ファンを採用したクーラーでも搭載できます。グラフィックボードも360mmまで対応しています。
ドライブベイも豊富で、5.25インチベイが5つ、3.5/2.5インチベイが6つで、うち5つがホットスワップをサポート。
そして、冷却ファンはトップに200mm×1(LED付き)、フロントに200mm×1(LED付き)、リアに140mm×1、サイドに200mm×1(LED付き)を標準搭載し、回転数(2段階)とLEDを設定できるファンコントローラも装備。さらに、ケーストップとリアのそれぞれに240mmのラジエーターを搭載可能です。
また、メンテナンス性をアップするために、サイドドアは容易に開けることができる構造になっています。
サイズはW282mm×D590mm×H584mm、重量は12.7kgです。
AeroCool StrikeX-Air EN56830
出典:www.amazon.co.jp
AeroCool エアロクール PCケース XL-ATX MB対応 StrikeX-Air EN56830
19,074円(税込)
SF風デザインのオープンエアーPCケース
まるでSF映画に出てくる宇宙船のような形をした、オープンエアーのPCケース。向かって右のスペースにマザーボード、左のスペースにドライブと電源ユニットを搭載する仕様です。
対応マザーボードはMicro-ATX、ATX、E-ATX、XL-ATXと、かなり大型のものを搭載することができます。さらに、PCIスロットが×10もあるので、XL-ATXなど大型で拡張性の高いマザーボードを積んだ場合でも、その拡張性を存分に活かすことが可能です。
そして、マザーボード全体を覆うように設置された、レッドLED付き200mmのファンが目を引きます。
ドライブベイは5.25インチ×3、2.5/3.5インチ×3で、こちらの拡張性はさほど高くはありません。
サイズはW613mm×D535mm×H340mm、重量は6.335kgです。
おわりに
今回は、形にかなりインパクトのある個性的なPCケースを集めてみましたが、いかがでしたでしょうか?
上記のような珍しい形のPCケースはインテリアとしても面白いので、これが部屋にあれば、遊びに来た自作PC仲間もきっと興味を惹かれることでしょう。話のネタとして、ひとつ手に入れてみてはいかかでしょうか?