



PCケースを購入する際に、みなさんは何をポイントにして選びますか? 最新機能を搭載しているか、高い拡張性があるかなど、それぞれチェックする部分があると思いますが、やっぱり見た目も重要ですよね。
そこで今回は、PCケースの「形状」にスポットを当て、置いてあれば注目を浴びること間違なしの、かなりインパクトのある個性的な形をしたPCケースを集めてみました。実際に購入するかどうかは置いておき、こんな選択肢もあるという感じで見てみてください。
目次
個性的なPCケース
それでは早速、標題の製品を紹介していきます。
※価格は2020年7月31日時点のものであり、変更されている場合があります。
Lian Li pc-y6 W ヨット ホワイト 2016
出典:www.amazon.co.jp
Lian Li pc-y6 Wホワイト2016 Yachtテーマアルミシャーシ
99,800円(税込)
外観は豪華ヨット、限定500台のスペシャルモデル
ヨットの外観をしたPCケース。素材はアルミニウムにこだわったそうで、メーカーの成形・加工技術の高さを伺わせる仕上がりとなっています。そして、放熱性に優れたアルミニウムでこのデザインなら、パーツが発する熱を、効率よくケース外に逃してくれるのではないでしょうか。
対応するマザーボードはMini-ITXで、船上2 段目に設置する仕様。デッキ部分との干渉を考えれば、CPUクーラーは必然的にトップフロータイプのみになります。
グラフィックボードは、延長ケーブル付きの専用ライザーカードを使用することで、船上1段目に設置。長さは300㎜までで、2スロット占有のモデルにも対応しています。
ストレージは、船体内部に最大で3.5インチ×2+2.5インチ×1を搭載可能。数は決して多くありませんが、システム用の2.5インチSSDと、データ用の大容量3.5インチHDDを搭載できれば問題ないので、これで困ることはないでしょう。
付属するLED調光器のLED Dimmer(LED-RGB-2)によりレッド・ブルー・グリーンの3パターンのイルミネーションを楽しめ、デッキ最上部にある操縦室には舵も再現。スペシャルモデルである本製品は、全世界で限定500 台というプレミアモデルとなっています。
外形寸法はW764×D259×H293㎜、重量は4.9kgです。
出典:www.dirac.co.jp
DeepCool 星型 PCケース TRISTELLAR
出典:www.amazon.co.jp
DeepCool ディープクール ユニーク 星型 PCケース TRISTELLAR
47,536円(税込)
星型の3つのキャビンで熱源を分散
星型に配された3つのキャビンに、マザーボード、グラフィックボードと2.5インチSSD、電源ユニットと3.5インチHDDを格納するという、ユニークなデザインのPCケース。熱源となるパーツを分散することで、効果的な冷却を実現する設計になっています。また、それぞれのキャビンは、前面にメッシュパネルを採用し、背面にパンチング加工が施されていて、通気性が高められています。
上部のキャビンには拡張スロットが3つあり、最大320㎜のグラフィックボードと、2.5インチSSDを3つ搭載することができます。また、90㎜のファン(ブラック)を1つ標準搭載。また、前面にはUSB3.0ポーが2つと、サウンド端子があります。
向かって右のキャビンにはMINI-ITXのマザーボードを搭載可能で、対応可能なCPUクーラーの高さ85㎜まで。その隣に120㎜の水冷ラジエーターを搭載でき、水冷システムを構築することも可能です。
向かって左のキャビンにはATX電源(最大150×160×86㎜)、スリム光学ドライブ、3.5インチHDDを2つ搭載可能です。
外形寸法はW435×L395×H388㎜、重量は16kgとなっています。
BitFenix Portal Window White
出典:www.amazon.co.jp
BitFenix Portal Window White MINI-ITX対応PCケース BFC-POT-150-WKWKK-RP
27,800円(税込)
丸いフォルムが不思議な雰囲気のMini-ITXケース、クリアなトップパネルを採用、引き出し方式の内部フレーム
フロントが丸くのっぺりした、なんとも不思議な雰囲気のMini-ITXケース。アニメ映画の妖怪キャラクターに出てきそうな感じですよね。また、トップパネルがクリアになっていて、そこから内部のグラフィックボードが鑑賞できるようなレイアウト(つまり、マザーボードは倒立レイアウト)になっているのも、この製品の面白いところです。
内部フレームは後方から引き出す方式を採用。取り出した内部フレームは、パーツの取り付けや交換などの際にアクセスがしやすくて良いのではないでしょうか。
対応するマザーボードはMini-ITXケースで、ストレージ用のベイは3.5/2.5インチが2つ、2.5インチが1つ。また、CPUクーラーは高さ125㎜まで、グラフィックボードは300㎜まで、電源規格は小さなSFXとなっています。
COUGAR オープンフレームPCケース CONQUER
出典:www.amazon.co.jp
COUGAR オープンフレームPCケース CONQUER 強化ガラス採用 アルミフレーム 水冷ラジエーター搭載可能 【国内正規品】
29,878円(税込)
オープンフレームPCケース、アルミフレームを両サイドから強化ガラスで挟み込む構造
ケースの隙間を密閉しない、オープンフレームのPCケース。フレームを左右から強化ガラスパネルで挟み込んで組み立てる構造となっています。
フレームはアルミ製で、さらにトラス構造(複数の三角形による骨組構造)を採用。これにより、軽量さと強度の両立を実現しています。デザイン的にも凝っていて、まるで戦隊ヒーローのスーパーマシンのような感じで、かっこいいですよね。
マザーボードはMini-ITX、MicroATX、ATXに対応。グラフィックボードは350㎜まで、3.5ドライブベイは3つ、2.5ドライブベイが4つ搭載されています。
水冷ラジエーターは、トップに360㎜、前面に240㎜のものを搭載することが可能。ケースに配されたオレンジのパーツと合わせて、クーラント液もオレンジのものをコーディネートすると良いかもです。
外形寸法は25×580×685㎜、重量は9.8kgです。
Thermaltake TT Premium The Tower 900
出典:www.amazon.co.jp
Thermaltake TT Premium The Tower 900 フルタワーPCケース 3面強化ガラス CS6788 CA-1H1-00F1WN-00
32,513円(税込)
ショーケースのようなデザイン、ハイエンドのPCパーツに対応可能な優れた拡張性
フランスWatermodスタジオとのコラボで実現した、前面と両側面に5㎜厚の強化ガラスパネル採用のショーケースのようなデザインのPCケース。
内部もユニークで、通常はケース背面に配置されるマザーボードのインターフェース部分が、このケースでは上面に配置する倒立レイアウトを採用しています。また、モジュラーデザインを採用しており、シャーシからドライブベイまで、ユーザーのシステムに合わせて、自由にレイアウトすることが可能です。
そして、ハイエンドのPCパーツに対応可能な優れた拡張性を有しています。マザーボードはE-ATX、ATX、Micro-ATX、Mini-ITXマザーボードに対応。拡張カードは400㎜まで、CPUクーラーは高さ260㎜までのものを搭載可能。ドライブは、3.5インチを最大6台または2.5インチを最大8台搭載することができます。水冷システムへの対応も充実していて、両側面に最大560㎜の水冷ラジエーターが搭載できるのに加え、2つリザーバータンク用のブラケットを装備しており、デュアルループの水冷システムの構築が可能です。
こうした特徴からして、かなりハイスペックなPCを構築することのできるPCケースと言えますね。これで価格が3万円強なのですから、コスパは悪くないのではないでしょうか。
外形寸法はW423×H752×D483㎜、重量は24.5kgとなっています。
出典:www.ask-corp.jp
出典:www.amazon.co.jp
Thermaltake Level 10 GT
出典:www.amazon.co.jp
Level 10 GTケース
93,370円(税込)
他を圧倒する風格を持つ、独創的なデザイン
何物にも似ていない独創的なデザインで、重厚な雰囲気と風格を持ったPCケース。そして、その姿にふさわしい拡張性をあわせ持っています。
マザーボードはMicro-ATX、ATXだけでなく、さらに大きなE-ATXにまで対応。CPUクーラーは高さ190㎜まで対応で、かなり大きなヒートシンク・ファンを採用したクーラーでも搭載できます。グラフィックボードも360㎜まで対応しています。
ドライブベイも豊富で、5.25インチベイが5つ、3.5/2.5インチベイが6つで、うち5つがホットスワップをサポート。
そして、冷却ファンはトップに200㎜×1(LED付き)、フロントに200㎜×1(LED付き)、リアに140㎜×1、サイドに200㎜×1(LED付き)を標準搭載し、回転数(2段階)とLEDを設定できるファンコントローラも装備。さらに、ケーストップとリアのそれぞれに240㎜のラジエーターを搭載可能です。
また、メンテナンス性をアップするために、サイドドアは容易に開けることができる構造になっています。
外形寸法はW282×D590×H584㎜、重量は12.7kgです。
AeroCool StrikeX-Air EN56830
出典:www.amazon.co.jp
AeroCool エアロクール PCケース XL-ATX MB対応 StrikeX-Air EN56830
22,963円(税込)
SF風デザインのオープンエアーPCケース
まるでSF映画に出てくる宇宙船のような形をした、オープンエアーのPCケース。向かって右のスペースにマザーボード、左のスペースにドライブと電源ユニットを搭載する仕様です。
対応マザーボードはMicro-ATX、ATX、E-ATX、XL-ATXと、かなり大型のものを搭載することができます。さらに、PCIスロットが×10もあるので、XL-ATXなど大型で拡張性の高いマザーボードを積んだ場合でも、その拡張性を存分に活かすことが可能です。
そして、マザーボード全体を覆うように設置された、レッドLED付き200㎜のファンが目を引きます。
ドライブベイは5.25インチ×3、2.5/3.5インチ×3で、こちらの拡張性はさほど高くはありません。
外形寸法はW613×D535×H340㎜、重量は6.335kgです。
おわりに
今回は、形にかなりインパクトのある個性的なPCケースを集めてみましたが、いかがでしたでしょうか?
上記のような珍しい形のPCケースはインテリアとしても面白いので、これが部屋にあれば、遊びに来た自作PC仲間もきっと興味を惹かれることでしょう。話のネタとして、ひとつ手に入れてみてはいかかでしょうか?