スティック型の小さなボディに、CPUやメモリなどのパーツを搭載したスティックPC。省スペースでHDMIプラグを液晶テレビやディスプレイに接続すれば使えるという、使い勝手の良いPCです。
そこで今回は、スティックPCを選ぶ際に押さえておきたいポイントを解説しつつ、スペックや価格なども考慮して、現在市販されている製品の中のおすすめを紹介していきたいと思います。
スティックPCの選び方

出典:www.amazon.co.jp
前述のように、とても使い勝手の良いスティックPC。そんなスティックPC購入する際に確認しておきたい主なポイントを、以下に紹介していきたいと思います。
OSは最新のWindows11のものがオススメ

出典:www.amazon.co.jp
現在市販されている一般的なPCのOSは、Windows11です。ただし、スティックPCの中には、一つ前のWindows10がインストールされているものがあります。
あえてWindows10のものを選ぶ理由がある場合は別ですが、基本的には最新のWindows11がインストールされている製品を選ぶのが良いでしょう(なお、Windows10だから問題が生じるということはありません)。
CPUはintel Celeron(4K対応)を搭載したものがスタンダード

出典:www.amazon.co.jp
現在のスティックPCに採用されているCPUは、ほとんどがIntelのCeleronとなっているので、これがスタンダードと言えるでしょう。また、Celeron(Gemini Lake)以降では、内蔵グラフックが4K(3840×2160)に対応しています。
そして、一部製品では、より性能の高いCore m(Skylake)を採用したものもあります。一方で、少し前の製品では、性能の劣るAtomを採用しているものもあるので、この点を確認しましょう。
Atomは元々、タブレットなどポータブル端末向けに低消費電力と低価格を目指して開発されたもので、処理能力はだいぶ抑え気味。Celeronは、その後継となるもので、やはり低消費電力が重視されたモデルになります。
メモリは8GBあれば作業が快適に

出典:www.amazon.co.jp
現在のスティックPCに搭載されているメモリ容量は基本的に4GB、6GB、8GBのいずれかとなっています(交換・増設不可)。
そして、ネットやメールなど比較的ライトな作業なら4GBでも可ですが、画像が多めの文書作成といった作業を快適にするには8GBのものを選びたいですね。
ストレージは128GBあれば余裕をもてる

出典:www.amazon.co.jp
ストレージは、多くの製品が128GB eMMCを搭載しています。これくらいあれば、追加のソフトをいくつかインストールしたり、画像データなどを保存しても、まだ少し余裕があるくらいですね。
コストを抑えたい場合は64GB eMMCの製品を選択するものアリですが、これだと空き容量を気にしながら使うことなるでしょう。
言葉そのものの意味は「貯蔵、保管、倉庫」です。PC用語としては、データを保存する HDD、SSD、eMMC、SDカード、USBメモリなどを示します。
Wi-Fiは標準で対応、有線LANへの対応もチェック

出典:www.amazon.co.jp
スティックPCは基本としてWi-Fiに対応していますが、採用されている規格には、少し前のIEEE802.11nと、より高速な11acや11axがあります。スピードを重視するなら、後者を選びましょう。
さらに、製品の中には有線LANに対応するGigabitイーサーネットポートを搭載しているものもあります。もし、LANケーブルをつなぐことに問題がない場合は、有線LANに対応した製品を選ぶのもアリですね。
現在、一般に市販されている製品のアンテナ1本あたりのスピードは、11nは約150Mbps、11acは約433Mbps、axは約600Mbpsです。
USBポートのバージョンと数をチェック

出典:www.amazon.co.jp
現在の製品では、USBポートは基本的には3.2 Gen1(5Gbps、625MB/s)に対応しています。また、新しい形状のUSB Type-C(USB-C)を採用している製品もあります。ただし、中にはスピードの遅い2.0を搭載しているものも…。
また、新しいバージョンのUSB 3.2 Gen2もあります。これは速度アップが図られていて、より高速(10Gbps、1,250B/s)となっています。
こうした製品ごとのUSBポートの種類と搭載数を確認しておき、拡張するUSB機器の数や、USBハブを使うかなども踏まえて購入するものを選びましょう。
なお、スティックPCにあるmicroUSBポートは給電用です(製品によってはUSB-Cが給電用専用のものもあります)。給電用のUSBポートは周辺機器の拡張には使えないので、このことを念頭に製品スペックを見る必要があります。
現在、一般的に使用されているUSBのバージョンには、2.0、3.0、3.1、3.2、4があり、3.1と3.2にはGen1とGen2があって、さらに名称変更だけされて転送速度は変わらないなど、非常にややこしいのですが、まとめると次のようになります。
| USB 2.0 | |||||
| USB 3.0 | USB 3.1 Gen1 | USB 3.2 Gen1 | |||
| USB 3.1 Gen2 | USB 3.2 Gen2 | ||||
| USB 3.2 Gen2×2 | |||||
| USB4 | |||||
microSDカードスロットをチェック

出典:www.amazon.co.jp
スティックPCのほとんどの製品にmicroSDスロットがあり、少ないストレージ容量をカバーできるようになっています。ただし、中には同スロットを搭載していないものもあるので、この点は要チェックですね。
静音性ならファンレス、安定して利用したいなら冷却ファン付きモデルに

出典:www.amazon.co.jp
ファンレスモデルは、静音性に優れています。ただし、負荷がかかり続けると熱によって動きが緩慢になったり、フリーズしてしまうこともあります。
冷却ファンが付いているモデルなら、ファンの音はするものの、排熱性能が高いので、負荷がかった状態でも比較的安定して利用できるでしょう。
スティックPCおすすめランキング
ここからは、おすすめのスティックPC をランキング形式で紹介していきたいと思います。
価格が安いに越したことはないのですが、使いにくい製品ではあまり良くないので、今回はその点を踏まえて紹介しています。
第1位:MeLE PCG02 Pro
【Celeron N100搭載、4K対応、メモリ8GB、256GB eMMC】高速なUSB 3.2 Gen2対応、HDMIポートが2つでデュアルディスプレイも可、VESAマウントも
出典:www.amazon.co.jp
CPUはCeleron N100で、メモリが8G、ストレージが256GB eMMC、高速なUSB 3.2 Gen2対応という、基本スペックが非常に高い製品です。また、HDMIポートが2つあるので、デュアルディスプレイでの運用ができます。
LANケーブルを接続できるGigabitイーサーネットポートや、ディスプレイの裏側にネジ留めできるVESAマウントも付属しています。
第2位:MeLE PCG02
【Celeron N100搭載、4K対応、メモリ8GB、256B eMMC】高速なUSB 3.2 Gen2対応、HDMIとUSB-Cの併用でデュアルディスプレイも可、イーサーネットポート搭載、外付けのWi-Fiアンテナ
出典:www.amazon.co.jp
CPUはCeleron N100で、メモリが8G、ストレージが256GB eMMC、高速なUSB 3.2 Gen2対応という、基本スペックがかなり高い製品。HDMIプラグとUSB-Cを併用することで、デュアルディスプレイも可能となります。
Gigabitイーサーネットポートを搭載し、LANケーブルを接続することもできます。さらに、外付けのWi-Fiアンテナで通信の安定性を確保しているなど、充実した装備となっています。
第3位:HigolePC Stick_J4105_8GB_128GB
【Celeron J4125搭載、4K対応、メモリ8GB、256GB eMMC】HDMIとUSB-Cの併用でデュアルディスプレイも可、イーサーネットポート搭載
出典:www.amazon.co.jp
CPUはCeleron J4125で、メモリが8G、ストレージが256GB eMMCという製品。HDMIプラグとUSB-Cを併用することで、デュアルディスプレイも可能となります。
また、Gigabitイーサーネットポートを搭載し、LANケーブルによる優先LANへの接続もできます。
第4位:HEIGAOLAPC PC stick 8+128GB
【Celeron J4105搭載、4K対応、メモリ8B、128GB eMMC】HDMIとUSB-Cの併用でデュアルディスプレイも可、イーサーネットポート搭載
出典:www.amazon.co.jp
CPUはCeleron J4125で、メモリが8G、ストレージが128GB eMMCという製品。ストレージが128GBと他と比べると少ないですが、その分価格はお手頃です。
そして、HDMIプラグとUSB-Cを併用することで、デュアルディスプレイも可能となります。Gigabitイーサーネットポートも搭載しています。
第5位:Skynew M1K+
【Pentium Silver N5000搭載、4K対応、メモリ8GB、128GB eMMC】冷却ファンと給排気口でクールダウン
出典:www.amazon.co.jp
CPUはPentium Silver N5000で、メモリが8G、ストレージが128GB eMMCという、基本的なスペックの高い製品。ただ、OSはWindows 11 Homeになります。
冷却性能としては、内部に冷却ファン、ボディには小さな給排気口がたくさん設置されているので、発熱したバーツをしっかりと冷却してくれます。ただし、冷却ファンが回転すると当然、ノイズが発生するので、この点は許容する必要があります。
第6位:HigolePC_Stick_N4200_4GB_64GB
【Pentium N4200搭載、4K対応、メモリ4GB、64GB eMMC】HDMIとUSB-Cの併用でデュアルディスプレイも可能、イーサーネットポート搭載
出典:www.amazon.co.jp
CPUはPentium N4200、メモリは4GB、ストレージは64GB eMMCという、スペックが抑えられた製品。また、OSはWindows 10になります。
そして、HDMIプラグとUSB-Cを併用することで、デュアルディスプレイも可能です。Gigabitイーサーネットポートも搭載しています。
第7位:Skynew M1S+
【Celeron N4100搭載、4K対応、メモリ4GB、64GB eMMC】冷却ファンを搭載、スペックよりもコスパで選ぶ製品
出典:www.amazon.co.jp
CPUはCeleron N4100、メモリは4GB、ストレージは64GB eMMC、USBポートはUSB-A 3.2 Gen1が2基という、全体的にそれなりのスペックでまとめられた製品。
そして、内部には冷却ファンがあり、ボディには小さな給排気口がたくさん設置されています。ただし、基本スペックがそれほど高くないので、あまり重たい作業をすると、ファンのノイズが気になってくるかもしれません。その分、価格的にはお手頃となっています。
おわりに
出たばかりの頃のスティックPCはスペック的にやや不安な部分があったのですが、世代が新しくなって性能がアップし、より快適に使えて、しかも価格がこなれてきています。スティックPCに興味を持っている人は、これを機に是非購入を検討してみてください。












