以前の記事で書いたように、IDE接続の光学ドライブ(PLEXTOR PX-320A)を、IDEのないマザーボード(GIGABYTE GA-Z170XP-SLI)に接続するために、IDE-SATA変換基盤を使用しました。なのですが、これがうまく認識しません。そのため、いろいろと試して、結局はUSB接続に変更しました。今回は、その過程について書いてみたいと思います。
ちなみに、以前の記事はこちら↓です。
目次
IDE-SATA変換基盤を使用、しかし認識しない
光学ドライブを取り外して改めて接続
PLEXTOR PX-320Aを取り外し、あらためてIDE-SATA変換基盤でマザーボードと接続しました。
PLEXTOR PX-320Aのラベルを見てみると「MAY 2002」とあり、もう23年も前の製品ということが分かりました。ちなみに、この製品はOEMでメルコから「BUFFALO CRWD-20FB」として発売されていたものです。
IDE-SATA変換基盤は「フリーダム FHC-356」で、発売は2006年12月12日、購入したのは2007年くらいだと思います。
Windows 11で確認するも、光学ドライブは使用できない
Windows 11を起動して、エクスプローラーで「PC」を開いてみても、光学ドライブはありません。
なのですが、デバイスマネージャーを見てみると、「ディスクドライブ」のところに「PLEXTOR CD-R PX-320A」が表示されていて、プロパティでは「このデバイスは正常に動作しています」となっていました。
…。
よく分からない状況なのですが、とにかくこのままでは使えません。
ジャンパーピンを確認
ジャンパーピンは、ちゃんと「マスター」にしてあるので、間違いないです。
試しに、「スレーブ」や「ケーブルセレクト」にしてみましたが、やはり認識しませんでした。
SATAポートを変えてみる
BIOSを見てみると、PLEXTOR PX-320Aを接続した「SATA 4」が「Not Insatlled」になっていました。
試しに他のSATAポートに接続してみましたが、結果は同じでした。
SATAコネクターの接触不良があった
と、いろいろと試しているうちに、ひとつ気付いたことがありました。SATAケーブルの角度が変わると、基板上のLEDが点いたり消えたりするのです。つまり、SATAコネクター部(上の写真の赤丸部分)に接触不良があるということです。2007年くらいに購入したものなので、もう寿命ですかね。なので、この変換基盤は諦めることにしました。
USB-SATA変換ケーブルに変更
タイムリー UD-500SAを使う
ということで、手元にあったSATA&IDE-USB 2.0変換アダプタケーブル「タイムリー UD-500SA」を使うことにしました。ちなみに、2007年3月に購入したものです。が、現在も発売中です。
タイムリー HDDをUSB SATA&IDE-USB2.0変換アダプタケーブル UD-500SA
2,521円(税込)
USB接続にすると認識された
UD-500SAで使って、PCと接続しました。
すると、
BIOSの「USB Configuration」で、ちゃんと「PLEXTOR CD-R PX-320A 1.05」として認識されていました。
Windows 11を起動してデバイスマネージャーを見てみると、DVD/CD-ROMドライブのところに「PLEXTOR CD-R PX-320A USB Device」と表示されています。
そして、エクスプローラーで「PC」を開いてみると、「DVD/CD-ROMドライブ(D:)」と表示されていました。CD-ROMも問題なく読み込むことができました。
PLEXTOR PX-320Aを5.25インチベイに戻す・完成
PLEXTOR PX-320Aを5.25インチベイに戻して、配線し直します。
USBケーブルは約77cmと十分な長さがあったので、穴開きPCIスロットカバーを通して、バックパネルのUSB 2.0ポートに接続しました。
以上で完成です。
おわりに
上記のように、光学ドライブ「PLEXTOR PX-320A」は2002年5月製造、IDE-SATA変換基盤「フリーダム FHC-356」は2006年12月12日発売で2007年くらいに購入、SATA&IDE-USB 2.0変換アダプタケーブル「タイムリー UD-500SA」は2007年3月に購入と、筆者は18年以上も前に購入・製造された製品をいまだに所有しています。
今回、残念ながらIDE-SATA変換基盤「フリーダム FHC-356」は壊れてしまいましたが、それ以外のものはまだ大丈夫そうなので、壊れるまで使い続けたいと思います。