先日、自作PCのCPUをIntel Core i7-6700からIntel Core Ultra 7 265Kへ交換、メモリ容量を32GBから64GBへアップなどなど、約9年ぶりに主要パーツを一新したわけですが、どれくらい性能が向上しているのかが気になるところ。
ということで今回は、旧システムと新システムをベンチマークなどで比較したことについて書いてみたいと思います。
ちなみに、先日の記事は↓になります。
目次 [表示]
新旧システムの構成
旧システムと新システムそれぞれの主要なパーツ・ベンチマークを取ったパーツは、以下のものです。
パーツ | 旧システム | 新システム |
---|---|---|
CPU | Intel Core i7-6700 ※2015年9月発売 |
Intel Core Ultra 7 265K ※2024年10月発売 |
マザボ | GIGABYTE GA-Z170XP-SLI | GIGABYTE Z890 EAGLE WIFI7 |
メモリ | DDR4-2400 32GB(8GBx4) Team TED416GM2400C16DC01 |
DDR5-5600 64GB(32GBx2) Crucial Pro CP2K32G56C46U5 |
グラボ ※流用 |
MSI GeForce GTX 1080 ARMOR 8G OC(PCIe 3.0×16) | |
M.2 SSD ※流用 |
PLEXTOR PX-256M8SeG(256GB、PCIe 3.0×4、起動ディスク) | |
M.2 SSD ※流用 |
Samsung SSD 970 PRO(512GB、PCIe 3.0×4) | |
HDD ※流用 |
Seagate ST12000NM0007-2A1101(12TB、SATA 6Gb/s) | |
CPU性能の比較
CINEBENCH R23のスコア
■旧システム:Core i7-6700 ※2015年9月発売
■新システム:Core Ultra 7 265K ※2024年10月発売
シングルのスコアは、i7-6700では4933pts、Ultra 7 265Kでは34084ptsと、約7.7倍になりました。
マルチのスコアは、i7-6700では949pts、Ultra 7 265Kでは2222ptsと、約2.3倍になりました。
動画の書き出しに要した時間
動画編集ソフトのWondershare Filmora 14で編集した動画(8分21秒)を、MP4(1920×1080、50fps)に書き出すのに要した時間を比較しました。時間の計測には、Windows 10標準のクロックを使用しています。
■旧システム:Core i7-6700
■新システム:Core Ultra 7 265K
i7-6700では12分25秒49、Ultra 7 265Kでは3分16秒26と、約4分の1に短縮されました。
この時間短縮は、かなり嬉しいです。書き出した後で修正したい箇所が出てきたときに、待ち時間が大幅に少なくなるからです。
動画変換に要した時間
Xmedia Recorde 3.6.0.4 64bitで、2時間17分(1.52GB)のTSファイルをMP4(H.264、1920×1080、2500kbps)に変換するのに要した時間を比較しました。
■旧システム:Core i7-6700
■新システム:Core Ultra 7 265K
i7-6700では40分01秒、Ultra 7 265Kでは08分02秒と、約5分の1に短縮されました。
こちらの時間短縮も、特にたくさんのTSファイルをまとめて変換するときなどに、待ち時間がかなり減るので助かります。
総合的なパフォーマンスの比較
PCMark 10のスコア
■旧システム
■新システム
全体的にスコアがかなり向上しています。
実際にアプリケーションを操作してみても、一つひとつの動作がキビキビしていて、とっても快適になりました!
ブラウザ(JavaScript)の処理速度の比較
Kraken JavaScript Benchmarkのスコア
■旧システム
■新システム
まず、このベンチマークのスコアは、数値が小さいほど高速になります。
そして、トータルスコアはi7-6700では805.9ms、Ultra 7 265Kでは295.4msと、約2.7倍の速度になりました。
実際にWebページを閲覧してみた感じも、以前より素早く表示されるようになった気がします。
グラフィック性能の比較
FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARKのスコア
グラボはMSI GeForce GTX 1080 ARMOR 8G OC(PCIe 3.0×16)で、旧システムから新システムへ流用しています。なお、旧システムでのスロットはPCIe 3.0×16、新システムでのスロットはPCIe 5.0×16です(←これはあまり関係ないかも)。
■旧システム
■新システム
旧システムでのスコアは10751(評価:とても快適)で、新システムではスコア11480(評価:とても快適)と、グラボ自体は同じですが、スコアは少し向上しました。これは、新システムでのCPU性能やメモリ容量の向上などが影響しているのではないでしょうか。
おまけ:CPU内蔵グラフィックでのFINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARKのスコア
Core i7-6700の内蔵グラフィック(Intel HD Graphics 530)と、Core Ultra 7 265Kの内蔵グラフィック(Intel Graphics)でも、FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARKを実施してみました。
■旧システム:Core i7-6700(Intel HD Graphics 530)
■新システム:Core Ultra 7 265K(Intel Graphics)
Core i7-6700(Intel HD Graphics 530)でのスコアは613(評価:動作困難)で、Core Ultra 7 265K(Intel Graphics)でのスコアは2796(評価:やや重い)と、だいぶ上がっています。それでも、ゲームをするのは厳しそうです。
M.2 SSD(起動ディスク)の読み書き速度の比較
CrystalDiskMark8.0.5のスコア
起動ディスクのM.2 SSDは、PLEXTOR PX-256M8SeG(256GB、PCIe 3.0×4)で、旧システムから新システムへ流用しています。なお、旧システムでのスロットはPCIe 3.0×4、新システムでのスロットはPCIe 5.0×4です(←これもあまり関係ないかも)。
■旧システム
■新システム
比較すると、新システムの方が全体的に良い数値になっていますが、誤差の範囲内と言えるくらいかもしれません。
M.2 SSD(データ用)の読み書き速度の比較
CrystalDiskMark8.0.5のスコア
データ用のM.2 SSDは、Samsung SSD 970 PRO(512GB、PCIe 3.0×4)で、旧システムから新システムへ流用しています。なお、旧システムではPCIe 3.0×4スロットにPCIe変換基盤 AINEX AIF-08で接続、新システムではM.2スロット PCIe 4.0×4に接続しています(←これもあまり関係ないかも)。
■旧システム
■新システム
こちらも、比較すると、新システムの方が全体的に多少良い数値になっていますが、誤差の範囲内と言えるくらいかもしれません。
HDDの読み書き速度の比較
CrystalDiskMark8.0.5のスコア
HDDはSeagate ST12000NM0007-2A1101(12TB、SATA 6Gb/s)で、旧システムから新システムへ流用しています。なお、旧システムと新システムのどちらも、接続ポートはSATA 6Gb/sです。
■旧システム
■新システム
旧システムと新システムで、ほぼ同じ数値となりました。
おわりに
以上のように、約9年ぶりに主要パーツを一新したことで、主にCPUに依存するベンチマークのスコアが向上して、動作がかなり快適になりました。手間と時間とコストを掛けた甲斐があったというものです。
この記事が、PCパーツの買い替え(特にIntel Core Ultra 7 265Kの購入)を考えている人の少しでも参考になれば幸いです。