CPUクーラーおすすめ12選【トップフロー・サイドフロー別でランキング】

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CPUクーラー
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 CPUを冷却し、熱暴走を起こさないよう、またCPUの寿命を延ばしてくれるCPUクーラー。PCには欠かせない重要パーツのひとつです。ただ、いざ選ぶとなると、たくさんの製品が発売されていて、決めるのが難しいですよね。

 そこで今回は、CPUクーラーを選ぶ際にチェックしたいポイントなどについて説明したうえで、おすすめのCPUクーラーを紹介したいと思います。

CPUクーラーの選び方

CRYORIG CPUクーラー シングルファン サイドフロー H5 Ultimate 日本正規代理店品
出典:www.amazon.co.jp
 CPUクーラーを大きく分けると、サイドフロートップフローの2種類があるので、まずはそのどちらにするのかを検討しましょう。そして、サイズ的にPCケースに収まるかどうかや、回転数やノイズレベルなどのスペックについても確認してください。

サイドフローとトップフローの違いを理解して選ぶ

 以下に、サイドフローとトップフローの違いと、それぞれのメリットとデメリットを見ていきます。

サイドフローはマザーボードに対してファンが直角、そのメリットとデメリットは

Cooler Master Hyper TX3 EVO サイドフローCPUクーラー Intel/AMD両対応 日本正規代理店品 RR-TX3E-28PK-J1
出典:www.amazon.co.jp
 サイドフローは、マザーボードに対してファンが垂直に位置するタイプ。メリット・デメリットとしては、次のような点があげられます。

メリット……ケース内の「フロントファン(吸気)→リアファン(排気)」という基本的なエアフローを乱すことなく、それに沿って冷却できる。マザーボードを覆わないので、メンテナンス性が高い

デメリット……マザーボード上のチップセットやメモリ、グラフィックボードなどは冷却できない(これらの冷却は別途考慮する必要がある。ただし、最近のマザーボードは以前より熱に強いコンデンサを採用しているため、そこまで神経質になる必要はない)。高さがあるため、一部のミドルタワーやスリムPCケースには取り付けられない場合がある。

トップフローはマザーボードに対してファンが水平、そのメリットとデメリットは

Cooler Master 風神スリム トップフローCPUク―ラー 120mm大型PWMファン搭載 Intel/AMD両対応 FN730 RR-GMM4-16PK-J1
出典:www.amazon.co.jp
 トップフローは、マザーボードに対してファンが水平に位置するタイプです。メリット・デメリットとしては、次のような点があげられます。

メリット……CPUだけでなく、マザーボード上のチップセットやメモリ、グラフィックボードなども冷却できる。高さの低い製品を選べば、スリムPCケースにも取り付けられる。

デメリット……ケース内の「フロントファン(吸気)→リアファン(排気)」という基本的なエアフローを乱してしまう。マザーボードを覆ってしまい、メンテナンス性が低くなる。

 上記のようなメリットとデメリットを踏まえて、サイドフローとトップフローのどちらにするかを検討しましょう。

使用しているマザーボードのソケットに合う製品を選ぶ

ASUSTeK Intel Z270搭載 マザーボード LGA1151対応 ROG STRIX Z270I GAMING 【Mini-ITX】
出典:www.amazon.co.jp
 多くのCPUクーラーは、複数のCPUソケットで使用できるマルチソケット対応になっていますが、製品によってどれに対応するかが違っていますし、非対応のソケットもあります。ですので、使用しているマザーボードのCPUソケットを確認して、それに合う製品を選びましょう。

固定方式を確認

Cooler Master Hyper TX3 EVO サイドフローCPUクーラー Intel/AMD両対応 日本正規代理店品 RR-TX3E-28PK-J1
出典:www.amazon.co.jp
Cooler Master Hyper TX3 EVO サイドフローCPUクーラー Intel/AMD両対応 日本正規代理店品 RR-TX3E-28PK-J1
出典:www.amazon.co.jp
サイズ オリジナルCPUクーラー 虎徹 Mark II
出典:www.amazon.co.jp
 CPUの固定方式には、プッシュピン式(写真上)、フック式(写真中)、バックプレート式(写真下)があります。

 プッシュピン式とフック式は、工具が不要で着脱が可能。しかし、ピンやフックを引っ掛けるツメが破損しやすく、取り付けの圧力でマザーボードが反りやすいというデメリットがあります。

 バックプレート式は、取り付けに工具が必要となりますが、マザーボード裏面からプレートで支えるため大型で重いCPUクーラーも確実に固定でき、マザーボードも反りにくいと言えます。

 その他に、シンプルにネジ止めによって固定する製品もあります。

冷却効率の良いヒートパイプを採用した製品に

Cooler Master Vortex Plus トップフローCPUク―ラー Intel/AMD両対応 日本正規代理店品 RR-VTPS-28PK-R2
出典:www.amazon.co.jp
 上の写真の銅のパイプが「ヒートパイプ」で、中には作動液(揮発性の液体)が入っています。作動液はCPUを冷却して、同時に温められて気化し、放熱フィン & 冷却ファンのある方に送られて、そこで冷却されて液化し、再びCPUのところに戻る、というように循環します。こうすることで、CPUの熱を大型の放熱フィン全体に伝えて、効率良く冷却できます。

 ですので、効率的な冷却を実現するために、ヒートパイプを採用した製品を選ぶと良いでしょう。

PCケースに収まる高さの製品にする

ENERMAX CPUクーラー 9cm サイドフロータイプ ETS-N30R-HE
出典:www.amazon.co.jp
 先に少し触れましたが、サイドフローの製品は高さがあるため、一部のミドルタワーやスリムPCケースには取り付けられない場合があります。ですので、取り付けるPCケースのサイズを確認し、そこに収まる高さのサイドフローの製品、またはトップフローの製品にしましょう。

ファンの風量、回転数、ノイズレベルをチェック

GELID 静音ファン Silent PWM 120mm ハイドロダイナミックベアリング採用静音FAN Silent12 PWMGELID Silent12 PWM
出典:www.amazon.co.jp
 CPUに付属しているファンの性能については、以下の点をチェックしましょう。

風量……単位はCFM(Cubic Feet per Minute)で、1分間に送れる気体の体積(立方フィート)を示しています。CFMの大きいファンは、冷却性能が優れているということになります。

回転数……単位はrpm(Revolution Per Minute)で、1分間に何回転するかを示しています。回転数が多ければ、CFMは大きくなりますが、その分ノイズレベルも上がります。

ノイズレベル……単位はdB(A)(デシベル)です。この「A」は、A補正という聴感補正のことで、人の可聴範囲の周波数帯をピックアップしているという意味。つまり、dB(A)は「人の耳での“うるささ”の程度」ということです。

 そして、ファンは直径と厚みが大きければ、同じCFMでもrpmを抑えることができて、dB(A)が小さくなります。

【サイドフロー】CPUクーラー おすすめランキング

 ここからは、おすすめ製品をランキング形式で発表していきたいと思います。

 まずは、サイドフローのおすすめ製品のランキングを発表し、その後にトップフローのおすすめ製品のランキング発表と続きます。

※価格は2019年6月11日時点のものであり、変更されている場合があります。

第1位:サイズ 虎徹 Mark II

  • タイプ:サイドフロー
  • 対応ソケット:Intel LGA775/1150/1151/1155/1156/1366/2011/2011-V3 AMD AM2+/AM3+/FM1/FM2+/AM4
  • 固定方式:バックプレート式
  • ヒートパイプ:◯ 6㎜径×4本、ニッケルメッキ処理
  • ファン外形寸法:120×120×27㎜
  • 回転数:300(±200)rpm~1,200rpm(±10%)
  • ノイズレベル:4.0~24.9dB(A)
  • 風量:16.6~51.17CFM
  • 外形寸法:W130×D83×H154㎜

ブリッジ式のリテンションに、スプリングスクリューを採用

SCYTHE 虎徹 Mark II ベースプレート
SCYTHE 虎徹 Mark II スプリング付きのネジ
SCYTHE 虎徹 Mark II 付属品
出典:www.amazon.co.jp
 ベースプレート部分に渡すブリッジを、スプリング付きのネジで留める仕様になっており、締め切ったときに最適な固定圧が得られます。CPUクーラーをネジ留めする際に、どれくらいの強さで締めたら良いかはけっこう難しいので(弱いと熱伝導効率に不安があり、強すぎるとCPUを破損する心配がある…など)、この仕様なら安心感がもてます。

 また、120㎜ファン(製品名「KAZE FLEX」)は最大回転数1,200rpm(±10%)という静音仕様で、さらに振動を吸収する防振ラバーが装着されているので、防振性にも優れています。ファンの固定は、取っ手付きワイヤークリップで行うため、換装は容易。ファンは、使っているうちにホコリがたまったり、異音を発生するなど不調になって別の製品に交換したくなることもあるため、簡単に換装できるのは嬉しいですね。

 ちなみに、 ASUSの「TUF GAMING ALLIANCE』」認定モデルもあります。こちらは、トップ部分にTUFパターン、TUF GAMING ALLIANCEのデザインやカラーリングを採用し、搭載ファンはRGB仕様となっています。

Scythe Kotetsu Mark II TUF ゲームアライアンス (SCKTT-2000TUF)
10,866円(税込)

出典:www.amazon.co.jp

第2位:クーラーマスター Hyper TX3 EVO

  • タイプ:サイドフロー
  • 対応ソケット:Intel LGA775/1150/1151/1155/1156/1366 AMD AM2/AM2+/AM3/AM3+/AM4/FM1/FM2
  • 固定方式:Intelはプッシュピン式、AMDはフック式
  • ヒートパイプ:◯ 3本、銅製
  • ファン外形寸法:92×92×25㎜
  • 回転数:800~2,800rpm±10%
  • ノイズレベル:17~35dB(A)
  • 風量:15.7~54.8CFM±10%
  • 外形寸法:W92×D79×H136㎜

ダイレクトコンタクトヒートパイプ採用、ファンには防振パッド

CoolerMaster RR-TX3E-28PK-J1 ダイレクトコンタクトヒートパイプ
CoolerMaster RR-TX3E-28PK-J1 付属品
出典:www.amazon.co.jp
 3本の銅製ヒートパイプは、CPU の表面と直に接する「ダイレクトコンタクトヒートパイプ」なので、CPU の表面から効率良く熱を放熱フィンに移動させてくれます。CPUがベースパーツに接して、さらにベースパーツがヒートパイプに接するものは、ベースパーツを挟んでいる分、熱伝導の効率が落ちてしまうのではないかという心配がありますが、この仕様なら、そうした心配がなくなって良いですね。

 そして、ファンには振動を防ぐパッドが付いています。これなら、ファンの回転によって、フィンと接する部分から発生することのある振動音をなくすことができ、静音性が向上します。また、ファンの固定にクイックスナップファンブラケットを採用し、取り付け・取り外しが容易になっているので、たまったホコリの掃除などメンテナンスしやすいでしょう。

 さらに92㎜ファンは、もう1つ追加することも可能。ですので、たとえばCPUをオーバークロックして、発熱が心配な場合などに、ファンを追加して冷却性能をアップすると良いのではないでしょうか。

第3位:LC-POWER LC-CC-95A

  • タイプ:トップフロー
  • 対応ソケット:Intel LGA775/1150/1151/1155/1156 AMD AM2/AM2+/AM3/AM3+/AM4/FM1/FM2
  • 固定方式:プッシュピン式
  • ヒートパイプ:◯ 2本、銅製
  • ファン外形寸法:92×92㎜
  • 回転数:最大2,800rpm
  • ノイズレベル:17.0~36.8dB(A)
  • 風量:記載なし
  • サイズ:H127㎜

ダイレクトコンタクトヒートパイプ採用、コスパが優秀なシンプルな製品

LC-CC-95A 取り付けイメージ
LC-CC-95A 付属品
出典:www.amazon.co.jp
 ヒートパイプは銅製のものが3本。これが、CPU の表面と直に接する「ダイレクトコンタクトヒートパイプ」なので、熱移動の効率は良いでしょう。

 これ以外に機能的に特に目を引くものはないのですが、価格的が抑えられているので、自作PC初心者に適した製品と言えるかと思います。

第4位:サイズ 白虎 SCBYK-1000I

  • タイプ:サイドフロー
  • 対応ソケット:Intel LGA775/1366/1156/1155/1150/1151
  • 固定方式:プッシュピン式
  • ヒートパイプ:◯ 6㎜径×3本、ニッケルメッキ処理
  • ファン外形寸法:92×92×25㎜
  • 回転数:300(±300)rpm~2,300rpm(±10%)
  • ノイズレベル:7.2~28.26dB(A)
  • 風量:6.7~46.55CFM
  • 外形寸法:W102×D83×H130㎜

全高130㎜設計、ハイコスパのIntelプッシュピン専用モデル

SCYTHE 白虎 SCBYK-1000I ベースプレート
出典:www.amazon.co.jp
サイズ 白虎 SCBYK-1000I サイド図
出典:www.scythe.co.jp
 サイドフローでありながら、高さを130㎜にまで抑えた製品。このサイズなら、Mini-ITXなどの小型PCケースへの互換性が高いですし、取り付け作業もやりやすいですね。

 そして、対応するソケットはIntelのみ(一部は非対応)として、部品点数を減らし、価格を抑えたハイコスパのモデルでもあります。IntelのCPUを使っていて、新たに購入するCPUもIntelにし、古い方を別の自作PCに取り付けるというように、IntelのCPUばかり使用するユーザーの場合、CPUクーラーがAMDのソケットに対応している必要はありません。こうした使い方なら、Intel専用モデルで、価格を抑えてくれるのはありがたいですね。

 また、120㎜ファンには取っ手付きワイヤークリップが採用されていて、ホコリの掃除やファンの交換が容易にできる、ユーザーに優しい設計になっています。

 ちなみに、同じくIntelのみ対応の、部品点数を減らしたハイコスパモデルで、120㎜ファンを搭載した製品もあります。こちらのサイズはW130×D83×H145㎜です。

サイズオリジナル設計 120mmサイドフロー型CPUクーラー IZUNA SCIZN-1000I
4,680円(税込)

出典:www.amazon.co.jp

第5位:エナーマックス ETS-T40Fit-W

  • タイプ:サイドフロー
  • 対応ソケット:Intel LGA775/1150/1151/1155/1156/1366/2011/2011-V3 AMD AM2/AM2+/AM3/AM3+/FM1/FM2/FM2+
  • 固定方式:バックプレート式
  • ヒートパイプ:◯ 6㎜径×4本、銅製
  • ファン外形寸法:120×120×25㎜を2つ
  • 回転数:300~1,500/1,800/2,200rpm
  • ノイズレベル:10~17/21/27dB(A)
  • 風量:37.57~71.30/86.70/105.90CFM
  • 外形寸法:W126×D95.8×H161.7㎜

ホワイトLED付き120㎜ファンを2台搭載

ENERMAX ETS-T40Fit-W サイドから見たところ
出典:www.amazon.co.jp
 デフォルトで120㎜の静音ファン(ホワイトLED付き)を2台搭載し、4本の銅製ヒートパイプがCPU の表面と直に接する「ダイレクトコンタクトヒートパイプ」(メーカーでは「HDT(Heat pipe direct touch)」と呼称)を採用。これなら、オーバークロックなどでCPUの発熱を心配するユーザーが、より強力に冷却したい場合などに適していますね。

 さらにフィンには、ヒートパイプ背面にエアを取り込む「VGF(Vortex generator flow) technology」、エアを強制的に取り込む「VGF(Vortex generator flow)technology」、熱伝導性の高いコーティング「TCC(Thermal Conductive Coating)」という、いくつもの加工が施されています。冷却性能のさらなる向上を目指す、メーカーの高い意欲を感じますね。

 ただし、こうしたスペックや加工により、価格はやや高めとなっています。

 なお、この製品にはカラーバリエーションがあるのも特徴。紹介しているのはホワイトで、他にブルーとシルバーがあります。

第6位:サーマルテイク Contac Silent 12

  • タイプ:サイドフロー
  • 対応ソケット:Intel LGA775/1366/1156/1155/1150/1151 AMD AM2/AM2+/AM3/AM3+/AM4/FM1/FM2
  • 固定方式:プッシュピン & フック式
  • ヒートパイプ:◯ 6㎜径×4本、銅製
  • ファン外形寸法:120×120㎜
  • 回転数:500~1,500rpm(LNC使用時:400~1,100rpm)
  • ノイズレベル:28.8dB(A)(LNC使用時:22.1dB(A)
  • 風量:最大74.33CFM
  • 外形寸法:W127×D75.3×H153㎜

LNC(Low Noise cable)が付属、ダイレクトコンタクトヒートパイプを採用、コスパの良い製品

Thermaltake FN1072 CL-P039-AL12BL-A ダイレクトコンタクトヒートパイプ
Thermaltake FN1072 CL-P039-AL12BL-A 付属品
出典:www.amazon.co.jp
 この製品にはLNC(Low Noise cable)が付属していて、これをファンの電源ケーブルに接続することで、ファンの回転を27%抑え、ノイズを24%小さくできます。さほど高い性能のCPUを使用していない場合などには、これを接続してファンの最高回転数とノイズの最大レベルを落とすのもアリですね。

 そして、4本の銅製ヒートパイプは、CPU の表面と直に接する「ダイレクトコンタクトヒートパイプ」なので、CPU の熱を効率良く移動させることができます。また、ファンはクリップで固定されているので、取り外し/取り付けが容易。掃除などのメンテナンスもやりやすいでしょう。

 こうした性能でこの価格ですから、かなりコスパは良いですね。

 ちなみに、ファンのサイズが92㎜のモデルもあります。

Thermaltake Contac 9 サイドフロー型CPUファン [Intel/AMD両対応] FN1191 CL-P049-AL09BL-A
1,659円(税込)

出典:www.amazon.co.jp

第7位:クーラーマスター MasterAir Maker8

  • タイプ:サイドフロー
  • 対応ソケット:Intel LGA775/1150/1151/1155/1156/1366/2011/2011-V3/2066 AMD AM2+/AM3/AM3+/FM1/FM2/FM2+
  • 固定方式:バックプレート式
  • ヒートパイプ:◯ 6㎜径×8本、銅製
  • ファン外形寸法:140×140×25㎜
  • 回転数:600~1,800(±300)rpm
  • ノイズレベル:8~24dB(A)
  • 風量:19.8~66CFM(±10%)
  • 外形寸法:W145×D135×H172㎜

高性能・ハイエンドクーラー、ゲーミングPCなどに最適

CoolerMaster MAZ-T8PN-418PR-R1 3D Vapor Chamber
CoolerMaster MAZ-T8PN-418PR-R1 ベースプレート
出典:www.amazon.co.jp
 この製品の大きな特徴は、3Dベイパーチャンバーを採用していること。ベイパーチャンバーとは、ベースを中空構造にし、中に作動液(揮発性の液体)を入れて熱を循環させる仕組みのこと(原理は、前述のヒートパイプと同じ)。このベイパーチャンバーと8本のヒートパイプを内部でつなげる立体構造(3D)としたのが、3Dベイパーチャンバーです。大型アルミフィンと140㎜ファン×2とのコンビネーションによって、非常に優れた熱伝導と強力な冷却を実現しています。

 2基の140㎜ファンは簡単に取り外せる構造なので、掃除などのメンテナンスや交換も容易。市販の140㎜または120㎜ファンを取り付けることも可能です。また、ファンカバーはスライド式なので、メモリと物理干渉する場合にも、対応できるようになっています。

 そして、このビジュアル的に、サイドがアクリルウインドウのPCケースを採用した自作ゲーミングPCで、LED付きのケースファンやグラフィックボードと一緒に“魅せる”ようにすると良いのではないでしょうか。

 ただし、サイズがW145×D135×H172㎜とかなり大きめなので、取り付けるケースを選びます(ミドルタワーPCケースでも、小さめのものだと収まらないかも)。また、価格はかなり高いですね…。スペックに妥協することを知らない、ハイエンドマシンを自作したいユーザー向けの製品と言えます。

【トップフロー】CPUクーラー おすすめランキング

 続きまして、トップフローのおすすめ製品のランキングを発表していきたいと思います。トップフローの製品は、高さのあるサイドフロータイプを取り付けられない一部のミドルタワーやスリムPCケースのユーザーが導入する場合が多いと思われますので、その“高さ”に注目して見てみてください。

※価格は2019年6月11日時点のものであり、変更されている場合があります。

第1位:サイズ 超天 CHOTEN

  • タイプ:トップフロー
  • 対応ソケット:Intel LGA775/1150/1151/1155/1156/1366 AMD AM2/AM2+/AM3/AM3+/AM4/FM1/FM2/FM2+
  • 固定方式:Intelはプッシュピン式、AMDはフック式
  • ヒートパイプ:◯ 6㎜径×4本、ニッケルメッキ処理
  • ファン外形寸法:120×120×25㎜
  • 回転数:300(±300)rpm~1,200rpm(±10%)
  • ノイズレベル:4.0~24.9dB(A)
  • 風量:16.6~51.17CFM
  • 外形寸法:W130×D130×H120㎜

【高さ120㎜】省スペースよりも、トップフローのメリットを享受したいユーザー向け

SCYTHE 超天 CHOTEN
出典:www.amazon.co.jp
 トップフロー版で前出の「サイズ 虎徹 Mark II」をトップフロータイプにした製品。搭載ファン(製品名「KAZE FLEX」)のスペックは共通で、最大回転数1,200rpm(±10%)の120㎜静音仕様ファン、防振ラバーを装着、取っ手付きワイヤークリップでの固定となっています。

 ただ、この製品は高さが120㎜あり、さほど背が低いわけではありません。そのため、スリムPCケースだと、取り付けた際のスペースに余裕がない場合もあり得ます。ですので、省スペースというより、トップフローのメリット(メモリやマザーボードのチップなども冷却できる)を享受したいユーザー向けと言えるでしょう。

第2位:アイネックス CC-01

  • タイプ:トップフロー
  • 対応ソケット:Intel LGA1150/1151/1155/1156
  • 固定方式:バックプレート式
  • ヒートパイプ:-
  • ファン外形寸法:96×96×17㎜
  • 回転数:700(±300)rpm~2,700rpm(±10%)
  • ノイズレベル:12~33dB(A)
  • 風量:最大35CFM
  • 外形寸法:W96×D96×H32㎜

【高さ32㎜】Intel LGA115X用、銅製コアを採用

AINEX CC-01 銅製コア
AINEX CC-01 バックプレート
出典:www.ainex.jp
 高さがわずか32㎜しかない製品。この高さなら、Mini-ITX、HTPC(ホームシアターPC)、SFF(スモールフォームファクタ)などに組み込むのに最適でしょう。

 そして、ヒートシンクのCPUと接する部分に、熱伝導率の高い銅が採用されているので、効率的な冷却が期待できます。やはり、高さが32㎜しかなので、こうした工夫が大切になりますね。

第3位:サイズ MONOCHROME VALUE

  • タイプ:トップフロー
  • 対応ソケット:Intel LGA775/1150/1155/1156
  • 固定方式:プッシュピン式
  • ヒートパイプ:-
  • ファン外形寸法:記載なし
  • 回転数:1,500~3,400rpm(±10%)
  • ノイズレベル:20.4~39.8dB(A)
  • 風量:24~52.3CFM
  • 外形寸法:W98×D91×H62㎜

【高さ62㎜】Intel CPU専用ベーシッククーラー

サイズ MONOCHROME VALUE ベースプレート
サイズ MONOCHROME VALUE サイド
出典:www.amazon.co.jp
 見ての通りシンプルでベーシックなCPUクーラーで、Intel CPU専用(一部は非対応)となっています。これは、Intelの純正CPUクーラーに非常に似たデザインですね。

 そして、価格がかなり抑えられているので、「性能にこだわりはない。基本的な役割を果たしてくれればいい」、「とりあえず、安いCPUクーラーがほしい」というユーザーなら、これを選ぶと良いかと思います。

 ちなみに、バックプレート式で銅製ベースを採用したモデルもあります。こちらのサイズはW112×D112×H62㎜です。

SCYTHE IntelCPU専用ベーシッククーラー MONOCHROME PRO/AM
2,233円(税込)

出典:www.amazon.co.jp

第4位:クーラーマスター Vortex 211Q

  • タイプ:トップフロー
  • 対応ソケット:Intel LGA775/1150/1155/1156
  • 固定方式:プッシュピン式
  • ヒートパイプ:◯ 2本、銅製
  • ファン外形寸法:94×94×16.5㎜
  • 回転数:1,500rpm±10%
  • ノイズレベル:20dB(A)
  • 風量:27.5CFM±10%
  • 外形寸法:W102.4×D96.4×H58㎜

【高さ55㎜】ダイレクトコンタクトヒートパイプを採用、Intel専用


出典:www.amazon.co.jp
 2本の銅製ヒートパイプがCPUと直に接する「ダイレクトコンタクトヒートパイプ」を採用。CPUの熱が効率良くヒートシンクに移動して冷却できる仕様となっています。

 対応するソケットはIntelのみ(一部は非対応)で、リテール(純正)と同じプッシュピン式での取り付け。これくらいの小さなサイズなら、プッシュピン式でも固定に不安はないでしょう。

第5位:クーラーマスター 風神スリム FN730

  • タイプ:トップフロー
  • 対応ソケット:Intel LGA775/1150/1151/1155/1156/1366 AMD AM2/AM2+/AM3/AM3+/FM1/FM2
  • 固定方式:バックプレート式
  • ヒートパイプ:◯ 4本、銅製
  • ファン外形寸法:120×120×15㎜
  • 回転数:500~1,600rpm
  • ノイズレベル:8~30dB(A)
  • 風量:17.4~58.4CFM
  • 外形寸法:W137×D122×H59㎜

【高さ59㎜】ヒートパイプの効率の良いレイアウト、薄型120㎜ファンを搭載

Cooler Master 風神スリム FN730 ダイレクトコンタクトヒートパイプ
出典:www.amazon.co.jp
Cooler Master 風神スリム FN730 独自のレイアウト 4本のヒートパイプ
出典:apac.coolermaster.com
 特徴はヒートパイプの独自のレイアウト。4本のヒートパイプはU字型に成形され、それらが交差するようなレイアウトになっており、これが熱を効率良く移動させてくれます。

 そして、厚さ15㎜というオリジナルの薄型120㎜ファン(XtrFlo 120 Slim)を搭載。この大型ファンにより、最大58.4CFMという大きな風量を稼ぐことができます。ヒートパイプがCPUと直に接する「ダイレクトコンタクトヒートパイプ」も採用しているので、高い冷却性能が期待できるでしょう。

 価格は高めですが、冷却性能にこだわりたいなら選んでみたい製品です。

おわりに

 今回はCPUクーラーを、サイドフローの製品とトップフローの製品で分けて紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

 CPU(Central Processing Unit)は日本語で「中央処理装置」で、PCのまさに中心的なパーツであり、それを冷却するCPUクーラーの役割も重要です。今回紹介したランキングを参考にして、CPUクーラーを新規導入または交換し、CPUを効率良く冷却して、PC作業の処理の効率化も図ってくださいね。

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