キューブ型PCケースおすすめ20選【小型サイズ、メーカー別】

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キューブ型PCケース
キューブ型PCケース
キューブ型PCケース
キューブ型PCケース


 キューブ型PCケースは、その名のとおり(ほぼ)「立方体」の形状をしたPCケース。タワー型と比べて高さが抑えられ圧迫感がなく、かつ省スペースなので、設置する場所の選択肢が広がります。

 というわけで今回は、キューブ型PCケースを選ぶ際に確認しておきたいポイントなどを説明しつつ、価格や機能などで比較したうえでのおすすめ製品を紹介していきたいと思います。

キューブ型PCケースの選び方

CoolerMaster Mini ITXキューブ型PCケース Elite 110 Cube (型番:RC-110-KKN2-JP)
出典:www.amazon.co.jp
 それでは早速、キューブ型PCケースを選ぶ際のチェックポイントを説明していきます。

搭載できるマザーボードは基本的にMicro ATX・Mini ITX・Mini DTX、一部はE-ATXにも対応

MSI Intel H110搭載 第6世代Core(LGA1151)対応 ITX マザーボード MB3580 H110I PRO
出典:www.amazon.co.jp
 最も一般的なマザーボードの規格はATXで、305㎜×244㎜という大きさ(PCIスロット×7、メモリスロット×4)。しかし通常、ATXだとキューブ型PCケースには収まらないため、次のようなサイズの小さいマザーボードを使うことになります。

Micro ATX……244×244㎜。ATXをやや小型化したもの。PCIスロット数がATXより少なく、×4程度(メモリスロットはATXと同じ×4)。
Mini ITX……170×170 ㎜。上記よりさらに小型のため、PCIスロットは×1程度、メモリスロットは×2。
Mini DTX……170×203㎜。PCIスロットは×2程度。拡張スロットが2つあるMini ITXケースに組み込みが可能。

 サイズのより小さいMini ITXのマザーボード専用のキューブ型PCケースを選べば、かなりコンパクトなPCを組み上げることができますね。

 ただしキューブ型PCケースの中には、以下のようなE-ATXのマザーボードに対応した大型の製品もあるので、コンパクトさではなく、「キューブ」という形状と拡張性を求めるなら、これを選択するものアリです。

E-ATX(Extended ATX)……305×330㎜。基板上の回路が多いマルチプロセッサーに対応したサーバやワークステーション用のマザーボードでよく利用される。

ASUS NCL-D INTEL E7520 Dual Socket-604 XEON DDR2 Extended ATX Server Motherboard with Onboard Video/Dual GIGALAN
出典:www.amazon.co.jp

サイドがアクリル/強化ガラスウインドウの製品に、LEDパーツを組み込む

写真
出典:www.amazon.co.jp
 最近のPCケースで定番となっている、サイドがアクリル/強化ガラスになっている仕様。キューブ型PCケースにも、もちろんそうした製品があります。内部にLED付きのパーツを組み込んでイルミネーションを楽しみたいなら、サイドのアクリル/強化ガラスを採用したキューブ型PCケースにしましょう。

組み込むCPUクーラー・グラフィックボード・電源ユニットのサイズを確認

CoolerMaster Intel CPU専用 トップフロー型スリムCPUク―ラー Vortex 211Q (型番:RR-V211-15FK-R2)
出典:www.amazon.co.jp
MSI オリジナルクーリングシステム TWINFROZR VI 搭載 GeForce GTX 1070グラフィックボード GeForce GTX 1070 GAMING X 8G
出典:www.amazon.co.jp
玄人志向 NEXTシリーズ 80 PLUS Bronze 500W ATX電源 KRPW-N500W/85+
出典:www.amazon.co.jp
 キューブ型PCケースの「コンパクト」というメリットは、裏を返せば、対応するパーツのサイズが制限されるというデメリットでもあります。これが直接的に影響するのが、CPUクーラーの高さ、グラフィックボードの長さ、電源ユニットの長さ。なので、これらのサイズを事前に確認して、ケース内に収まるようしっかり計画しましょう。

ドライブベイの数を確認する

2.5インチ・3.5インチベイの数は、そこまで多くなくても可

Thermaltake Core V1 Mini-ITX対応キューブPCケース CS4872 CA-1B8-00S1WN-00
出典:www.amazon.co.jp
 最近はマザーボードに装着するM.2 SSDも普及していますし、2.5インチのSSDや3.5インチのHDDは大容量化が進んでいるので、2.5インチ・3.5インチを搭載するベイの数は、そこまで多くなくても困ることはないでしょう。

 もし、古いHDDを活用したい場合に、3.5インチベイがいくつかあった方が良いかも、というくらいです。

光学ドライブ用の5.25インチベイは、基本的になくてもよい

Fractal Design Core 500 Black 小型キューブPCケース CS5267 FD-CA-CORE-500-BK
出典:www.amazon.co.jp
 上の写真の製品は光学ドライブ用の5.25インチベイを搭載していますが、これは比較的珍しいと言えます。なぜなら、最近はPCソフトをCD-ROMで配布することも少なくなり、ネットからダウンロードするのが一般的ですし、映像作品を鑑賞する場合にもDVDやBlu-rayではなく、ネットの配信サービスを利用することが多いからです。なので、CD-ROMやDVDを読み込むための光学ドライブを積む必要はほとんどなく、したがって光学ドライブ用の5.25インチベイも基本、なくても困らないでしょう。

 「古い光学ドライブを活かしたい」という場合にのみ、5.25インチベイのある製品を選ぶという感じでもよいのではないでしょうか。

内部の熱を放出するエアフローの設計で選ぶ

Cooler Master Elite 120 Cube PCケース CS4740 RC-120A-KKN1-JP
出典:www.amazon.co.jp
 コンパクトなキューブ型PCケースの内部は、パーツが隙間なくギュッと詰まりがちになり、したがって熱がこもりやすくなると言えます。そこで各社、内部のSSDやHDDの配置、冷却ファンの数、排気口のレイアウトなどに工夫を凝らして、PCを冷却できるよう配慮しています。ですので、そうしたエアフローの設計にも注目して製品を選びましょう。

 また、ケース内部を熱源ごとに仕切って、それぞれでエアフローを設計するデュアルチャンバー構造の製品もあるので、そこも選ぶ際のポイントのひとつです(チャンバー〔chamber〕は「小さな部屋、室」という意味)。

外形寸法を確認して、配置スペースに収まる製品に

Cooler Master Elite 130 Cube PCケース CS4742 RC-130-KKN1-JP
出典:www.amazon.co.jp
 キューブ型PCケースはいずれも(ほぼ)立方体ですが、外形寸法(縦×横×高さ)は製品によって違っています。なので、基本的なことですが、製品の外形寸法と設置するスペースを確認しておきましょう。

◇ ◇ ◇


 それではここから、キューブ型PCケースのおすすめ製品を、メーカー別に紹介していきたいと思います(メーカーは順不同)。

※価格は2023年2月19日時点のものであり、変更されている場合があります。

Thermaltake(サーマルテイク) おすすめ製品

Thermaltake Divider 200 TG

  • 対応マザー:Micro ATX、Mini ITX
  • 5.25インチベイ:-
  • 3.5/2.5インチベイ:×3
  • 2.5インチベイ:×3
  • CPUクーラー高:185㎜まで
  • グラフィックボード長:340㎜まで(27mm厚ラジエーター搭載時は310㎜まで)
  • 電源ユニット長:200㎜まで(底面ファン搭載時は180㎜まで)
  • ファン:標準でフロント200㎜×1、リア120㎜×1(搭載可能:フロント200㎜×1または140/120㎜×2、リア120㎜×1、右サイド140/120㎜×2、ボトム120㎜×2)
  • 外形寸法:W333.2×H364.7×D425.7㎜

トライアングルサイドパネルを採用(強化ガラス、パンチングメッシュ)、フロントに大きな200㎜ファンを標準搭載、デュアルチャンバー構造、グラフィックボード長は最大340㎜など大きめのパーツを組み込める製品


出典:www.amazon.co.jp
 まず、印象的なのはトライアングルサイドパネルを採用していること。右サイドはパンチングメッシュとなっていて、フロントの両サイドにも給気口があるので、これらから冷却のために外部のエアーを取り込むことができます。左サイドはソリッドパネル+強化ガラスで、トップとフロントにも強化ガラスパネルを採用しているので、内部のLEDパーツで光のドレスアップを楽しむことができます。

 標準搭載のファンは、フロントに大きな200㎜のものが1基、リアに120㎜のものが1基で、十分なエアフローを生み出します。また、マザーボード搭載部と電源ユニット搭載部が区切られたデュアルチャンバー構造なので、それぞれでエアフローの設計をすることができます。

 そして、グラフィックボードは長さ340㎜まで、CPUクーラーは高さ185㎜まで、電源ユニットは長さ200㎜までと、大きめのパーツを搭載することができるので、そこそこパワーのある構成も可能です。

 水冷ラジエーターはフロントに280/240㎜、右サイドに280/240㎜、リアに120㎜のものを搭載することができます。

 紹介しているのはブラックで、他のカラーバリエーションとしてホワイトもあります。

Thermaltake Divider 200 TG Snow キューブ型PCケース 強化ガラスパネル CA-1V1-00S6WN-00 CS8287 ホワイト
13,111円(税込)

出典:www.amazon.co.jp

Thermaltake Divider 200 TG Air

  • 対応マザー:Micro ATX、Mini ITX
  • 5.25インチベイ:-
  • 3.5/2.5インチベイ:×3
  • 2.5インチベイ:×3
  • CPUクーラー高:185㎜まで
  • グラフィックボード長:340㎜まで(27mm厚ラジエーター搭載時は310㎜まで)
  • 電源ユニット長:200㎜まで(底面ファン搭載時は180㎜まで)
  • ファン:標準でフロント200㎜×1、リア120㎜×1(搭載可能:フロント200㎜×1または140/120㎜×2、リア120㎜×1、右サイド140/120㎜×2、ボトム120㎜×2)
  • 外形寸法:W333.2×H364.7×D425.7㎜

トライアングルサイドパネルを採用(強化ガラス、パンチングメッシュ)、フロントに大きな200㎜ファンを標準搭載、デュアルチャンバー構造、グラフィックボード長は最大340㎜など大きめのパーツを組み込める製品


出典:www.amazon.co.jp
 前出の「Thermaltake Divider 200 TG」で、フロントをメッシュにすることでエアフローを強化したモデル。以下、再掲。

 まず、印象的なのはトライアングルサイドパネルを採用していること。右サイドはパンチングメッシュとなっていて、フロントの両サイドにも給気口があるので、これらから冷却のために外部のエアーを取り込むことができます。左サイドはソリッドパネル+強化ガラスで、トップにも強化ガラスパネルを採用しているので、内部のLEDパーツで光のドレスアップを楽しむことができます。

 標準搭載のファンは、フロントに大きな200㎜のものが1基、リアに120㎜のものが1基で、十分なエアフローを生み出します。また、マザーボード搭載部と電源ユニット搭載部が区切られたデュアルチャンバー構造なので、それぞれでエアフローの設計をすることができます。

 そして、グラフィックボードは長さ340㎜まで、CPUクーラーは高さ185㎜まで、電源ユニットは長さ200㎜までと、大きめのパーツを搭載することができるので、そこそこパワーのある構成も可能です。

 水冷ラジエーターはフロントに280/240㎜、右サイドに280/240㎜、リアに120㎜のものを搭載することができます。

 紹介しているのはブラックで、他のカラーバリエーションとしてホワイトもあります。

Thermaltake Divider 200 TG Air Snow キューブ型PCケース エアフローフロントパネル CA-1V1-00S6WN-01 CS8285 ホワイト
48,540円(税込)

出典:www.amazon.co.jp

Thermaltake LEVEL 20 VT

  • 対応マザー:Micro ATX、Mini ITX
  • 5.25インチベイ:-
  • 3.5/2.5インチベイ:×3
  • 2.5インチベイ:×3
  • CPUクーラー高:185㎜まで
  • グラフィックボード長:350㎜まで
  • 電源ユニット長:200㎜まで
  • ファン:標準でフロント200㎜×1(搭載可能:フロント200㎜×1/140㎜×2/120㎜×2、リア140/120㎜×1、トップ140㎜×2/120㎜×4、ボトム120㎜×2)
  • 外形寸法:W330×H348×D430㎜

4面に強化ガラスパネルを採用、デュアルチャンバー構造で優れたエアフローが構築可能


出典:www.amazon.co.jp
 Thermaltakeの20周年記念モデルとなる「Level 20シリーズ」の製品。フロント、トップ、左右の4面に4mm厚の強化ガラスパネルを採用した、内部のLEDパーツや水冷クーラント液のドレスアップを思う存分に楽しめるキューブ型PCケースです。

 性能的に目を引くのは、マザーボード搭載部と電源ユニット搭載部をセパレートした、デュアルチャンバー構造を採用していること。それぞれでエアフローを設計すれば、効率よく冷却することができます。また、フロントには大型の200㎜ファン×1を標準搭載しています。

 CPUクーラーは高さ185㎜まで対応で、冷却性能の高いハイハイトCPUクーラーを組み込むことが可能。水冷ラジエーターは、トップに240㎜のものを2基設置できるようになっています。

Thermaltake Core V21

  • 対応マザー:Micro ATX、Mini ITX
  • 5.25インチベイ:-
  • 3.5/2.5インチベイ:×3
  • 2.5インチベイ:×3
  • CPUクーラー高:185㎜まで
  • グラフィックボード長:350㎜まで
  • 電源ユニット長:200㎜まで
  • ファン:標準でフロント200㎜×1(搭載可能:フロント200㎜×1/140㎜×2/120㎜×2、リア140/120㎜×1、トップ140㎜×2/120㎜×4、ボトム120㎜×2、右サイド140/120㎜×2、左サイド140/120㎜×2)
  • 外形寸法:W320×H336×D424㎜

豊富な2.5/3.5インチ、多くの冷却ファンを取り付け可能


出典:www.amazon.co.jp
 ケースの各所(フロント、リア、トップ、左右サイド)に120/140㎜ファン、または水冷ラジエーターを取り付けることが可能。そしてケースのパネルには、エアフローに優れたメッシュ加工が採用されているので、冷却性能はかなり優れていますね。CPUクーラーは高さ185㎜まで対応しているので、ハイハイトCPUクーラーを搭載することも可能です。

 また、トップ・ボトム・サイドのパネルが容易に取り外せるようになっているので、メンテナンスもしやすいでしょう。

 それから、製品を2つ重ねて設置することも可能(2段スタック)。横置きも可で、その場合にはエンブレムも回転させて「横倒し」になっているように見せないという、細かな配慮が素晴らしいですね。

Thermaltake Core V1

  • 対応マザー:Mini ITX
  • 5.25インチベイ:-
  • 3.5/2.5インチベイ:×2
  • 2.5インチベイ:×2
  • CPUクーラー高:140㎜まで
  • グラフィックボード長:285㎜まで
  • 電源ユニット長:200㎜まで
  • ファン:標準でフロント200㎜×1(搭載可能:フロント200×1/140×1/120㎜×1、リア80㎜×2)
  • 外形寸法:W260×H276×D316㎜

Mini ITXのみ対応でコンパクト、トップがアクリルパネル


出典:www.amazon.co.jp
 対応マザーボードをMini ITXのみ(Micro ATXは非対応)とすることで、W260×H276×D316㎜というコンパクトサイズを実現。そして、ケースのトップがアクリルウインドウとなっています。

 ただ、コンパクトであるが故に、CPUクーラー高は140㎜まで、グラフィックボード長は285㎜までに留まり、ドライブベイの数も上記の「Thermaltake Core V21 Black」より劣ります。コンパクトさを優先するユーザー向けですね。

 それから上記の「Thermaltake Core V21 Black」と同様に、容易に取り外せるエアフローに優れたメッシュ加工のパネルを採用し、製品を2つ重ねる「2段スタック」にも対応しています。

Thermaltake Core X9

  • 対応マザー:E-ATX、ATX、microATX、Mini ITX
  • 5.25インチベイ:×3
  • 3.5/2.5インチベイ:×6(側面にファンやラジエーターを取り付ける場合は要取外し)
  • 3.5インチベイ:×1(マザーボードトレイ部)
  • 2.5インチベイ:×2(マザーボードトレイ部)
  • CPUクーラー高:250㎜まで
  • グラフィックボード長:590㎜まで
  • 電源ユニット長:220㎜まで
  • ファン:標準でフロント200㎜×1、リア120㎜×1(搭載可能:フロント200/140㎜×2/120㎜×3、リア140/120㎜×1、トップ200㎜×2/140㎜×6/120㎜×8〔専用ブラケット使用時〕、ボトム120㎜×6)
  • 外形寸法:W380×H502×D640㎜

E-ATXに対応した大型のキューブ、かなりの拡張性の高さ(5.25インチベイが3基、3.5/2.5インチベイが6基など)


出典:www.amazon.co.jp
 外形寸法がW380×H502×D640㎜という、なかなか大きなキューブ型PCケース。対応するマザーボードはE-ATX、ATX、microATX、Mini ITXで、特にE-ATXという大きなフォームファクターに対応している点が目を引きます。

 また、大きいだけあって拡張性も高くなっていますね。たとえば、5.25インチベイが3基、3.5/2.5インチベイが6基など、多くのドライブを搭載することができます。これらはフルモジュラードライブベイとなっていて全て取り外しが可能なので、自分好みのレイアウトにすることが可能。また、CPUクーラーは高さ250㎜まで、グラフィックボードの長さは最大590㎜まで、電源ユニットは長さ220㎜までと、大きなパーツを搭載することもできます。しかも、この製品を重ねて使用する2段スタックにも対応しているので、これをするとなかなかの迫力になるでしょう。

 水冷ラジエーターは、フロントに360/280/240/140/120㎜、リアに140/120㎜、トップに480/420/360/280/240/140/120mm(120mmは×2)、サイドに480/420/360/280/240/140/120mm(HDDケージスタンド×2を使用)、ボトムに480/420/360/280/240/140/120mm(スタック時)のものを搭載することができます。

 そして、ケースの各パネルにメッシュ構造を採用して、大きなエアフローを確保。パネル内側には取り外しが容易なダストフィルターも装備していて、ホコリの侵入も防いでくれます。左サイドには、透明アクリルを採用し、内部パーツのLEDを鑑賞することもできます。

 こうした性能だけあって、価格的にもかなりのものとなっています。使用するユーザーを選ぶ製品ですね。

Fractal Design(フラクタルデザイン) おすすめ製品

Fractal Design Core 500

  • 対応マザー:Mini ITX
  • 5.25インチベイ:×1
  • 3.5インチベイ:×3
  • 2.5インチベイ:×3
  • CPUクーラー高:170㎜まで
  • グラフィックボード長:310㎜まで
  • 電源ユニット長:170㎜まで
  • ファン:標準でリア140㎜×1(搭載可能:リア140/120㎜×1、トップ140/120㎜×2)
  • 外形寸法:W250×H213×D380㎜

光学ドライブ用の5.25インチベイを搭載、CPUクーラー高170㎜までなど大きめのパーツを組み込みことが可能


出典:www.fractal-design.com 
 Mini ITX対応の小型ケースで、外形寸法はW250×H213×D380㎜です。それでも、光学ドライブ用の5.25インチベイを搭載している点が特徴的ですね。もちろん、5.25インチベイは取り外しが可能です。

 そして、3.5インチベイが3基、2.5インチベイが3基で、計6基のドライブを搭載することが可能。また、CPUクーラーは高さ170㎜まで、グラフィックボードは長さ310㎜まで対応なので、外形寸法の割には大きめのパーツを組み込みことができます。

 冷却性能としては、「Fractal Design Silent Series R3」の140㎜をリアに標準搭載。吸気の際のホコリ対策として、トップとサイドにマグネット装着式のフィルターと、電源ユニット部にもフィルターを装備しています。水冷ラジエーターは、トップに280/240/140/120㎜、リアに120㎜サイズのものが取り付け可能です。

Fractal Design Node 304 Case

  • 対応マザー:Mini ITX、Mini DTX
  • 5.25インチベイ:-
  • 3.5/2.5インチベイ:×6
  • CPUクーラー高:165㎜まで
  • グラフィックボード長:310㎜まで
  • 電源ユニット長:160㎜まで
  • ファン:標準でフロント92㎜×2、リア140㎜×1(搭載可能:フロント92/80㎜×2、リア140/120㎜×1)
  • 外形寸法:W250×H210×D374㎜

小型のケースながらHDD/SSDを最大6台搭載可能、モジュラーインテリア構造で内部レイアウトの変更が可能、流体軸受けファンを3基標準搭載


出典:www.amazon.co.jp
 Mini ITX対応で、外形寸法はW250×H210×D374㎜というかなりの省スペースが実現できる小型ケースです。なのですが、最大で6台のHDD/SSDを搭載できるというから驚きです。

 もし、そこまでの数を搭載しないのであれば、ブラケットを取り外すことも可能。そうすれば、性能の高いロングサイズのグラフィックスボードを装着したり、エアフローを改善したり、ケーブルマネージメントのためのスペースを設けたりなど、ユーザーのニーズに応じた内部構造にすることができます。また、この小さいサイズでATX電源やタワー型(サイドフロー)のCPUクーラー、水冷ラジエーターも搭載可能です。

 さらに、標準で流体軸受けファン(Silent Series R2)を3基搭載し、ファンコントローラも付いているので、ユーザーの好みの回転数に制御できます。吸気用エアフィルターも備えていて、ホコリ対策にも余念がありませんね。

SilverStone(シルバーストーン) おすすめ製品

SilverStone SUGO SST-SG16B

  • 対応マザー:Mini ITX、Mini DTX
  • 5.25インチベイ:-
  • 3.5/2.5インチベイ:×1(フロントファン装着時は空きなし)
  • 2.5インチベイ:×1
  • CPUクーラー高:85~172㎜まで(ハイエンドCPUクーラーではATX電源に干渉が生じるため、SFX電源を使用すること)
  • グラフィックボード長:275㎜まで(幅は147㎜まで)
  • 電源ユニット長:140~220㎜まで
  • ファン:標準ではなし(搭載可能:フロント120/92/80㎜×1〔120㎜は、SFX、SFX-L電源装着時のみ対応〕、リア120㎜×1)
  • 外形寸法:W200×H232×D280㎜

極小サイズのPCケース、ただし内部パーツには制約もあり(拡張性には優れず)


出典:www.amazon.co.jp
 外形寸法がW200×H232×D280㎜という、とても小さなPCケース。特に、奥行きが280㎜というのは、他の製品と比べて際立つ小ささです。それに伴い内部のパーツ密度も高くなるので、エアフローを確保するために、トップ、フロント、両サイドが多孔パネルになっています。多孔パネルの内側には防塵フィルターを装備し、ホコリの侵入を防いでくれます。

 ただし、その小ささのために内部パーツにはそれなりの制約が…。1基ある3.5/2.5インチベイは、フロントにファンを装着した場合には使用不可です。また、ハイエンドの大きめなCPUクーラーでは、同時にATX電源を積むと干渉してしまうため、SFX電源を使用することになります。さらに、フロントに120㎜ファンを搭載するには、ATX電源は諦めて、SFXかSFX-L電源にする必要があります。

 水冷ラジエーターにも対応していますが、フロントにはSFXかSFX-L電源装着時のみ120㎜のものを搭載可能で、リアには(特に条件はなく)120㎜を搭載できます。

 以上のような制約を受け入れることができ、用途を限った運用を考えているユーザーにおすすめします。

SilverStone SUGO 15

  • 対応マザー:Mini ITX、Mini DTX
  • 5.25インチベイ:-
  • 3.5インチベイ:×2(水冷ラジエーター未装着の場合)
  • 2.5インチベイ:×3
  • CPUクーラー高:182㎜まで
  • グラフィックボード長:330㎜まで
  • 電源ユニット長:150㎜まで
  • ファン:標準でリア120㎜×1(搭載可能:リア140/120㎜×1、サイド140/120㎜×2、トップ120㎜×1)
  • 外形寸法:W247×H211×D366㎜

可変ホルダーにより3スロットの大型グラボも装着可能、モジュラー設計でアップグレードも容易


出典:www.amazon.co.jp
 最大の特徴は、可変ホルダーを採用していること。ここには、3スロットのフルサイズグラフィックボード、大型の240㎜水冷ラジエーター、3.5インチドライブ2基、3.5インチドライブ1基+120㎜水冷ラジエーターのいずれかを搭載することができます。

 また、モジュラー設計により、手回しネジで4面のパネルが取り外し可能となっているため、内部パーツの変更などのアップグレードも容易。トップと両サイドにはマグネット式ナイロン製防塵フィルターを装備していて、ケース内部へのホコリの侵入も防いでくれます。

 紹介しているのは黒で、他のカラーバリエーションとして銀もあります。

SilverStone (シルバーストーン) Sugoシリーズ SUGO 15 Mini-ITX キューブケース PCケース SST-SG15S【日本正規代理店品】
19,980円(税込)

出典:www.amazon.co.jp

SilverStone SUGO 14

  • 対応マザー:Mini ITX、Mini DTX
  • 5.25インチベイ:×1(3.5インチ×2またはグラフィックボードや水冷ラジエーターのホルダーとしても使用可)
  • 3.5インチベイ:×1
  • 2.5インチベイ:×2
  • CPUクーラー高:182㎜まで
  • グラフィックボード長:330㎜まで
  • 電源ユニット長:150㎜まで
  • ファン:標準でリア120㎜×1(搭載可能:リア140/120㎜×1、サイド140/120㎜×2、トップ120㎜×1)
  • 外形寸法:W247×H215×D368.1㎜

可変ホルダーでグラボやドライブなどの多彩な構成が可能、横置きも可能、自由度の高い製品


出典:www.amazon.co.jp
 前出の「SilverStone SUGO 15」と同じく、可変ホルダーを採用していることが大きな特徴です。ここには、3スロットのフルサイズグラフィックボード、大型の240㎜水冷ラジエーター、5.25インチ光学ドライブ、3.5インチドライブ2基、3.5インチドライブ1基+120㎜水冷ラジエーターのいずれかを搭載することができます。

 また、モジュラー設計により、4面のパネルが取り外し可能となっているため、内部パーツの変更などのアップグレードも容易という、かなり自由度の高い製品となっています。さらに、付属のフットパッドを使用すれば、ケースを横置きにすることも可能です。

 紹介しているのは黒で、他のカラーバリエーションとして白もあります。

SilverStone (シルバーストーン) Sugoシリーズ SUGO 14 Mini-ITX ミニタワー PCケース SST-SG14W【日本正規代理店品】
11,980円(税込)

出典:www.amazon.co.jp

SilverStone SUGO SST-SG13B-Q

  • 対応マザー:Mini ITX、Mini DTX
  • 5.25インチベイ:-
  • 3.5インチベイ:×1(または2.5インチ×2)
  • 2.5インチベイ:×1
  • CPUクーラー高:61㎜まで
  • グラフィックボード長:267㎜まで
  • 電源ユニット長:150㎜まで(140㎜推奨)
  • ファン:標準はなし(搭載可能:フロント140/120㎜×1)
  • 外形寸法:W222×H181×D285㎜

超小型のキューブ型PCケース、省スペース優先、故にパーツも小さめ推奨


出典:www.amazon.co.jp
 外形寸法がW222×H181×D285㎜という、超小型の製品。そのため、CPUクーラーは高さ61㎜まで、グラフィックボードは長さ267㎜まで、電源ユニットは長さ150㎜まで(140㎜推奨)で、冷却ファンもフロントのみと、かなりパーツに制限が出てしまっています。

 こうしたことから、PCの性能を抑え気味にしても可で、省スペース優先のユーザーに適用する製品と言えます。

 紹介しているのはブラックで、他のカラーバリエーションとしてブラック&ホワイトもあります。

SilverStone Sugoシリーズ Mini ITXケース SST-SG13WB-Q (ブラック&ホワイト)
8,600円(税込)

出典:www.amazon.co.jp

SilverStone SUGO SST-SG13B

  • 対応マザー:Mini ITX、Mini DTX
  • 5.25インチベイ:-
  • 3.5インチベイ:×1(または2.5インチ×2)
  • 2.5インチベイ:×1
  • CPUクーラー高:61㎜まで
  • グラフィックボード長:267㎜まで
  • 電源ユニット長:150㎜まで(140㎜推奨)
  • ファン:標準はなし(搭載可能:フロント140/120㎜×1)
  • 外形寸法:W222×H181×D285㎜

超小型のキューブ型PCケース、メッシュフロントパネル仕様


出典:www.amazon.co.jp
 上記の「SilverStone SST-SG13B-Q ブラック」のフロントパネルがメッシュになったバージョン。それ以外は、上記と同様のスペックになります。

SilverStone SUGO SST-SG11B

  • 対応マザー:Micro ATX、Mini ITX、Mini DTX
  • 5.25インチベイ:×1
  • 3.5/2.5インチベイ:×3
  • 2.5インチベイ:×9
  • CPUクーラー高:82㎜まで
  • グラフィックボード長:368㎜まで
  • 電源ユニット長:370㎜まで(5.25インチベイに光学ドライブ設置時)
  • ファン:標準で右サイド120㎜×1(搭載可能:リア80㎜×1、トップ80㎜×1、右サイド120㎜×1)
  • 外形寸法:W270×H212×D393㎜

小型でも2.5インチベイを9基も搭載、5.25インチベイがあるので光学ドライブを搭載可能


出典:www.amazon.co.jp
 内部レイアウトを工夫し、パーツと外側パネルの隙間を上手く活用することにより、W270×H212×D393㎜というサイズながら、2.5インチベイを9基も搭載できる製品。最近では大容量のSSDも手の届く価格で出てきているので、これで小型のファイルサーバーを構築するのも良いかもしれませんね。

 また、5.25インチベイがあるので、光学ドライブを搭載することもできます。

 ただし小型のため、CPUクーラーは高さ82㎜までで、搭載できるファンも少なめとなっています。

SilverStone SST-SG05BB-Lite/B

  • 対応マザー:Mini ITX、Mini DTX
  • 5.25インチベイ:-
  • 3.5インチベイ:×1
  • 2.5インチベイ:×2
  • スリムドライブベイ:×1
  • CPUクーラー高:82㎜まで
  • グラフィックボード長:254㎜まで
  • 電源ユニット長:SFX仕様
  • ファン:標準でフロント120㎜×1(搭載可能:トップ180/140/120㎜×1、フロント120㎜×1)
  • 外形寸法:W222×H176×D276㎜

フロントはメッシュパネル、標準でフロントに120㎜ファン搭載、コンパクトでコスパの良い製品


出典:www.silverstonetek.com 
 フロントに標準で120㎜ファンを1基搭載し、またメッシュパネルを採用した製品。トップとサイドに大型開口部があるので、フロントから吸気したエアーをトップとサイドで排出し、内部のパーツを効率的に冷却してくれるでしょう。そして、コスパがかなり良いですね。

 外形寸法はW222×H176×D276㎜とかなりコンパクト。それ故に、CPUクーラー高は82㎜まで、グラフィックボード長は254㎜まで、電源ユニットは(ATXよりも小型の)SFX仕様となっています。

Cooler Master(クーラーマスター) おすすめ製品

Cooler Master MasterCase H100

  • 対応マザー:Mini ITX、Mini DTX
  • 5.25インチベイ:-
  • 3.5/2.5インチベイ:×1
  • 2.5インチベイ:×4
  • CPUクーラー高:83㎜まで
  • グラフィックボード長:210㎜まで(フロントに水冷ラジエーター搭載時:180㎜まで)
  • 電源ユニット長:160㎜まで(フロントに水冷ラジエーター搭載時:160㎜まで)
  • ファン:標準でフロント(RGB LED)200㎜×1(搭載可能:フロント200/140/120㎜×1)
  • 外形寸法:W216×H301×D312㎜(突起物を除く:W216×H294×D278㎜)

フロントに標準で大型200㎜RGBファンを搭載、フロントのメッシュパネルでエアフローを確保、持ち運びやすいハンドル型のデザイン


出典:www.amazon.co.jp 
 フロントはメッシュパネルで、そこに標準で大型の200㎜ファンを搭載した、冷却性能の高い製品。ファンにはRGB LEDが配置されており、コントローラーも付属しているので、I/Oパネルを操作することでLEDのイルミネーションを制御することができます。

 また、トップの後部には、持ち運び用のハンドルがデザインされているので(シュレッダーではありません 笑)、容易にケースを動かすことができます。

 ただし、リアの電源ユニットの部分が少し飛び出す形になるので、その分のスペースを踏まえて配置場所を考える必要があります。

Cooler Master Elite 110

  • 対応マザー:Mini ITX
  • 5.25インチベイ:-
  • 3.5インチベイ:×4
  • 2.5インチベイ:×3(3.5インチベイ×3と排他使用)
  • CPUクーラー高:76㎜まで
  • グラフィックボード長:210㎜まで
  • 電源ユニット長:180㎜まで(十分な配線スペースを確保しない場合)、142㎜まで(十分な配線スペースを確保する場合)
  • ファン:標準でフロント120㎜×1(搭載可能:フロント140/120㎜×1、左サイド80㎜×2)
  • 外形寸法:W280×H208×D260㎜

コンパクトサイズながら、電源ユニットは180㎜まで対応(背面からはみ出しアリ)


出典:www.ask-corp.jp 
 対応マザーはMini ITXのみで(Micro ATXは非対応)、寸法がW280×H208×D260㎜というコンパクトサイズ。特に奥行き260㎜というのはかなり小さいですね。にもかかわらず、内部レイアウトを工夫し、電源ユニットは本体の背面からはみ出させることで180㎜までの長さに対応しています。フロントパネルにはメッシュが採用されているので、エアフローが稼げるでしょう。

 ただし小さいサイズであるため、CPUクーラーは高さ76㎜まで。なので、かなりCPUクーラーを選ぶ製品と言えます。グラフィックボードの長さも210㎜までに留まります。

Cooler Master Elite 130

  • 対応マザー:Mini ITX
  • 5.25インチベイ:×1
  • 3.5インチベイ:×3(うち1つは 5.25インチベイと排他使用)
  • 2.5インチベイ:×5(うち2つは 5.25 インチベイと排他使用、2つは 3.5 インチベイ×2 と排他使用)
  • CPUクーラー高:65㎜まで
  • グラフィックボード長:343㎜まで
  • 電源ユニット長:180㎜まで(十分な配線スペースを確保しない場合)、142㎜まで(十分な配線スペースを確保する場合)
  • ファン:標準でフロント120㎜×1、右サイド120㎜×1(搭載可能:フロント120㎜×1、右サイド120㎜×1)
  • 外形寸法:W240×H207.4×D398.5㎜

幅が240㎜・高さが207.4㎜という省スペースに適したケース