ちょっとした外出先で「ACコンセントを使いたい!」という場合に備えて持っておきたいのが、AC出力付きモバイルバッテリー。ただ“AC出力付き”となると「よく分からない…」という人も多いかと思います。
そこで今回は、AC出力付きモバイルバッテリーを選ぶ際のポイントをいくつか説明してから、おすすめの製品を紹介したいと思います。
目次
AC出力付きモバイルバッテリーの選び方
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まず、ちょっとした外出先でACコンセントが必要となるのは、たとえば次のようなケースがあります。
こうした状況で、AC出力付きモバイルバッテリーが大活躍してくれるでしょう。では、以下に選び方を見ていきます。
ACの波形は「正弦波」「矩形波」「修正正弦波」
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電気の流れにはAC(交流)とDC(直流)があります。AC(交流)は、常にプラスとマイナスが周期的に入れ替わり、それに伴って電気の流れる方向・電圧・電流も常に変わる方式です。DC(直流)は、こうした変化はなく、常に一定方向に向かって電気が流れる方式です。家庭にあるコンセントから出ているのは、AC(交流)になります。
電力は、発電所から遠くへ送られる際はAC(交流)が効率的なので、家庭にあるコンセントからはAC(交流)が出ています。ただし、DC(直流)の方が扱いやすいので、多くの家電製品はDC(直流)で動く仕様となっています。そのため基本的に家電製品は、動かすためにAC(交流)をDC(直流)に変換する必要があり、そのための回路が付いています。
そして、AC(交流)の波形には、次のようなものがあります。
そして、家庭にあるACコンセントから流れている電流の波形は正弦波であり、そこに刺して使用する電化製品の多くは正弦波を前提として設計されています。
そうしたものは、修正正弦波・矩形波では使用不可、または一時的に動いたとしても故障する恐れがあります。たとえば、以下のようなものは、修正正弦波・矩形波での使用は推奨されません(災害時等の非常用として使用するケースはあり得ます)。
× PC × 医療機器や計測機器 × マイコン制御の電子レンジ × マイコン制御の炊飯器 × IH炊飯器 × 電磁調理器 × 電気ポット × 冷蔵庫 × 電気毛布 × 扇風機(モーターを破損する可能性あり) × テレビ、ラジオ(ノイズの発生等) |
しかし世の中には、修正正弦波・矩形波を出力する機器も、もちろんあります。このメリットは「正弦波よりもコストがかからないので、安価にできる」というものです。
そして、白熱灯、ホットプレート、シンプルな炊飯器(マイコン制御なし)、シンプルな電子レンジ(マイコン制御なし)などであれば、修正正弦波・矩形波でも使用可能です。
ACの最大出力を確認
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AC出力が付いているからと言って、すべてのAC出力付きモバイルバッテリーが家庭のコンセントと同じ「100W」に対応しているわけではありません。中には「80W」などちょっと少ないワット数の製品もあります。
もちろん、必要なワット数が少ない家電製品しか使わない場合は問題ないのですが、もし「100W」の家電製品を利用したいと考えているなら、ACの最大出力がそれを満たしているかを確認しましょう。
バッテリーの容量で選ぶ
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バッテリーの容量を表す単位は「mAh(ミリアンペアアワー、ミリアンペア時)」。この「Ah」は「電流(A)×時間(h)」という意味で、たとえば5,000mAhのバッテリーなら「5,000mAの電流を1時間流せる」ということになります。
また、AC出力付きのものでは、あわせて「Wh」(ワットアワー、ワット時)も用いられます。こちらは「ワット(W)×時間(h)」という意味で、たとえば1Whのバッテリーなら「消費電力が1Wのものを1時間動かせる」ということになります。コンセントに挿す家電製品のスペックには「消費電力:◯◯W」というように記載されているので、「Wh」で考えた方が分かりやすいと言えます。
なお、「mAh」を「Wh」に換算するには、「A(電流)×V(電圧)=W(電力)」なので、「mAh×V=Wh」という計算をすることになります。たとえば、60,000mAhのバッテリーの場合、電圧を3.7V(一般的なバッテリーセル1本当たりの電圧)とすると、60,000×3.7=222,000mAh=222Whとなります。
そして、あくまで目安としてですが、バッテリー容量(mAh)と、スマホやタブレットなどのモバイル端末に充電できる回数を示すと、次のようになります(機器や使用状況等により、実際の充電回数は異なります)。
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なお、一般的なモバイルバッテリーだと20,000mAhくらいでも大容量という感じなのですが、AC出力付きモバイルバッテリーはそれよりもさらに大きいものがほとんど。やはり、家電製品への給電を考慮すると、バッテリー容量はそれなりに大きくする必要があるということですね。
そして、容量が大きくなればなるほど外形寸法も大きくなり、価格も高くなります。なので、自分の用途を考えて、その用途と、バッテリーの容量・外形寸法・価格のバランスを見極めましょう。
USB-Cポート搭載 & USB PD対応の製品にする
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AC出力付きモバイルバッテリーに搭載されているUSBポートの種類には、USB Type-A(USB-A)、USB Type-C(USB-C)、microUSBがあります。
このうち、USB-Aは最も一般的な規格で、「USB」と言うと、このUSB-Aを示す場合もあります。
microUSBは、既に廃れつつあると言えます(搭載している製品もありますが、ほぼ互換性のためです)。なので、microUSBにこだわる必要はありません。
そして、USB-Cが比較的新しい規格で、既に一般的になっています。また、AC出力付きモバイルバッテリーに搭載されているUSB-Cは基本的にUSB PD(USB Power Delivery)に対応し、45Wや60Wなどの高出力によって従来よりも速い充電が可能です(出力W数は製品によって異なります。詳しくは後述)。
なので、これから購入するならUSB-Cポートが搭載されている製品にしましょう(USB-Cが搭載されていても、USB PDに対応していない製品も一部あるので、要確認です)。
USB-Cのコネクタは、従来のUSB-Aよりも小さくなっています。また、USB-Cは上下左右が対照の形状であるため、向きを気にせずに接続できます(USB-Aでは「向きが逆で差し直し」ということがよくありましたが、USB-Cでは解消されています)。
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左がUSB-A、右がUSB-C
USB PD(Power Delivery)とは?
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これは、USB Type-Cに対応した給電規格で、理論上では最大100W(20V/5A)という大きな給電能力をもっています。
実際のモバイルバッテリー製品の給電能力は45Wや60Wなどですが、それでも従来のUSB急速充電(12W〔5V/2.4A〕など)と比べてかなり速くなります。
USB出力W(ワット)の大きい製品で、充電時間を短縮
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バッテリーの出力を表す単位は「W(ワット、仕事量)」で、製品によって45Wや60Wなどと違っています。そして、この数値が大きいものほど速く充電できるので、充電時間を短縮したいなら、なるべく出力W(ワット)の大きいモデルを選びましょう。
なお、一部では、W(ワット)ではなく「A(アンペア)」で示している場合もあります。「電圧(V)×電流(A)=電力(W)」なので、たとえば5V×2.4A=12Wということです。
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米Qualcomm(クアルコム)社が開発した、高速充電の規格です。速くするポイントは電圧。通常のUSB充電では5V固定のところを、Quick Charge 3.0では3.6V~20Vの範囲を200mV単位で変動させ、そのバッテリーの性能や状態、温度などに応じて最適な電圧を供給することでロスを減らし、高効率な充電を実現しています。
たとえばUSB充電器で、従来の5V/1A製品と比べた場合、Quick Charge 3.0対応製品は約4倍も高速で充電が可能というデータもあります(充電比率80%程度までの充電を想定)。
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バッテリー本体への充電性能(W数)を確認
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バッテリーからの出力速度と同じく重要なのが、バッテリー本体への入力速度です。こちらも出力と同様に、「W(ワット、仕事量)」の大きさで決まります。
たとえば容量が10,000mAhのバッテリーでは、入力が10Wの場合は本体への充電が10.2時間かかるところが、18Wの場合は5時間で完了します。
入力W(ワット)が小さいと充電に時間がかかって、「もう出かけるのに、バッテリーが満タンじゃない!」という状況にもなりかねないため、この点も要チェックですね。
従来からあるUSB充電器は、大きいものでも出力が12W(5V / 2.4A)まで。これでも、モバイルバッテリーへの充電はできるのですが、それなりに時間がかかります。
なので、USB充電器をQuick Charge 2.0/3.0またはPD(Power Delivery)を用いた18W以上のものにすると、モバイルバッテリーへの充電が速くできるので、こうしたものがオススメです。
製品の外形寸法・重さ・形状で選ぶ
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AC出力付きモバイルバッテリーは、やはり“モバイル”なので、持ち運びの容易さも選ぶ際の大切な要素となります。ですので、製品の外形寸法と重さを確認しましょう。
また、薄型タイプや棒状タイプなど製品によって形状が異なるので、たとえば「リュックの一番下に入れる」や「薄いカバンの中にノートPCと一緒に入れる」といった持ち運ぶシーンをイメージしてから選びましょう。
【正弦波】AC出力付きモバイルバッテリー おすすめ製品
それではここから、AC出力付きモバイルバッテリーのおすすめ製品を紹介していきたいと思います。まず、「正弦波」の製品を紹介し、続いて「疑似正弦波」または「矩形波」の製品、そして波形が明記されていない(おそらく「疑似正弦波」または「矩形波」)製品と続きます。
AC出力付きモバイルバッテリーで「正弦波」の製品は種類が少ないので、選り好みはできないですね…。
Anker PowerHouse 90(24,000mAh 87.6Wh)
【正弦波、AC最大100W、24,000mAh(87.6Wh)、PD最大45W】USB-Cポートなどと合計で160Wの出力、計4台のデバイスを同時充電、パススルー充電に対応
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AC出力は正弦波で最大100W、容量は24,000mAh(87.6Wh)という製品。USB-Cポートは1基で、PD対応の最大出力45W。USB-Aポートは2基で、合計で最大出力15W。4ポートを使っての同時充電は、最大160Wとなっています。USB-CポートはAnker独自技術PowerIQ 3.0 (Gen2)を搭載。これにより、前述のQuick Chargeなどの充電規格にも対応し、幅広いデバイスへの高速充電が可能となっています。
入力はUSB-Cで、こちらもPD対応の最大45Wです。本製品を充電しながら、接続した他のデバイスへも同時に充電をするパススルー充電にも対応しています。
それから、LEDライトを装備していて、暗い場所でライトとして使用したり(明るさ調節が可能)、緊急時のSOSを知らせるフラッシュとして使用することもできます。
●PowerIQ
USBポートに接続された機器ごとに「最適な電流量」を自動的に検知して送る技術です。前述のQualcomm社の「Quick Charge」と同等になります。
エレコム DE-AC05-60900BK コンパクトポータブルバッテリー(60,900mAh 222Wh)
33,600円(税込)
【正弦波、AC最大120W(瞬間最大出力200W〔1秒〕)、60,900mAh(222Wh)、PD最大45W】2V/10AのDC 出力ポートも搭載、LCDディスプレイを搭載
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AC出力は正弦波で最大120W(瞬間最大出力は200W〔1秒〕)、容量は60,900mAh(222Wh)という製品。USB-Cポートは1基で、PD対応の最大出力45W。USB-Aポートは2基で、うち1基はQuick Charge 3.0対応の最大出力18W(9V / 2A)、もう1基は12W(5V / 2.4A)です。付属のDCソケットケーブルを使用することで、シガーソケットによるデバイスへの給電もできるようになります。入力はACアダプターで、約6.5時間で充電が完了します。また、LCDディスプレイを搭載し、バッテリー残量や出力・入力の状況を表示してくれます。
外形寸法は202×235×68㎜と、すこし小さめのバッグくらいありますが、正弦波に対応して60,900mAh(222Wh)という容量なのですから、仕方ないですね。取手がついていて持ち運びやすいですし、いろいろと活躍してくれそうな製品です。
【疑似正弦波・矩形波】AC出力付きモバイルバッテリー
続きまして、「疑似正弦波」または「矩形波」のAC出力付きモバイルバッテリーを紹介していきたいと思います。
前述のように、「疑似正弦波」または「矩形波」のものは、常時使用ではなく、災害時などの非常用として考えるのが良いでしょう。
サンワダイレクト 700-BTL025N
【矩形波、11,400mAh(41.27Wh)、AC最大65W】USB-Aポートは1基のみ・入力はACアダプターのみというシンプル機能、コスパは優秀、マットな質感のアルミ素材
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AC出力は矩形波で最大65W、容量は11,400mAh(41.27Wh)という製品。USB-Aポートは1基のみで、最大出力12W(5V / 2.4A)です。USB-Cポートはありません。入力はACアダプターのみです(本体へのフル充電は約3~4時間で完了)。このように、余計なものを削ぎ落としたシンプル機能の製品なので、その分コスパが優秀となっています。
外観的には、マットな質感のアルミ素材を採用し、スタイリッシュな印象となっています。
DLAM AC出力対応 モバイルバッテリー(24,000mAh 88Wh)
【矩形波、24,000mAh(88Wh)、AC最大65W】12V DC出力(シガーソケット)にも対応、ソーラーパネル(別途購入)による本体へ充電も可能、残量などを表示するディスプレイ搭載
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AC出力は矩形波で最大65W、容量は24,000mAh(88Wh)という製品。USB-Aポートは2基で、うち1基はQuick Charge 3.0に対応の最大出力18W(9V / 2A)です。ただし、USB-Cポートはありません。そして、12V DC出力にも対応しているのがポイント。本体の「12V OUTPUT」ポートに、付属のDCソケットケーブルを使うことで、シガーソケットによるデバイスへの電源供給ができるようになります。
入力はACアダプター、シガーソケット、ソーラーパネル(別途購入)によって可能。本体へのフル充電は、ACアダプターでは約3~4時間、シガーソケット(DC15V / 2A)では4時間で完了します。また、小さなディスプレイが搭載されており、バッテリー残量や入力・出力の状況を表示してくれます。
ただし、ACは65Wまでのデバイスしかサポートされていないため、それを超えるものは使用不可です。
Omni モバイルバッテリー 20+(20,000mAh 72Wh)
【疑似正弦波、20,000mAh(72Wh)、AC最大100W、PD最大60W】ワイヤレス充電に対応、12V DC出力(シガーソケット)にも対応(ケーブルは別途購入)、パススルー充電に対応、OLED(有機EL)ディスプレイを搭載、ソーラーパネル(別途購入)による充電も可能
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AC出力は修正純正弦波で最大100W、容量は20,000mAh(72Wh)という製品。USB-Cポートは1基で、PD対応の最大出力60W。USB-Aポートは2基で、Quick Charge 3.0対応の最大出力18Wです。ワイヤレス充電に対応にも対応し(10W)、同機能を有するスマホなどを置くだけで充電することができます。さらに、本体の「DC IN/OUT」ポートにDCソケットケーブル(別途購入)を接続して、シガーソケットによるデバイスへの電源供給もできるようになります。
入力はUSB-Cで、こちらもPD対応の最大60Wです。ソーラーパネル(別途購入)による本体へ充電も可能となっています。本製品を充電しながら他のデバイスを同時に充電するパススルー充電にも対応しています。
そして、OLED(有機EL)ディスプレイを搭載している点が好評価です。スマートな画面で、出力・入力の値やバッテリー残量を分かりやすく表示してくれるでしょう。
JQB 大容量ポータブル電源 P100(27,000mAh 100Wh)
【疑似正弦波、AC最大100W(瞬間最大120W)、27,000mAh(100Wh)】12V DC出力(シガーソケット)にも対応、ソーラーパネル(別途購入)による本体へ充電も可能、残量などを表示するディスプレイ搭載、パススルー充電に対応、LEDライトも
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AC出力は疑似正弦波で最大100W(瞬間最大120W)、容量は27,000mAh(100Wh)という製品。USB-Aポートは2基で、最大出力10W(5V / 2A)です。ただし、出力用のUSB-Cポートはありません。また、本体のDC12V「OUT」ポートに、付属のDCソケットケーブルを使用すると、シガーソケットによるデバイスへの電源供給ができるようになります。
入力はUSB-CとACアダプターで、USB-Cは最大10W、ACアダプターは最大36W。ソーラーパネル(別途購入)による本体へ充電も可能です。LCDディスプレイがあるので、バッテリー残量や出力・入力の状況を表示してくれます。
そして、パススルー充電に対応し、本製品を充電しながら、他のデバイスへの給電できます。LEDライトも搭載されていて、照明としてはもちろん、警告灯、SOS信号とても活用できます。
【波形は不記載】AC出力付きモバイルバッテリー
最後に、波形が明記されていないAC出力付きモバイルバッテリーを紹介していきたいと思います。
明記されていない製品は、おそらく「正弦波」ではなく(「正弦波」なら明記するはずなので)、「疑似正弦波」または「矩形波」と思われます。
KINGBERIWI ポータブル電源(36,000mAh 129Wh)
【36,000mAh(129Wh)、AC最大120W、PD最大60W】USB-CとUSB-Aで合計4ポート、セミハードケースが付属
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容量は36,000mAh(129Wh)、AC出力は最大120Wという製品。最大120Wというのは、なかなか安心感がもてますね。USB-Cポートは1基で、PD対応の最大出力60W。USB-Aポートは3基で、うち2基(ポートが青色)は最大出力15W(5V / 3A)、残り1基は12W(5V / 2.4A)です。なので、USBポートは計4基ということで、同時充電できるデバイスはなかなか多いですね。入力はUSB-Cで、こちらもPD対応の最大60Wです。
そして、ストラップ付きのセミハードケースが付属するので、持ち運ぶ際に便利そうです。
ただ、AC出力の位置が天面となってるので、そこに接続するACアダプターやコンセントの形状には少し配慮が必要かもしれません(角度調節が可能なタップを使うなど)。
Krisdonia AC出力対応 モバイルバッテリー NJF-6X(60,000mAh 222Wh)
【60,000mAh(222Wh)、AC最大130W、PD最大36W】大容量のモバイルバッテリー、パススルー充電に対応、LEDデジタル表示
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AC出力は最大130W、容量は60,000mAh(222Wh)という製品。USB-Cポートは1基で、PD対応の最大出力36W。USB-Aポートは2基で、Quick Charge 3.0対応の最大出力18Wです。入力はACアダプター(19V / 2A)で、約9時間で充電完了となります。
パススルー充電にも対応しているので、本製品を充電しながら他のデバイスへの充電も可能です。また、LEDデジタルによってバッテリー残量、出力モードの表示もしてくれます。
EWEMOSI ポータブル電源 AC出力対応(27,000mAh 98Wh)
12,999円(税込)
【27,000mAh(98Wh)、AC最大100W、PD最大60W】USB電源アダプターが付属
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AC出力は最大100W、容量は27,000mAh(98Wh)という製品。USB-Cポートは1基で、PD対応の最大出力60W。USB-Aポートは2基で、最大出力18Wです。入力はUSB-Cで、こちらもPD対応の最大60Wです。
そして、本製品をUSB-Cから充電するためのUSB電源アダプターが付属しているのがポイント。これと本体のPD(60W)対応のUSB-Cポートを使用して充電することで、2時間以内にフル充電が完了します。USB電源アダプターは、もちろん他の用途でも使えるので、これが付属しているのはなかなか便利ですね。
KINGBERIWI ポータブル電源 AC出力(31,200mAh 112Wh)
11,304円(税込)
【31,200mmAh(112Wh)、AC最大100W】冷却ファンを内蔵、USB充電アダプター付き、LEDライト搭載、セミハードケースが付属
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AC出力は最大100W、容量は31,200mAh(112Wh)という製品。USB-Cポートは1基で、最大出力15W(PDには非対応)。USB-Aポートは1基で、最大出力15Wです。入力はUSB-CとmicroUSBで、USB-Cは最大15W、microUSBは最大10Wとなっています。PDに対応してないのがマイナスポイントですね。
そして、USB充電アダプターが付属しているのは高評価。これは、もちろん他のデバイスの充電にも使えるので、持っていて損はありません。
本体には冷却ファンを内蔵しているので、負荷がかかってバッテリーが発熱した場合にも安心感がもてますね。また、LEDライトも搭載していて、暗い場所での照明としても使うことができます。付属品にはセミハードケースが含まれていて、持ち運ぶのに便利となっています。
おわりに
今回はAC出力付きモバイルバッテリーのおすすめ製品を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
外出先でもACコンセントがあって、慣れ親しんだ家電製品が使えるようになると、外での活動の幅がいろいろと広がること間違いなし。上記を参考にAC出力付きモバイルバッテリーを導入して、外での活動をより充実させてくださいね。