モバイルモニターおすすめ10選/IPS液晶 軽量コンパクト

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EVICIV モバイルモニター 15.6インチ 1920*1080 ゲーミング用 ポータブルディスプレイ IPS液晶パネル 薄型 軽量 ペンホールスタンド VESA 保護カバー USB Type-C 標準HDMI PS4/XBOX/Switch/PC/Macなど対応 在宅勤務 リモートワーク
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アイ・オー・データ IODATA モバイルモニター 15.6インチ フルHD ADSパネル (4ms/PS4/Xbox/Switch/PC対応/MiniHDMI/USBーC/土日サポート/日本メーカー) EXーLDC161DBM
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 ノートPCやスマホ、タブレットを使っているときに、「もう少し画面が広ければいいな」と思ったことのある人も多いのではないでしょうか。そんな人に最適なのがモバイルモニターです。

 というわけで今回は、モバイルモニターの特徴や選ぶ際のポイントなどを説明したうえで、市販されている製品の中から選抜したしたおすすめを紹介したいと思います。

モバイルモニターの選び方

 それでは早速、モバイルモニターを選ぶポイントを見ていきましょう。

サイズ(インチ、寸法)で選ぶ

15.6インチはバランスが良い

アイ・オー・データ IODATA モバイルモニター 15.6インチ フルHD ADSパネル (4ms/PS4/Xbox/Switch/PC対応/MiniHDMI/USBーC/土日サポート/日本メーカー) EXーLDC161DBM
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 モバイルモニターのサイズで、最も多いのが15.6インチです。これくらいなら、追加の作業領域として、ほぼ不満はないでしょう。また、これ以上のサイズになると“モバイル”には大きすぎます。つまり、15.6インチが最も良いバランスということです。

モバイル重視なら13.5インチ以下

EVICIV モバイルモニター 13.3インチ 1920*1200 ポータブルディスプレイ 薄型 軽量 IPSパネル USB Type-C 標準HDMI ケース付 VESA対応 ペンホール・スタンド 横置き/縦置き アルミ合金製 PS4/XBOX/Switch/PC/Macなど対応 EVC-1301
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 モバイル用途を重視して「できればコンパクトで軽い製品がいい」という場合は、13.5インチ、13.3インチ、10.5インチの製品があります。ただし、15.6インチと比較すると、もちろん作業領域が狭くなるので、この点が許せるかがポイントになります。

パネルは「IPS」がオススメ

 液晶パネルの駆動方式には大きく、TN(Twisted Nematic)方式、VA(Virtical Alignment)方式、IPS(In-Place-Switching)方式の3つがあり、それぞれには次のような特徴があります。

液晶パネルの駆動方式の特徴
TN方式 VA方式 IPS方式
画質
視野角 狭い 少し狭い ※1 広い
コントラスト比 普通 高い 普通
応答速度 速い 少し速い 少し遅い ※2
価格 安め 普通 高め
※1 視野角を改善した製品もある。
※2 オーバードライブ技術により、応答速度を改善した製品もある。


 そして、一般的な用途であれば、高画質で視野角が広いIPSパネル がオススメですね。今回紹介するのは全て、IPSパネルの製品になります。

視野角
 斜めから見たとき、何度まで表示が正常に見えるかを示す数値。この角度が狭いと、斜めからでは画面が暗く見えたり、色が変わって見えてしまいます。

コントラスト比
 白と黒の比率で、「1,000:1」(白が1,000に対して黒が1)というように表記されます。比率が高いほどメリハリがあります。
 また、映像に合わせてバックライトの明るさを調節してコントラストを上げる「ダイナミックコントラスト」という技術により、2,000万:1などの高コントラスト比を実現した製品もあります。なお、機能の呼称はメーカーによって、ACR、DCR、ACMなどさまざまです。

応答速度
 モニターのドットが、ある色から他の色へと変化するまでの時間。この時間が速いほど残像が少なく、滑らかに表示されます。単位は「ms」(ミリセカンド=ミリ秒)。多くのPCモニターのスペックには、2つの値が併記されています。
 ひとつは黒→白→黒の応答速度で、一般的には5~10msの製品が多く、速いものだと1msの製品もあります。
 もうひとつは、ある階調のグレーから別の階調のグレーへの変化という中間階調の応答速度。表記は「GTG」や「Gray To Gray」です。2~5msの製品が多くなっています。
 なお動画の場合、黒白の切り替えより、中間階調での色の移行が圧倒的に多いので、「GTG」の性能がより重要となります。

長時間作業ならアンチグレア(非光沢)、動画視聴ならグレア(光沢)

アイ・オー・データ IODATA モバイルモニター 15.6インチ フルHD ADSパネル (4ms/PS4/Xbox/Switch/PC対応/MiniHDMI/USBーC/土日サポート/日本メーカー) EXーLDC161DBM
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※上の画像は、アンチグレア(非光沢)のモバイルモニター

 液晶パネルは表面の処理加工によって、アンチグレア(非光沢)とグレア(光沢)の2つに分類されます。これには、それぞれ次のようなメリット・デメリットがあります。

アンチグレア(非光沢)
メリット……映り込みがほとんどなく、長時間見ていても目が疲れにくい。
デメリット……グレア(光沢)と比べると色合いは地味で、コントラストがやや低い。

グレア(光沢)
メリット……発色が鮮やかでコントラストが高い(黒が引き締まる)ため、動画視聴に適している。
デメリット……光が反射して映り込みがある。

 ですので、長時間作業ならアンチグレア(非光沢)、動画視聴ならグレア(光沢)が向いていると言えますね。

入力ポートの種類と数を確認


モバイルモニター 15.6 インチ モバイルディスプレイ 薄型 ポータブルモニター HDMI サブモニター USB Type-C モバイル pc モニター Switch/XBOX/PC/Mac に対応 軽量 非光沢 IPS液晶パネル HDRモード

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 モバイルモニターの装備されている入力ポートには、USB-C、HDMI、miniHDMIがあります。

USB-Cポートは2基で、映像入力と給電に対応

 USB-Cポートは通常、2基搭載されています。基本的には、2ポートともPC・スマホ・タブレットからモバイルモニターへの映像入力と、PCまたはUSB充電器からの給電ができるようになっています。

 そして、たとえばノートPCから出力する場合は、USB-Cケーブル1本でモバイルモニターへの映像出力と給電ができてしまいます。また、USB-ACアダプター → モバイルモニター → スマホというように接続すれば、モバイルモニターとスマホの両方に給電することができるので、とっても使いやすいですね。

 ただし、モバイルモニターによってはUSB-Cポートのうちの1つが給電専用になっているものもあるので、この点は確認しておいた方が良いでしょう。

HDMIまたはminiHDMIのどちらか

 デバイスがUSB-Cの映像出力に対応していない場合(ゲーム機など)に備えて、HDMIまたはminiHDMIも搭載されています。

 HDMIの方がより一般的なので、ケーブルの使い回しができたりなど、こちらが使いやすいと言えるでしょう。

 しかし、モバイルモニターの“薄さ”を優先して、より小さいminiHDMIを採用しているものもあります。こちらの場合は、HDMIからminiHDMIへの変換ケーブル・アダプターを使うことが多くなるので、多少の煩わしさはあるかもしれません。

その他のスペック(輝度、リフレッシュレート)を確認する

モニターの輝度(明るさ)を確認

【2024新型】モバイルモニター 15.6インチ モバイルディスプレイ ゲームモニタ スイッチ用モニター1920x1080P FHD 高輝度400Nits 非光沢IPSパネル 100%広色域 HDRモード対応 Type-C/mini HDMI端子 PC/Switch/PS4/MAC/スマホなど対応 リモートワーク
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 液晶パネルの裏側には、画面を表示する光源となるバックライトがあります。このバックライトの明るさが「輝度」。単位は、1平方メートルあたりに照射される光量という意味の「cd/㎡」(カンデラ/平方メートル)が用いられます(同じ意味の「nits」が用いられる場合もあります)。

 輝度が高いとPCモニターも明るくなり、周囲が明るい場所でも見やすくなります。また、輝度が高ければ光が届く距離も長くなるので、少し離れた所からも見やすくなります。

 蛍光灯で照らされた室内で使う場合、PCモニターの輝度は、200~300cd/㎡くらいあれば十分でしょう。

リフレッシュレートを確認

モバイルモニター kksmart 13.5インチ 超薄型 超軽量380g 狭額縁 高輝度400nits 100%色域 画像比自動適合 スピーカー内蔵 HDRモード対応 マグネット保護カバー付き 非光沢IPSパネル2K解像度(2256x1504) USB Type-C/mini HDMI PS4/PS5/XBOX/Switch/PC/Macなど対応 NK-135
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 「リフレッシュレート」とは、 新しい画像を1 秒間に何回描画できるかを表すもので、単位は「Hz」(ヘルツ)です。たとえば、60Hzの場合、画像が1 秒間に60回更新される、ということになります。そして、この数値が大きいほど、滑らかな表示となります。

VESAについて
EVICIV モバイルモニター 15.6インチ 1920*1080 ゲーミング用 ポータブルディスプレイ IPS液晶パネル 薄型 軽量 ペンホールスタンド VESA 保護カバー USB Type-C 標準HDMI PS4/XBOX/Switch/PC/Macなど対応 在宅勤務 リモートワーク
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 VESAとは、壁掛けやアームへの取り付けについての規格のこと。市販されているほとんどのモバイルモニターは、VESAに対応しています。

搭載スピーカーについて
 多くのモバイルモニターにはスピーカーが搭載されています。しかし、ほとんどが「1W+1W」や「2W+2W」など出力が極端に小さく通常の使用には適していません。なので、オマケ程度に考えるのが良いでしょう。

【15.6インチ】モバイルモニター おすすめ製品

 ここからは、モバイルモニターのおすすめ製品を紹介していきたいと思います。前述のとおり、紹介するのは全てIPSパネルの製品になります。

 まずは15.6インチ程度の製品を紹介し、その次に13.5インチ以下の製品と続きます。

※価格は2024年4月8日時点のものであり、変更されている場合があります。

EVICIV モバイルモニター ‎1506

縦でも使用可能、ユニークなペンホールスタンド、OGTポート(microUSB)にマウスなども接続可


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 横だけでなく、縦でも使用できるという製品です。そのために、ペンホールスタンドを採用し、ペンを入れるだけでスタンドになって、縦でも横でもモバイルモニターを立てることができます。もちろん、保護カバー兼スタンドも付属しています。

 そして、OGTポート(microUSB)を搭載し、ここにマウスやキーボードが接続できるので、より使いやすい環境を築くことができます。

USB OTG(On-The-Go)とは?
 これは、USB機器同士を接続して使うための規格です。

 従来規格では、PCが“ホスト”で、USB機器が“クライアント”という関係になって、PCからUSB機器の操作を行っていました。つまり、USB機器を使用するには、PCが必須だったということです。

 しかし、たとえば「スマホでマウスを使いたい」というように、USB機器同士での接続へのニーズが大きくなってきました。そこで登場したのが、USB OTG(On-The-Go)です。この規格の登場により、PCがなくても、USB機器同士を接続して使用することができるようになり、上記のような「スマホでマウスを使用する」といった状況が可能となりました。

cocopar ZS-156

フレーム5㎜のベゼルレス仕様、パネル率は88%、厚みは5㎜


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 フレームは上と左右が5㎜で、パネル率が88%という、ベゼルレス仕様の製品です。厚みもわずか5㎜というスリムさで、カバンの隙間などに入れやすいでしょう。

MAGICRAVEN ‎P156A06

最薄部は5㎜のスリムデザイン、超軽量の495g、極細ベゼル


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 厚みは9.5㎜ですが、最薄部は6㎜というスリムデザインの製品です。また、重量は495gという超軽量なので、持ち運ぶのが楽しくなりそうです。ベゼルも細いので、使用する際にもスッキリとした印象となります。

アイ・オー・データ EXーLDC161DBM

スタンド一体型、チルト角は62°で無段階での調整が可能、収納ケース付き


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 まず、パネルにある「ADS」(Advanced super Dimension Switch)というのは、IODATAが用いている名称で、基本的な仕組みはIPSと同じです。

 そして、背面に収納式のスタンドが付いた、スタンド一体型のモデルとなっています。チルト角は62°までで、無段階での調整が可能。環境によってチルト角を自由に変えられるのは、なかなか使い勝手が良さそう。使い終わったら、スタンドを畳むだけなので片付けも簡単。収納ケースも付いていて、持ち運びに便利です。

NANOK NOK-CM2

高輝度の400cd/㎡、2,000:1の高コントラスト比、狭額縁のベゼルレス、縦表示も可能


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 特徴的なのは、輝度が400cd/㎡と高いこと。これで、光の強い屋外でも見やすくなります。また、コントラスト比は2,000:1と高く(一般的には1,000:1)、よりハッキリとした表示です。そして、狭額縁・ベゼルレス仕様で、ベゼルは4㎜と極限まで薄くなってるので、スッキリした印象です。

 縦表示にすることも可能です。ただし、縦表示の場合は、スタンドを別途用意する必要があります。

【13.5インチ以下】モバイルモニター おすすめ製品

 続きまして、13.5インチ以下のモバイルモニターのおすすめ製品を紹介していきたいと思います。

※価格は2024年4月8日時点のものであり、変更されている場合があります。

kksmart NK-135

2K解像度(2560×1600)、1500:1の高コントラスト比、高輝度400cd/㎡、額縁4㎜のベゼルレス、縦表示も可能


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 この製品は、解像度が2K(2560×1504)と、一般的なフルHD(1920×1080)の約2倍となっているのが最大の特徴です。画質が非常にキレイなので、映画鑑賞やグラフィックに凝ったゲームに最適です。ただ、アスペクト比が3:2と、一般的な16:9より縦に少しだけ長いので、これが多少は使い勝手に影響するかもです。

 また、1500:1の高コントラスト比なので、より鮮明なカラーを届けてくれます。さらに、高輝度の400cd/㎡で、日中の外でも見やすくなっています。そして、額縁が4㎜しかない、ベゼルレス仕様です。

 縦表示も可能となっていますが、この場合は別途スタンドを用意する必要があります。

EVICIV EVC-1301

縦表示も可能、ユニークなペンホールスタンド、miniDPポートを採用


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 前出の同メーカーの製品と同じく、縦でも使用できる製品です。そのために、ペンを入れるだけでスタンドになる「ペンホールスタンド」を採用し、ペンがあれば縦でも横でもモバイルモニターを立てることができます。もちろん、保護カバー兼スタンドも付属しています。そして、前出と同様にOGTポート(microUSB)を搭載し、ここにマウスやキーボードなどが接続できます。

 入力ポートには、珍しくminiDPポートが採用されているので、この点も選ぶポイントになります。

 ただし、アスペクト比が16:10と、一般的な16:9より縦に少し長いので、この解像度に対応していないデバイスは要注意です。

VisionOwl XL-105

狭額フレームのベゼルレス仕様、高コントラスト比の1,500:1、450cd/㎡と高い輝度、縦表示も可能


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 ベゼルは上と左右が4㎜と狭く、さらに下も狭い10㎜となっています。他の製品では下のフレームは厚いものがほとんどなので、これはポイントが高いですね。

 そして、コントラスト比は他の製品より高い1,500:1で、よりハッキリした表示となります。また、輝度も450cd/㎡と高いので、日中の屋外などの明るい場所でも見やすくなっています。

‎dxmart P10

解像度は1920×1280、高コントラスト比の1,500:1、高輝度の420cd/㎡


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 10.5インチで、解像度が1920×1280、アスペクト比が3:2という、珍しい製品です。10.5インチでこの解像度なら、かなり細密に表示されるでしょう。

 そして、1,500:1という高いコントラスト比なので、メリハリの効いた表示になります。また、輝度も420cd/㎡と高いので、明るい場所でも見やすくなっています。

JAPANNEXT JN-MD-IPS105FHDPR

解像度は1920×1280、高コントラスト比の1,500:1、高輝度の420cd/㎡、OGTポートでマウスなども使える


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 前出と同様、10.5インチで、解像度が1920×1280、アスペクト比が3:2の製品です。コントラスト比は1,500:1と高いのでメリハリのある表示となり、輝度も420cd/㎡と高いので明るい場所でも見やすくなっています。

 そして、OGTポート(microUSB)が搭載されており、ここにマウスやキーボードなどのUSB機器を接続して使用することができます。

おわりに

 今回はモバイルモニターのおすすめを、15.6インチの製品と、13.5インチ以下の製品で分けて紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

 モバイルモニターがあれば、画面が広くなって、出先でのスマホ・タブレット作業をより効率的に行うことができるようになります。なので、上記を参考にして入手し、より快適なスマホ・タブレットライフを送ってください。

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