M.2 SSDが故障/WDのRMA認証を申請して交換

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加



 以前の記事(下記参照)でMacBook Pro(Retina, 13-inch, Late 2012)に取り付けたWestanDigitalのM.2 SSD「WD Blue SA510」(500GB、SATA)ですが、壊れました!

こちらもチェック!

Western Digital 500GB WD Blue SA510 SATA 内蔵ソリッドステートドライブ SSD – SATA III 6Gb/s M.2 2280 最大560MB/s – WDS500G3B0B
8,564円(税込)

出典:www.amazon.co.jp

※価格は2024年9月16日時点のものであり、変更されている場合があります。以下同。

MacBook Proが起動しない、M.2 SSD(WD Blue SA510)が故障

 MacBook Proに?マーク
 MacBook Proがフリーズしたので、電源ボタンを長押しして電源オフにし、再び起動しようとしたところ、?マークが表示されて、起動しなくなりました。

 この原因を探ろうと、以下のようなことを試してみました。

 まず、MacBook Proを分解して元のSSDに戻してみたところ、ちゃんと起動しました。なので、ロジックボードには異常はないようです。

 次に、取り出したWD Blue SA510をUSB外付けケース(UGREEN SATA NVME両対応 M.2 SSD ケース 90264)に入れました。そして、MacBook Proに接続してみましたが、全く認識しません。また、Windows PCに接続して「ディスクの管理」でフォーマットしようとしましたが、「ファンクションが間違っています」というメッセージが出て、フォーマットできませんでした。

 ということで、WD Blue SA510の故障ということで、間違いなさそうです。

UGREEN M.2 SSD 外付けケース-SATA NVME両対応 M.2 SSD ケース USB3.2 Gen2接続 UASP対応 10Gbps高速転送 アルミ ssd m.2 ケース 2230/2242/2260/2280 M key/B+M key SSD対応 シリコンラバー付き 【USB A-C&USB C-C 2本ケーブル付き】
2,239円(税込)

出典:www.amazon.co.jp

WDのRMAで返品・交換をしてもらおう

購入が約2年前なのでAmazonでは対応していない?


出典:www.amazon.co.jp
 WD Blue SA510は、Amazonで2022年10月14日に購入しました。その商品説明には「保証期間 5年」とあり、原稿執筆時点で購入から約2年なので、まずはAmazonで返品・交換してもらえるかどうか調べてみました。

 しかし、Amazonのサイトをいくら探しても、それらしき情報は見つかりませんでした(やはり、Amazonでの返品は購入から30日以内に限られているためでしょうか)。

 そこで色々と調べまして、Western DigitalのサイトからRMA(Return Merchandise Authorization:返品承認)を申請すればよいことが分かりました。そうすると、リフレッシュ品と交換してくれるそうです。

保証範囲のステータスを確認

保証範囲のステータスを確認する
 RMAを申請する前に、保証期限を確認します。保証範囲のステータスを確認するのページでシリアルナンバーを入力します。


 すると、保証期限は2027年11月13日まででした。なので、原稿執筆時点で保証は有効のようです。

RMAを申請

WDのサポートへログイン

WDのサポートに登録
 RMAの申請をするには、WDのサポートのアカウントが必要になります。新規に作成するか、既に作成済みの場合はログインします。

筆者のメールアドレスは登録済みだった
 アカウントを作成しようとメールアドレスを入力したところ、「このアドレスは既に登録済みです」(実際には英語)という表示が出てしまいました。

 よくよく考えてみたら、SanDiskのSDカードを登録したときに同じメールアドレスでアカウントを作成していました。その後、SanDiskがWDに買収されて、サポートが統一されたということですね。

製品を登録

「登録されたプロダクト」の一覧
 次に、製品を登録します。すると、「登録されたプロダクト」の一覧に、登録した製品が表示されます(ちなみに、以前に登録したSanDiskのSDカードも一覧にありました)。

 そして、「オプション」のところにある「RMAを作成する」をクリックします。

RMAに含める製品を選択
 RMAに含める製品を選択して「次へ>」をクリックします。

「RMAタイプ」と「RMA理由」を選択・住所の登録

「RMAタイプ」と「RMA理由」を選択
 「RMAタイプ」と「RMA理由」を選択します。「RMAタイプ」は「Standard RMA」しか選べませんでした。「RMA理由」には選択肢がたくさんありましたが、今回は「Format Failed」にしました。

 そして、「あなたの住所」を英語で登録します。

 なお、「WD配送先住所」は、自動で設定されます。

 「次へ>」をクリックします。

RMAの作成に成功しました
 RMAの作成に成功して、「リファレンス番号」と「インシデントID」が発行されました。

メールが届く

「交換リクエストを送信しました」というメール
 RMAの作成が完了してすぐに、「交換リクエストを送信しました」というメールが届きました。

「交換リクエストが承認されました」というメール
 さらに30分後には、「交換リクエストが承認されました」というメールが届きました。

書類の準備、梱包・発送

「説明書」のページへ

「説明書」のページ
 承認メールにある「RMA Instructions」のリンクから「説明書」のページに飛びます。

RMAラベルを印刷

RMAラベル
 「説明書」のページにある「ラベルを印刷」ボタンをクリックしてラベルを取得し、印刷します。これは、発送の際に添付します。

梱包

 「説明書」のページに、以下のような梱包に関する指示がありました。

梱包と発送の手順
次の梱包の指示に従ってください。

内蔵ドライブをESD(帯電防止)バックに入れます。
バッグを厚さ2インチ(約5センチ)のバブルラップで包むか、固定可能な発泡緩衝材で包みます。
頑丈な段ボールの箱に入れます。ボール紙は輸送中の取り扱いに耐えられないため、使用しないでください。段ボール箱に破損がなく、構造的な欠陥がないことを確認してください。RMAラベルを印刷し、箱に貼り付けてください。箱の外側、3側面に太字でRMA番号を明記してください。
複数の製品を発送する場合は、各製品を上記の手順に従って個別に正しく梱包する必要があります。ハードディスクドライブが箱の中で接触したり動いたりしないようにしてください。すべての製品を個別の帯電防止バッグに入れ、頑丈な段ボールの箱に入れてください。可能な場合は、Western Digitalの元の梱包材を利用してください。輸送中に移動したり、沈む可能性がある玉状の発泡スチロール材や梱包材は使用しないでください。

出典:https://support-jp.wd.com

 簡単に要約すると、内蔵ドライブは静電防止袋に入れて、プチプチなどで厚みが5cmとなるように包んで、頑丈な段ボール箱で送ってくれ、ということですね。

静電防止袋に入れたM.2 SSD
 ということで、WD Blue SA510を静電防止袋に入れました。静電防止袋は、余っていたのがちょうどありました。

段ボール箱に梱包
 そして、プチプチで5cmとなるように包んで、くしゃくしゃにした新聞紙で隙間を埋めながら段ボール箱に入れました。

 段ボール箱の3側面には、RMA番号を記載しました。

書類を添付

 「説明書」のページには、以下のような通関に関する指示もありました。

海外のお客様の通関の要件(米国以外のお客様)
関税情報
保証期間中の交換製品。参考価格は通関のためにのみ提示するものです。お客様に課せられる料金ではありません。

署名し、日付を記入してドライブと一緒に返送してください。

この送り状に記載されているすべての情報が真実であり、正しいことを申告します。

______________________________
署名
_________________
日付

出典:https://support-jp.wd.com

 なので、「説明書」のページを印刷し、署名して日付を記入して添付しました。

 また、先程印刷しておいたRMAラベルも添付します。こちらにも一応、署名して日付を記入しておきました。

発送

 RMAラベルには、発送先の住所として、以下のような英語での記載がありました。

Attn : Western Digital RMA Operation (DSV Solutions)
9-3 Nishikicho, Naka Ward,
Yokohama,, Kanagawa
Japan, 231-0812
Contact Phone Number: 0120-893-009

 しかし、国内(神奈川県横浜市)なので、日本語でも問題ないようです。ということで、以下の住所宛に発送しました。

〒231-0812
神奈川県横浜市 中区 錦町9-3
Western Digital RMA Operation (DSV Solutions) 宛
電話番号 0120-893-009

RMA納期

 「説明書」のページには、以下のようなRMA納期に関する記載もありました。

RMA納期
アジア太平洋地域
標準RMA:荷受人の国での通関での遅延がない限り、5~7営業日

出典:https://support-jp.wd.com

 なので、特に問題がなければ、1周間くらいで届くみたいです。

 なお、前述していますが、交換品として送られてくるのは、新品ではなく、リフレッシュ品になるそうです。

発送して4日で届いた

箱の中はスカスカ…

送られてきた段ボール箱
 思っていたよりも早く、発送してから4日で届きました。

段ボール箱の中はスカスカ
 段ボール箱を開けると、けっこうスカスカ。こちらから発送するときは、プチプチを5cmにして新聞紙で隙間を埋めて固定したのに…。

リフレッシュ品だが、旧型のNAS向けモデル

リフレッシュ品のWD Red SA500
 届いたのはやはりリフレッシュ品です。

 しかし、同じモデルではなく、旧型でNAS向けの高耐久の製品、WD Red SA500でした。もちろん、これでもOKなので、これを使いたいと思います。

Western Digital ウエスタンデジタル 内蔵SSD 500GB WD Red SA500 NAS向け 高耐久 M.2-2280 SATA WDS500G1R0B-EC 【国内正規代理店品】
12,200円(税込)

出典:www.amazon.co.jp

おわりに

 少し前までは、発送先が海外となっていて、海外運送会社を手配したり、通関のための書類を用意する必要があったりなど、ハードルがそこそこ高かったみたいです。

 しかし現在は、上記のように用意する書類も少ないですし、発送先も国内なので、気軽にRMAの申請ができますね。ユーザーに優しくなってくれるのは、嬉しい限りです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする



トップへ戻る