IPS方式モニターおすすめ15選/高画質で見やすい 広い視野角

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 Dell S2421HS 23.8インチ モニター (3年間無輝点交換保証/フルHD/IPS非光沢/DP・HDMI/縦横回転・高さ調節/AMD FreeSync)
出典:www.amazon.co.jp
【Amazon.co.jp 限定】 アイ・オー・データ IODATA モニター 23.8インチ FHD 1080p ADSパネル 広視野角 5ms (HDMI/アナログRGB/スピーカー付/VESA対応/土日サポート) EX-LDH241DB-B
出典:www.amazon.co.jp

 液晶モニター(ディスプレイ)を買い替え、または増設する際に、スペックのどの部分を見たらいいのかよく分からない」という人も多いのではないでしょうか。

 というわけで今回は、PC用の液晶モニターを購入する際に確認しておきたいポイントを説明したうえで、ECサイトなどで入手できる製品の中からピックアップしたおすすめを紹介したいと思います。

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PCモニターの選び方

 以下に、PCモニターを選ぶポイントを見ていきましょう。

サイズ(インチ、寸法)で選ぶ

標準的な24インチ程度

【Amazon.co.jp 限定】IODATA モニター 23.8型 スピーカー付 ADSパネル 非光沢 HDMI×1 3年保証 VESA対応 土日サポート EX-LDH241DB
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 PCモニターのサイズで、標準的と言えるのは24インチ程度です(23.8インチなども含む、以下同)。このサイズであれば、ネットやDVDの動画を見たり、ワープロソフトで文書を作成したり、デジカメの写真を編集したりするのに、画面が狭い・小さいと感じることはまずないでしょう。

省スペースな21.5インチ以下

ASUS モニター Eye Care VA229HR 21.5インチ/フルD/IPS/75Hz/HDMI,D-sub/ブルーライト軽減/フリッカフリー/VESA対応/スピーカー/3年保証
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 設置できるスペース(特に幅)が限られているなら、21.5インチ以下がおすすめ。たとえば、前の項目の写真にある24インチの製品はW565.36㎜ですが、上写真の21.5インチの製品はW506.2㎜というように小さくなり、より狭いスペースでも置くことができます。ただしその分、表示が小さくなって(普段、24インチ以上を使っている場合は特に)狭い・小さいと感じるかもしれません。

映像などを大きく見たいなら27インチ以上

HP モニター 27インチ ディスプレイ フルHD 非光沢IPSパネル 高視野角 超薄型 省スペース スリムベゼル HP M27f 背面ブラック 3年保証付き(型番:2H0N1AA-AAAA)
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 映画などを大きく見たいなら、より大きいサイズの27インチ以上にすると良いでしょう。ただし画面が大きい分、幅も大きくなり、上の写真の27インチの製品はW641㎜となっています。ですので、設置スペースが十分にあるかを事前にしっかり確認しましょう。

アスペクト比・解像度について
 現在、市販されているPCモニターは、アスペクト比は16:9、解像度は1920×1080(フルHD)が一般的です。今回紹介するのは、アスペクト比16:9で1920×1080(フルHD)、またはそれ以上の製品になります。

一般的な用途では「IPS」がオススメ

 液晶パネルの駆動方式には大きく、TN(Twisted Nematic)方式、VA(Virtical Alignment)方式、IPS(In-Place-Switching)方式の3つがあり、それぞれ比較すると次のような特徴があります。

液晶パネルの駆動方式の特徴
TN方式 VA方式 IPS方式
画質
視野角 狭い 少し狭い ※1 広い
コントラスト比 普通 高い 普通
応答速度 速い 少し速い 少し遅い ※2
価格 安め 普通 高め
※1 視野角を改善した製品もある。
※2 オーバードライブ技術により、応答速度を改善した製品もある。


 そして、一般的な用途であれば、高画質で視野角が広いIPSパネル がオススメですね。今回紹介するのは全て、IPSパネルの製品になります。

視野角
 斜めから見たとき、何度まで表示が正常に見えるかを示す数値。この角度が狭いと、斜めからでは画面が暗く見えたり、色が変わって見えてしまいます。

コントラスト比
 白と黒の比率で、「1,000:1」(白が1,000に対して黒が1)というように表記されます。比率が高いほどメリハリがあります。
 また、映像に合わせてバックライトの明るさを調節してコントラストを上げる「ダイナミックコントラスト」という技術により、2,000万:1などの高コントラスト比を実現した製品もあります。なお、機能の呼称はメーカーによって、ACR、DCR、ACMなどさまざまです。

応答速度
 モニターのドットが、ある色から他の色へと変化するまでの時間。この時間が速いほど残像が少なく、滑らかに表示されます。単位は「ms」(ミリセカンド=ミリ秒)。多くのPCモニターのスペックには、2つの値が用いられます。
 ひとつは黒→白→黒の応答速度で、一般的には5~10msの製品が多く、速いものだと1msの製品もあります。表記は「MPRT」です。
 もうひとつは、ある階調のグレーから別の階調のグレーへの変化という中間階調の応答速度。表記は「GTG」や「Gray To Gray」です。2~5msの製品が多くなっています。
 なお動画の場合、黒白の切り替えより、中間階調での色の移行が圧倒的に多いので、「GTG」の性能がより重要となります。

長時間作業ならアンチグレア(非光沢)、動画視聴ならグレア(光沢)

光沢(グレア)、非光沢(アンチグレア)
出典:www.ioplaza.jp
 液晶パネルは表面の処理加工によって、アンチグレア(非光沢)とグレア(光沢)の2つに分類されます(アンチグレアは「ノングレア」とも言います)。これには、それぞれ次のようなメリット・デメリットがあります。

アンチグレア(非光沢)
メリット……映り込みがほとんどなく、長時間見ていても目が疲れにくい。
デメリット……グレア(光沢)と比べると色合いは地味で、コントラストがやや低い。

グレア(光沢)
メリット……発色が鮮やかでコントラストが高い(黒が引き締まる)ため、動画視聴に適している。
デメリット……光が反射して映り込みがある。

 ですので、長時間作業ならアンチグレア(非光沢)、動画視聴ならグレア(光沢)が向いていると言えますね。

その他のスペック(輝度、リフレッシュレート、入力ポート)を確認する

モニターの輝度(明るさ)を確認

ASUS フレームレス モニター 23インチ IPS 薄さ7mmのウルトラスリム ブルーライト軽減 フリッカーフリー HDMI,D-sub スピーカー VZ239HR
出典:www.amazon.co.jp
 液晶パネルの裏側には、画面を表示する光源となるバックライトがあります。このバックライトの明るさが「輝度」。単位は、1平方メートルあたりに照射される光量という意味の「cd/㎡」(カンデラ/平方メートル)が用いられます。

 輝度が高いとPCモニターも明るくなり、周囲が明るい場所でも見やすくなります。また、輝度が高ければ光が届く距離も長くなるので、少し離れた所からも見やすくなります。

 蛍光灯で照らされた室内で使う場合、PCモニターの輝度は、200~300cd/㎡くらいあれば十分でしょう。

リフレッシュレートを確認


HP モニター V22i G5 21.5インチ フルHD 75Hz 5ms IPSパネル 非光沢 HDMI DisplayPort VGA AMD FreeSync 角度調整ブルーライトカット 薄型ベゼル(型番:6D8G9AA-AAAB)
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 「リフレッシュレート」とは、 新しい画像を1 秒間に何回描画できるかを表すもので、単位は「Hz」(ヘルツ)です。たとえば、60Hzの場合、画像が1 秒間に60回更新される、ということになります。そして、この数値が大きいほど、滑らかな表示となります。

LEDバックライト、フリッカーフリー、ブルーライト軽減、FreeSyncについて
 市販されているほとんどのPCモニターは、LEDバックライト、フリッカーフリー(ちらつき軽減)、ブルーライト軽減、FreeSyncに対応しています。

FreeSync:PCのグラフィックボードとディスプレイの表示を同期し、ティアリング(表示のズレ)を解消する技術のこと。グラフィックボードとディスプレイの双方が対応している必要がある。

入力ポートの種類と数を確認

サンワサプライ DisplayPort ケーブル 1.0m ブラック KC-DP1K
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ASUS ゲーミングモニター24型 フルHDディスプレイ ( 応答速度1ms / HDMI,DVI,D-sub / スピーカー内蔵 / VESA規格 / 3年保証 ) VE248HR
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 現在、市販されているPCモニターに装備されている入力ポートにはDisplayPort(DP)、HDMI、DVI-D、D-Subがあります。最近のPCであればDisplayPort(DP)やHDMIに対応していますが、少し古い場合はDVI-DまたはD-Subにしか対応していない場合も…。ですので、接続するPCに付いている出力ポートを確認し、それに対応するPCモニターにしましょう。

VESAについて
EX-LD2381D
出典:www.iodata.jp
 VESAとは、壁掛けやアームへの取り付けについての規格のこと。市販されているほとんどのPCモニターは、VESAに対応しています。

搭載スピーカーについて
 多くのPCモニターにはスピーカーが搭載されています。しかし、ほとんどが「1W+1W」や「2W+2W」など出力が極端に小さく通常の使用には適していません。なので、オマケ程度に考えるのが良いでしょう。

【24インチ程度】IPSパネルPCモニター おすすめランキング

 ここからは、PCモニターのおすすめ製品をランキング形式で紹介していきたいと思います。前述のとおり、紹介するのは全てIPSパネルの製品になります。

 まずは24インチ程度の製品を紹介し、その次に27インチ、21.5インチと続きます。

※価格は2025年2月19日時点のものであり、変更されている場合があります。

第1位:IODATA EX-A241DB

3辺フレームレス、削減したいW数を確認して「輝度」設定が可能、台座にはスマホスタンド付き

IODATA EX-A241DB 3辺フレームレスパネルを採用
出典:www.amazon.co.jp
 まず、パネルにある「ADS」(Advanced super Dimension Switch)というのは、IODATAが用いている名称で、基本的な仕組みはIPSと同じです。

 そして、特徴としては、パネルとフレームに段差のないフラットな3辺フレームレスのパネルを採用していることがあげられます。これにより、とてもスッキリしたデザインとなっています。また、「輝度」を設定する画面で、削減できるW(ワット)数の確認が可能。具体的な数値があると、より意識して節電できるのではないでしょうか。

 台座の前面にはスマホスタンド(横長の溝)が付いているので、ここにスマホを立てて、いつでもチェックすることができます。

IODATA EX-A241DB 輝度設定でW数が確認できる
出典:www.amazon.co.jp

第2位:PHILIPS 241E1D/11

「SmartImageゲームモード」で快適なプレイ、狭額ベゼルでエレガントなデザイン

PHILIPS 241E1D/11 入力ポートの種類


Philips 241E1D/11 狭額ベゼル

出典:www.amazon.co.jp
 フィリップスの独自技術で、ゲームの種類(FPSやレースなど)に応じて予め彩度や明度が微調整されたいくつかのモードをすぐに切り替えられる「SmartImageゲームモード」を搭載した製品です。

 そして、ベゼル(フレーム)がかなり狭くなっていて、全体的にエレガントな雰囲気となっているのが好評価です。入力ポートはHDMI、D-Sub、DVI-Dが1基ずつあり、対応の幅が広くなっています。

第3位:Xiaomi A24i

100Hzの高リフレッシュレート、3辺が狭小ベゼル、最薄部は7.5㎜のスリムデザイン、コスパが優秀

Xiaomi A24i 100Hzの高リフレッシュレート
出典:www.amazon.co.jp
 リフレッシュレートが100Hzと高い製品で、表示の遅延を低減して、動画などのエンタメコンテンツを滑らかに表示してくれます。

 そして、3辺に没入感ある狭小ベゼルのパネルを採用し、スクリーン対ボディ比は90%となっています。また、最薄部はわずか7.5㎜とスリムデザインとなっており、台座のデザインも相まって、デスク上をすっきりとしてくれます。

 それから、何と言ってもコスパが優秀ですね。

Xiaomi A24i 3辺が狭小ベゼル
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第4位:Minifire 24X3A

マイクロエッジディスプレイを採用、100Hzの高リフレッシュレート、ゲームモード搭載

Minifire 24X3A 100Hzのリフレッシュレート
出典:www.amazon.co.jp
 トップと左右のベゼルを極限まで細くしたマイクロエッジディスプレイを採用した製品です。圧迫感がなく、マルチディスプレイでも境目が目立たず快適な環境となるでしょう。

 そして、100Hzの高リフレッシュレートで、より滑らかな映像となります。4つのゲームモード(RTS、FPS、RACING、Screen)も搭載しているので、ゲームの種類に適した表示とすることも可能です。

Minifire 24X3A ゲームモード
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第5位:ASUS VZ249HR

フレームレス&ウルトラスリム

ASUS VZ249HR 外形寸法
出典:www.amazon.co.jp
 一目で分かる大きな特徴は、ベゼル(フレーム)がとても狭いこと。メーカーでは「フレームレス」と謳うほどで、確かにフレームの存在を忘れてしまいそうですね。また、薄さ7㎜というウルトラスリムでもあるので、デスクの上に置いてもかなりスッキリした印象になりそう。

 ただし、入力ポートはHDMI×1とD-Sub×1と少なめで、VESAには非対応です。その分、価格が抑えられているので、こうした性能とコストのバランスを考えて選ぶと良いでしょう。

ASUS VZ249HR 背面 入力ポート
出典:www.amazon.co.jp

第6位:Acer EK241YGbi

リフレッシュレートは120Hz、ゼロ・フレームデザインを採用

Acer EK241YGbi リフレッシュレートがスタンダードで120Hz
出典:www.amazon.co.jp
 この製品は、リフレッシュレートが120Hz、コントラスト比が1億:1(ダイナミックコントラスト使用時)、応答速度:1ms(GTGσ ※Visual Response Boost〔VRB〕機能がONの場合)など、基本スペックが高いのが特徴です。

 デザイン的には、ベゼルを極限まで薄くした「ゼロ・フレームデザイン」を採用し、スタイリッシュな印象です。ただ、入力ポートがHDMI×1とD-Sub×1と少なめなところはと気になります。

【27インチ】IPSパネルPCモニター おすすめランキング

 続きまして、27インチのおすすめ製品をランキング形式で紹介していきたいと思います。映画などを複数人で鑑賞するには、大きな画面の方が良いですよね。

※価格は2025年2月19日時点のものであり、変更されている場合があります。

第1位:Dell S2722DC

解像度は2560×1440(QHD)、HDMIポートが2基、USB-Aポートに周辺機器を接続可能、回転機能があるなど高い柔軟性

Dell S2722DC スタンドの調整機能
出典:www.amazon.co.jp
 解像度が2560×1440(QHD)に対応した製品です。27インチでこの解像度なら、一般的な1920×1080より滑らかで、かつ広い範囲を表示でき、しかも文字が小さくなりすぎないので理想的ではないでしょうか。また、スタンドの調整機能が豊富なのも大きな特徴のひとつ。高さ、角度、回転、傾きを好みの位置に調整できるので、デクス環境に合わせて柔軟な使い方ができます。

 入力ポートはHDMIが2基あるので、複数の映像機器での切替使用に適していますね。USB-Cでの入力もでき、さらにUSB-Aポートも装備していて、そこに周辺機器を接続することも可能です。デザイン的には、3辺超薄型フレームレスとなっていて、洗練されている印象。ただし、こうした機能の分、価格はやや高めです。

Dell S2722DC 接続端子
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第2位:KTC H27T27

解像度は2560×1440(QHD)、リフレッシュレートは100Hz、HDMIポートが2基

KTC H27T27 背面、入力ポート
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 解像度が一般的な1920×1080よりも広い範囲を表示できる2560×1440(QHD)に対応した製品です。これで27インチなので、表示が小さくなり過ぎずに見やすそうです。そして、リフレッシュレートは100Hzあるので、動画などを滑らかに表示してくれます。

 入力ポートはDisplayPortが1基とHDMIが2基で、特にHDMIが2基あるのは、複数のPCやゲーム機などを所有しているユーザーには使い勝手が良いのではないでしょうか。

第3位:PHILIPS 271E1D/11

「SmartImageゲームモード」で快適なプレイ、狭額ベゼルでエレガントなデザイン

PHILIPS 271E1D/11 入力ポートの種類
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 フィリップスの独自技術で、ゲームの種類(FPSやレースなど)に応じて予め彩度や明度が微調整されたいくつかのモードをすぐに切り替えられる「SmartImageゲームモード」を搭載した製品です。そして、ベゼルがかなり狭くなっていて、全体的にエレガントな雰囲気となっているのが好評価です。


PHILIPS 271E1D/11 狭額ベゼル

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第4位:Xiaomi A27i

3辺が狭ベゼル、100Hzの高リフレッシュレート、TÜV低ブルーライト認証

Xiaomi A27i 100Hzの高リフレッシュレート
出典:www.amazon.co.jp
 上と左右の3辺に狭ベゼルデザインを採用した製品です。特に、マルチモニター環境では臨場感が向上しそうです。

 リフレッシュレートは100Hzと高く、入力遅延やフリーズを軽減してくれます。また、TÜV低ブルーライト認証を得ていて、低ブルーライトモードにすることで短波長のブルーライトをカットしてくれます。

第5位:PHILIPS 272E2FE/11

4辺フレームレスのデザイン、高さ調節も可能

PHILIPS 272E2FE/11 柔軟なスタンド設計
出典:www.amazon.co.jp
 4辺がフレームレスとなるデザインを採用した製品。上と左右が狭ベゼルのものが多い中、下のフレームまで狭くなっているので、かなりスッキリした印象です。ただ、その関係か、電源ボタンが背面となっています。

 そして、柔軟なスタンド設計となっていて、高さ調整の可動域は100㎜、チルト調整は-5~10°で可能となっています。入力ポートはHDMI×1、DisplayPort×1、D-Sub×1と、対応の幅が広くなっています。

 ただし、背面の構造からするとVESAには非対応のようなので、モニターアームは使えなさそうです。

第6位:IODATA EX-A271DB

エコな自動電源オフ機能を搭載、スマホスタンド付き

IODATA EX-A271DB 3辺フレームレスパネルを採用
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 まず、パネルにある「ADS」(Advanced super Dimension Switch)というのは、IODATAが用いている名称で、基本的な仕組みはIPSと同じです。

 そして、特徴としてあげられるのは(前出の「IODATA EX-A241DB(23.8インチ)」と同様で)、パネルとフレームに段差のないフラットな3辺フレームレスのパネルの採用、「輝度」設定で削減できるW(ワット)数の確認が可能、台座の前面にスマホスタンド(横長の溝)があることなどです。

 ただ、他の製品と比べると、入力ポートがHDMI×1とD-Sub×1と少なめなところは気になります。

IODATA EX-A271DB 輝度設定でW数が確認できる
出典:www.amazon.co.jp

【21.5インチ】IPSパネルPCモニター おすすめランキング

 最後に、21.5インチのおすすめ製品をランキング形式で紹介していきたいと思います。小さく省スペースなPCモニターで、設置する場所をより広く使いましょう。

※価格は2025年2月19日時点のものであり、変更されている場合があります。

第1位:PHILIPS 221E9/11

スリムベゼルを採用、HDMIポートが2基、シンプル機能で低価格

PHILIPS 221E9/11 サイドから見たところ PHILIPS 221E9/11 背面から見たところ 入力ポート

出典:www.amazon.co.jp
 ベゼルが狭い「スリムベゼル」を採用し、スタンドもスリムで、全体的に細身な印象の製品。ただ、機能的にはシンプルで、特徴は入力ポートのHDMIが2つあるということくらい。

 その分、価格が抑えられているので、「とにかく価格が優先」というユーザー向けのモデルと言えるでしょう。

第2位:IODATA EX-A221DB

3辺フレームレスパネルを採用、削減したいW数を確認して「輝度」設定が可能、台座にはスマホスタンド

IODATA EX-A221DB
出典:www.amazon.co.jp
 まず、パネルにある「ADS」(Advanced super Dimension Switch)というのは、IODATAが用いている名称で、基本的な仕組みはIPSと同じです。

 そして、この製品の特徴は(前出の「IODATA EX-A241DB(23.8インチ)」とほぼ同じで)、パネルとフレームに段差のないフラットな3辺フレームレスのパネルを採用し、「輝度」を設定する画面で削減できるW(ワット)数の確認が可能となっています。また、台座の前面にはスマホスタンド(横長の溝)が付いています。

IODATA EX-A221DB
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第3位:BenQ GW2283

輝度の自動調整機能を搭載、4つのモードでブルーライトを軽減、ウルトラスリムベゼルデザイン、HDMIポートが2基

BenQ GW2283 輝度の自動調整機能
出典:www.amazon.co.jp
 この製品の大きな特徴は、周辺の光量を検出して輝度を自動調整するブライトネスインテリジェンス(B.I.)テクノロジーを搭載していること。さまざまな周辺光環境において、鮮明なディテールを再現してくれます。また、「ブルーライト軽減モード」では、プリセットされた4つのモード(マルチメディア、ウェブサーフィン、オフィス、閲覧)を切り替えることができます。

 さらに、ベゼルが狭い「ウルトラスリムベゼルデザイン」を採用し、HDMIポートが2基あって複数のHDMI機器を接続しやすくなっています。

おわりに

 今回はIPSパネルのPCモニターのおすすめ製品を、24インチ程度、21.5インチ以下、27インチ以上というサイズで分けて紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

 PCでの動画や写真の編集・映像の鑑賞などをする場合、表示はキレイな方がいいですよね。逆に、文書等の作成しかしないということで、表示の品質よりコストを重視したい場合もあります。上記を参考に、自分の用途に合ったPCモニターを手に入れてくださいね。

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