今回の記事では、「GoPro HERO9を内蔵バッテリーレスにしてモバイルバッテリー給電で運用する際に、GoPro HERO9の電源がOFFの状態でも、モバイルバッテリーのオートパワーオフが機能しないようにするにはどうしたらいいか?」ということを模索し、上手くいったので、それについて書いてみようと思います。
目次
GoProをドライブレコーダー代わりに
GoProの発熱問題
筆者がバイクに乗るときは、ドライブレコーダー代わりとして、ネックマウントのGoPro HERO9で常に撮影をしています。ちなみに、メディアモジュラーを付けています(←これ、後でポイントになります)。
このときに気になるのが、GoPro HERO9の発熱です。ツーリングに行くと、連続2~3時間以上の撮影になることはしょっちゅうで、撮影後にGoPro HERO9に触れるとものすごく熱くなっています。
とりあえず熱暴走はしていませんが、熱い状態が続くのは良くないはず。
内蔵バッテリーレスで運用
このGoPro HERO9の発熱を少しでも抑えるために考えたのが、内蔵バッテリーレスの運用です。内蔵バッテリーを外して、代わりにモバイルバッテリーをUSBケーブルで繋いで給電しながら撮影します。
この撮影自体については、特に問題はありませんでした。
ちなみに、GoProの画面には「電池なし ×」と表示されます。
懸念点も(オートパワーオフ、設定がリセット?)
ただ、懸念点が一つありました。それは、GoPro HERO9が電源OFFの状態のときです。この状態だと、「電力消費が少ない」ということでモバイルバッテリーの「オートパワーオフ」機能によって電源が自動的にOFFになってしまい、GoPro HERO9への電源供給が完全に絶たれます。そのまま長時間が経過すると、GoPro HERO9の設定が全てリセットされてしまうのではないか、という心配があったのです。
なので、モバイルバッテリーが「オートパワーオフ」せずに、ずっと電源ONの状態になる方法はないかと模索した結果、見つけました。
オートパワーオフを回避する方法
USBケーブルを刺したらそのままに
使用しているモバイルバッテリーは、Anker PowerCore 10000 PD Redux 25Wです。これに繋いだUSBケーブルを、メディアモジュラーのUSB-Cポートに刺します。すると、GoPro HERO9のLEDが一瞬だけ光ります。この状態で放置すれば、モバイルバッテリーは「オートパワーオフ」しないで、ずっと電源ONのままになります。
今度はGoPro HERO9の電源が入らない(その解決策)
ただし、この状態からは、なぜかGoPro HERO9の電源ONはできません。電源ボタンを押しても反応しないのです。
この場合は、USBケーブルを抜き差しします。そして、GoPro HERO9のLEDが一瞬光った直後に電源ボタンを押すと、GoPro HERO9は電源ONになります。
GoPro HERO9を電源OFFにしたら、再度同じ手順を
さらに、注意点があります。ここからGoPro HERO9を電源OFFにすると、Anker PowerCore 10000 PD Redux 25Wは「オートパワーオフ」機能が働いて電源が切れてしまいます。
なので、USBケーブルを再度、抜き差しします。すると、GoPro HERO9のLEDが一瞬だけ光って、この状態で放置すればAnker PowerCore 10000 PD Redux 25Wは「オートパワーオフ」しないで、ずっと電源ONのままになります(最初と同じ手順になります)。
おわりに
このように、GoProを内蔵バッテリーレスで運用する際の懸念点は、なんとか解消することができました。この記事が、同様の懸念を抱いている人たちの少しでも参考になれば嬉しいです。
最後に、ネックマウントのGoProで撮影した動画で締めたいと思います。