iPhone 16では独立したイヤホンジャックがなく、充電/同期用のUSB-Cポートのみですよね。そのため、有線のイヤホンのユーザーは「充電しながら、有線のイヤホンで音楽も聞きたい」という場面で少し困った状況となることもしばしば…。
というわけで今回は、USB-Cケーブルと有線イヤホンの同時接続が可能となる、iPhone 16用のイヤホン変換アダプタのおすすめ製品を紹介したいと思います。
目次
iPhone 16用イヤホン変換アダプタの選び方
それでは早速、iPhone 16用イヤホン変換アダプタを選ぶポイントを見ていきましょう。
形状で選ぶ(サイズ感・ケーブルの取り回しなど)
変換アダプタの形状には、以下のようにいくつかのタイプがあります。特に、ケーブルの有無やイヤホンとの接続部のサイズ感などは使い勝手に大きく影響するので、自分が使用するシーンを思い浮かべながら検討しましょう。
ケーブル+イヤホン・電源接続部のユニット
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ケーブルの端にUSB-Cプラグがあり、もう一方の端にUSB-Cポート/3.5㎜ミニジャックのあるイヤホン・電源接続部があるタイプ。構造がシンプルで、最も一般的な形状なので、「イヤホン変換アダプタ」と聞くとこのタイプを思い浮かべる人が多いかもしれません。
ただし、この形状の製品は全体のサイズが大きくなりがちです。また、ケーブルの劣化などによる断線の心配もあります。
ケーブルなしのタイプ
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ケーブルがなく、USB-Cプラグとイヤホン・電源接続部が一体になったタイプ。左右にあるUSB-Cポート/3.5㎜ミニジャックに、充電用と音楽用のケーブルを接続して使用します。ケーブルがない分コンパクトサイズとなっています。
ただし、接続したイヤホンと充電ケーブルが反対方向に伸びるので、ケーブルの取り回しは面倒になりがちです(L型ケーブルを使用すると良いかも)。
2股ケーブルのタイプ
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ケーブルの端にUSB-Cプラグがあり、もう一方が2股になっていて、それぞれの端にUSB-Cポート/3.5㎜ミニジャックがあるタイプ。充電ケーブルとイヤホンケーブルがそれぞれ延長されるので、可動範囲が広がります。
ただし、2股ケーブルなので、耐久性に心配があるかもです。
ポートの種類で選ぶ(USB-Cポート/3.5㎜ミニジャック)
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変換アダプタには、USB-Cポート+3.5㎜ミニジャックが搭載されているものと、USB-Cポート×2基が搭載されているものがあります。なので、使用するイヤホンが3.5㎜ミニプラグなのかUSB-Cプラグなのかで、どちらの製品にするかを決めましょう。
高音質への対応で選ぶ(24bit/98kHzなど)
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変換アダプタによって充電と音楽鑑賞が同時にできるようになっても、アダプタ経由のために音質が低下してしまっては残念ですよね。音質にこだわるなら、24bit/48kHzや32bit/384khzなどの高音質に対応した製品にすると幸せになれますよ。
充電速度(PDのW数)で選ぶ
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iPhoneへの充電速度は、USB-CポートのPD(Power Delivery)の最大供給電力によって決まります。これは、40Wや60Wなど製品によって異なるので、この点を確認しましょう。
リモコン操作・通話などへの対応で選ぶ
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変換アダプタには、接続してもリモンコン操作、通話が可能なものと、そうでないものがあります。そのため、これらへの対応が必要なのかを考えて、製品を選びましょう。
また、USBポート(USB OTG〔On-The-Go〕に対応)を搭載し、マウス、キーボード、USBメモリなどを接続できる製品もあるので、この点も選ぶポイントになります。
これは、USB機器同士を接続して使うための規格です。
従来規格では、PCが“ホスト”で、USB機器が“クライアント”という関係になって、PCからUSB機器の操作を行っていました。つまり、USB機器を使用するには、PCが必須だったということです。
しかし、たとえば「スマホでマウスを使いたい」というように、USB機器同士での接続へのニーズが大きくなってきました。そこで登場したのが、USB OTG(On-The-Go)です。この規格の登場により、PCがなくても、USB機器同士を接続して使用することができるようになり、上記のような「スマホでマウスを使用する」といった状況が可能となりました。
【ケーブル+イヤホン・電源接続部のユニット】イヤホン変換アダプタ おすすめ製品
それではここから、iPhone 16用イヤホン変換アダプタのおすすめ製品を紹介していきたいと思います。
まずは、「ケーブル+イヤホン・電源接続部のユニット」のおすすめ製品を紹介し、次に「ケーブルなしタイプ」のおすすめ製品、「2股ケーブルタイプ」のおすすめ製品と続きます。
KASOTT 2in1 タイプC イヤホン変換 ケーブル
【USB-Cポート+3.5㎜ミニジャック】ゲームモード(7.1chサラウンド)・ミュージックモード(Hi-fi)を切り替え、PD 最大60W
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メーカーが独自開発したチップを搭載し、ゲームモード(7.1chサラウンド)とミュージックモード(Hi-fi)の切り替えができるという製品。この切り替えは、イヤホンにあるリモコンの「ホームボタン」を2秒押すことで行う仕様なので、いつものようなリモコン操作の延長として、簡単に実行できます。
PD 3.0による急速充電も可能で、5V/3A、9V/3A、12V/3A、20V/3Aに対応し、最大60Wでの出力が可能です。
ただし、こうした高い機能のために、価格もそれなりとなっています。
TOMPOL USB Type-C to 3.5 mm オーディオドングルケーブル
【USB-Cポート+3.5㎜ミニジャック】24bit/96kHzのロスレスHi-Fiの高音質、しなやかなナイロン編みケーブルを採用
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内蔵されたDACデコーダーチップにより、解像度を上げつつ、歪みやノイズを0.0004%以下に押さえているとのこと。24bit/96kHzのロスレスHi-Fiの高音質で、原音に忠実なサウンドを安定的に楽しむことができます。
一般的なのケーブルと比較して5倍の柔軟性をもつナイロン編みケーブルを採用し、滑らか・しなやかで、取り回しがしやすくなっています。急速充電(PD 60W)にも対応し、iPhoneを短時間で充電可能です。
Topamz 2in1 タイプC イヤホン 変換アダプタ
【USB-Cポート×2】高品質のHi-Fiチップを採用、最大32bit/48kHzのサンプリングレート
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高品質のHi-Fiチップを採用したという製品。最大32bit/48kHzのサンプリングレート、そしてノイズの除去により、明瞭で鮮明な音質でオリジナル音源を再現してくれます。
ケーブルには電気抵抗の低い銅製ワイヤ素材を採用し、効率的な充電が可能。ケーブルカバーは環境に優しいTPE素材で、柔軟性と耐久性を兼ね備えています。
なお、iPhoneユーザーには関係しませんが、この製品は3.5㎜ミニジャックのあるスマホには対応していません。Androidスマホの場合は、この点を確認しましょう。
FAZee USB C-充電付きデュアル3.5mmヘッドフォンジャック
【USB-Cポート+3.5㎜ミニジャック×2】2人同時にイヤホンでの音楽鑑賞が可能、24bit/96kHzの高音質Hi-Fiサウンド対応
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USB-Cポート+3.5㎜ミニジャック×2を搭載した製品。なので、イヤホンが2つ使えて、2人同時にイヤホンでの音楽鑑賞が可能ということになります。複数のイヤホンを持っているユーザーには、便利な仕様です。
内蔵されたDACチップは、24bit/96kHzの高音質Hi-Fiサウンドに対応しています。ただし、イヤホン用のポートが2つあるので、外形寸法がやや大きくなりますね。
UWECAN USB-C 変換アダプタ 3in1
【USB-Cポート+3.5㎜ミニジャック】USB-Aポートを搭載、USBメモリやマウスなども使用可能
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最大の特徴は、見てのとおりUSB-Aポート(USB On-The-Go〔OTG〕に対応)があること。これがあれば、USB機器(マウス、キーボード、USBメモリなど)を使用することが可能になります。
ただし、USB-Aポートがある分、外形寸法なサイズが少し大きいですね。この点を気にしないのであれば、導入してみてもよいのではないでしょうか。
BOIOT 2in1 タイプCイヤホン変換アダプタ
【USB-Cポート+3.5㎜ミニジャック】コンパクトデザイン、32bit/384kHzの高音質、PD 60Wの急速充電
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USB-Cポートがサイド部分にレイアウトされたコンパクトデザインの製品。なので、充電の際にL型コネクタのUSB-Cケーブルを用いれば、イヤホンケーブルと向きが同じになり、スマートに使うことができます。
そして、ハイレゾに対応したチップを搭載することで、 32bit/384khzのロスレスで出力が可能。高音から迫力の重低音まで、立体的のあるHi-Fiサウンドを安定して届けてくれます。また、ケーブルはナイロン編みなので、柔軟性と耐久性に優れています。
PD 60W の急速充電にも対応しているので、充電時間をかなり短縮してくれるでしょう(ケーブル、USB充電器、デバイスがPD 急速充電に対応している必要あり)。
【ケーブルなしタイプ】イヤホン変換アダプタ おすすめ製品
続きまして、「ケーブルなしタイプ」のおすすめ製品を紹介していきたいと思います。
Topamz Type C to 3.5mm イヤホン 変換アダプター 2in1
【USB-Cポート+3.5㎜ミニジャック】コンパクトなT型デザイン、洗練された印象、PD 60W の急速充電に対応
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T型デザインで、左右それぞれにUSB-Cポートと3.5㎜ミニジャックがレイアウトされたコンパクトな製品。シンプルで洗練された印象で、iPhoneとマッチしそうですよね。
PDの急速充電にも対応し、iPhoneをすぐに充電することが可能です(ケーブル、USB充電器、デバイスがPD 急速充電に対応している必要あり)。
WASRUYI タイプC イヤホンジャック 変換器
【USB-Cポート×2】T型デザインでコンパクト、ストラップホール付き、24bit/96kHzの高音質、PD 60Wの急速充電
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T型デザインで、左右に充電用とイヤホン用のUSB-Cポートが搭載された製品。ストラップホールが付いているので、落としたり無くさないようストラップを付けることができて便利です。
内蔵のDACチップは24bit/96khzまでの高解像度をサポート。音源をロスなく安定して伝送してくれるので、優れたリスニング体験をもたらしてくれます。PD 60Wにも対応し、より短時間での充電が可能です(PD 60Wに対応するUSB充電器を使用する必要あり)。
Annymall タイプcイヤホン変換 2in1
【USB-Cポート+3.5㎜ミニジャック】14×24㎜のコンパクトサイズ、24bit/96kHzデジタルチップを採用、PD 60Wの急速充電に対応
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外形寸法が14×24㎜という、なかなかのコンパクトサイズの製品。その両端にUSB-Cポートと3.5㎜ミニジャックが配置されています。ミニマルな製品を望んでいたユーザーに適していますね。
高解像度音源に対応した最新型の24bit/96kHzデジタルチップを採用し、クリアで繊細なサウンドを届けてくれます。急速充電はPD 60Wに対応しているので、日常生活やビジネスなどにおいて、より高効率な充電を享受できそうです。
【2股ケーブルタイプ】イヤホン変換アダプタ おすすめ製品
最後に、「2股ケーブルタイプ」のおすすめ製品を紹介していきたいと思います。
Topamz 2in1 タイプC イヤホン 変換アダプタ
【USB-Cポート×2】高品質DACチップで16bit/48kHzに対応、最大出力3Aの急速充電、扱いやすいナイロン編みケーブル
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高品質のDACチップを採用し、最大16bit/48kHzのサンプリングレートに対応。ノイズを除去しつつ、ロスレス音源伝送を実現して、明瞭でクリアな音質を再現してくれます。急速充電は最大出力3Aに対応し、効率の良い充電で、待ち時間を短縮してくれます。
ケーブルはナイロン編み仕様のものを採用しているので、柔らかくて扱いやすいですね。ケーブルカバー部は高耐久で柔軟性に優れたTPE素材、内部のケーブルには電気抵抗が少ない優質の銅を採用し、高効率な充電とデータ転送を実現しています。
Rocketek イヤホンジャック 変換 USB-C
【USB-Cポート+3.5㎜ミニジャック】32bit/384kHzのHi-Fiオーディオ、PD 60Wの急速充電に対応、柔軟性と耐久性を両立したナイロン編みケーブルを採用
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2つの高品質なDACチップセットを採用し、サンプリングレート32bit/384kHzに対応した製品。 Hi-Fiオーディオ伝送により、オリジナル音質を再現して臨場感あふれるサウンドを楽しむことができます。また、高性能な充電チップにより、最大PD 60Wに対応(20V/3Aに対応したUSB充電器が必要)。効率の良い充電により、待機している時間を短縮してくれます。
ケーブルは優質なナイロン編みのもので、柔軟性と耐久性の両立を実現。ケーブル内部には、純度の高いオキシジェンフリー銅線を採用し、伝送するサウンドのクオリティを低下することなく、イヤホンに届けてくれます。
おわりに
今回は、iPhone 16に対応したUSB-Cイヤホン変換アダプタのおすすめ製品を、「ケーブル+イヤホン・電源接続部のユニット」、「ケーブルなしタイプ」、「2股ケーブルタイプ」で分けて紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
iPhoneなどのモバイル機器は、バッテリーの残量が“生命線”とも言えますよね。なので、今回の記事を参考にして是非、イヤホン変換アダプタを導入し、バッテリーを気にすることなく、好きな音楽をいつまでも聞き続けてくださいね。