



iPhoneはSDカードスロットがないので、写真などのデータを移動させるには、PCやクラウドを介することになりますよね。なのですが、出先でPCがなかったり、データが大きくてクラウドだと時間がかかりすぎる、といったケースもしばしば…。
そんな問題も、Lightningコネクタに対応したSDカードリーダーがあれば解決です。というわけで今回は、iPhoneで使えるSDカードリーダーのおすすめ製品を紹介したいと思います。
iPhone用SDカードリーダーの選び方
それでは早速、iPhoneで使えるLightningコネクタに対応したSDカードリーダーの選び方を見ていきましょう。
形状で選ぶ(ケーブル有り/なし)
iPhone用SDカードリーダーの形状には、大きく「ケーブル有り」のタイプと「ケーブルなし」のタイプがあります。ケーブルの有無によって使い勝手が変わってくるので、自分がどんなシーンで使うのかをイメージして、それに適したタイプを選びましょう。
ケーブル有りのタイプ
出典:www.amazon.co.jp
LightningケーブルにSDカードリーダーが付いているタイプ。形状としては最も一般的で、「iPhone用SDカードリーダー」と言えばこのタイプをイメージする人が多いののではないでしょうか。
ただし、このタイプのものは、ケーブル+リーダー部という構造のためサイズ感が大きくなります。
ケーブルなしのタイプ
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ケーブルがなく、SDカードリーダーにLightning端子が直付けされているタイプ。ケーブルがない分、サイズがコンパクトになります。
ただし、接続した際には、iPhoneとSDカードリーダーの全体的なサイズ感がアップするので、それが使いにくいと感じる人もいます。
メディアスロットの種類で選ぶ(SD / microSD、対応可能な容量)
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SDカードリーダーによって、搭載しているスロットの種類が異なります。製品によっては、SDカードスロットのみで、microSDカードスロットがないものもあり、この場合は変換アダプタが必要に。なので、microSDカードを使用するのが前提の場合は、microSDカードスロットが搭載されているものを選びましょう(上の写真参照)。
また、対応する最大容量(32GB、64GBなど)もチェックしましょう。これは、製品スペックにある「SDHC」や「SDXC」という表記で分かります(microSDも同様)。
端子の種類で選ぶ(Lightning / USB / microUSB / USB type-C)
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iPhone用のSDカードリーダーは、もちろんLightning端子が付いています。なのですが、製品によっては他の端子(USB type-A / microUSB / USB type-Cなど)が付いているモデルも。もし、SDカードリーダーをPCやアンドロイドスマホなどでも使いたい場合は、そうした端子がある製品を選ぶと、使い回しができたり、データ移行がスムーズにできて良いでしょう。
USB Type-Cのコネクタは、従来のType-Aよりも小さくなっています。また、USB Type-Cは上下左右が対照の形状であるため、向きを気にせずに接続できます(Type-Aでは「向きが逆で差し直し」ということがよくありましたが、Type-Cでは解消されています)。
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左がType-A、右がType-C
プラスαの機能もチェック
USBポートを搭載したモデル
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SDカードリーダーによっては、USB-Aポートが搭載されているものもあります。こうした製品は基本的にUSB OTG(On-The-Go)に対応し、一般的なUSB-A端子の機器(マウスやキーボードなど)を接続して使用することができます。なので、他のUSB機器を接続したい場合は、USB-Aポートを搭載したモデルにしましょう。
なお、USB-Aポートに接続した周辺機器は、基本的にそのUSB-Aポートから電源を取ります。そして、SDカードリーダーによってUSB-Aポートから供給される電流の大きさが違っているので、この点も確認しておきたいですね。
これは、USB機器同士を接続して使うための規格です。
従来規格では、PCが“ホスト”で、USB機器が“クライアント”という関係になって、PCからUSB機器の操作を行っていました。つまり、USB機器を使用するには、PCが必須だったということです。
しかし、たとえば「スマホでマウスを使いたい」というように、USB機器同士での接続へのニーズが大きくなってきました。そこで登場したのが、USB OTG(On-The-Go)です。この規格の登場により、PCがなくても、USB機器同士を接続して使用することができるようになり、上記のような「スマホでマウスを使用する」といった状況が可能となりました。
充電用ポートを搭載したモデル
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製品の中には、充電用ポート(Lightning)が搭載されているものもあります。これにより、SDカードリーダーを使用しながら、iPhoneを充電することが可能に。なので、充電をする頻度が高いユーザーなら、こうしたモデルを選んでおくと良いでしょう。
【ケーブル有り】iPhone用SDカードリーダー おすすめ製品
それではここから、iPhone用SDカードリーダーのおすすめ製品を紹介していきたいと思います。
まずは、「ケーブル有り」のおすすめ製品を紹介し、次に「ケーブルなし」のおすすめ製品と続きます。
Podick iPhone SD カードリーダー
512GBのSDカードに対応、それ以外は基本的な性能でオーソドックスな製品、コスパ良し
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形状はケーブル有りのタイプで、端子はLightningのみ、スロットもSDのみという製品。特徴としては、512GBまでのSDカードに対応(スペック表記)していることくらい。それ以外には特に目立った機能はないオーソドックスな仕様ですし、コスパも悪くはないので、とりあえず入手してみても良いかもです。
ただし、上記のようにスロットがSDのみで、microSDスロットはないため、microSDを使用するには変換アダプタが必要になります。
basemax iPhone SDカードリーダー
1,899円(税込)
microSDカードも使用可、512GBのSDカードに対応
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形状はケーブル有りのタイプで、端子はLightningのみ、スロットはSDとmicroSDのある製品。なので、microSDもよく使うというユーザーに適しています。
SDカードの容量は、512GBまで対応しています(スペック表記)。その他の特徴はなく、基本的な機能だけを備えた製品ですね。
Mounno iPhone SDカードリーダー 3in1
2,299円(税込)
1TBのSDカードに対応、充電用ポートを搭載
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形状はケーブル有りのタイプで、端子はLightningのみ、スロットはSDとmicroSDのある製品。そして、充電用ポート(Lightning)を搭載しているので、充電しながらSDカードを読み込む、といった使い方ができます。
SDカードの容量はスペック表記で2TBまで対応しているとのことなので、確実性を求めるユーザーなら、安心感がありますね。
YATSUYA iPhone SDカードリーダー 3in1
1,799円(税込)
512GBのSDカードに対応、USB-A 3.0ポートを搭載、OTG対応でUSB機器が使用可能
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形状はケーブル有りのタイプで、端子はLightningのみ、スロットはSDとmicroSDのある製品。SDカードの容量は、512GBに対応しています(スペック表記)。
そして、OTG(USB On-The-Go)に対応したUSB-A 3.0ポートが搭載されているので、マウスやキーボードなど、いろいろなUSB機器を接続して活用することが可能となっています(接続できるUSB機器は500mAまで)。
なお、SDカードリーダーとmicroSDカードリーダーは同時使用が不可となっています。
TRAOO iPhone SDカードリーダー 4in1
1,888円(税込)
256GBのSDカードに対応、OTG対応でUSB機器が使用可能、充電用ポートを搭載
出典:www.amazon.co.jp
形状はケーブル有りのタイプで、端子はLightningのみ、スロットはSDとmicroSDのある製品。SDカードの容量は、スペック表記で256GBに対応しています。
特徴は、USB-Aポートが搭載されていて(接続できるUSB機器は500mAまで)、iPhoneでマウスやキーボードなどが使用可能となること。また、充電用ポート(Lightning)も搭載されていて、そこから充電が可能です。
なお、SD/microSDカードリーターとUSB-Aポートの同時使用は不可なので、注意しましょう。
TRAOO iPhone SDカードリーダー Type-C/microUSB
2,199 円(税込)
USB-CとmicroUSBへの変換アダプタが付属、OTG対応でUSB機器が使用可能
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形状はケーブル有りのタイプで、端子はLightningなのですが、USB-CとmicroUSBへの変換アダプタが付属しています。なので、iPhoe以外のスマホでも使用することができるということですね。スロットはSDとmicroSDがあります。
また、OTG(USB On-The-Go)に対応したUSB-A(3.0)ポートも搭載。マウスやUSBメモリなど、他のUSB機器を接続して活用することができます。
【ケーブルなし】iPhone用SDカードリーダー おすすめ製品
続きまして、iPhone用SDカードリーダーで「ケーブルなし」タイプのおすすめ製品を紹介していきたいと思います。
SUNTRSI SDカードリーダー 4in1(Yxdkqwhite)
1,954円(税込)
独特のY字?の形状をした製品、端子はLightning/USB-C/USB-A/microUSB、充電用ポートを搭載
出典:www.amazon.co.jp
形状はケーブルなしのタイプで、端子はLightning、USB-C、USB-A、microUSBを装備。microUSB端子は、USB-A端子を90°折り曲げて現れるギミックとなっています。スロットはSDとmicroSDがあります。そして、充電用ポート(Lightning)を搭載しているので、充電しながらの使用が可能となっています。
特徴的なのが、この形状ですね。独特のY字?の形をしていて、面白みがあます。ただし、果たして使いやすいのか? 特にLightningとUSB-C端子がどちらなのか、スロットがSDとmicroSDのどちらなのか、直感では分かりにくい気がします(いちいち確認しながら使うことになるかも…)。
紹介しているのはホワイトで、他のカラーバリエーションとしてブラックもあります。
SDカードリーダー phone/pad用 4in1 メモリカードリーダー IOS/Type-c/USB/Micro USB マルチカードリーダー SD/TF読取 カメラリーダー OTG機能 高速データ転送 USBカードリーダー 多機能 (ブラック)
1,954円(税込)
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SUNTRSI SDカードリーダー 4in1(Dkqsjwhite)
1,977円(税込)
端子はLightning/USB-C/USB-A/microUSB、充電用ポートを搭載
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前出の「SUNTRSI SDカードリーダー 4in1(Yxdkqwhite)」とほぼ同スペックで、形状が異なるモデル。形状はケーブルなしのタイプで、端子がLightning、USB-C、USB-A、microUSBの4種類があります(microUSB端子は、USB-A端子を90°折り曲げて現れるギミック)。スロットの種類はSDとmicroSDです。そして、充電しながら使用できる、充電用ポート(Lightning)を搭載しています。
こちらの形状は、ポートが1つの側面にまとめられているので、「どっち側かな?」と確認する必要はないでしょう。ただ、端子の向きの関係で、少しサイズ感が大きくなりますね。
紹介しているのはホワイトで、他のカラーバリエーションとしてブラックもあります。
SDカードリーダー 4in1 メモリカードリーダー OTG対応 iOS/Type-C /USB/Android全対応 SD/TF読取 USB3.0マルチカードリーダー 高速データ転送 充電ポート カメラカードリーダー カメラリーダー データ移行 写真/動画/音楽 phone/padに対応
1,977円(税込)
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JOYYOU SDカードリーダー 4in1
1,790円(税込)
端子はLightning/USB-C/USB-A/microUSB、端子カバーの形状・デザインが特徴的
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形状はケーブルなしのタイプで、端子はLightning/USB-C/USB-A/microUSB、スロットはSDとmicroSDという製品。microUSB端子は、USB-A端子からスライドして現れるギミックとなっています。
そして、端子カバーの形状・デザインが独特ですね。カバーをしたときに、全体として滑らかなシルエットになるようになっています。ただし、好みが分かれるかもしれませんが…。
Lakko SDカードリーダー 4in1
1,550円(税込)
端子はLightning/USB-C/USB-A/microUSB、無難でオーソドックスなデザイン
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形状はケーブルなしのタイプで、スロットはSDとmicroSD、端子がLightning、USB-C、USB-A、microUSBという製品。USB-Aを正面に90°折り曲げることでmicroUSB端子が、反対側に90°折り曲げることでLightning端子が現れるギミックとなっています。
デザインがオーソドックスで、いかにもSDカードリーダーという感じですね。特に見た目にこだわらず、無難でいきたい場合に適した製品と言えるでしょう。
おわりに
今回は、iPhoneで使えるLightningコネクタに対応したSDカードリーダーのおすすめ製品を、「ケーブル有りタイプ」と「ケーブルなしタイプ」で分けて紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
iPhoneでSDカードが読み込めるようになると、デジカメなどのデータを移行してSNSにアップしたり、iPhoneの大きな画面で見れたりするようになります。なので、今回の記事を参考にして是非、iPhone用のSDカードリーダーを導入し、データを多くの仲間たちとシェアしてくださいね。