



スマホとワイヤレスで接続できて、ケーブルの煩わしさがないBluetoothイヤホン。音質の低下や遅延を心配する声もあるかと思いますが、自分のスマホが対応するコーデックの製品を選べば、高音質かつ低遅延で音楽を楽しむことができますよ。
というわけで今回は、Bluetoothイヤホンのコーデックやノイズキャンセリング機能など購入する際にチェックすべき点を解説したうえで、現在市販されている中からピックアップしたおすすめ製品を紹介していきたいと思います。参考にしてくださいね。
目次
Bluetoothイヤホンの選び方
出典:www.amazon.co.jp
それでは早速、Bluetoothイヤホンを選ぶ際のポイントを説明していきたいと思います。
コーデックの種類を確認し、自分のスマホに合った製品を選ぶ
出典:www.logitec.co.jp
スマホやオーディオプレイヤーからBluetoothイヤホンに音楽データを送信する場合、そのままではデータ量が多すぎるため、データを圧縮する必要があります。このデータ圧縮の方式が「コーデック」です。これには下表のようにいくつか種類があり、対応するスマホもそれぞれ違っています。
種類 | 特徴 | 情報量 |
---|---|---|
SBC (SubBand Codec) |
Bluetoothイヤホンが基本として対応する標準コーデック。故に、対応する機器が多い。ただし、以下のようなデメリットがある。
・送信時にタイムラグが発生し、音の遅延がある。
・高音域がカットされ、音質が低下する。
・無音時にノイズが発生する。
|
16bit/48kHz 328kbps |
AAC (Advanced Audio Coding) |
主にiPhoneシリーズで採用されている。 SBCより低遅延で高音質。 |
16bit/48kHz n/a |
aptX | Androidスマホの一部で採用されている。 SBCより低遅延で高音質。 |
16bit/48kHz 384kbps |
aptX HD | Androidスマホの一部で採用されている。 aptXと同じく低遅延で、より高音質(ハイレゾ対応)。 aptXの製品と互換性あり。 |
24bit/48kHz 576kbps |
LDAC | SONYの独自規格で、最新のXperiaシリーズで採用されている。 AACやaptXよりも、さらに高音質(ハイレゾ対応)。 |
24bit/96kHz 990kbps |
そしてBluetoothイヤホンが高音質なコーデックに対応していても、スマホと合っていなければ「SBC」で接続されてしまい、せっかくの性能が活かせません。なので、iPhoneなら「AAC」、Androidスマホなら「aptX」や「aptX HD」、最新のXperiaシリーズなら「LDAC」というように、自分のスマホと同じコーデックの製品を選びましょう。
音質の特徴を把握して製品を選ぶ
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Bluetoothイヤホンから聞こえてくる音質は、製品によってもちろん異なります。この違いを把握するには、店頭で実際に試聴してみるのが一番ですが、Amazonなどのレビューも参考にすると良いのでしょう。音質をチェックする際のポイントとしては、次のようなことがあげられます。
なお、音質の良し悪しに絶対というものはなく、最終的には個人の好みによるので、気に入ったものを選ぶのが最善だと思います。

出典:www.amazon.co.jp
イヤホンのスペックに記載されている「ドライバーユニット」とは、送られてきた電気信号をコイルと永久磁石によって振動に変換し、それで振動板を振動させて人の耳に音として聞こえるようにする構成部品(ユニット)です。イヤホンに一般的に用いられているのは「ダイナミック型」と「BA(バランスド・アーマチュア)型」の2種類です。
ダイナミック型は、サイズが大きい方が、低域の迫力が増す傾向にあると言われます。
BA型は、元々は補聴器などで使用されていたもので、サイズが小さく、繊細でクリアな中~高域の音の表現を得意としています。ただし、低域はやや弱め。そのため、ダイナミック型と組み合わせて、低域を補っている製品もあります。
イヤホンの形状は遮音性の高い「カナル型」がおすすめ
イヤホンの形状には、大きく「カナル型」と「インナーイヤー型(オープンタイプ)」の2つがあります。
カナル型:遮音性の高いので、音漏れしにくい
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耳栓のようなイヤーピースを、耳に深く挿入して使用するタイプのイヤホン。特徴は、低音が強い、音の細部の表現に優れている、遮音性が高い(周囲の騒音をより遮断し、音漏れが少ない)、ということがあげられます。ただし、挿入による閉塞感を不快と捉える人もいます。
インナーイヤー型(オープンタイプ):音漏れしやすい
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イヤホンを耳介に挟んで乗せて使用するタイプのイヤホン。「オープンタイプ」ともいいます。特徴は、アコースティック楽器の演奏などでの空気感の表現に優れる、やや低音に弱い、カナル型のような閉塞感がない、音漏れが多い、ということがあげられます。
どちらを選ぶかは好みにもよりますが、やはり遮音性を考慮して「カナル型」をおすすめしたいですね。なお、現在はカナル型の製品が圧倒的に多くなっています。
周りの騒音を打ち消す「ノイズキャンセリング機能」の確認
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ノイズキャンセリング機能とは、周囲の騒音をマイクで拾い、それと逆位相の音を発生させることで騒音を打ち消す機能のこと。音楽再生時に効果があるものを「アクティブノイズキャンセリング(ANC)」といいます。電車やバスの中など騒音のある場所で音楽を楽しみたい場合は、この機能を搭載した製品が適していますね。
製品のスペックに「CVC6.0 / 8.0ノイズキャンセリング」(CVC:Clear Voice Capture)という記載があるものがありますが、これは通話用のノイズキャンセリング機能です。音楽用ではないので、音楽は聞きやすくなりません。この点は要注意ですね。
防塵・防水仕様の製品なら、安心して気軽に使える
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製品のスペックにある「IP64」といった表記で示しているのが、防塵・防水の等級。「IP」に続く次の数字が防塵の等級で、その次の数字が防水の等級です。「IP64」では、防塵等級が6級、防水等級が4級、ということになります。
防塵テストは未実施で、防水等級の4級だけの場合は「IPX4」というように、「X」を入れて表記します。
そして、多くの製品が「IPX4」(いわゆる「生活防水」)となっているので、これが製品を選ぶ際のひとつの基準になるかと思います。
防水・防塵の等級がより高い製品は、埃の多い場所や、急に雨が降ってきた場合などでも安心なので、神経質にならずに気軽に使うことができますね。
各等級の種類と概要は、IEC(国際電気標準会議)とJIS(日本工業規格)によって、次のように定められています。
防塵等級 保護等級 種類 概要 6 耐塵形 粉塵が内部に侵入しない。 5 防塵形 粉塵が内部に侵入することを防止する。少量の粉塵が侵入しても、動作に支障をきたさない。 4 1.0㎜より大きい固形物に対する保護 直径または厚さが1.0㎜を超える固形物が内部に侵入しない。 3 2.5㎜より大きい固形物に対する保護 直径または厚さが2.5㎜を超える固形物が内部に侵入しない。 2 12.5㎜より大きい固形物に対する保護 直径12.5㎜を超える固形物や人体の指先、または80㎜以下の体の一部などが内部に侵入しない。 1 50㎜より大きい固形物に対する保護 50㎜を超える固形物や人体の手足などが内部に侵入しない。 0 無保護 特に保護はされていない状態。
防水等級 保護等級 種類 概要 8 水没に対する保護 連続的に水中に置いても有害な影響がない。水没の条件については製造者が規定する。原則的に密閉構造であること。 7 水中への浸漬に対する保護 一定の水圧で一定時間(30分間)水中に浸かっても有害な影響がない。 6 波浪に対する保護 波浪、またはすべての方向から強いいきおいの水流を受けても有害な影響がない。 5 噴流水に対する保護 すべての方向からいきおいのある水流を直接当てても有害な影響がない。 4 飛沫に対する保護 すべての方向からの水の飛沫を受けても有害な影響がない。 3 噴霧水に対する保護 鉛直から60°以内の範囲で水滴が噴霧状に落下しても有害な影響がない。 2 15°傾斜したときに落下する水に対する保護 対象物が正常な取り付け位置から15°以内の向きで傾いているとき、鉛直に落下する水滴を受けても有害な影響がない。 1 滴下する水に対する保護 鉛直(重力の働く方向)に落下する水滴を受けても、有害な影響がない。 0 無保護 特に保護はされていない状態。
シーンに応じたバッテリー持続時間(連続再生時間)の製品に
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Bluetoothイヤホンは、内蔵されたバッテリーから電源を取ることで使用できるようになります。バッテリーの持続時間は製品によって異なり、おおまかには充電時間が2時間で、5~8時間くらいは連続再生できます。
ですので充電のタイミングと、たとえば通勤電車の中で使用するのか、ランニングのときに使用するのか、そしてその時間はどれ位なのか、といったシーンと時間を想定して製品を選ぶと良いでしょう。
【AAC】Bluetoothイヤホン おすすめランキング
それではここから、Bluetoothイヤホンのおすすめ製品を、コーデック別にランキング形式で発表していきたいと思います。まずは、コーデックが「AAC」対応の製品を紹介し、その後に「AAC」「aptX」対応の製品、「LDAC」「aptX HD」対応の製品と続きます。
iPhoneは「AAC」対応なので、組み合わせて使用すると、低遅延で高音質の音が聴けるようになりますよ。
前述のように、「SBC」はBluetoothイヤホンが基本として対応する標準コーデック。ですので、以下に紹介する製品のすべてが「SBC」に対応しています。
第1位:Joyhouse Air-tws T8
4,380円(税込)
【AAC】IPX7の完全防水、3500mAhの大容量充電ケースはスマホの予備バッテリーにも
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イヤホンの開放部分に撥水性のあるメッシュ素材を採用することで水の侵入を防ぎ、IPX7(一定の水圧で一定時間〔30分間〕水中に浸かっても有害な影響がない)を実現した、ケーブルなしの完全ワイヤレスイヤホン。上の写真のようにお風呂でも使えるので、雨や汗なんかは全く気にせず使用することができますね。
充電ケースに内蔵されたバッテリーは3500mAhという大容量なので、片方のイヤホンに42回もの充電が可能です。これはスマホの予備バッテリーとしても使えるので、別にバッテリーを持ち歩かずに済んで良いですね。
第2位:Apple AirPods with Charging Case
【AAC】Apple純正、ケーブルなしの完全ワイヤレス、多機能・高機能
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Apple純正、ケーブルなしの完全ワイヤレスイヤホン。純正だけあって、光学センサーとモーション加速度センサーによって着脱を感知して音楽を再生するなど、かなりの多機能・高機能を有しています。付属のケースによるイヤホンの充電は、通常の充電だけでなく、15分の充電で3時間も使えるようになる「Fast Fuel機能」に対応しているので、急いでいるときには便利ですね。
ただし、インナーイヤー型(オープンタイプ)なので遮音性が低く、音漏れが心配。また、防塵・防水仕様ではありませんし、価格もそれなりにします。それでも、Appleユーザーには気になる製品ではないでしょうか。
第3位:iHarbort Bluetooth イヤホン
2,980円(税込)
【AAC】IPX5対応、片方3gの超軽量、首掛け型イヤホン
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防水等級はやや高いIPX5。概要は「すべての方向からいきおいのある水流を直接当てても有害な影響がない」です。小雨や汗などの心配が少なくなって、余計な気遣いをせずに音楽を楽しめますね。
重量は片方わずか3gで、両方でも6gしかありません。ケーブルやリモコン部を含めるともう少し重量は増えますが、首に掛けて使用するタイプなので、重さはほぼ気にならないでしょう。ただし、リモコン部はやや大きめでケーブルも太めなため、それが少し気になるかもです。
紹介しているのはブラックで、他のカラーバリエーションとしてホワイトもあります。
第4位:SoundPEATS TrueFree
2,990円(税込)
【AAC】片耳モードを搭載、蓋なしデザインの充電ケースは5回のフル充電が可能、
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イヤホンの両方から音の出る通常モードに加え、左右それぞれで音を出す片耳モードを搭載した製品。音楽再生時には通常モード、語学学習やポッドキャストなどを聞くときには片耳モードにするというように、シーンに応じた使い方をすることができます。
充電ケースは蓋をなくすことで、片手で簡単にイヤホンを取り出すことが可能に。それでも、内部のマグネットが強力なので、カバンの中やポケットなどに入れた際にも、イヤホンが簡単に落ちてしまうということはありませんよ。
また、充電ケースはイヤホンに5回のフル充電が可能。1回のフル充電で4時間再生可能なのですから、合計で20時間の再生が可能になります(使用環境により変わる場合あり)。
第5位:Beats by Dr.Dre BeatsX MLYE2PA/A
9,611円(税込)
【AAC】Apple W1チップ搭載、RemoteTalkによってSiriの起動が可能、4サイズのイヤーチップ
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Apple Inc傘下のBeatsXのBluetoothイヤホン。前出のAirPodsと同様に、Apple W1チップを搭載し、Lightningケーブルによる充電、RemoteTalkによって通話・音楽の操作やSiriの起動もできるなど、Apple製品との親和性が高くなっています。
イヤーチップは4つのサイズから選べるので、選択の幅は広め。また、5分の充電で約2時間再生できる「Fast Fuel機能」も搭載しています。
ただ、防塵・防水仕様ではないので、ランニングやフィットネスをしながらの使用では、汗や小雨などが少し心配かもしれません。
紹介しているのはブラックで、他のカラーバリエーションとしてサテンシルバー、スカイブルーもあります。
第6位:Bose SoundSport Free wireless headphones
【AAC】Bose製、ケーブルなしの完全ワイヤレス、紛失した際に捜索できる「Bose Connectアプリ」対応
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高品質のオーディオメーカー、Boseによる完全ワイヤレスのBluetoothイヤホン。オーディオファンならずとも、試してみたい製品ではないでしょうか。
サウンドはもちろん、その他の機能も充実。15分の急速充電で45分再生が可能、デュアルマイクによるクリアな通話、紛失したイヤホンを捜索できる「Bose Connectアプリ」など、ユーザーのニーズに的確に対応してくれます。
ただ、重量が両方で18g(片方9g)というのは、他の製品と比較すると多少重さがあります。そして、高性能な製品なため、価格もそれなりにしますね。
紹介しているのはトリプルブラックで、他のカラーバリエーションとしてウルトラバイオレット、ブライトオレンジ×ミッドナイトブルー、ミッドナイトブルー×イエローシトロンもあります。
第7位:SONY WF-SP900
22,023円(税込)
【AAC】4GB内蔵メモリーに音楽を保存可能、海中でも使用できるIP68、BAドライバーを採用
出典:www.amazon.co.jp
イヤホン本体に4GBのメモリーを内蔵し、そこに音楽データを約920曲分(MP3・128kbpsの場合)保存して、イヤホン単体で再生することができる製品。このBluetoothオフ状態の「プレーヤーモード」では、最大6時間の再生が可能です。
また、防塵・防水等級はかなり高いIP68(粉塵が内部に侵入しない。連続的に水中に置いても有害な影響がない)に対応。そして、リーシュコード(左右のイヤホンをつなげるコード)も付属しているので、海で泳ぎながら音楽を楽しみことができる、ということになります。
音楽用のアクティブノイズキャンセリング(ANC)も搭載。これはオフにして、外音取り込みモードにもできるので、周囲の状況を把握したい場合にも、困ることはないでしょう。
さらに、ハイクオリティの音と本体のダウンサイジングの両方を実現させる新開発のBA(バランスド・アーマチュア)ドライバーの採用、装着位置の調節が可能なイヤーピース、3つのサイズのアークサポーターが付属するなど、素晴らしく高機能・高性能な製品となっています。
ただ、こうした高い機能と性能のため、価格も高くなっていますね。
紹介しているのはブラックで、他のカラーバリエーションとしてホワイト、イエローもあります。
【aptX】【AAC】Bluetoothイヤホン おすすめランキング
続きまして、コーデックが「aptX」「AAC」の両方に対応する製品、または「aptX」のみに対応する製品のおすすめを、ランキング形式で発表していきたいと思います。
「AAC」対応のiPhoneだけでなく、「aptX」に対応したAndroidスマホと組み合わせて、低遅延で高音質の音楽を楽しみましょう。
第1位:Joyhouse Bluetooth イヤホン
2,980円(税込)
【aptX / AAC】IPX6対応、9.5時間再生可能とロングライフ、マルチポイント対応
出典:www.amazon.co.jp
防水等級は高めのIPX6(波浪、またはすべての方向からいきおいのある水流を直接当てても有害な影響がない)なので、写真のようにイヤホンをしたまま水をかぶっても平気。余計な気遣いをせずに音楽を楽しめますね。
バッテリー容量は110mAhもあり、連続で最大9.5時間の使用が可能。これくらい長ければ、バスや飛行機などで長時間移動するときでも、バッテリー切れの心配はそんなに必要ありませんね。
また、マルチポイント対応により、2台のスマホで同時待ち受けができるので。プライベートとビジネスなどでスマホを使い分けている人には便利ですね。
第2位:JPRiDE JPR 708
3,880円(税込)
【aptX / AAC】IPX7の完全防水、独立音量コントロールを搭載、マルチポイント対応
出典:www.amazon.co.jp
防塵・防水等級はIPX7(一定の水圧で一定時間〔30分間〕水中に浸かっても有害な影響がない)。上の写真のように水没にも耐えられる、防水性能のかなり高い製品です。
そして、スマホとは独立して、イヤホン側のみで音量調整ができる機能を搭載。これにより、「音量レベルを最小にしても、聞こえる音が大きすぎる!!」という問題を回避することができます。
また、2台のスマホで同時待ち受けができるマルチポイント対応なので、1台のスマホで音楽を楽しみつつも、もう1台のスマホの着信を逃すことなく受けられるのが便利ですね。
紹介しているのはロングケーブルのバージョンで、他にショートケーブルのバージョンもあります。
第3位:SoundPEATS Q35 PRO
3,230円(税込)
【aptX / AAC】IPX6対応、低音に力強さのある10㎜ドライバー搭載
出典:www.amazon.co.jp
防塵・防水等級はIPX6(波浪、またはすべての方向からいきおいのある水流を直接当てても有害な影響がない)と高めなので、雨や汗などを気にしないで使用できます。
ドライバーユニットには、専用設計された10㎜のダイナミック型を採用。低音の効いた力強いサウンドを楽しむことができます。また、ベリリウムコーティング振動板を採用することで、明瞭感・透明感のある中域~高域を再生してくれます。
イヤーピースはXS/S/M/L/XLという5つのサイズ展開なので、小さなサイズのものを使用すれば女性や子どもでも適度にフィットしますね。また、XLまであるので、大柄な人にも対応します。
紹介しているのはブラックで、他のカラーバリエーションとしてホワイトもあります。
なお、この記事の後半で、ハイレゾのaptX HDに対応したモデル、SoundPEATS Q35 HDも紹介しています。
ベリリウム合金は剛性が高く、音の伝播速度が速いことが特徴。そのため、振動板に採用することで全体が一体として振動し、高い周波数の再現性に優れます。
第4位:SoundPEATS Q30 Plus
3,580円(税込)
【aptX】IPX6対応、ドライバーユニットは10㎜のものを採用
出典:www.amazon.co.jp
防塵・防水等級はIPX6(波浪、またはすべての方向からいきおいのある水流を直接当てても有害な影響がない)と高め。なので、日常での使用においては、水による影響はほぼ気にしないで使用できます。
そして、ドライバーユニットは比較的大きい10㎜のものを搭載。そのため、低域の響きには期待できるでしょう。
付属するイヤーピースのサイズは5つ(XS/S/M/L/XL)なので、小柄な女性や子供から体格のよい人まで、自分にあった適切なサイズを選ぶことが可能です。
紹介しているのはブラックで、他のカラーバリエーションとしてホワイト、ピンク、ブルー、レッドもあります。
なお、この記事の後半で、ハイレゾのaptX HDに対応したモデル、SoundPEATS Q30 HDも紹介しています。
第5位:Semiro M2
2,000円(税込)
【aptX】シンプル機能で、価格とのバランスが良い製品
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防水等級はやや高いIPX5(すべての方向からいきおいのある水流を直接当てても有害な影響がない)。なので、ワークアウトで汗をかいた際でも、さほど心配することなく使用できますね。
その他には目立った機能・性能などはありませんが、その分価格が抑えられているので、コスパとしてはバランスの良い製品と言えるかと思います。
紹介しているのはレッドで、他のカラーバリエーションとしてブラックもあります。
第6位:Sennheiser MOMENTUM True Wireless
【aptX / AAC】ゼンハイザーらしいシックで至高の完全ワイヤレス、「apt-X LL」にも対応
出典:www.amazon.co.jp
イヤホンはもちろん、付属するケースまでもがゼンハイザーらしいシックなデザインの、完全ワイヤレスイヤホン。これは至高の一品と言える製品でしょう。
そして、コーデックが「apt-X LL」にも対応しているのが大きなポイント。「LL」は「Low Latency」の略で、aptXよりさらに遅延を少なくしたものです。これは、映像を見る際の音声との同期により重点を置いた製品ということですね。
また、専用に開発されたアプリで設定などを簡単に変更できます。また、イヤーピースは、XS/S/M/Lの4サイズが付属するので、ユーザーがより自分の耳にフィトするものを選ぶことができます。
ただし、音質に定評のあるゼンハイザーということもあってか、価格はお高めとなっています。
+α【SBC】Bluetoothイヤホン おすすめ
参考として、Bluetoothイヤホンの標準コーデックである「SBC」のみ対応の製品ですが、おすすめを紹介します。
JBL TUNE205BT
2,323円(税込)
【SBC】12.5㎜径ドライバー採用、JBLサウンドを手軽に楽しめるインナーイヤー型の低価格モデル
出典:www.amazon.co.jp
JBLサウンドを手軽に楽しめる、エントリーモデルのBluetoothイヤホンです。ドライバーは12.5㎜径という大型のタイプを採用し、パワフルで深みのある低音を実現。ケーブルは、絡まりにくいフラットタイプが採用されていて、さらに断線の心配が少ない高耐久性のものとなっています。
ただし、インナーイヤー型(オープンタイプ)なので、遮音性という部分では劣ります。使用する際には、音漏れがしても大丈夫な環境なのか、音量は適切かなどの配慮が必要ですね。また、防塵・防水仕様ではないので、屋外で使用する際には天候も気を配りたいところです。
紹介しているのはブラックで、他のカラーバリエーションとしてシルバー、シャンパンゴールド、ローズゴールド、ブルー、グリーンもあります。
JBL JBLT110BTBLKJN
2,362円(税込)
【SBC】JBLサウンドをワイヤレスで手軽に楽しめる低価格モデル
出典:www.amazon.co.jp
JBLによるBluetoothイヤホンのエントリーモデルで、JBLのワイヤレスサウンドを手軽に楽しめる、嬉しい価格設定です。前出の「JBL TUNE205BT」はインナーイヤー型(オープンタイプ)でしたが、こちらはカナル型になります。
搭載されているダイナミックドライバーは8.6㎜径。これで、力強くて深みのある低域を表現してくれるでしょう。デザイン的にも、イヤーチップの内側がオレンジになっているのが、JBLらしいですね。ちなみに、付属のUSBケーブルもオレンジに統一されていて、こだわりが感じられます。
ただし、防塵・防水仕様ではないので、屋外でランニングなどをしながら使用する場合は、雨や汗などに少し心配があるかもです。
紹介しているのはブラックで、他のカラーバリエーションとしてホワイト、グリーン、グレー、ピンク、ブルーもあります。
【LDAC】【aptX HD】ハイレゾ対応 Bluetoothイヤホン おすすめランキング
最後に「LDAC」「aptX HD」対応のおすすめ製品を、ランキング形式で発表していきたいと思います。
「LDAC」対応の最新Xperiaシリーズで使用して、高音質なハイレゾの音楽を楽しみましょう。同時に「AAC」と「aptX」に対応した製品もあるので、iPhoneとAndroid(aptX対応)ユーザーも必見です。さらに、やはりハイレゾの「aptX HD」にも対応した製品もあるので、対応機器を入手予定の人はチェックしてみてください。
第1位:SoundPEATS Q35 HD
4,099円(税込)
【aptX HD /aptX / AAC】IPX8対応、低音に力強さのある10㎜ドライバー搭載
出典:www.amazon.co.jp
前出の「SoundPEATS Q35 PRO」のaptX HD対応モデル。防塵・防水等級はIPX8(連続的に水中に置いても有害な影響がない。水没の条件については製造者が規定する。原則的に密閉構造であること)と、防水性能がかなり高くなっています。これなら、激しいトレーニングで大量の汗をかいたとしても、ほぼ気にしないで使用できますね。
ドライバーユニットは大口径10㎜のダイナミック型で、低域から高域まで迫力のあるサウンドを楽しむことができます。
付属するイヤーピースのサイズは、XS/S/M/L/XLの5つ。子どもから大人まで、適度にフィットするものを選べます。
紹介しているのはブラックで、他のカラーバリエーションとしてホワイトもあります。
SoundPEATS(サウンドピーツ) Q35HD ワイヤレス イヤホン 高音質・低遅延 IPX8防水 コンタクタ式充電 AACコーデック対応 APTX-HDコーデック対応 Bluetooth5.0 スポーツイヤホン 最大14時間再生 超軽量 マグネット内蔵 ブルートゥース イヤホン CVC ノイズキャンセリング搭載 Bluetooth イヤホン iPhone Android対応 【メーカー1年保証】 ホワイト
4,099円(税込)
出典:www.amazon.co.jp
第2位:SoundPEATS Q30 HD
3,690円(税込)
【aptX】IPX7対応の高い防水性能
出典:www.amazon.co.jp
前出の「SoundPEATS Q30 Plus」のaptX HD対応モデル。防塵・防水等級はIPX7(一定の水圧で一定時間〔30分間〕水中に浸かっても有害な影響がない)と、水没にも耐えられる性能なので、たとえ水の中に落としてしまったとしても問題ありません。
ドライバーユニットは、力強い駆動を実現する高剛性振動板を採用した、比較的大きい10㎜のものを搭載。クリアな高音と厚みのある低音の両立を実現しています。
付属するイヤーピースには5つのサイズ(XS/S/M/L/XL)があるので、自分に適した大きさのものを選ぶことが可能です。
第3位:SONY WI-1000X
22,000円(税込)
【LDAC / aptX HD / aptX / AAC】ハイレゾ対応、アクティブノイズキャンセリング・高音域補正等が可能な「DSEE HX」を搭載した高級モデル
出典:www.amazon.co.jp
SONY独自の規格、LDACでハイレゾに対応。また、やはりハイレゾであるaptX HDにも対応し、さらにAACとaptXにも対応しています。
そして、音楽用のアクティブノイズキャンセリング(ANC)を搭載しているのが特徴。専用アプリ「Headphones Connect」によって、ANCや外音取り込みのレベルの調整も可能です。また、ユーザーの行動を分析して、止まっているときは「ON」、歩行やランニング中は「外音取り込み:ノーマルモード」、乗り物に乗車中は「外音取り込み:ボイスモード」を切り替えてくれます。
さらに、CD音源や圧縮音源の高音域を補完し、サンプリング周波数とビットレートを高める「DSEE HX」を搭載。これにより、ハイレゾ非対応のスマホでも、ハイレゾ相当のサウンドを楽しむことができます。イコライジングなどエフェクトの設定は、専用アプリ「Headphones Connect」で可能となっています。
ネック部分にはバイブレーション機能があり、ペアリングしたスマホに着信があると、振動して知らせてくれます。NFCも搭載していて、NFC対応のAndroidスマホならワンタッチペアリングが可能です
ただし、防塵・防水仕様ではないので、主に室内や車内での使用を想定した製品と言えます。また充実した機能と形状のため、71gとかなり重め。そして、価格はかなり高いですね。それでも、ハイレゾの音質をとことん満喫したいユーザーであれば、これくらいの高級機を選んでも良いのではないでしょうか。
紹介しているのはブラックで、他のカラーバリエーションとしてシャンパンゴールドもあります。
第4位:SONY h.ear in 2 Wireless WI-H700
13,999円(税込)
【LDAC / aptX HD / aptX / AAC】ハイレゾ対応、高音域補正等が可能な「DSEE HX」を搭載
出典:www.amazon.co.jp
SONYの独自規格のLDACと、aptX HDでハイレゾに対応。加えて、AACとaptXにも対応しています。そして、CD音源や圧縮音源の高音域を補完し、サンプリング周波数とビットレートを高めて、ハイレゾ相当の音とする「DSEE HX」を搭載しています。
搭載されている9㎜ドライバーは、振動板形状の最適化による広帯域再生、外磁型磁気回路を採用し駆動力の向上による高感度を実現。ネック部分のバイブレーション機能で着信を知らせてくれ、NFCでのワンタッチペアリングも可能です。
ただし、防塵・防水仕様ではありません。また重量は、製品の形状もあって、他の製品と比べて重い40gになります。
価格的には、ハイレゾ対応の割には抑えられているので、音質だけでなくコスパを重視するユーザー向けの製品と言えるでしょう。
紹介しているのはグレイッシュブラックで、他のカラーバリエーションとしてトワイライトレッド、ペールゴールド、ホライズングリーン、ムーンリットブルーもあります。
第5位:ELECOM HPC1000
5,980円(税込)
【LDAC / aptX HD / aptX / AAC】ハイレゾ対応で比較的小型・軽量な製品、音質にこだわった高剛性真鍮製ハウジングなどのパーツを採用
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LDACとaptX HDでハイレゾに対応し、さらにAACとaptXにも対応したエレコムのワイワレスイヤホン。ハイレゾ再生のためにコーデックへの対応をしただけではなく、音孔内径の大きい9.8mmドライバー、「Magnetic Turbo Axialy Port」(ドライバー、ボールピース、マグネットを同軸上に配置する音孔構造)、不要な振動を防止する高剛性振動板や高剛性真鍮製ハウジングを採用。エレコムの音質に対する、かなりのこだわりが感じられますね。
そして、LDACとaptX HDに対応した高音質ワイヤレスイヤホンとしては、比較的小型で21gと軽量なのもポイントです。
ただし、防塵・防水仕様ではないので、主に室内や車内で使用することになるかと思います。
第6位:1MORE E1001BT
17,295円(税込)
【LDAC】ハイレゾ対応、トリプルドライバーを採用、10分の短時間充電 に対応
出典:www.amazon.co.jp
LDACでハイレゾに対応した製品。そして大きな特徴は、チタン製ダイナミックドライバーに、歪みの少ない2つ BA(バランスド・アーマチュア)を組み合わせた「トリプルドライバー」を採用していること。これにより、迫力ある低域と繊細で豊かな中~高域を両立した、臨場感あるリスニング体験を提供してくれます。
また、短時間充電にも対応し、およそ10分の充電で最大3時間の使用が可能となっています。
ただし、防塵・防水仕様ではないので、主に室内や車内での使用がメインになるかと思います。
第7位:radius HP-BTL01K
重低音に強く高解像度の8.6㎜ドライバー、「低音ブースト」機能を搭載
出典:www.amazon.co.jp
搭載されている高感度8.6㎜ドライバーは、迫力ある重低音と高解像度のサウンドを生み出します。さらに、内蔵アンプによる「低音ブースト」機能を搭載しているので、好みに合わせて低音を増強することが可能。低音を重視するユーザーには適した仕様ですね。
イヤーピースのサイズはXS/S/M/Lが付属。小さなXSもあるので、小柄な女性や子どもでもちょうど良くフィットして、快適に使えますね。
ただし、防塵・防水仕様ではないので、主に室内や車内で使用することになりますね。またネック部分の大きさがあるので、40gという重さ。ネック部分の形状については、ユーザーによって使用感に差があるかと思います。
おわりに
今回は、Bluetoothイヤホンのおすすめをコーデック別で紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
従来のイヤホンは、カバンやポケットからケーブルが伸びていましたが、これが何かの度に引っかかったり絡まったりして、煩わしさを感じることがありましたね。こうした呪縛は、Bluetoothイヤホンなら関係ありません。上記のランキングを参考にして是非、Bluetoothイヤホンを入手し、あらゆるものから解き放たれながら、大好きな音楽を満喫してくださいね。